東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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お小水の状態②

2022.03.22

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は前回の続きで「排尿の状況とその意味」について、お話していきたいと思います。

 

 

 

前回のお話はこちら

 

 

 

お小水の性状、排出状況を問診の中で確認することは、表裏、寒熱、虚実を鑑別するのに役立つ情報となります。

 

 

 

色が透明であれば病邪が裏に入っていない段階である表、もしくは裏寒である可能性が高くなります。

 

 

 

色が濃く、臭いが強かったり、排尿時に灼熱感があるものは熱と判断する情報の一つとなります。

 

 

 

水分摂取量がそれほど多くない割に夜間尿が頻繁で、量が多く色が透明である場合は虚寒であり、

 

 

 

色が濃くて、量が少なく勢いがないものは虚熱の可能性があります。

 

 

 

排尿するほど全身倦怠感が強くなるものは、虚の程度が強く、

 

 

 

尿が混濁して臭いがきつく、泡立ち、排尿すると全身がスッキリする場合は、実(湿熱)であると判断する情報の一つとなります。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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