東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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最近観た映画

2017.09.28

P9110060

 

 

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最近も、暇さえありゃあ映画観てます!!

 

 

◆ダンケルク

 

 

これはですねー、うーん・・・、うん。て感じでした。

 

 

あのねー、暗いんだよねー。

 

 

第二次世界大戦、英独の戦い。

 

 

まあ、海岸線の砂浜という、何も隠れるところがない中で、あんな感じで戦闘機から機銃掃射されたら、マジで恐ろしいですね。

 

 

街中での戦闘も、非常にリアル。

 

 

◆エイリアン コヴェナント

 

 

別に監督とかで映画を観ない僕ですが、たまたま好きな作品の監督であることが多い、リドリースコット監督作品。

 

 

リドリースコットの出世作でもあるエイリアン。

 

 

まあエイリアンはねー。

 

 

1作目が1979年、僕が生まれるよりも前ですから(苦笑)、小学校の時、エイリアンが腹を突き破って出てくるシーンのマネをする奴がいたなー、ってくらいの存在です。(笑)

 

 

今回も、背中から出てくるパターン、口から出てくるパターン、腹から出てくるパターン、これでもかこれでもかと、お約束のグロいシーン、絶叫シーンが出てきます。(苦笑)

 

 

ただねー、あの宇宙船のやつら、アホでしょ。(苦笑)

 

 

最初から最後まで、凡ミスしまくりです。( ゚Д゚)

 

 

でもまあ、それも含めて、グロSFホラーエンターテイメントとして教科書のような作品なんでしょうね。

 

 

宇多丸さんの批評をどうぞ☆

 

 

 

◆ワンダーウーマン

 

 

どうしても観てしまう、MARVEL COMICSシリーズ。(笑)

 

 

今回の戦闘シーンはカッコいいですね。

 

 

このシリーズは、あれだけ超人たちがスーパーパワーを持っていても、最後は必ず素手のタイマン、てところがウケますね☆

 

 

ドラゴンボール的です。

 

 

◆スパイダーマン ホームカミング

 

 

これまたMARVEL COMICSシリーズ。(笑)

 

 

竹下、順調に米国の巨大資本に飲み込まれまくっております。(゚∀゚)

 

 

ただこれはねー、イマイチでした。

 

(結局アイアンマンなんじゃん、みたいなね。)

 

 

あの車の中の、親父が娘の彼氏の正体に気付くシーンの緊張感(ルームミラー越しにガン見してくる)は個人的に好きですが。(笑)

 

 

◆ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

 

 

これはねー、第3部が世代的に直撃の、週刊少年ジャンプ世代としては「怖いもの見たさ」で行きました。(苦笑)

 

 

アンジェロも仗助も、役者さん頑張っていると思うし、バッドカンパニーの見せ方も、悪くなかったと思う。

 

 

町全体の世界観、雰囲気も悪くない。

 

 

ただねー、やっぱこの漫画は、実写では無理なんだなー、と思ってしまいました。。。

 

 

同じ頃のジャンプマンガの映画化でも『るろうに剣心』は悪くなかっただけに、惜しかったですね。

 

 

・・・やっぱチャンバラとスタンドは違うよね。

 

 

興行的にも大コケだそうで、初めから二部作で作る予定だったそうなんですが、どうなるんでしょうか・・・?

 

 

1作目がコケたからと2作目の予算をケチって、ショボいものを作るくらいなんであれば、ここで止めといた方がいいと思います。

 

 

『進撃の巨人』といい、やっぱりマンガの映画化はハードル高いすねー。

 

 

せめてアニメ化なんでしょうね。

 

 

◆銀魂

 

 

これも同上です。

 

 

あと、作品全体に流れるノリがなんかちょっと。。。と思ってしまいました。

 

 

・・・んー、今回は全体的にイマイチでしたけど、しいて言うならエイリアンかな。

 

 

まあとにかく、映画最高!!

