東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鼻流涕(びりゅうてい)とは②

2024.09.03

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「風寒と風熱の鼻流涕」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも外邪が肺の宣散粛降を失調させて、鼻竅を阻塞して生じます。
 
 
 
ともに表証をともないますが、寒熱の違いがあります。
 
 
 
風寒の鼻流涕は、風寒の邪を外感して発症します。
 
 
 
この場合、無色の薄い鼻水に加えて、発熱、悪寒、頭痛、咳嗽、無汗、舌質淡紅、舌苔薄白、脈浮緊などの表寒の症候を呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、辛温解表、疏風散寒を用います。
 
 
 
風熱の鼻流涕は、風熱の邪を外感して発生します。
 
 
 
特徴は、黄色い粘稠な多量の鼻汁がみられることであり、その他にも頭痛、発熱、悪風、咳嗽、自汗、舌質紅、舌苔白、脈浮数などの表熱の症候がみられます。
 
 
 
治法は、辛涼解表、疏風清熱を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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