東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五感

2023.11.25

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

 

風の強い日が続いており、また一段と寒さが増してきていますね。

 

 

 

 

 

今回は五感についてです。

 

 

 

 

 

まず、心神感知論に関してです。

 

 

 

 

 

客観的事物に対する感知は、人間が客観的世界を認識する最初の段階で、感性の認識段階とされます。

 

 

 

 

 

感知活動は感覚と知覚の二つを含みます。

 

 

 

 

感覚は認識の始まりで、人間の感覚器官により直接、客観的事物と接し、感受した事物個々の属性の反応です。

 

 

 

 

知覚は感覚を基礎として事物全体の関係を反映した心理過程のことです。

 

 

 

 

神は心に舎り(やどり)、心神は人間の感知活動の中枢を担い、心は感知された客観的事物を反映しています。

 

 

 

 

 

心は全身の血脈を主る。と言われていますが、これは、各器官の感知機能の物質基礎が気血であることと、感知活動の中枢である心神は、感覚器官の五官(鼻、眼、口唇、舌、耳)の間の連絡通路である経絡系統でもあることを意味しています。

 

 

 

 

 

感覚は五官に基づき、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、身体覚の五つに分けられています。

 

 

 

 

 

それぞれの器官が充分に機能できるよう、人体を巡る十二経絡と365の絡脈の血気の流れは、顔面に集中し、耳、目、口、鼻に注いでいます。

 

 

 

 

 

 

例えば、陽気の精は目に注ぎ物がよく見えるようにといった具合です。

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

参考文献

『中医心理学』 主編:王米渠

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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