東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風の病証⑥

2023.11.04

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

寒暖差の激しい日が続いていますね。

 

 

 

 

今日は風温(ふうおん)についてです。

 

 

 

 

風温は、春冬時期に引き起こされる急性の外感熱病です。

 

 

 

 

病因は、春、冬に風熱邪を感受することです。

 

 

 

 

春の気候は温暖、風が多く、人体の陽気が昇発する時期です。

 

 

 

 

虚弱者は腠理が密でないため、生活が不摂生で正気に隙が出来ると、風熱状を感受して発病します。

 

 

 

 

また、冬は本来寒い季節ですが、温暖の場合、正気不足があるとこの変化に適応できないため、風熱邪を感受して発病します。

 

 

 

 

症状は、発病初期には発熱、悪風寒、咳嗽、口渇、脈浮、などです。

 

 

 

 

風熱邪は口鼻から侵入して、まず肺を侵すため、邪が上焦にあるため症状は手太陰肺経が、病変の中心となります。

 

 

 

 

肺は気を主り、衛に属すため、肺衛の症状が現れます。

 

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

参考文献

『中医臨床のための温病学入門』 編著:神戸中医学研究会

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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