東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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六淫の外邪⑭

2021.06.30

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

とうとう6月最終日。

 

 

 

今年の半分終了です。

 

 

 

そして、本日で同僚の浅田先生が退職となりました。

 

 

 

非常に寂しいですが、彼のこれからに幸あれ!!!

 

 

 

今までありがとう!

 

 

 

これからもよろしく!

 

 

 

脱線しましたが、前回の続きです。

 

 

 

これまでのブログはこちらです。

六淫の外邪

六淫の外邪②

六淫の外邪③

六淫の外邪④

六淫の外邪⑤

六淫の外邪⑥

六淫の外邪⑦

六淫の外邪⑧

六淫の外邪⑨

六淫の外邪⑩

六淫の外邪⑪

六淫の外邪⑫ 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

・湿は陰邪で、気機を阻遏し、陽気を損傷しやすい

 

 

 

湿性は水に属し陰邪で、「水湿の邪」といわれています。

 

 

 

性質は重濁粘滞なので、滞って物を塞ぎやすく、気の運行を阻滞します。

 

 

 

とにかく重いので、動きにくいです。

 

 

 

この湿邪ですが、停滞する部位によって異なる症状を呈します。

 

 

  

湿邪が清陽を覆うと、清陽が上昇できず、清竅が塞がってしまうので、頭帽感、頭重感、頭昏、頭痛、眩暈、聴力減退などの症状が現れます。

 

 

 

頭は体の最上部にあり、頭部には体全体の陽気が集まってくるため、頭は、「清陽の府」、「諸陽の会」といわれています。

 

 

 

頭部で清陽の気が出入りする清竅という孔を、湿邪が塞ぐことにより、諸症状が発生すると考えられています。

 

 

 

人の清陽には、上竅から出る、腠理を発散させる、四肢を満たすなどの重要な機能があります。

 

 

 

湿邪により、清陽が宣発散布できなくなるので、四肢を温煦する作用が失われ、四肢が重く痛み、だるくて動かせなくなるという症状が発生します。

 

 

 

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

 

 

 

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