東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

お小水の状態③

2022.03.24

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は前回の続きで「排尿状況とその意味」について、お話していきたいと思います。

 

 

 

前回のお話はこちら

 

 

 

お小水の回数が周囲と比べて多い、少ない場合、即病的なものとは判断出来ません。

 

 

 

水分摂取量、大便の性状、発汗量を確認し、津液の出入りの具合を総合的に考え、お小水の状態が生理的なものなのか、病的なものなのかを判断しなければなりません。

 

 

 

下痢して陰分を失っているはずなのに頻尿であったり、頻尿になってから便秘になっていたり、水分摂取量が増加してから頻尿になっていたり、水分をとっていない割に頻尿であったり…

 

 

 

様々なケースがあり、必ずしも「頻尿=病理」とは限らないため、丁寧にお話をお聞きしていきます。

 

 

 

頻尿に伴い尿量が減少して、かつ尿の色が濃く、尿意切迫や排尿痛がある場合は、下焦湿熱。

 

 

 

頻尿だが色が透明、夜間尿がある場合は、下焦虚寒。

 

 

 

頻尿かつ大便が乾燥して硬くなる場合は、脾約の可能性が高くなります。

 

 

 

(※「約」とは、斂約、拘束、束縛といった意味があります。

脾が弱って運化機能が低下することで、津を化すことが出来なくなり、腸内で津液が不足し、大便が乾燥して硬くなり出にくくなる病のことを指します。)

 

 

 

お小水の回数が、尿量に関係なく、昼夜問わず1日に十〜数十回に及ぶものを「小便頻数」といいます。

 

 

 

西洋医学でいう膀胱炎になると、小便の回数が頻回になりますが、膀胱湿熱や腎陰虚、腎気不固により引き起こされるため、その他の情報も問診して明らかにしていきます。

 

 

 

また、尿量についてお話を聞くことで、寒熱の偏りや水湿代謝の異常の程度を知ることが出来るため、こちらも丁寧にお聞きしていきます。

 

 

 

尿量が多く、色が透明な場合は寒証、

 

 

 

透明な尿が多量に出て、冷える環境下や夜中に排尿が多くなる場合は虚寒証、

 

 

 

口渇、多飲、多尿に加えて体重が減少する場合は、消渇病(糖尿病)が考えられます。

 

 

 

嘔吐、下痢、発汗等お小水以外で津液の排出が過剰となったり、

 

 

 

内熱によって津液が消耗して津液不足となったりした場合や、津液代謝が滞って排出されない(水腫病)場合には、お小水量は少なくなります。

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!! 
 
 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

 

 

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 樫部

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