 

 

 

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分からない脈

2017.04.24

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今、東洋鍼灸専門学校「脈診」について喋っています。

 

 

 

 

いまだに、「分からない脈」がある。

 

(まあ、当たり前ですが。若造がスイマセン。<m(__)m>)

 

 

「脈診30年」

 

とか言われますが、昔は

 

「習得に30年かかるなんて、そんな診察法、価値ねえよ!」

 

と、非常に反感を覚えましたが、今はホントにそうだよなと、思わないでもないです。

 

 

基本理論は基本理論としてあり、それを習得し、運用するのは、さほど難しい話ではない。

 

 

問題はその先にある、もっともっと微妙な

 

「脈診の機微」

 

の問題。

 

 

患者さんの心、体、魂の「その時その瞬間」の状態が、映る鏡が脈。

 

 

で、その脈から、その患者さんの遠近の未来予測をするのが脈診。

 

 

だから名人になると、脈を診て、預言者、超能力者めいたことを言ったりして、それがピタリと当たったり、なんていう逸話も、少なくない。

 

 

僕の残りの人生で、そういうレベルまで行けるか。

 

 

 

行きてえ~

 

 

 

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最近観た映画

2017.02.22

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最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます!!!

 

 

◆ドクター・ストレンジ

 

 

何故か観てしまう、MARVEL COMICSシリーズ。

 

(苦笑・・・超巨大アメリカ資本に、またしても飲み込まれる竹下。)

 

 

・・・でも、今回はなかなか良かったですね。

 

 

何故ならば、主人公が天才的セレブ外科医で、それが事故によって西洋医学で治らない障害を負って・・・、という話で、

 

苦悩した先に出会ったのが、超能力(魔術)を操る師匠、という、僕らからすると他人ごとではない設定。(笑)

 

 

「東洋医学」とか、「魂」とか、「信じる」とか、出て来ますよ~~(*‘∀‘)

 

 

そしてそれらへの、アメリカ人的な描写が面白かったり、興味深かったりもします。

 

 

修行して、魔術を身に付けた主人公が、昔の外科医時代の仲間と再会した時、自分が見てきた事実を真面目に説明しても、

 

「はいはい、カルト宗教ね。」

 

と言われて取り合ってもらえず、説明がめんどくさくなるシーンなんかは、非常に好きですね。(笑)

 

 

◆マリアンヌ

 

 

ブラピ!まだまだ若い!!

 

 

ブラピももう53歳らしいですけど、20年前と全然変わんないっす。。。( ゚Д゚)

 

(しかもプライベートでは離婚問題大変なのに。。)

 

 

凄いナー、役者は!

 

 

マリアンヌ役の女優さん、予告編ではイマイチかと思いきや、なかなか良かったです。

 

 

あと、やっぱナチス怖え。(苦笑)

 

 

第三帝国!!

 

 

◆ザ・コンサルタント

 

 

・・・んーこれはまあ、眠かったです。(苦笑)

 

 

まあ、あんな会計士いたら面白いけどね。

 

 

◆マグニフィセント・セブン

 

 

これもまあ、うーん、まあ、うん、って感じ。(笑)

 

 

ただ、この映画の銃声とかセットが個人的には好きです。

 

 

銃声はなんか、凄く絶望的な音なんですよ。

 

(確実に誰か死んだな、っていう音ね。)

 

 

セットも、カウボーイがよく似合う、古びたアメリカの集落の雰囲気がいい。

 

 

◆相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

 

 

右京さん!

 

 

このシリーズのせいで、もはや何を見ても、水谷豊が右京さんにしか見えなくなりました。(苦笑)

 

 

ああいうこと(テロ)が都心で本当に起こりうるんでしょうかね。

 

 

起こりうるでしょうねー、場合によっては。

 

 

恐ろしい。

 

 

ただこの映画は、露骨な反戦、反政府的メッセージの見せ方が、ややウザい。

 

 

◆スノーデン

 

 

まあ、メチャ良かったわけでもないけど、今回のナンバーワンはこれかな。

 

 

CIAが実際に世界を監視していたことを内部告発したスノーデン。

 

 

今後、第二第三のスノーデンも、出てくる可能性はあります。

 

 

もはや、政府が完全に情報を管理することは出来ないのか。

 

 

この映画の中に、日本の生活インフラ等々は、完全にアメリカに押さえられてるっていう描写が出てくるんですが、

 

この話は実話ベースだし、おそらく実際にそうなんでしょうね。

 

 

アメリカは、日本が潜在的には自分たちを恨んでいることを、よく分かっているでしょうからね。

 

 

大東亜戦争後、連合国側が設定した世界秩序。

 

 

恐ろしいね。

 

 

 

 

まあとにかく、映画最高!!!!

