東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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処暑

2018.08.20

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こんばんは。齋藤です。

 

 


涼しい日が徐々に増えてきおりますが、また、台風が来ているみたいですね。

 

 

 

そんな台風が通り過ぎているであろう8月23日に、二十四節気でいう処暑を迎えます。

 

 


処暑は14番目の節気で、期間は8月23日~9月7日です。

 

 


暦便覧には、「陽気とどまりて、初めて退(しりぞ)きやまんとすればなり」と記されております。

 

 


処暑とは、暑さがやわらぎ止まるという意味です。

 

 


初秋の時期で、暑さもひと段落して涼しい風があたりを吹き渡り、ようやく過ごしやすくなり、穀物も徐々に実り始めて収穫も目前になります。

 

 


また、この時期は台風が来やすいシーズンでもあります。

 

 


それでは、七十二候ではどのように記載されているのでしょうか。

 

 


初候:綿柎開(わたのはなしべひらく)

 

 


8月23日頃で、綿を包むガクが開き始めます。

 

 


綿の実がはじけ、白いふわふわが顔をのぞかせた様子を表しています。

 

 

 

この綿毛を集めて紡ぐことで糸や木綿が作られ、繊維を採取した後の種子からは、「綿実油 (めんじつゆ)」が採られ、食用油として利用されます。
 

 

 

ちなみに綿は、植物としての呼び名は「わた」、製品になると「めん」と呼ばれます。

 

 

 

次候:天地始粛(てんちはじめてさむし)

 

 


8月28日頃で、天地の暑さがようやくおさまり始める頃です。

 

 


「粛」は縮む、しずまるという意味です。

 

 


末候:禾乃登(こくものすなわちみのる)

 

 


9月2日頃で、いよいよ稲が実り、穂を垂らす頃。

 

 


「禾」は稲穂が実ったところを表した象形文字。

 

 


秋の田んぼの風景は本当に素敵ですよね。

 

 


植え始めたかと思ったら、あっという間に収穫になってしまいますね。

 

 


徐々に涼しくはなってきていますが、まだまだ暑い日が続きますので、体調管理には十分注意してください。

 

 

 

 

 
 
 
 

 

 

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