東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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牙歯浮動(がしふどう)とは①

2025.02.13

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「牙歯浮動(がしふどう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
牙歯浮動とは、牙歯動揺ともいい、歯が浮いてぐらつくことを指します。
 
 
 
手の陽明経は下歯に入り、足の陽明経は上歯に入り、歯は骨の余で歯齦から栄養を受ける為、歯の動揺は手足の陽明経と腎に特に密接な関係があります。
 
 
 
牙歯浮動は、牙齦宣露(歯齦の萎縮、歯根部の露出)に引き続いて起こる場合と、牙歯浮動の後に牙齦宣露を引き起こる場合があります。
 
 
 
ただ、牙歯浮動のみで牙齦宣露を伴わないものもあります。
 
 
 
今回は牙歯浮動を主症状とするものについて、お話していきたいと思います。
 
 
 
弁証分類は主に次の3つです。
 
 
 
1.胃熱の牙歯浮動
 
2.腎陰虚の牙歯浮動
 
3.腎気虚の牙歯浮動
 
 
 
牙歯浮動は口腔衛生と密接な関係があります。
 
 
 
普段から歯を磨かず、食物残渣が歯溝や歯齦に付着したままにしておくと、時間の経過とともに化熱して歯根腐蝕し、歯の動揺をきたします。
 
 
 
そのため、口腔の衛生状態を良い状態に保つことは、牙歯浮動の予防につながります。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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