 

 

 

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『臨床というもの2 生物学的人間』

2017.01.18

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蓮風先生の新刊本が出ました!

 

(Amazonの商品ページはこちら

 

 

因みに、まだまだ出るそうです。(笑)

 

 

これ、昨日Facebookでは軽く紹介したんですが、Facebookをやってない人のために、Blogでも感想を述べておきます。

 

 

北辰会は、今や東洋医学教育のグローバルスタンダードである「現代中医学」の理論の優れた部分と、日本伝統鍼灸医学独特の理論と実技を組み合わせ、

 

しかもそれを現代風にピューリファイし、非常に精緻で、確度の高い弁証論治を行う流派である、という、正当な認識、評価があります。

 

 

一方で、蓮風先生というカリスマ鍼灸師を頂点とする、カルト集団的な雰囲気がある、という心外な評価があります。

 

(まあ、北辰会はそういう輩を相手にしていませんが。。。(笑))

 

 

なぜ、こういう妙な評価が出るのかと考えると、蓮風先生のカリスマ性、圧倒的存在感をさておいても、北辰会はその医学の理念の中に

 

「患者さんの心と体と”魂を”救う。」

 

という言葉を理念に掲げていることが、一つにはあるのだろうと思います。

 

 

とりわけ、

 

”魂を救う、救済する”

 

という表現は、かつてのオウム真理教や、他のカルト教団も用いている(いた)表現であり、この一文を読んだだけで、

 

人によっては引いてしまうだろうと思いますし、新興宗教だ、カルト集団だ、という発想が出てくるのも分かります。

 

 

僕もこのブログ上で、何度なくこの問題には触れてきました。

 

「魂」を含む記事 参照

 

 

まあ僕的には北辰会は、患者さんを診る時に、人間存在の肉体面、精神面よりさらに深い部分に、この「魂」というものの存在を仮定、想定し、

 

そこをも、「東洋医学で、伝統鍼灸で」救おうじゃないか、と、理念に掲げている鍼灸学術研究団体だ、と、理解しています。

 

 

ですので、宗教団体、カルト集団ではなく、宗教的で、スピリチュアルな生命観を持った、東洋医学、鍼灸医学の学術研究団体である、という理解です。

 

 

北辰会では、死後の世界や輪廻転生は説きませんよ。(*‘∀‘)

 

 

グルへの帰依も説きません。(笑)

 

 

むしろ蓮風先生は、

 

「俺を徹底的に批判してみろ!どっちの方が真実か、鍼一本でトコトン勝負しようじゃないか!!」

 

と仰います。

 

 

まあ、東洋医学の医者が、スピリチュアルな生命観を持つのは、東洋医学の勉強を深めていくと、ある意味当然の認識のように、今では思います。

 

 

で、これまで北辰会、蓮風先生は、この「魂」というものについて、あえて細かく語ってきませんでした。

 

 

多くの哲学者や科学者、宗教家が言及しているように、「魂」というのは非常に多義的であり、一所懸命語ってみたところで、

 

言語でサクッと明確化できる代物ではないし、仮にしたところで、どうやって運用したらいいのか困る代物だと思うのですが、

 

それでもこの本には蓮風先生なりの「魂観」が多く語られています。

 

 

この日本で、50年以上、延べ70万人以上の患者さんの鍼灸臨床をやった蓮風先生だからこそ言えるところを、言葉を選んで語ってくれたものだと思います。

 

 

鍼を持つ者はもちろん、医師、薬剤師、患者さん、これから鍼灸を受けようと思っている方、皆さんにぜひ読んでもらいたい一冊です。

 

 

「魂」というものをどう考え、感得するか、ということは、序文で、蓮風先生の長年の患者さんでもある内科医、村井和先生が語っておられるように、

 

「鍼による難病治しの核心中の核心」

 

なんだと思います。

 

 

 

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最近観た映画

2016.09.22

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最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます!!!(#^.^#)

 

 

◆『ゴーストバスターズ』

 

 

これねえ、前作は僕が小学校の時だったでしょうか。

 

 

当時、クラスにマシュマロマンとそっくりな奴が居たのを覚えています。

 

(笑・・・マジで激似でした。)

 

 

まあ、ターミネーターとかゴジラみたいなもんで、あのテーマ曲がかかった瞬間、一気に小学校時代のノスタルジックな気持ちにはなりますが、

 

