東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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善怒(ぜんど)とは②

2023.08.24

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「善怒(ぜんど)」の続きで、「肝胆火旺の善怒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら
 
 
 
肝胆は木に属し相火を主ります。
 
 
 
肝鬱火化あるいは過度の飲酒、辛い食べ物の嗜好による鬱熱化火などによって、肝胆火旺が起こると肝の疏泄が失調し、胆火が上逆して善怒が出現する。
 
 
 
弁証のポイントは、イライラして怒りっぽい症状に加えて、
 
 
 
多夢、目の充血、めまい感、強い耳鳴、頭の脹痛、頭のふらつき、口苦、口渇、顔面紅潮などの気火上炎の症候をともない、
 
 
 
肝脈が陰器をまとうところから陰嚢の腫脹、尿が濃かったり混濁する、便秘などの症候もみられ、
 
 
 
この場合、舌質は紅、脈は弦数で有力となります。
 
 
 
治法は清泄肝胆を用います。
 
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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