東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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お天気と病気

2012.01.22

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金曜日に、関東地方でも初雪が降りました。

幸い、道路に積もったり、交通機関が麻痺するほどではなかったので、往診事業部には影響は出ず、私もバイクに乗って元気に往診に出ました。


ここのところ寒い日が続いていましたので、ついに来たか!という感じでしたネ。


やはり寒いと、いわゆる「カゼ」をひく人が多いです。


寒さが原因で、神経痛や、五十肩が悪化するケースもあります。


これを東洋医学的にどう考えるかというと、「風邪(ふうじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」が合わさって、「風寒邪(ふうかんじゃ)」となって、

自然界の”邪気(じゃき)”として、健康な人体の”正気(せいき)”を脅かすからだ、と考えます。

カテゴリ「邪気」 参照

 

そしてこれは、もともと、飲食の不摂生があったり、睡眠不足などからくる過労があったり、過度のストレスによる血行不良があったりする人は、

当然邪気に侵入されやすく、この「風寒邪」にももちろん侵入されやすくなります。

 


結局は普段の養生が大事だ、ということですな。

 

そしてその「邪気に入られた時のカラダの状況と、邪気の強さや種類」によって、結果的に呈する症状も経過も、千差万別、という訳です。

 

こういうことを前もって予測するのに、自然界の大きな動きを東洋医学的に把握しておくことは非常に有益です。

 


そこで重要なのが、(一社)北辰会、橋本浩一先生の

『内経気象学(だいけいきしょうがく)』

です。

12月(社)北辰会本部定例会 参照

 


これは大変膨大な学問で、抵抗のある人も多いんですが、専門用語の問題だけ慣れてしまえば、実は非常に論理的で分かりやすい学問です。

 


基本的には60年周期で、いついつの何年は土運太過だから、四季はこうなると予測できる、というモノですから、パソコンともよく馴染みます。

 


そこで橋本先生は、なんと内経気象学のPCソフトまで開発しております。

 

(スゴ過ぎる・・・!)

内経気象学リアルタイム 参照

 


常に先手先手を打った治療、また、大自然の大きな動きをも視野に入れた「壮大な」弁証論治が表現できてこそ、東洋医学なんだと思います。

 

・・・精進しなくては、と思います。

 

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ある医者と看護師との対話

2011.12.16


清明院では現在、スタッフを急募しております!!


ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細は
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こないだ、とある看護師と医者と知り合う機会があった。

そこで、こんな話が出た。


看護師「竹下先生って、鍼師さんなんですよね?鍼で腰痛とか肩こりが治るのは、血行が良くなるのかな~って、何となく分かるんだけど、不眠とか風邪とかアレルギーが治るのって、何でなんですか??」

医者「そりゃあ自律神経系や免疫系に作用して、自然治癒力が高まるからだよ。ねえ、先生?」

竹「・・・ん~、ま、そう解釈される場合もあります。でも実際は東洋医学の理論に基づいてやるので、現代医学の考え方に完全に還元することは難しい、というか不可能だと思っています。」

医者「俺が風邪ひいたら、まず薬なんて飲まないね。〇〇顆粒なんて、よく出回ってるけど、あんなもん、とんでもないよ。カゼの引き始めに免疫力下げてどーすんだよ。」

看護師「ええ~!〇〇顆粒はいい薬ですよ~。引き始めに飲んだら、症状も楽になるし、すぐ治りますって~!!何度も経験ありますよ~。」

医者「だから~、症状がおさまるのと治るのは違うんだよ。一時的に症状を抑えるのは根本解決にならないからかえって経過が長引くだけなの!ねえ先生?」

竹「はは(笑)、でも症状を緩和するのも大事なことですよ。」

医者「まあね。どうしても明日仕事に出なきゃいけない時とかは、しょうがない時もあるけど、ああいう強引な抑え方って、よくないと思うんだけど・・・。」

竹「それは基本的には僕も同感ですが、先生はどうしてそう思うんですか?西洋医でありながら。」

医者「僕は大学病院にいた時代、”最先端”と言われている西洋医学の治療によって全然治らない症例を嫌というほど見てきました。それで、医者でありながら一部の西洋医学の方法や考え方に不信感を感じるようになったんです。」

竹「なるほど。」

看護師「西洋医学と東洋医学がいいとこ取りできればいいと思うんですけどね~。」

医者「そりゃ無理だよ。根本的なカラダの見方が違うんだから。」

竹「そうそう、そうなんです。先生はそこまで分かってるのに、東洋医学はやらないんですか?」

医者「前々から興味はあるけど、時間がなくて・・・。」

・・・という会話でした。(ごく一部ですが。)

皆様はどう思われますか??