それ以上のものは、特に何もない作品でした。(苦笑)

 

 

小学生ぐらいの子供さんのいるような、僕と同年代とかが家族で行ったら楽しめるのかもしれないね。

 

 

まあでも、こないだ宗教、魂についてチラッと書きましたけど、西洋の霊魂観が東洋、特に日本とはずいぶん違うなあ、

 

というのが分かります。

 

東洋医学は宗教か。 7  参照

 

 

やっぱ貞子や呪怨のような不気味さではなく、ディズニーのホーンテッドマンションのような世界観になるんですね。(笑)

 

 

それを機械で捕まえて閉じ込めると。

 

 

唯物論だー(笑)

 

 

現代物理化学の勝利というプロパガンダだー(笑笑)

 

 

◆『スーサイドスクワッド』

 

 

まあこれはねー、DCというアメコミシリーズの映画化で、MARVELシリーズと似た雰囲気で、まあ、いんじゃないすか、って感じの作品です。

 

 

アメリカ的なグイグイ感がややウザい。(苦笑)

 

 

でも、ハーレイ・クイン役のマーゴットロビーは素晴らしいですね。

 

(笑・・・色々な意味で。)

 

 

ジョーカーやバットマンが出てくるのもうれしい。

 

 

個人的には、カタナ役の女優さんが納得いかなかったです。

 

(苦笑・・・なんじゃあの日本人観は!)

 

 

あとは、ああいう魔女の見せ方も、カッコよくて好きですね。

 

(特に一発目の、手がひっくり返るシーン。)

 

 

◆『君の名は。』

 

 

『シン・ゴジラ』と並んで超話題の作品。

 

 

アニメ映画はジブリぐらいしか観ないのですが、まあ絵はほぼジブリ(安藤雅司)だし、一応観ときました。

 

 

・・・で、うん、まあ、普通、って感じ。(*‘∀‘)

 

 

正直、あそこまで騒ぐほどかなー・・・???って感じです。

 

(笑・・・熱狂的ファンが怒ってきそうですが。。。)

 

 

そう思ってしまう僕の魂は、汚れているのだろうか。(苦笑)

 

 

この作品は妙に熱狂的なファンが多く、主題歌のRADWIMPS人気と相まっているのでしょうね。

 

 

男女が入れ替わる、時間、空間がずれている、夢の記憶が消えてしまう、なぜか涙が出る、偶然出会ってハッとする、

 

神道的な儀式の描写、天災(自然)など、まあー、ウケる要素満載の映画です。

 

 

日本的な「魂」「神」に興味のある人にとっても、楽しめるのではないでしょうかネ。(‘Д’)

 

 

◆『怒り』

 

 

今回観た中ではこれがナンバーワンですかね。

 

 

広瀬すず、宮崎あおいが素晴らしい。

 

(特に宮崎あおい)

 

 

俳優陣も凄いんですけど、それを上回っているように思います。

 

 

綾野剛は、別の作品の不良役と比べると、その演技力の幅がスゴイですね。

 

(『新宿スワン』も続編やるらしいので楽しみですね。)

 

 

まあ、自分ではどうにもならないモノ(生来の環境)とか、後悔してもしきれないこととか、生きてたら、あるよねー、って感じです。。。

 

(人生に”たられば”がない残酷さですね。)

 

 

まあ総じて、演技ってスゴイ、俳優、女優ってスゴイなあ、という作品でしたが、ストーリーそのものはそうでもなく、

 

最近の重い内容の邦画である『ヒメアノ~ル』とか『ディストラクションベイビーズ』と比べると、僕の中では超えなかったですね。

 

 

森田剛と、柳楽優弥がスゴイというのもあるけど、映像や音楽やテンポその他での、見せ方なんでしょうね。

 

 

こういう部分は監督とか、映画屋さん達のウデなんでしょうね。

 

 

受け手側にどう思われるか、ソフトとハード、両面大事。

 

 

受け手に阿り過ぎて、やりたいことが出来ないのもいけないし、自分勝手な主張ばっかりでも、世に受け入れられない。

 

 

清明院も、見習います。

 

 

映画最高!!!

