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病める教育者

2011.01.11

こんばんは、森岡です(^_^)

最近の新聞から気になる記事を。

以下引用

公立校教員  精神疾患で休職5458人

09年度にうつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員が、過去最多の5458人に上ることが文部科学省の調査で分かった。

17年連続の増加で00年度の2.4倍。

・・・・・増加に歯止めがかからず、「長時間労働や保護者からの要望の多様化など、複数の原因が絡み合っていると推測される」と分析した。

精神疾患の多くはうつ病とみられ、パニック障害や統合失調症も含まれるという。

毎日新聞より  引用終わり

教育者病んでますよねぇ・・・

これから教育者になるかもしれない僕にとって、この状況は非常に気がかりです。

僕は楽天的なので、この様にはならないと思うけれども(笑)、

このような状況の方が同僚となったり、また生徒さんにいるという場面は、これからもっと増えると思われます。

これは、公立学校のみのデータでしたが、私立も含めると、相当な数に上るんじゃないでしょうか。

また、年代別データを見てみますと、

20代364人(6.7%)、30代1048人(19.2%)、40代1926人(35.3%)、50代以上2120人(38.8%)

となり、40代以上で過半数以上を占めていました。

(因みに、全教員の年代別比率は20代9.6%、30代22.4%、40代36%、50代以上32%)

若い人の方が多いと思いきや、意外と中高年の方々の方が病めている訳です。

つまり、年齢を重ねるとともに職責が重くなり、精神的負担が多くなるのと同時に、

肉体的な衰えが進み、それによっても精神を病むということが見て取れます。

西洋医学では精神面ばかりに着目がおかれ、やれ抗不安剤や、やれ向精神薬などが大量に処方されます。

これで治るものも中にはあるでしょう。

しかし、精神的疾患は、そんな単純な病気ではありません。

肉体的な負担から精神にくる、とういうパターンだってあるのです。

この、肉体的負担というものを和らげる治療法は、西洋医学にはほとんどありませんし、だからこそ、見落とされがちです。

また、この様な病気になってしまう人たちは、自分が感じている以上に体が疲れてしまっている人が多いように思います。

肉体的負担に、最も効果を発揮するのが、鍼灸であると僕は思います。

肉体面から精神面へのアプローチという着眼点は、非常に重要なのではないでしょうか。


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