東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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足痛(そくつう)とは②

2024.07.30

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「寒湿と風湿痺の足痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも湿邪による足痛ですが、病因病理は異なります。
 
 
 
寒湿の足痛は、発汗後に冷水で足を洗ったり、寒冷で湿気の多いところに長時間立っていたりすることにより、寒湿の邪が侵入して起こります。
 
 
 
『素問・太陰陽明論』に「湿に傷るれば、下まずこれを受く」、『素問・挙痛論』に「寒気は経に入りて稽遅し、泣して行らず、脈外に客すればすなわち血少(へ)り、脈中に客すればすなわち気は通せず、ゆえに卒然として痛む」と記載があるように、湿邪と寒邪が結びついて気血を凝滞させるため、脈絡が閉阻して通じなくなり、痛みが生じます。
 
 
 
特徴は、足趾の疼痛、歩行時に下腿がだるく無力となり、症状が夜間に増悪しやすく、患側の冷えと痛みが強く、時には跛行を呈することです。
 
 
 
その他にも、皮膚が冷たい、皮膚色が青白〜暗紫色、患肢の冷えや痺れあるいは刺痛、舌質淡、舌苔白を呈します。
 
 
 
治法は、温経散寒・祛湿を主として、活血通脈を補助として用います。
 
 
 
風湿痺の足痛は、風邪と湿邪が合して肌膚を侵し、経絡に停滞した痺証です。
 
 
 
特徴は、足に疼痛があり、雨天や寒冷によって痛みが増悪し、四肢の関節痛と腫脹、屈伸障害、下肢が重い、舌苔薄白、脈浮緩または濡緩を呈します。
 
 
 
他にも、全身の関節痛、腫脹、変形をともなうことがあります。
 
 
 
治法は、祛風化湿、蠲痺(けんぴ)通路を用います。
 
 
 
寒湿、風湿痺のどちらも慢性化すると、気血の阻滞が続いて血瘀が生じたり、化熱したりします。
 
 
 
血瘀が生じた場合、局所が青紫色を呈するため、活血化瘀を処置に加えます。
 
 
 
化熱した場合は、発赤、腫脹、灼熱痛、口乾、口苦などがみられるため、清熱利湿、通経路の処置を加えます。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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