 

 

 

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山田業精著『井見集』

2016.09.12

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今、山田業精の『井見集』を読み始めました。

 

 

寺澤捷年先生たちが活字にし、注まで入れて下さいました。

 

(スゴ過ぎる。。。)

 

 

山田業精は、こないだ墓参した、温知社初代代表、山田業広先生の息子さんです。

 

墓マイラー 23 山田業広先生

山田業広という人物            参照

 

 

この先生は、明治の初期から中期に、漢方医学排斥の時代に、父である山田業広先生の遺志を継いで、一生懸命闘った先生です。

 

 

山田業精先生で面白いのは、西洋医学の素晴らしさも認めている立場であることです。

 

 

しかし、西洋医学の良さも認めた立場であったが故、保守的な漢方医の厳しい批判にさらされ、最終的には温知社を脱退しているようです。

 

 

うーん、ここなー。

 

 

重要なポイントだったかもしれませんがねえ。

 

 

『井見集』には、興味深い記述が沢山出てきます。

 

 

ちょっと拾い読みして、参考になる部分をまとめとこうと思います。

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 目次

2016.09.11

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長くなりましたので、以下に目次にしました☆

 

 

是非もう一度、通しで読んで頂ければと思います。

 

 

東洋医学は宗教か。      現在の僕なりの医学観、医療観、宗教観。

 

東洋医学は宗教か。 2    僕自身の原初的な東洋医学観。

 

東洋医学は宗教か。 3    僕自身の実体験の中で、東洋医学を選択していった。

 

東洋医学は宗教か。 4    でもそれを人に強要しようとは思っていない。

 

東洋医学は宗教か。 5    実体験の中で「実感」することの重要性。

 

東洋医学は宗教か。 6    「宗教」とは。

 

東洋医学は宗教か。 7    「魂」とは。

 

東洋医学は宗教か。 8    宗教と医学医療の関係性

 

東洋医学は宗教か。 9    吉益東洞の思想

 

東洋医学は宗教か。 10   「鍼道」という言い方

 

東洋医学は宗教か。 11    宗教の定義の多様性

 

東洋医学は宗教か。 12    「哲学」とは

 

東洋医学は宗教か。 13    西洋医学と東洋医学の根本哲学の違い

 

東洋医学は宗教か。 14       「宗教」と「哲学」の違い

 

東洋医学は宗教か。 15    宗教や哲学、思想が対立するという現実

 

東洋医学は宗教か。 16    まとめ

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 16

2016.09.10

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4  

東洋医学は宗教か。 5

東洋医学は宗教か。 6 

東洋医学は宗教か。 7 

東洋医学は宗教か。 8

東洋医学は宗教か。 9

東洋医学は宗教か。 10 

東洋医学は宗教か。 11

東洋医学は宗教か。 12

東洋医学は宗教か。 13

東洋医学は宗教か。 14 

東洋医学は宗教か。 15      参照

 

 

さて、ここらでいったん、まとめましょ。(*‘∀‘)

 

 

このシリーズは、ここから波及する諸問題にまで手を付けていくと、キリがないです。(苦笑)

 

 

・・・まあ、語っている途中で、様々な興味深いテーマが出ましたので、追々、機会があったらそれぞれ個別に、詳しく書いてみましょう。

 

 

◆とりあえずの結論

 

 

平たく言えば、最初にも言ったように、

 

「東洋医学はあくまでも医学であって宗教ではないが、ある意味では、宗教的側面もないではない。」

 

というのが、今の僕の結論であります。

 

(まあ、フツーだね(苦笑))

 

 

医学であって宗教でないというのは、東洋医学は歴史的に見ても、巫術、呪術から脱却し、「気や陰陽」という自然哲学をもとに、病人の健康回復のために特化して展開された、

 

れっきとした「医学」であり、死後の世界や、輪廻や霊魂の存在を説き、民衆を幸福に向かってあまねく教え導き、救済する「宗教」とは、

 

対象も目的も内容も、性格が違うと思うからです。

 

 

東洋医学が対象にしているのはあくまでも「患者さん」「医者」であり、目的は病の治療です。

 

 

東洋医学は、その目的も対象も、宗教よりも、的を絞り込んでいると思っています。

 

 

従って、分けて理解するべきだと思います。

 

 

また一方で、宗教的色彩を帯びていると思う理由として、「信じる」というのがキーワードかな、と思います。

 

 

現代日本の医療界で、圧倒的にイニシアチブをとっている「西洋医学」の根底にある、最新の現代物理化学においては、

 

