東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気の病⑬

2023.09.13

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回は、肝の疏泄の働きについて、書きました。

 

 

 

今回は、肝の特性についても、簡単ではありますが、書いていこうと思います。

 

 

 

肝は五行では「木」の配当にあたり、働きを樹木に例えられ表現されることがあります。

 

 

 

春には、樹木の枝葉が上へ横へとのびやかに成長します。

 

 

 

肝気も同様に、のびやかに、上へ横へどこへでも満遍なく巡らせる特性があります。

 

 

 

この特性があることで、全身に気血津液を巡らせ、滞りを解消する様に働いています。

 

 

 

ここで重要なのが、「のびやかに」という部分です。

 

 

 

肝は抑鬱を嫌うため、「のびやかに」していることが非常に重要になります。

 

 

 

ノンストレスで、どんどん上に横にへと伸びていきたい反面、ストレスがかかると、働きが低下し、滞りを発生させる可能性があります。

 

 

 

このような特性を、「肝は条達を喜(この)み抑うつを悪(にく)む」と表現されます。

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

 

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