東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「牡蠣」という生薬

2018.03.20

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こんばんは 浅田です

 

 

 

先日、無性に牡蠣を食べたくなり、新宿のオイスターバーへ行きました。

 

 

 

牡蠣を口にした瞬間、「あーこれこれ、身体はこれを欲してた」という感覚が身体に走りました。

 

 

 

凝ってるところを揉んでもらっている時のような「あーそこそこ、そこを揉んでもらいたかった」みたいな感覚です。

 

 

 

『中医臨床のための中薬学』によると、「牡蠣」の性質、効能は、

 

・分類

安神薬

 

 

・性味

鹹、渋、微寒

 

 

・帰経

肝、胆、腎

 

 

・効能

鎮驚安神

益陰潜陽

収斂固脱

軟堅散結

 

 

と書いてあります。

 

 

 

心神不寧、熱病傷陰、虚風内動、肝陽上亢などの状態の人には有効だということがわかります。

 

 

 

牡蠣を欲していたということは、身体が上記の状態になっていたのかもしれません。

 

 

 

今回私が「牡蠣食べたいー」となったのは、寝不足、仕事後に加え、春分前でした。

 

 

 

どんな時に何を食べたくなるかは、その人の心身の状態によって様々です。

 

 

 

よく食べたくなる物、好物を問診することは、病態を把握する上で重要になってきます。

 

 

 

オイスターバーがあちこちにあり、どの店も繁盛しているということは、牡蠣の効能である寧心安神、滋陰清熱を求めている人が多いのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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