東洋医学がその理論のベースに置く「気や経絡経穴」というものの存在は証明されていません。

 

 

むしろ否定的、と言っていいでしょう。

 

 

でも、我々現場の東洋医学の医者は、それらの存在をある意味「信じて」「前提において」治療を行っています。

 

 

何故、そんなものが信じられるのかと言えば、我々は日々それらの存在を実感し、それらの存在を前提とした学術を駆使して治療にあたることで、

 

現実に病める患者さんが、実際に治っている現実に、日々接しているからです。

 

 

しかも、現代西洋医学が治せなかったような病が、治る場合があるからです。

 

 

そこに、現代における東洋医学(中国伝統医学)の大いなる存在意義や使命、可能性があると思います。

 

 

また、東洋医学が、『黄帝内経』以降、2500年もの風雪に耐えてきた伝統医学であるという、世界最古の伝統医学であるということも、

 

我々に自信をもたらしてくれている面もあるでしょう。

 

(西洋医学の歴史はせいぜいこの200~300年ですからね。)

 

意味のある未進化 参照

 

 

このような理由から、鍼灸臨床をやる上で、東洋医学の理論、学術に「僕は」依拠するようになった訳です。

 

 

依拠する上で、我々がこの、目に見えない、現代の最先端技術でも捕まえきれない、「気」という存在をある意味「信じている」というところが、

 

神仏や霊魂や死後の世界を「信じて祈る」行為なんかと、似ていると言えば似ているのかもしれませんし、その意味では、

 

宗教的と言えば宗教的と思います。

 

 

また、患者さん自身がその先生を「信じる」、鍼灸のことを「信じる」ことで、大きな安心感につながり、経絡経穴、臓腑の気の動きが結果的に良くなり、

 

鍼灸治療の効果が最大化する側面も、大いにあるでしょう。

 

 

ここも、宗教的と言えば宗教的。

 

 

そしてそういう、熱狂的に先生のことを信じている患者さんを、傍から見たら「熱狂的な宗教の信者」的な見方をされる場合も、あるかもしれません。(笑)

 

 

それも、宗教的と言えば宗教的。

 

 

 

 

でも、いくらそうやって信じたからって、やはり限界がある、なんでも治るというワケではない、ということも事実。

 

 

それを我々は、現代の医療のプロの端くれとして、よく理解していないといけません。

 

(東洋医学の限界というよりも、自分自身の学術の、現時点における限界を。)

 

 

・・・まあ、そもそも「医学」というものは、東洋であれ西洋であれ、それ以外であれ、100%、人間の心身をコントロールするなんてことは出来ません。

 

(それが出来ればもう神様だし、病人なんてこの世にいなくなります。)

 

 

ただ、蓮風先生が仰るように、人間の生老病死という自然の摂理(仏教の説く四苦)の中で、唯一、人間の力で抗うことが出来るのが「病」であり、

 

それに応える学問が「医学」です。

 

 

長い歴史の中で、人間の知恵が生んだ様々な自然哲学、人体観をベースに、色々な医学が生まれた訳です。

 

 

その中で、非常に強い存在感を放つものの一つが東洋医学、鍼灸医学なわけです。

 

 

・・・まーそういうことなんで、近年様々な事件を起こしているカルト宗教や、金儲けが主目的の連中や、胡散臭さが売りのオカルト論者なんかとは、

 

どうかステレオタイプ的に一緒にしないでほしいと、本当に思っています。(苦笑)

 

 

鍼灸医学は、悠久の歴史と、現代における確かな実効性、有用性を兼ね備えた、れっきとした伝統医学なのであります。

 

(部分的、一面的ではありますが、科学的根拠もあります。 日本鍼灸エビデンスレポート 参照)

 

 

だから東アジアだけでなく、世界中の多くの国々が国家資格や開業権などの制度としても認めている訳です。

 

 

あとまあ職業上、人の生き死にに大きく深く関わったり、病を治療することが、その人の人生そのものを救うことにも繋がりますから、

 

東洋医学の医者たる者は、宗教や哲学について、大いに学ぶべきだとも思います。

 

富士川游先生に学ぶ『医術と宗教』

思想を鍛える

根本思想と鷹揚(おうよう)性   参照

 

 

 

 

こういうことをよーく踏まえて、自分が医者として、人間として成長し、不動心で患者にあたれるようになればなるほど、

 

