東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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緊張が身体に及ぼす影響について⑭

2018.08.12

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こんばんは。上村です。

 

 

 

前回の続きを書いていきます。

 

 

 

前回ブログ 参照

 

 

 

緊張や精神的に影響を受けると、肝の疏泄作用が失調することで、肝気鬱結証という状態になり、気鬱が長期化すると、化火して肝火上炎証を引き起こします。

 

 

 

火が盛んになると陰を損傷して肝陰虚を引き起こし、肝陰虚が腎陰に波及すると、肝腎陰虚証となります。

 

 

 

肝腎陰虚となり肝陽が亢進し、肝陽上亢が進行すると、肝風内動を引き起こします。

 

 

 

前回は、肝血虚証について書きましたので、今回は「肝不蔵血証」について書きます。

 

 

 

肝不蔵血とは、血液を貯蔵し血液を調節するという肝の機能が低下し、疏泄機能と蔵血機能の協調が崩れて出血が起こる状態です。

 

 

 

肝の疏泄が過剰となって肝気が上衝し横逆すると、血が気の勢いにつられることになり、出血が起こります。

 

 

 

肝気や肝陽による出血が起こり、出血量が多い場合には生命の危険があります。

 

 

 

肝気や肝火の上逆による症状があり、嘔血、喀血、崩下などの各種出血のうち一つ、または複数があれば、肝不蔵血と決定することができます。

 

 

 

続く、、、

 

 

 

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