医師の中に、”薬を飲みたくない”という人が多くいることは事実でしょう。

どうしてでしょうかネ。

随分前にも、とある若いドクターに、

「東洋医学を勉強したいんですけど、どこに行ったらいいんですか??」

とか、

「鍼灸を勉強するには、鍼灸学校に行かないとダメですか?」

と、聞かれたことがあります。

潜在的には、患者さんからも、医療従事者からも、非常に注目度が増してきているこの医学・・・。

西洋医学の現場で働いている人の間でも、徐々に認識が高まってきています。

・・・さあ、この動きが加速していった時、日本の鍼灸家、漢方家は、医師達、西洋医学の畑の人たちからの期待に応えられるか。

徹頭徹尾東洋医学で、医学の世界、治療の世界が表現できるか。

大問題だと思う。

・・・まあ、職種に限らず、どういう状況になっても、キチッと自分らの立場を明確に出来て、かつ結果の出せる仕事じゃないとネ。


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患者さんの声(40代男性 パニック障害様の諸症状、アトピー性皮膚炎、フケ症、頭痛、下痢、倦怠感など)

2011.08.10

 

 

 

 

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「患者さんの声」をいただきましたので、ご紹介いたします。

 

40代 男性 

症状:アトピー性皮膚炎による皮膚の痒み、フケ、激しい頭痛、下痢、倦怠感、パニック障害様の諸症状(人ごみや車の運転で不安感、緊張感など)

 

※この文章は、患者さんの奥様が書いて下さいました。

夫は、昔から病院が嫌いで、ひどい頭痛や下痢、倦怠感に悩まされていたのにもかかわらず、

病院で重大な病名を告げられる事が怖くて、診察を受けることなく、何年もそういった症状を市販の薬でごまかし続けていました。

はたから見ていて、毎日の胃薬や頭痛薬の消費量が異常に多かったので、何度も病院でちゃんと診察を受けるように勧めましたが、

数年前、夫の父が、会社の健康診断で突然癌があると指摘され、それまで何の症状も無く元気に見えた父が、

入院、手術した途端にみるみる弱って、数か月で亡くなったことがとてもショックだったらしく、

「怖い病気が発見されたら、俺も病気を気に病んで死ぬよ。病気があったとしても、知らない方が長生きできる。」

と言って、聞き入れてはくれませんでした。

・・・その後、縁あって娘が清明院にお世話になったのをきっかけに、「鍼なら悪いデータやレントゲン写真を見せられることもないだろう」と、

渋々ではありましたが夫も竹下先生に診て頂くようになったのです。

竹下先生が、いつかTVで見た中国の鍼師さんのように、体が針山のようになる程たくさんの鍼を刺すのではなく、

一回の施術に1本しか鍼を使わない、という事も夫にとっては恐怖感が軽減出来た理由のようです。
 
その頃の夫は、3年程家の中での事務的な仕事を続けていたので、家の中で用を足すのと、たまに駅前の本屋さんに行くなどの15~20分位しか歩くことが無くなり、

これといった運動もせず、また、家族以外の人と会って話す機会がほとんど無く、外見を気にすることも無いためか、

外で働いていた時と比べると20キロ近く太ってしまっていました。


そして、従来からある体調不良に加えて、人ごみの中に行く事や、緊張する車の運転がとても苦手になり、すぐに冷や汗をかいたり、

具合が悪くなってしまう為、よけいに家にこもりがちになってしまう、という悪循環に陥っておりました。
 
治療を始めてすぐに、頭痛や下痢が少なくなり、また、皮膚の状態がとても良くなり、ずっとひどいフケに悩まされていたのが、気が付くと気にならなくなっていました。

その後、だんだん体調が良くなったようで、半年位経った頃、もうこのまま一生外で働けないのでは、と思っていた私の予想に反して、

前に勤めていた事務所に復職をする事になりました。

 
その後、過剰な食欲もだんだんとなくなったようで、家でもあまり食べ過ぎるという事が無くなりました。

また、毎回毎回毎回先生が食養生のお話をしてくださったのが効いたためか、食事の嗜好が少しずつ変わり、好きだった肉類よりもあっさりした物や、

野菜を良く食べるようになり、どんなに私に咎められても止められなかった程大好きだった甘いもの(一時期は、飴を毎日1袋食べていました!)もあまり欲しがらなくなったので、

