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こんばんは。齋藤です。
人間は、お腹がすくと、何かを食べてお腹を満たそうとします。
食べ物を口に入れて、歯を主に使用して咀嚼してから嚥下し、食道を通って、消化器で吸収され、尿や便にて排泄する流れです。
簡単に言うと、口から入って、肛門までの道のりです。
中医学では、この道のりの中に、飛門、戸門、吸門、噴門、幽門、蘭門、魄門という七つの門があり、これを七衝門といいます。
簡単ではありますが、紹介していこうと思います。
飛門
唇の事を意味します。「飛」には、「扉」という意味があります。
また、「飛」とは上下で動くという意味で、唇は七門の最上にあり、良く動いて飲食物を納めます。
口唇の動きが、鳥が羽ばたく姿に似ている為、飛門と名付けられたようです。
戸門
歯を意味します。
「戸」とは、開闔して守衛する道具であり、「保護」や「管理」などの意味があります。
吸門
「吸」は吸入するという意味です。
食道と気管が交わっているところで、喉頭の部分にあたります。
喉頭を「会厭(ええん)」といい、食べ物は食道へ、空気は気管へ行くように分けている部分です。
続く
参考文献
『難経鉄鑑』 たにぐち書店
『中医学ってなんだろう』 東洋学術出版
『基礎中医学』 燎原
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『ハイブリット難経』 六然社
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