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2011.01.29
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これまでのお話・・・
「腎(じん)」ってなんですか?(その1)
「腎」って何ですか?(その2)
「腎」って何ですか?(その3)
「腎」って何ですか?(その4)
「腎」って何ですか?(その5)
「腎」って何ですか?(その6)
「腎」って何ですか?(その7)
「腎」って何ですか?(その8)
「腎」って何ですか?(その9)
久々にいきます!(笑)
☆「腎」と「耳」
前回、「人間の生老病死」をつかさどるのが「腎の臓」なのだ~!というお話をさせていただきました。
今日は「腎の臓と聴力」の関係について。
・・・高齢になってくると、耳が遠くなる人が多いですよね?
お年寄りに何か話しかけて、
「エエ??」
と聞き返されて、大きな声でゆっくりと話しかけたらやっと通じた、という経験、皆さんしたことがあるでしょう。
”音”というのは”振動”です。
西洋医学では鼓膜の振動を、耳の奥にある微細な組織と神経が電気信号化して脳に伝えた結果、”音”として認識する、という風に説明します。
東洋医学では、音波による振動刺激を「肺の魄気」がキャッチし、「心神」に伝えた結果、”音”として認識する、と考えます。
「肺」って何ですか?(その9)
「心」って何ですか?(その1) 参照
・・・しかしそう考えると、
”音が正常に聞こえる”
ということと関与するのは「肺の臓」と「心の臓」しか関わらんじゃないか、とも思えます。
でも、東洋医学では、聴覚には腎の臓が大きく関与する、と説きます。
コレは、
「耳の中の構造」
と、
「音を伝える仕組み」
に理由があると個人的には思っています。
耳の穴の中には、解剖学的には「耳小骨(じしょうこつ)」という小さな3つの「骨」があり、その「骨」が”振動”を伝える構造になっています。
そして、音が正常に伝わるためには水分が必要です。
耳の奥の”内耳”といわれるところは、リンパ液で満たされております。
「音」というのは、まず外気の振動によって”鼓膜”が振動して、その振動を耳の中の小さな「骨」が、「水」で満たされた耳の奥(内耳)に伝えるのです。
この、音を伝える上で欠かせない構造と成分である「骨」と「お水」をつかさどる役目を担っているのが実は「腎の臓」なんです。
だから、いくら感覚をつかさどり、伝達と認知をつかさどる心の臓(神)や肺の臓(魄)がしっかりしていても、腎の臓がに異常があれば、
耳という「音を捉まえる場」自体が成立しないため、聴き取れない、ということになります。
大便や小便、発汗に関わり、余分なお水と必要なお水を分け、体内のお水をきれいに保つことに、大きな役割を果たす腎の臓・・・。
正常な骨の成長発育、成人後の骨の形の維持に大きく関わる腎の臓・・・。
こういう腎の臓ですから、働きが弱ると、「骨」は脆弱になり、「お水」はよどみ、枯れ、音がうまく伝えられなくなる、すなわち、
”耳が遠くなる”
のです。
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2011.01.07
これまでのお話
「泣く」とはどういうことか(その1)
「泣く」とはどういうことか(その2)
「泣く」とはどういうことか(その3)
「泣く」とはどういうことか(その4)
「泣く」とはどういうことか(その5)
かなり久々になりますが、このシリーズ、ちょっと足しましょう。
今後もこのように、右にあるカテゴリーの色んな話を、たまに肉付けしていきます。
今日、こんなニュースを見つけました。
(↓↓以下簡略化して引用)
米科学誌サイエンス電子版で6日、発表した。
研究チームはまず、複数の女性ボランティアに悲しい映画を見せ、涙を採取。
涙と、塩水がしみこんだシートを男性被験者24人の鼻の下に別々にはりつけると、涙のシートをつけた場合でのみ、女性の顔写真に性的魅力を感じる度合いが減った。
唾液中の男性ホルモン「テストステロン」の濃度も低下したほか、脳の活動を調べる機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)でも、性的興奮にかかわる視床下部などで活動が低下していることを確認した。
「嗅覚」を刺激する何らかの成分(フェロモン?)が
男性の「性的興奮」を
「選択的に」抑制する
そして、「男女」という陰陽・・・。
2011.01.05
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これまでのお話・・・
「腎(じん)」ってなんですか?(その1)
「腎」って何ですか?(その2)
「腎」って何ですか?(その3)
「腎」って何ですか?(その4)
「腎」って何ですか?(その5)
「腎」って何ですか?(その6)
「腎」って何ですか?(その7)
年末年始でなんやかんやと忙しくしてるうちに、随分と空いてしまいましたが、続き、いきま~す!!!
