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こんばんは。土元です。

関東一円は台風15号の影響から抜けて、比較的穏やかな天候の一日となりました。

改めて、災害の脅威の凄まじさを感じる台風だったと思います。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

本日の記事は、少し前に訪れた平山郁夫シルクロード美術館について、です。

平山郁夫画伯といえば、かの横山大観と並び称される現代日本画界の巨匠であることに疑いを差しはさむ方は、おられないでしょう。

私が中学高校時代を過ごした学び舎の当時の理事長が懇意にしていた縁もありまして、私が目にしてきた日本画は無意識的にも彼の手掛けたものが多かったように思います。

これは大人になってから気づいたことなのですけれども。

さて、平山画伯ですが、彼を著名な日本画家へと押し上げたのは、シルクロードの風景を題材にして描き上げた連作がきっかけと言っても過言ではないと思います。

このシルクロード美術館は彼の描いたシルクロードの絵が展示されていることはもちろんのこと、彼が取材のために訪れたシルクロードの各地で手にした、あるいは保護した資料をも収蔵してあります。

今回私がお邪魔した展示はシルクロードと仏教の伝来をテーマにしたものでした。

インド周辺を起点にし、東方の日本へ至る道のそれぞれの地域に残る、仏像の姿の変遷を見ることができたのが、大変素晴らしかったです。

お釈迦様はインドのご出身ですから、当地の仏像ではとてもインドの方らしいお顔立ちをしておられるのですよね。

それがシルクロードを伝って東方に至ると徐々に仏像の彫りが変わって、東アジアの風貌に変わってきます。

服装もインド風からより中華風だとか、日本に至ると和風のものに変わってゆくのです。

これを比較する展示が見られただけでも、私にはとても面白いものでした。

造形をする人は、ご自分の目で視た世界を彫ってきたのですね。

公式ホームページ

平山郁夫シルクロード美術館

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