東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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お腹の痛み③

2021.09.16

 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日はお腹全体が痛む「腹痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
 
 
胃脘部以下、恥骨毛際以上の部位のことを腹部といいますが、その辺りが痛い場合のお話です。
 
 
 
腹痛の弁証分類は主に4つあり、それぞれ病因は内傷に分類されます。
 
 
 
1.寒痛(寒邪入侵)
 
 
 
寒邪が内侵して中焦で気血が鬱滞したり、生ものや冷たいものの過食により、中焦の陽気が損傷すると、
 
 
 
運化失調によって、寒邪が中焦に積滞して腹痛が起きます。
 
 
 
この場合の腹痛は、激しいことが特徴であり、温めると緩解し、冷やすと増悪します。
 
 
 
その他の症状としては、小便清長がみられ、口渇は無し、大便は軟らかめであったり、不消化便がみられ、四肢厥冷を伴います。
 
 
 
2.熱痛(腸胃の実熱が多い)
 
 
 
暑熱邪の侵襲、中焦に鬱滞した寒邪の鬱火、辛い味、脂物の過食、飲酒過多により、
 
 
 
脾の運化が失調して、湿熱が中焦に鬱滞し、気機を阻害することで腹痛を引き起こします。
 
 
 
この場合の腹痛は、急激で拒按という特徴があり、重篤になると、腹壁拘急がみられます。
 
 
 
その他の症状としては、便秘あるいは血便、軟便、小便短赤がみられます。
 
 
 
熱がこもっている状態であるため、冷やすと緩解し、温めると増悪します。
 
 
 
また、口渇があって、冷たいものを好んで飲みます。
 
 
 
場合によっては、発熱、壮熱、悪寒を伴うことがあります。
 
 
 
3.虚痛(中焦虚寒)
 
 
 
体質素因として陽虚があったり、寒湿積滞により脾陽が損なわれることで、
 
 
 
陰寒が内生して気血の化生を失調し、臓腑経絡が温養されなくなることで腹痛を発症します。
 
 
 
この場合、じんわり痛んだり痛まなかったりといった状態を繰り返す特徴があります。
 
 
 
緩解因子として、腹部を温める、さすることが挙げられます。
 
 
 
他の症状としては、畏寒、四肢厥冷、水様便がみられます。
 
 
 
4つ目の実痛は、さらに気滞、瘀血、食滞の3つに分けられます。
 
 
 
長くなってしまいそうなので、続きは次回のお楽しみということで!
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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