東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪には葛根湯!?(その3)

2011.03.07

こんばんは、森岡です(^_^)

これまでのお話・・・

風邪には葛根湯!?(その1)

風邪には葛根湯!?(その2)

続き行きます!!


1.寒気が強く、汗が全く出ない風邪

このパターンの風邪は、


麻黄湯(まおうとう)


という漢方が当てはまります。

この風邪の特徴は、

ぶるぶる震えるような強い悪寒

と、

汗が全く出ない

ことです。

もし、夏場暑いときにこの風邪を引いた場合、まわりは汗をかいていても、本人は、汗をかかずに寒がります。

夏場よくありがちなのは、クーラーがガンガンにかかっていてめちゃくちゃ冷えた後なんかにこの風邪を発症しやすかったりします。

その他にも、発熱したり、身体が痛くなったり、咳がでたりなど一般的な風症状も出ます。

しかし、一般的風症状は他のものでも出ますので、特徴である

”強い悪寒””無汗”

を鑑別の所見とします。

その他、もう一つ特徴的なのは

脈が浅いところで打ち(浮脈)、触れると硬い(緊脈)

というものがありますが、これはちょっと一般の方には難しいですね。

ですから、風邪を引き始めたかなと思ったら、まず、


強い悪寒がないか。


その次に、皮膚を全体的に触ってみて、


汗をかいていないか。


この二つがあれば、「麻黄湯」が当てはまる風邪の可能性が高くなるということです。


次回に続く。


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