☆「腎」と生殖
前回、「腎の臓」は”求心性”の働きを持った臓である、というお話をしました。
ところでこの表現、少し分かりにくかったかも知れませんので補足します。
・・・このシリーズでこれまで長々と解説してきているように、五臓六腑にはそれぞれ働き、役割があります。
「臓」と「腑」に関して大ざっぱにいうと、
「五臓」の方は”何かを貯め込む”、という働きが多く、
「六腑」の方は”何かを通す、あるいは洩らす”、
という働きが多いです。
つまり、「五臓」の場合は、
「肝の臓」は「血(けつ)」や「魂(こん)」を蔵(ぞう)し、
「心の臓」は「神(しん)」を蔵し、
「脾の臓」は「意」や「思」を蔵し、また、「胃の腑」と協調して一時的に飲食物を蔵し、
「肺の臓」は「気」や「魄(はく)」を蔵し、
そして今解説している「腎の臓」は「精」や「志」を蔵する、
といった具合であり、「六腑」の場合は、
「胃・小腸・大腸の腑」は飲食物を通し、
残りの3つはまだ解説してないけど、
「胆の腑」、「膀胱の腑」は胆汁、尿を一時的に溜めますが、結局は洩らしますし、
「三焦の腑」も、一面、体の中の”お水”の通り道であります。
(この3つについても、詳しくはいずれ解説します。)
・・・まあこのように、「臓」と「腑」でまずはおおざっぱに働きが分けられ、さらに五臓六腑それぞれに個別の働きがある中で、
比較的「腎の臓」の働きというのは目立って”求心力”(引き集める力)が強い、ということです。
そして「腎の臓」は、人間の生殖機能に大きく関わります。
前置きが思いのほか長くなっちゃったんで、続きは次回。(笑)
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2010.12.20
これまでのお話・・・
「腎(じん)」ってなんですか?(その1)
「腎」って何ですか?(その2)
「腎」って何ですか?(その3)
「腎」って何ですか?(その4)
ここまで、「腎の臓」の”カタチ”と”位置”についてつらつらと述べてきました。
今日はいよいよ、その機能について。
☆腎と根気強さ
東洋医学の言う「腎の臓」というものがしっかりと働いていると、気力体力が充実し、細かい仕事を根気強くやり通すことが出来る、と説きます。
コレ、何故でしょうか。まずはその理由の一つ目、いきます!
・・・以前、「肝(かん)」は「魂(こん)」を蔵する、というお話をしました。
・・・また以前、「心」は「神(しん)」を蔵する、という話もしました。
・・・そして以前、「脾」は「意(い)」を蔵する、という話もしました。
・・・さらに以前、「肺」は「魄(はく)」を蔵する、というお話もしました。
「肺」って何ですか?(その9)
そしてこれらと同じノリで、「腎」は「志(し)」を蔵する、という考え方があります。
・・・ではこの「志」というものは具体的にどういうものかというと、これは「腎の臓」の機能の一部であり、
1.人間の行動のスムーズな最終決定の際に関わる
2.長期記憶(記憶の貯蔵)に関わる
とされています。
ということは、腎の臓が何らかの原因で弱り、この「志」の働きが鈍ると、単純に忘れっぽくなったり、昔のことが思い出せなくなったり、
行動が優柔不断になった結果、けっきょく、中途半端で終わってしまったり、という症状が現れます。
老人でこうならともかく、最近は若い人でもこういった症状が出ている人が非常に多いように思います。
何かを始めたはいいけど中途半端で、すぐやめちゃう、続かない。
若いのに会話の中に、
「えーとえーと、なんだったっけかな~・・・。」
が多い、これは「腎の弱り」から「志」の機能失調が起こっている可能性が高いです。
要注意です。
これはイカンことですぞ・・・。
(僕も気をつけよっと。)
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2010.09.17
最近、また「夢」というものについて、考えています。
これは以前にも、ちょこっとだけ、書いたことがあります。
「夢」に対する解釈で、一般にもよく知られ、有名なのは、フロイトとユングですわな。
・・・まあ、フロイトさんの方は、
「夢は願望の充足である」
と強調し、一時はそのフロイトさんの弟子でもあったユングさんは、
「夢は過去の願望ばかりではなく、現在の期待の実現でもある」
と強調しました。
それ以外にも色んな学者さんが色んな立派な研究成果や見解を持っているようですが、そのように、なかなか見解の統一がうまくはかれないということは、
逆に言うと結局は夢というものが「不可知」なるもの、ということの証左じゃないかな、とも思います。
日本にも、「初夢」とか「正夢」なんて言葉があります。
「夢」に対しては、昔からみんな興味津々な訳です。
(そりゃあそうです。だって超身近な不思議現象だもんね。)
