東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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六淫の外邪⑱

2021.08.02

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

昨日から8月に突入です。

 

 

 

あっという間ですね。

 

 

 

今週末には立秋を迎え、暦の上では、秋になります。

 

 

 

丁度、燥邪の季節ですね。

 

 

 

今年も残すところ、5カ月となりましたが、気合を入れて乗り切っていこうと思います。

 

 

    

これまでのブログはこちらです。

六淫の外邪

六淫の外邪②

六淫の外邪③

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六淫の外邪⑬ 

六淫の外邪⑭ 

六淫の外邪⑮ 

六淫の外邪⑯ 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回は、温燥邪や涼燥邪が体に与える影響に関して、書きました。

 

 

 

前回書いたのは、燥邪が衛気を犯した状態でたが、それが誤治や、治療を行わなかった場合、気営に伝わり、津液の消耗や営血の損傷という病理変化が発生します。

 

 

 

誤治とは、例えば温燥と涼燥を間違えたことにより、間違った処置を行ってしまった事がきっかけで、どんどん体の内部に、病邪が入ってしまい、津液や営血を損傷してしまう事などがあげられます。

 

 

 

その為、診断というのが非常に大事になってきます。

 

 

 

津液の損傷が臓腑にまで影響を与えれば、肺や胃、腸まで損傷されます。

 

 

 

肺の損傷では、燥熱が入り、燥熱が肺を塞ぎ、燥熱が肺の津液を焼いてしまいます。

 

 

 

胃の損傷では、燥熱が胃の津液を焼いてしまい、胃の和降機能(消化した物を小腸へ送る機能)が低下します。

 

 

 

   

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

 

 

 

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