東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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肉⑦

2020.07.21

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回までのお話

 

 

 

肉  牛肉

肉② 豚肉

肉③ 鶏肉

肉④ 羊肉

肉⑤ 犬肉

肉⑥ 猪肉

 

参照

 

 

 

 

今日は熊肉です。

 

 

 

熊は縄文時代から狩猟の対象となっており、肉を食し、骨を利用してきた歴史があります。

 

 

 

現在は熊が農作物や人を襲うことがある為、猟期以外でも駆除されることがあり、年間約2000頭が捕獲され、その1割が食用となっています。

 

 

 

熊肉は、上質な物だと臭みも無く、脂ものって美味しいようですが、夏に捕獲されたものや、血抜きが遅れたものは、上手く調理しても獣臭さが抜けないようで、食用として扱うのは簡単ではないそうです。

 

 

 

では、熊肉の効能をみてみましょう。

 

 

 

薬性

甘、温

 

 

 

帰経

肝、腎、脾

 

 

 

効能

滋補肝腎、強筋壮骨

 

 

 

下半身に作用しやすい為、下半身を栄養する力が弱くて、こむら返り、足腰痛みや痺れ、膝に力が入らないなどの症状がある人には効果的です。

 

 

 

肝、腎、脾に作用することから、血との関連が強く、目のかすみ、月経量の減少、爪や髪の弱りなど、血が不足して起こる症状にも有効です。

 

 

 

熊は冬眠する動物で、冬眠中は中途覚醒せず、摂食も排便、排尿も一切しません。

 

 

 

冬眠前の秋に過食して、体内に脂肪を溜め込む為、食用として捕獲するなら、冬眠直前が一番美味しいようです。

 

 

 

食べたことはないのでどんな味がするかわかりませんが、熊の旬は秋から冬ということです。

 

 

 

食べる場合は、旬を狙ってみて下さい。

 

 

 

続く

 

 

 

 

参考文献

『薬膳素材辞典』辰巳洋 源草社

『中国伝統医学による食材効能大辞典』山中一男・小池俊治 東洋医学出版社

 

 

 

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