鍼灸の効果は素晴らしいものになっていくのだと思います。

 

(もちろん、基本となるような学術は徹底的に踏まえた上で、ですよ。)

 

 

あと、東洋医学は、東洋医学の医者の一生を、こうやって、最高に向かってずーっと指導しますから、医者にとっては、

 

宗教といっていいのかもしれませんね。(笑)

 

 

・・・まあ要は、何でもいんだよ、世のため人のためになりゃあ。

 

 

このシリーズも長くなったんで、次回、目次を付けて終わりますネ☆

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 13

2016.09.04

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4  

東洋医学は宗教か。 5

東洋医学は宗教か。 6 

東洋医学は宗教か。 7 

東洋医学は宗教か。 8

東洋医学は宗教か。 9

東洋医学は宗教か。 10 

東洋医学は宗教か。 11

東洋医学は宗教か。 12     参照

 

 

さて、どんどんいきましょう。

 

 

◆東洋医学と西洋医学の、根本哲学の違い

 

 

前回、「哲学」とは何かを説明し、それを鍛える(考える)ことが重要だ、というお話をしました。

 

 

蓮風先生も強調しておられますが、東洋医学と西洋医学では、人体、ひいては病気を考えていく上での根本哲学が違います。

 

 

ここは如何ともしがたい。

 

 

まあサクッと、ここに触れておきましょう。

 

 

西洋医学の自然認識の根本哲学は、機械論です。

 

 

「この自然は「物質」からなっており(唯物論)、それらが関わりあって、それぞれに精密な物理化学システムをなしている。」

 

という考え方です。

 

「唯物論」と「非唯物論」   参照

 

 

こないだも書いたように、この考え方からすれば、

 

「生命とは、遺伝子を自己複製するシステムである」

 

となります。

 

 

それに対して、東洋医学は生気論です。

 

 

生気論とは、

 

「生命現象は物理・化学的現象とはまったく異なり、独特の原理(活力)に基づく。」

 

という説。

 

 

だから生命、人体を考える時に「気や経絡」という発想(独特の原理)が出てきても、別に何の不思議も無いわけです。

 

 

生気論は何も東洋に限った話ではなく、アリストテレスのアニマ(霊魂)、ライプニッツの活力説、ベルグソンのエランビタールなど、

 

西洋においても、長い系譜があるようです。

 

「形而上学」と「形而下学」

「プシュケー」という言葉

ライプニッツと東洋哲学

ベルクソンという人

ベルクソンの名言        参照

 

 

しかしこれは、デカルトの心身二元論以降、「ある層から」忌み嫌われた考え方なのかもしれません。

 

デカルトという人物 3  参照

 

 

その話は、テーマから若干外れていくのでしませんが。(苦笑)

 

 

まあ、「生気論」は古臭く、とっくの昔に終わった考え方、という見方もあるけど、一方で、最新の物理学は、むしろ生気論に近づいてきている、

 

という見方もあったりするようです。

 

 

 

 

・・・うーん、てゆーか、現時点では両方あって、別にいいんじゃね!?

 

 

平等でよくね?

 

 

それを患者さんが選べばよくね??

 

 

・・・まあこの「生気論」という、生命に対する認識哲学を、日々のリアルな臨床の中で、許容できるかどうか、実感できるかどうか、

 

ここら辺がキモなんだと思いますよ、僕は。

 

 

要は、まずは素直にその考え方に則ってやってみて、実際に効果や変化が得られるかどうか、そして、そこに納得できるかどうか、それが重要ではないでしょうか。

 

 

 

 

・・・難しく考えすぎ?(笑)

 

 

いやいや、真剣に考えてるだけ。

 

 

僕が持ってるこの鍼一本に、自分の人生、患者さんの人生が大きく関わりますんで。

 

 

次回、では宗教と哲学はどう違うの?って話し。

 

 

 

続く

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 9

2016.08.28

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4  

東洋医学は宗教か。 5

東洋医学は宗教か。 6 

東洋医学は宗教か。 7 

東洋医学は宗教か。 8  参照

 

 

さて、どんどんいきましょう。

 

 

◆吉益東洞先生の医学

 

 

前回、日本や諸外国でも、医学と宗教はもともと一体のものであったのが、近代になるにしたがって「体」の問題は医学が、

 

