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こんばんは 浅田です
前回までのお話
参照
今日は熊肉です。
熊は縄文時代から狩猟の対象となっており、肉を食し、骨を利用してきた歴史があります。
現在は熊が農作物や人を襲うことがある為、猟期以外でも駆除されることがあり、年間約2000頭が捕獲され、その1割が食用となっています。
熊肉は、上質な物だと臭みも無く、脂ものって美味しいようですが、夏に捕獲されたものや、血抜きが遅れたものは、上手く調理しても獣臭さが抜けないようで、食用として扱うのは簡単ではないそうです。
では、熊肉の効能をみてみましょう。
薬性
甘、温
帰経
肝、腎、脾
効能
滋補肝腎、強筋壮骨
下半身に作用しやすい為、下半身を栄養する力が弱くて、こむら返り、足腰痛みや痺れ、膝に力が入らないなどの症状がある人には効果的です。
肝、腎、脾に作用することから、血との関連が強く、目のかすみ、月経量の減少、爪や髪の弱りなど、血が不足して起こる症状にも有効です。
熊は冬眠する動物で、冬眠中は中途覚醒せず、摂食も排便、排尿も一切しません。
冬眠前の秋に過食して、体内に脂肪を溜め込む為、食用として捕獲するなら、冬眠直前が一番美味しいようです。
食べたことはないのでどんな味がするかわかりませんが、熊の旬は秋から冬ということです。
食べる場合は、旬を狙ってみて下さい。
続く
参考文献
『薬膳素材辞典』辰巳洋 源草社
『中国伝統医学による食材効能大辞典』山中一男・小池俊治 東洋医学出版社
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