東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

発狂(はっきょう)とは②

2024.04.25

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「陽明熱盛と肝胆鬱火の発狂」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも火熱によって発狂しますが、病位に違いがあります。
 
 
 
まずは陽明熱盛の発狂についてです。
 
 
 
熱邪が陽明に入り、熱結するために生じます。
 
 
 
『素問・陽明経脈解篇』には、「四肢は諸陽の本なり、陽盛なればすなわち四肢実し、実すればすなわちよく高きに登るなり。……熱は身に盛なるがゆえに、衣を棄て走(ゆ)かんと欲するなり。…陽盛なればすなわち人をして妄言罵詈せしめ、親疏を避けずして食を欲せず、食を欲せざるがゆえに、妄走するなり」と記載があります。
 
 
 
『素問・厥論』には、「陽明の厥は、すなわち癲疾走呼せんと欲し、腹満して臥するを得ず、面赤して熱し、妄見して妄言す」と記載があるとおりです。
 
 
 
弁証のポイントは、顔面紅潮し火照る、腹満して横臥できない、衣服を脱ぎ捨てる、高所に登って放歌する、どこにでも入り込む、幻聴、言語錯乱、衣服を脱ぎたがる、何日も食事を食べたがらない、便秘、尿黄色、舌苔黄、脈沈数で有力などを呈することです。
 
 
 
治法は、清泄陽明を用います。
 
 
 
次は肝胆鬱火の発狂についてです。
 
 
 
この場合、七情の内傷によって肝胆に気滞が生じ、気鬱化火して神明を上擾することで発生します。
 
 
 
心神が擾乱されて精神異常が生じ、神が内守しないので言語錯乱、歌ったり、笑ったりするなどの行動がみられ、心神不安のために驚きやすく動悸がみられ、肝胆気滞のために胸脇が脹って痛む症状がみられます。
 
 
 
弁証のポイントは、精神異常、言語錯乱、易怒、驚きやすい、動悸、胸脇の脹痛、舌質紅、舌苔黄、脈弦数を呈することです。
 
 
 
治法は、清疏肝胆を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

 

関連記事: 樫部

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