東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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腰痛とは③

2024.02.28

 

 

 

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こんばんは!吉澤です。

 

 

 

前回は、腰痛が発生する理由の4つのうち、

 

 

①経絡経筋病

 

②臓腑の変動から経絡経筋へ影響したもの

 

 

の2つの痛みの起こり方の違いについてご説明致しました。

 

 

 

 

前回の記事は【こちら!

 

 

 

 

 

腰痛の経絡経筋病は主に以下の4つの経絡が大きく関わってきます。

 

 

 

A足太陽膀胱経

 

B足少陽胆経

 

C足少陰腎経

 

D足陽明胃経

 

 

 

上記4つのうち、今回はA足太陽膀胱経の経絡経筋病で起こる腰痛の特徴について、ご説明させていただきます。

 

 

 

 

足太陽膀胱経は主に身体の後面を支配する経絡になりますので、身体の後面の症状が出て参ります。

 

 

 

 

そのため、腰痛の特徴としては、下にある物を拾うために、前屈した際に、患側の腰部に激痛が走ったりすることが挙げられます。

 

 

 

 

腰部をひねる(回旋)よりも前後屈したほうがはっきりと患側の腰部が痛みます。

 

 

 

 

臥位では、安静が最も楽であり、腰部に負担のかかる姿勢では痛み、動くとさらに痛みが悪化します。

 

 

 

 

さらに専門的に着目するポイントは以下の4つになります。

 

 

・足の井穴(足の指にある経穴)至陰穴の左右差が最も大きい(患側の至陰穴に圧痛)。 

 

京骨穴の左右差が大きく患側に顕著な圧痛。

 

承山穴申脈穴に顕著な反応。

 

・腰部以下の督脈において、腰奇穴の圧痛が顕著。 

 

 

 

以上がA足太陽膀胱経の経絡経筋病で起こる腰痛の特徴となります。

 

 

 

 

次回は、B足少陽胆経の腰痛についてご説明させていただきますので、お楽しみに(^^)/☆

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

 

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