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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
緊脈の続き。
『景岳全書』には、
緊脈陰多陽少.乃陰邪激搏之候.主為寒.為痛.
と書かれており、
緊脈は陰証が多く、陽証が少なく、陰邪が激しく打ちつける徴候があり、寒邪と痛みを示します。
寒邪はギュッと引き締める作用、固める作用が強い為、脈を硬くして緊脈が出現します。
寒邪によって経絡が通じなくなり、痛みが発生している場合などによく見られる脈です。
緊脈が浮位に現れていると、人体の皮膚の浅い位置で寒邪が侵襲していること示し、この場合の治則は辛温解表で、
緊脈が沈位に現れていれば裏証を示し、この場合の治則は温散裏寒となります。
このように緊脈は寒邪によって現れる場合が多く、
『胃の気の脈診』には、
緊脈は、胃の気が一時的に困窮している状態だと述べられています。
◆参考文献
『脈経』たにぐち書店
『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店
『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部
『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店
『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『難経鉄鑑』たにぐち書店
『東洋医学の宇宙』緑書房
『現代語訳素問』東洋学術出版社
『漢辞海』三省堂
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