東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五神③

2021.09.13

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

続いて、狭義の意味としては、人間の精神、意識、思惟活動を指します。

 

 

 

『霊枢・本神篇』に「心は脈を蔵し、脈は神を舎す」とあるように、血が心を養う事によって発現します。

 

 

 

 

神は心が主りますが、五蔵と関係の深い、神・魂・魄・意・志の五神の区別もあり、『素問・宣明五気論』に、「心は神を蔵す」「肺は魄を蔵す」「肝は魂を蔵す」「脾は意を蔵す」「腎は志を蔵す」と明示されています。

 

 

 

五神の異常は、各臓の病変の一症状として現れることがありますが、心に統属している為、神の変化を引き起こし、逆に心神の変化が五臓に影響を与えてます。

 

 

 

  

参考文献 

『現代語訳 黄帝内経素問』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版)

『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利 (築地書館)

『素問 ハンドブック』 著:池田政一

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)

 

 

 

 

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