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こんばんは!吉澤です。
前回は、腰痛の概略をご説明させていただきました!
前回の記事はこちら!
東洋医学では、腰痛が発生する理由を以下の4つに大別されるとご説明させていただきました。
①経絡経筋病
②臓腑の変動から経絡経筋へ影響したもの
③臓腑病そのもの
④痺病
今回は、
①経絡経筋病
② 臓腑の変動から経絡経筋へ影響したもの
について書かせていただきます。
まず、『経絡』と『経筋』について、それぞれ説明致します。
『経絡』は、人の生命活動の基礎である、気血を全身くまなく流通させる通り道であり、生命維持活動をする系統を指します。
『経筋』は十二経筋とも言われ、体表順行部位上に分布する筋肉系等の総称を指します。
すべての経筋は、四肢末端より起こり、求心的に体幹を走行し、多くは関節部位、骨格付近に結集し、浅層に分布します。
経絡も経筋も、それぞれの通り道が存在し、その道の上を気血が滞りなく、流れることが正常な状態となります。
ここからは、①経絡経筋病と② 臓腑の変動から経絡経筋へ影響したものの痛みの起こり方の違いについてご説明致します。
まずは、①経絡経筋病に関してです。
過剰な肉体仕事やスポーツ、事故などより、明らかに物理的負荷、 又は外的因子が加わることで、経絡経筋の流れが滞ることで痛みが発生します。
次に② 臓腑の変動から経絡経筋へ影響したものに関してですが、こちらはパターンが2つあります。
パターン1
物理的負荷や外的因子はなく、元々の臓腑の失調があり、それが経絡経筋に影響し、徐々に、または急に痛みが発症します。
パターン2
素体に臓腑の失調があり、それが経絡経筋に影響して、経絡経筋の狂いが生じているが、未だに症状がはっきり出ていない時に、物理的負荷または外的因子が加わることにより初めて発症します。
上記3つのパターンとも、経絡経筋の流れが停滞してしまうことで痛みを発症してしまいます。
腰痛の経絡経筋病は主に以下の4つの経絡が大きく関わってきます。
A足太陽膀胱経
B足少陽胆経
C足少陰腎経
D足陽明胃経
次回から、上記4つの経絡経筋が滞るとどのような腰痛を引き起こすのかを、1つずつ詳しくご説明させていただきますのでお楽しみ=(^.^)=
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
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