東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

足痛(そくつう)とは①

2024.07.25

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は、「足痛(そくつう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
足痛とは、足関節以下の疼痛のことを指し、「足心痛(足底中心の痛み)」、「足跟痛(踵の痛み)」、「足趾痛(趾の痛み)」なども含みます。
 
 
 
弁証分類は主に次の4つです。
 
 
 
1.肝腎両虚の足痛
 
2.気血両虚の足痛
 
3.寒湿の足痛
 
4.風湿痺の足痛
 
 
 
以上です。
 
 
 
本日は「肝腎両虚と気血両虚の足痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも虚証であり、踵の部の疼痛が多いですが、病院病理は異なります。
 
 
 
肝腎両虚の足痛は、先天不足、過労、房室過多などにより肝腎が虚し、肝は血を蔵して筋を主り、腎は精を蔵して骨を主る為、骨髄を栄養することが出来なくなって痛みが発生します。
 
 
 
特徴は、一側性または両側性の踵あるいは足底中心の痛みがあることで、局部に発赤、腫脹はないことです。
 
 
 
その他の症状として、長時間の歩行起立が出来ず、頭がふらつく、耳鳴、腰膝酸軟、目のかすみ、視力減退、舌質淡あるいは紅、脈沈細無力または弦細数などの肝腎不足の症候を呈します。
 
 
 
治法は、滋補肝腎を用います。
 
 
 
腎陽虚がある場合、長く立っていられない、足が冷えるなどの症状がみられ、腎陰虚がある場合は、下腿や足の熱感がみられる為、それぞれ症状に合わせて処置を行います。
 
 
 
次に気血両虚の足痛についてです。
 
 
 
慢性病、大病後、出産や外傷による出血過多などによって気血がともに虚し、血が栄養を十分に供給出来ないために生じます。
 
 
 
この場合、踵の疼痛があり、発赤、腫脹は伴わず、日中活動時は痛みが緩解して夜間に増悪する特徴をもちます。
 
 
 
『古今医鑑・脚気篇』に、「およそ足の疼痛、皮腫赤せず、筋拘急せず、夜に遇いて痛み甚だしきは、およそこれ気虚して血の栄せざるなり」と記載されているとおりです。
 
 
 
特徴は、動悸、息切れ、自汗、過労倦怠感、顔色が白く艶がない、舌質淡、舌体胖で歯痕がある、脈細弱または細渋などの気血両虚の症候を呈することです。
 
 
 
治法は、益気養血を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 樫部

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