体重がどんどん減っていき、2か月ほどで計10キロ以上痩せました。

 
一時、逆に悪い病気にでもなったのかしら、と心配しましたが、体調は前よりもずっと良くなったようなので、夫も、やはり、鍼の効果なのかなぁ・・・、などと話していました。

今では、体重は安定しており、食欲は前より少し増していますが、リバウンドすることもありません。

 
また、毎年冬に風邪をこじらせて高熱を出していたのですが、この冬はとても元気に過ごしておりました。
まだ時々、頭痛や腹痛がありますが、以前のように毎食後胃薬を飲むという事はなくなりました。
現在は、なんとあの引きこもりさんが、独立して3人の所員を抱えた司法書士事務所の所長として、日々楽しそうに働いております。

ただ一つ、残念なことは、夫は何故か「何となく自然に治った。」と思っているふしがあり、鍼のすごさを今一つ理解できていないということです。

(治療していただいている時には、いつもあんなにリラックスして人前でぐうぐう寝ているくせに!)

 
夫が「自然治癒」と感じているのは、私の主観では、夫が「今日は治療の時、院長先生と全然話さなかった。」という日もある程に、

人と話す時に緊張しがちな夫に余計な気を使わせないようにと、(空気)のように接してくださった院長先生の「技術」の賜物ではないかと思っております。

 
竹下先生にご紹介いただいた藤本蓮風先生のご本に

「鍼は運命を変える。」

というようなことが書かれていましたが、この1年弱の間に夫に起こった変化は、本当に「運命が変わった」としか言いようの無いようなことで、

鍼で、体から、心を、さらに運命まで整えて頂けたのだなあと、感動と感謝の念でいっぱいです。

今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。

 
また、拙文を読んだ心の弱っている方が「鍼灸治療を受けてみようかしら・・・。」と思って下さることを、切に望んでおります。

 
 

【清明院からのコメント】

この方は、まだ幼い娘さんが治療に来ていたついでに、奥様のすすめもあって、渋々、清明院で治療を受けるようになった患者さんです。(苦笑)

なかなか自分の思っていることや考えていることを人に伝えるのが苦手な方で、あまり無理に喋らせようとすると過緊張が起こってしまうので、

問診よりも体表観察 に重きを置いて、「肝陽上亢(かんようじょうこう)、湿熱(しつねつ)」と証を立て、治療を進めました。

治療中は極力笑わせたり、和ませたりすることに重きを置き、症状のことを細かく細かく聞いていく、ということはあえてあまりしませんでした。

その結果、患者さん御本人としては、鍼がよく効いたというよりは、「自然治癒」だとお考えになったようです。(苦笑)

・・・まあ、鍼というのは、人間にもともと備わった「治る力」を引き出すためのものなので、僕としてはそう思っていただいてもいいと思っています。

清明院HPでも、このブログ上でも、何度も書いているように、あくまでも「自然治癒(治る力)」の手助けをするのが鍼灸治療です。

「”正しい”鍼灸をする」
  ↓
「体が本来のいいバランスを取り戻す」
  ↓
「相対的に自然治癒力(治る力)が治療前より上がる」
  ↓
「諸々の症状がとれる」

というメカニズムなのです。

決して鍼灸が患者さんの心身を「完全に」コントロールしている訳ではありません。

「医療」というのはどんなものであれ、あくまでもサポート、「手助け」なのであります。

ですので、この「手助け」に対してどれぐらい重い価値を見い出すかが、人によって違うというのは当たり前です。

ここは興味深いところですネ・・・。

ともかく、本症例の場合は、鍼が明らかに「治る力」の手助けになっている、ということは、上記のような、

治療を開始してからのご主人の心身の著しい変化が、結果から証明してくれていると思います。

初診の時の、御自宅での引きこもり状態から考えると、現在の仕事スタイルは、考えられないほどの激変であり、ちょっと心配な面もありますが、

今後もさらなる症状の改善、心身の安定を目指して、治療を続行していきたいと考えております。

・・・それにしても、この方の「病気を気に病んで死ぬ、知らない方が長生きできる。」という言葉・・・、考えさせられるものがあると思います。

 

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患者さんの声(7歳女児 アトピー性皮膚炎 止まらない咳、便秘など)

2011.08.09

 

 

 

 

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「患者さんの声」をいただきましたので、ご紹介します。

 


