東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2020.04.06

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

それでは、前回の続きです。

 

 

 

前回のお話はコチラ

 

 

 

それでは、精気神学説に行きたいと思います。

 

 

 

精気学説と精気神学説では、非常に似ている点があります。

 

 

 

精気学説では、全ては気が集まってできており、陰陽が交わる事で生まれると考えました。

 

 

 

精気神学説は、人を見るモノサシですから、視点が人間になります。

 

 

 

人間は、気が集まってできており、人間は男女という陰陽の交わりを通して生まれるという、視点になります。

 

 

 

精気神学説での精の意味は、「体の中にあるもの」「人間にとって重要なもの」「目に見えるもの(形あるもの)」の意味があり、まとめると「人間とは、まず目に見える物の塊だ」という認識になります。

 

 

 

そして、精気神学説の気とは、簡単にいうと人間のエネルギーの総称で、精という目に見える物の塊である人間に、気というエネルギーが動かしているという感じです。

 

 

 

精気神学説の神も色々な意味を持ちます。

 

 

 

この学説では、人間の意識や精神活動を指します。

 

 

 

具体的には、「精神、意識、感情、記憶、睡眠」などで、現代科学でいう人間の脳の働きですかね。

 

 

 

精という物が集まり人間という精の塊を構成し、それでだけではただの物になってしまうため、気というエネルギーにより温め動かし、そして、人間の特徴として、意識があります。

 

 

 

それが神です。

 

 

 

精気神学説では、これらが融合して1つになっているものだという考えです。

 

 

 

その為、精気神の1つがおかしくなれば、他2つにも影響すると考え、バランスが崩れることにより、病気になると考えられています。

 

 

 

反対に、人間を成立させている「精」「気」「神」が融合して1つになり、全体として調和している状態を、精気神学説では健康と解釈します。

 

 

 

続く。

 

 

 

参考文献        

『中医学ってなんだろう』 ①人間のしくみ 小金井 信弘 (東洋学術出版社)

 

 

 

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