東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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痰飲病気⑥

2022.07.06

 

 

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こんばんは。齋藤です。
 
 
 
前回の続きです。
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
これまで、肺の働きである、「宣発」「粛降」を別々に書いてきました。
 
 
 
今回は、一旦簡単にまとめます。
 
 
 
これらは共同に作用することにより、色々な仕事をしています。
 
 
 
「宣発」と「粛降」これらは合わせて、「宣降」とも呼ばれています。
 
 
 
肺の宣降とは、呼吸することにより、生み出される気の動きです。
 
 
 
人間が呼吸することにより、肺の宣降作用が働き、気の運搬を始めます。
 
 
 
津液は気に乗じて、運ばれますので、気を主る肺との連動性が非常に重要になってきます。
 
 
 
また、肺や皮膚、汗腺、毫毛などと関係性が深いです。
 
 
 
宣降作用により、皮毛・汗孔を調節し、適宜に汗液を体外に排出したり、汗孔を閉じたりして、温度の環境変化に適応し、調整を行っています。
 

 

  

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

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