東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

論文を読む上でのフレームワーク②

2024.10.20

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

 

こんばんは 謝敷です

 

 

 

前回は、介入研究の論文を読むポイントとして、機能性ディスペプシア(FD)を例にご紹介し、
まずは、研究の前提となる「仮説(その研究の目的や背景)」を掴むことをお伝えしました。

 

 

今回は残り4つをご紹介します。

 

 

 

②対象(Population/ Patient):どんな人達を対象に研究を行ったのか

 

 

ある高校の学生さん、ある会社の社員等を対象とするのと、
消化器内科を受診した外来患者さん、
他の疾患でFD症状を呈している入院患者さんを対象とするのでは、
治療の効果の出方や、仮説の意義が変わってきます。

 

 

 

③介入(Interbention):どんな治療を行ったのか

 

 

鍼治療」と一言で言っても、北辰会方式の鍼や、
電気鍼では、かなり刺激の種類も強さも異なります。
また鍼治療の頻度によっても効果の出方は異なります。
治療方法を統一するからこそ、「その治療の効果」について検討することが可能となります。

 

 

 

④比較対照(Comparison):何と比較したのか

 

 

治療効果の有無を検討する場合、何かと比較する必要がありますね。
それは、同一患者さんの、治療前と治療後の症状の度合いの違いであったり、
似たような2つのグループを作って、1つのグループには鍼治療をして、
もう1つのグループには、何も治療をしない、偽鍼をする、西洋医学のお薬のみを服薬させる
といった2群での症状の度合いを比較するといった比較方法もあります。

 

 

 

⑤結果(Outcome):介入の結果どうなったか

 

 

①の目的と一致しますが、「仮説の結果」を指します。
仮説の際に、「鍼治療はFDの症状に効果がある」と設定した場合、
症状を数値化できる方法で測定し、
③の治療した人達と、④の比較対象とで比べ、そこに差があるのか、
その差はどのような差でどの程度なのかを検討することで、仮説の答えが出てきます。

 

 

 

①~⑤はPICOとも呼ばれていて、介入研究でフレームワークとしている概念です。

 

 

 

次回からは、早速、FDに関する介入研究の①~⑤を整理して読んでいきます。

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

 

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 謝敷EBM

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