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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
前回は気鬱と心の関係について、書きました。
今回は、気鬱と肝の関係について、書いていこうと思います。
肝の臓は、気の流れ、動きを通じて、体内の様々な臓腑や器官、または精神状態などに影響を与えています。
この働きを、「肝主疏泄(肝は疏泄を主る)」と言います。
この疏泄ですが、「通りをよくする」「上昇する」「発散する」「下降する」などの意味を合わせたものです。
臓腑・経絡・器官などがしっかりと働くためには、以前に書きました「昇降出入」という、気の運動が正常に働いていないといけません。
その気の動きが、正常で働くには、肝の疏泄が正常に働かないといけないと考えられています。
何らかの原因で、疏泄の働きに影響を与えると、気の流れに影響が出てきてしまいます。
疏泄の異常には2つあります。
「不足」と「過剰」があります。
「不足」は、気が上手に通らない状態で、「過剰」は、気が発散しすぎてしまう状態を指します。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
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