これは、脳波の観察とか、そういう近代的な観点から研究した人たちによると、みんなが毎晩見ている、なくてはならないもの、ということになるらしいです。
(ただ、起きると同時に忘れてしまうのが正常ね。)
危険な実験で、「断夢(だんむ)実験」なるものがあるそうです。
これは、脳波上、「夢を見ている」とされる脳波の時に、強制的に被験者を覚醒させる、という実験で、これを5~7日繰り返すと、軽度~重度の精神異常などの症状が出るそうです。
(でもコレ、倫理的にやっちゃダメな実験ですぞ。)
東洋医学ではこの辺の仕組みを、
「肝の臓」が蔵する「魂(こん)」
「肺の臓」が蔵する「魄(はく)」
そして、それらを統括する、
「心の臓」が蔵する「神(しん)」
というものの働きで説明します。
・・・まあ、ここいらの話はムズいので、年末の講義でちょこっとしゃべることにして、要は、
「夢をいつまでも覚えている=その時点でいくらか病的」
ということが言えるようです。
でもこれぐらいでは、誰にだってたまにならあることで、即治療対象、とは考えないことが多いでしょう。
面白いのは(というかみんなが興味あるのは)見た夢の内容に対する解釈ですね。
よく、やれ吉夢だとか凶夢だとか、色々言いますが、僕から見たら、「吉凶」もまた「陰陽」ですから、すべて「吉」の方向に解釈して、
プラスに転じてしまえばよいのです。(笑)
・・・例えばこないだ、とある大先生がおっしゃっていた、
「髪が全部抜けおちる夢を見た!」
なんていうのも、
凶夢としての解釈なら、”老いへの恐れ”とか、”ある能力の低下”という解釈もありますが、吉夢としての解釈として、
”さらなる高次の学びへの欲求”
とか、
”飾り気を捨て、ありのままに精神の成長に専心する前兆”
という解釈も出来るんです。
このように、マイナスは、いつだってプラスなんです。
・・・「陰陽論」て、マジで凄いんです!!
「夢」については、まだまだありますが、ちょこっとずつちょこっとずつ、小出しにして、書いていきます。(笑)
お楽しみに♪
【参考引用文献】
王克勤『中医心理学』たにぐち書店
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2010.09.11
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これまでのお話・・・
「肺」って何ですか?(その1)
「肺」って何ですか?(その2)
「肺」って何ですか?(その3)
「肺」って何ですか?(その4)
「肺」って何ですか?(その5)
「肺」って何ですか?(その6)
「肺」って何ですか?(その7)
「肺」って何ですか?(その8)
☆「肺」と「本能・感覚」と「魄(はく)」
・・・以前、「肝(かん)」は「魂(こん)」を蔵する、というお話をしました。
・・・また以前、「心」は「神(しん)」を蔵する、という話もしました。
・・・そして以前、「脾」は「意(い)」を蔵する、という話もしました。
・・・「肺」というのも、これらと同じように、五臓の一つですから、精神作用や感覚に関係のある「魄(はく)」というものを蔵しています。
この辺の話って、とっても難しいけど、実はとっても面白い、そしてとっても重要な部分なんです。
・・・でもまあ、なるたけ簡単に述べます。
この「魄」というものも、まあ言わば、全身を流れる「気」のようなものであります。
そしてその役割は、
1.人間の本能的な欲求に関わる
2.感覚機能(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚、etc..)
主にこの2つです。
1.については、そもそも人間に「本能」なんてあるんだろうか、という議論もあるようです。
(事実、「人間には本能などない!」とする学問もあるようです。)
しかし間違いなく、「欲求」は存在しますよね?
・・・なのでこのような書き方にしました。
つまり、「〇〇したい!」という欲求の惹起には、この肺魄の活動が大きく関わる、ということです。
2.について、東洋医学では、( )内のあらゆる感覚にて得られた情報を、「肺魄(はいはく)」が「心神(しんしん)」に伝えることによって”認知”する、と、考えています。
(笑・・・難しい?)
まあ要するに、生命を主宰し、精神活動の中枢である、「君主の心」を、すぐそばでサポートする側近(宰相)が「肺」であり、その「君主の心」に蔵され、
人間の精神活動を統合する「神」というものに、あらゆる情報を正確に伝達するのが「肺魄」だ、という関係です。
・・・まあ、僕としては、最低限皆様に分かっていただきたいのは、東洋医学ではこのように、
”人間の感情も感覚も、消化吸収排泄など、あらゆる生理機能も、ぜ~んぶ「気」の働きによるものです!!”