7歳 女児

症状:アトピー性皮膚炎 止まらない咳 便秘など


※以下の文章は、Sちゃんのお母様が書いて下さいました。(笑・・・念のためネ。)

 

初めて清明院に伺ったのは、1年半ほど前、娘の咳が薬を飲んでもなかなか治らないので困っていた時でした。

このまま薬を飲み続けることに抵抗と疑問を感じていた時に、たまたま『チャングムの誓い』という韓流ドラマで、鍼で病気を治すシーンを見て、

大昔から現代まで廃れていない鍼治療を受けたらこの咳が治るかもしれない・・・と直感的に思ったのです。

でも、鍼のお医者さんは、意外と街にたくさんあって、どのようにして選んで診て頂けばよいのか分からなかったので、インターネットで探してみました。

たくさんの鍼灸院のホームページの中で清明院を選んだ理由は、医院長先生の自己紹介のところに「趣味・寝ること」とあったからです。

「なんと正直なお医者様でしょう!この先生になら安心して娘を診て頂けそう!」

と思い、その日のうちに予約をお願いしました。

(笑・・・もちろん、ホームページやブログの他の内容もしっかり拝見して、決めさせて頂きましたよ。)

 
 
初診の時は、実は、もし「良くない先生」だったら、もう金輪際絶対に娘をお任せしたくない。と強く思っていましたので、

竹下先生のお人柄を見て、もし不親切な先生だったら他の鍼灸院に移ろうと考えていました。

 
 
また、ここでは、気になる「咳」だけを治して頂けると思いこんでいた為、「咳」と関係が無いのでは?という質問も含めた初診時の問診項目の多さと、

「アトピーもよくなりますよ~。」

という先生のお言葉に内心少し混乱したのも事実です。
 

 
 
でも、初めの問診の時、人見知りのはずの娘が、存外気楽に先生とお話をしている様子を見て、

また、通い続けているうちにまるで親戚の家にでも来たかのように清明院でのびのびとする娘に、

いつも優しく、たまにキビシく接してくださる竹下先生のお人柄に触れるうちに、娘が成長して大人になっても、老人になっても、

あらゆる病気についてご相談できる一生の主治医さんにやっとお会いできたんだなということを確信できるようになりました。

 
 

”問診”については、のちに医院長先生から東洋医学の考え方を、お話やブログなどで教えて頂き、娘の体に現れる「咳」「皮膚炎」「発熱」「便秘」などの症状の一つ一つや、

娘の生活環境、生活状況などは、関係が無さそうで実はみんなつながっていて、全体的に改善していかないと、

本当の意味で「元気になった」とは言えない、ということが理解できるようになり、納得いたしました。

 
 
 
私は、きちんと養生指導を守れない、ずぼらでダメな母なので、その後ほぼ丸投げ気味で医院長先生の鍼に全てお任せしていたのですが、(本当に申し訳ございません) 

現在娘は、おかげさまですっかり元気になりました。

 

あれほど長引いた咳は収まり、皮膚症状も安定して、あまりかけなかった汗もたくさんかくようになり、カサカサだった肌にうるおいも出てきました。

朝昼晩飲んでいたアレルギーの薬は、特に痒い時だけ飲めば大丈夫になり、皮膚の具合の悪い時に塗るステロイドの少し入った薬も、めったに使わずに済むようになりました。

 

また、季節の変わり目には咳や発熱のために通っていた小児科に、今年は一度も行かずに済んでいます。
 
 

冬のインフルエンザ等、流行の病気には毎年必ず感染していたのに、今シーズンは鼻風邪をひいたくらいで済みました。
 
 
 
・・・以前、「成長によってアトピーなどは自然に治るから安心しなさい。」という話を何度か聞いたことがあります。

娘の場合も「鍼ではなく、成長によって治ったのでは?」と思われる人もいるかもしれません。

 

でも、症状が改善したのは、単なる成長ではなく、鍼と、小学校に入学したことによる、「運動量の増加」と、「規則正しい生活と食事」が大きいと思います。
 

というように、明確に説明できる原因を親が理解していれば、娘がもっと大きくなってからのアレルギーにも、その時の症状に合った食事と運動、そして鍼で対応できるという「安心感」があります。
 

子供のアレルギー体質と一生付き合っていかなければいけない親にとって、将来の様々なアレルギー症状に対する不安を大きく軽減していただけたことは、何よりうれしいことです。
 