「心」「魂」の部分は宗教が、という風に役割分担が出来てきた、しかし「医学」「宗教」の距離は今でも近く、

 

今でもややあいまいな部分すらある、というお話をしました。

 

 

しかしながら、我々は現代日本の医療人、社会人です。

 

 

いくら日本人は様々な宗教に対して鷹揚であるとは言っても、近年の一部のカルト宗教に対するマイナスイメージが、

 

総合的、全体的には強いでしょう。

 

 

しかも、東洋医学、特に鍼灸医学は、国民皆保険制度の中でも立場が弱い。

 

 

そうした中で、社会人、医療人、東洋医学の鍼医者として、どうあるべきか。

 

 

患者さんが安心してかかれるように、また、これから東洋医学を学ぶ人が安心して学べるようにしていかなくてはいけないと思います。

 

 

ここで、一つの参考として、以前私も墓参し、このブログ上で人物紹介した、江戸期の名医、吉益東洞先生の考え方を紹介します。

 

吉益東洞(よしますとうどう)について

墓マイラー3             参照

 

(そう言えば僕の墓マイラーのきっかけになった、蓮風先生の勧めも、吉益東洞でしたね。何か意味があるのかもしれません。。。)

 

 

この先生は、当時としては革命児的な存在で、かなり極論をぶって、医学界に論争を起こしたことでも有名なんですが、僕が好きなのは、

 

「俺たちは医者だろ?治してナンボだろ??」

 

という彼の主張です。

 

 

ゴチャゴチャと理屈ばっかりこねて、お高くとまって、結局は治せない、当時の医者を、バッサリと断罪したのです。

 

 

1759年、彼が57歳の時に書いた『医断』という本は、当時の医学界に大論争を巻き起こしました。

 

 

そして10年後の1769年、彼が死の3年前、67歳の時に書いた『医事或問』という本は、その論争を受けて、反論を十二分に咀嚼し、

 

彼自身の考えをまとめた本です。

 

 

そしてその内容は、『医事或問』が出版されてから約150年後、当時の政府によって東洋医学が排斥されていた、東洋医学にとっての暗黒期である明治の末期に、

 

和田啓十郎先生に大きな影響を与え、『医界之鉄椎』という本の出版に連なり、それ以降の漢方復興運動の端緒となりました。

 

和田啓十郎という人物

墓マイラー 39  和田啓十郎先生    参照

 

 

今から250年前に書かれた本が、今から100年前の超アツい先生に影響を与え、それが現代でも大きな影響を持っているとは、

 

歴史って素晴らしい。

 

 

僕らでは想像も出来ないようなアツいアツい先生たちが、ちょっとづつちょっとづつ積み上げて、作って来たんですよ、今を。

 

 

それをよくよく考えるべきですね。

 

 

・・・まあ前置きが長くなりましたが(苦笑)、そこに何が書いてあるかというと、問答形式で色々なことが書いてあるのですが、一番有名なのは

 

「生死は知らぬ。」

 

という吉益東洞の文句でしょう。

 

 

これは、吉益東洞の医学の核心部分とも言われます。

 

 

普通に聞いたら、

 

「え!?なんで?医者なのに??」

 

と思う人が多いと思います。

 

(当時もそう思う人は一定数いたようです。)

 

 

これを簡単に略して言えば、

 

「生死というのは天が司るところで、医者がこれに拘ったり恐れたりすると、迷ってしまって正確な治療が出来ない、

 

しかし、これが本当に理解できると、迷うことはない。本当の医療が行える。これを心に覚悟しないものは、医者とは言えない。」

 

とまで説きます。

 

 

患者さんの死を前にして、妙にうろたえたり、どうにか死なないようにと考えて、治療でないことをするならば、それは医者ではない、というのです。

 

 

生き死にの問題は天、病気治しは医者、と喝破したわけです。

 

 

いわゆる「姑息的な対症療法」でお茶を濁すことが蔓延する現代にも、非常に重く響く、厳しい言葉だと思います。

 

(まさにこの考え方が”医界之鉄椎”の引き金になる訳です。)

 

 

でも、中途半端な医者がこれを教条にしてしまうのは、実に危険なのでご注意を。(笑)

 

 

こういうスリリングさ、主張の激しさが、吉益東洞の魅力でもあります。

 

 

続く

 

 

 

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