と言ってしまえば、そりゃあ簡単なんだけど、それじゃザックリし過ぎててよく分からんので、東洋医学では、こういう細かいメカニズムについても当然いちいち考えているし、
そしてそれが、実際に起こるあらゆる現象を説明しうるものかどうか。治療を行う際に使えるものかどうかについても、ひっじょ~に細かく細かく考え尽くされているよ、
ということが言いたいのです。
・・・ですから、東洋医学はきちんと体系だった「医学」なんです。
荒唐無稽ではございません。
お間違いなきよう。(笑)
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2010.06.04
これまでのお話・・・
「心」って何ですか?(その1)
「心」って何ですか?(その2)
「心」って何ですか?(その3)
「心」って何ですか?(その4)
「心」って何ですか?(その5)
だんだんと、ネタが増えてまいりましたね・・・。
イイ感じです。(笑)
ただまあ、このブログは専門家に向けたものではないので、最初から全部読まなくても、1話1話、
「誰でもが」
分かるように配慮したものにしよう、と思っています。
今日は東洋医学のいう「心」を理解する上で欠かせない、「神(しん)」というものの関わりについて述べます。
東洋医学には「五神(ごしん)」という考え方があります。
人間の精神活動(考えたり、覚えたり、判断したり・・・)は、この「五神」というものの働きによってなされている、と考えられています。
そしてこの「五神」というものは、読んで字のごとく”5つ”あり、それぞれが「五臓」と深く関わる、とされています。
「五神」と「五臓」の関わりを書きますと・・・
・肝・・・魂(こん)
・心・・・神(しん)
・脾・・・意(い)
・肺・・・魄(はく)
・腎・・・志(し)
となります。
この中の、「肝」と「魂」の関わりについては、以前「肝」って何ですか?(その4)にて述べました。
脾と意、肺と魄、腎と志についても、いずれ述べようと思っていますが、今日はとりあえず「心と神」について述べましょう。
この「五神」というものには、それぞれに役割があります。
例えば、肝の魂には無意識をつかさどる働きがあったり、それ以外の意や魄や志にも、それぞれ異なった働きがあります。
その中で、この「心神」というものは特別、別格です。
なぜならば、他の四神の働きを統合し、まとめる、という、”部分的”ではなく、”全体包括的な”働きを持っているからであります。
つまり、人間が持つあらゆる感覚、記憶、本能、理性、思考、といった、精神活動の全てを、「心」が蔵する「神」が、最終的には統括している、という風に、東洋医学では考えます。
この辺の詳しい話はたにぐち書店『中医心理学』に非常によくまとまっております。
(しかしこれは専門書ですので、一般の方は読んでもチンプンカンプンかもしれません。)
実は僕は昔からこの辺の理論が好きでして、というか興味を持ってまして、色々な先輩たちに質問したり、本を読んだりして、徐々に自分なりに勉強を進めていました。
日々患者さんに接するたび、
「一体、人間のココロの仕組みってどうなっているんだろう?」
「この人は何を求めているんだろう?」
「どうすればこの人は癒されるんだろうか?」
とかっていう問題は、僕が鍼を持って以来、ずーっと頭にありました。
これを「医学理論的に考える」、一つのヒントがこの『中医心理学』でありました。
・・・まあそれはともかく、「心」という臓が蔵するこの「神」というものは、「魂」の説明の時と同じ感じになりますが、「気」のある側面に名前を付けたもの、と考えたらいいと思います。
つまり、平た~く、はしょりまくって、強引に、言うと(笑)、「気」のように全身を周流しつつ、”主に”「精神活動」のバランス調節をしているもの、と言えます。
じゃあ肝の臓が蔵する「魂」との違いは何か、というと、「魂」が無意識の精神活動に関与するのに対し、「神」は意識下の精神活動に”主に”関与します。
要は、仕事でも家庭でも、それ以外の人間関係も、我々の振る舞いは全て、各人の顕在意識下でなされていて、潜在意識が表面化することは通常ない訳ですが、
両者は表裏一体の関係性を持っていて、相互に影響しあう訳です。
これを調整、統括し、顕在意識を清明、正常たらしめているものが「心神」なのであります。
なので様々な要因でコレが不安定になると、実に多様な症状を呈します。
いわゆる西洋医学的な、”精神病”と言われるようなものも、東洋医学では「心神の病」の範疇に入ってくることが多いです。
あるいは原因不明の激痛を伴う病なども、この範疇で考えると説明がつくことが多いです。
なので臨床的には、この考え方を応用すると、非常に強力な鎮痛作用を鍼で表現することが出来たりします。
(・・・と言ってもまあ、そんな簡単な技術ではないけどネ。)
かなり簡単に述べましたが、東洋医学の言う「心の臓」が蔵する「神」とは、以上のような役割を持ち、人間の健康には欠かすことのできない役目を担っている、ということです。
次回に続く
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