東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気の病㉔

2023.11.29

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回は、胃の働きを、脾の働きについて簡単ではありますが、書きました。

 

 

 

今回は、本題の胃気上逆に関して書いていこうと思います。

 

 

 

脾は昇清作用があり、気の流れの方向としては、上になります。

 

 

 

逆に胃の降濁作用は、気の流れの方向としては、下になります。

 

 

 

肺気上逆同様、この胃の降濁作用が何かしらの原因で、うまく働かなくなります。

 

 

 

そうすると、降りるものが降りないという状況になり、気の循りが悪くなり逆上し、悪心、嘔吐、曖気(げっぷ)などの症状が出るようになります。

 

 

 

この胃気上逆を起こす原因としては、外感(風邪)が原因の場合もあれば、精神的ストレス、暴飲暴食などが原因の場合があります。

 

 

 

その為、何が原因で悪心や嘔吐などの症状が発生しているのかを、しっかり問診することで、弁別していくことが重要になります。

 

 

 

これにて胃気上逆は終了になります!

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 
 

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