東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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沈脈

2020.12.08

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

 

 

参照

 

 

 

 

浮脈ときたら、次は沈脈です。

 

 

 

◆沈脈

 

 

 

沈脈挙之不足按之有余.(『脈経』)

 

 

 

沈脈は浮脈とは逆で、指を軽く乗せた時には感じず、力を入れて押圧すると明瞭に感じる脈です。

 

 

 

水は潤下して下に向かう性質があるように、沈脈は陰脈の類なので水の性質に似て、肌肉の深部に現れます。

 

 

 

水の中に沈んだ石を探るように、必ず水底まで手を入れることよって、初めて触れることができると表現されます。

 

 

 

例え軽く触れただけで脈拍を感じても、深く押圧するとさらに強く感じる脈がある場合は、沈脈と言えます。

 

 

 

沈脈よりもっと深いところにあって、骨に強く押し付けるようにしてやっと触れることができる脈を伏脈と言い、沈脈に似た脈があります。

 

 

 

伏脈については、いずれ解説します。

 

 

 

次回は、沈脈の機序についてです。

 

 

 

続く…

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

 

 

 

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