このような東洋医学の考え方に基づく「病気のしくみ」を色々指導して下さった竹下先生には本当に感謝しております。
 
 
 
それから、他の患者さんもおっしゃるように、清明院での治療にはたくさんのミラクルがあり、あまりうまく文章で表現できないのですが、何よりミラクルなことは、娘は、鍼治療を受け始めてから、

「自分自身の丁度良く健康な状態(位置のような感じでしょうか?)」

が自分で分かるようになったようで、多少具合が悪くなっても、パニックにならずに、すぐに体調を立て直して、

「自分で元の元気な位置に戻れる」

ようになった事です。これが

「自然治癒力が高まった」

ということなんでしょうか。母親の感覚的なもので、うまく言い表す事が出来なくて申し訳ございません。

 

今までの、他の患者さんの声で、清明院、竹下先生の素晴らしさは十分伝わると思いましたので、

私は、この文章を読んで、鍼灸院になじみが無いために、行きあぐねている方の背中を押させていただければと思い、主 に清明院を選ばせていただいた理由について書かせていただきました。

今後とも、どうぞよろしくおねがいいたします。

 

【清明院からのコメント】

大変気持ちのこもった「声」をいただき、とても嬉しく思います。

Sちゃん自身の声としては、実はかなり以前(1年半ほど前)に、このブログに登場してくれております。

嬉しいプレゼント 参照

小児の病、というのは、どういう病であれ親御さんとの関係性や、親によってコントロール出来る、衣・食・住全てに渡る生活環境と、大きく関わります。

この女の子の場合も、初診時、お母様が大変な思いをしながらも、非常に冷静に、かつ合理的に、娘さんに最適な医療を模索しておられることがひしひしと伝わってきました。

お母様自身もお仕事が非常に忙しいのに、大変だったろうと思います。

問診してみると、生活の中に、アレルギーを治すには不利な状況、環境があることがよく分かりました。

しかしそれでも、鍼の力で心身を整えることで、どこまでいけるか、という症例だと思います。

「肝脾同病(かんひどうびょう)」と証を立てて治療を開始し、1年半の間、雨の日も風の日も一生懸命通院され、少しづつだけど、今では上記のように、かなりよくなりました。

御両親、特にお母様の御努力は相当なものであったろうと思います。

お母様はよくなった理由を鍼と、運動と、生活リズムと食事、と分析されましたが、私から見ると、ここまでよくなった理由は、

「それら+御両親の努力」

だと思います。

今後もSちゃんの健やかな成長を見守っていきたいと思います。

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患者さんの声(40代女性 円形脱毛症、湿疹、頭痛、関節痛、五十肩など)

2011.08.07

 

 

 

 

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「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します!!

 

40代 女性 

症状:円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、四十肩など

 

私が初めて円形脱毛症を発症したのは7年前のことでした。

とにかく見た目が変わることのショックが大きくて専門外来のある病院に行ってみたりもしましたが、診察室に入って座るなり、

「はじめに言っておきますが、これは治りません。」

とはっきり言われて更にショック・・・。

 

その後、一度は良くなったのですが、
昨年再発し、広がる一方だったので、私よりも一足先に夫がお世話になっていた、清明院さんで治療を受けさせて頂くことにしました
 

・・・が、微妙な年頃?のせいもあってか、実は他にも、
五十肩、湿疹、頭痛、風邪、関節痛など色々な不調に悩まされていたので、

治療では円形脱毛症そっちのけで、ついつい違う症状を訴えてしまっていました。

そのうち自分でもだんだん何の治療に通っているのか分からなくなりつつ(汗)、毎度毎度、あっちが痛いだのこっちが痒いだのと言い続けていた私に、

根気よく治療してくださった院長先生には本当に感謝しております。

 
 
 

おかげさまで、治療が始まって約半年が過ぎた頃には、
体調が全体的にとても良くなったと実感することができました。

気持ちも安定してきて前向きになり、ストレスにもちょっと強くなったかも?という気がしています。

円形脱毛の方はもう少し時間がかかりそうですが、

体調も整ってきたので、きっと良くなると思っております。

 

【清明院からコメント】

この方は、もともと清明院の患者さんである、御主人の紹介でお見えになりました。

「円形脱毛症」という病気は、西洋医学的にはなかなか原因の特定が難しい疾患であり、なかなか根治がしにくい疾患の一つであります。

とはいえ、患者さんには極力希望を持ってもらいたいものであります。

東洋医学では、「髪は血(けつ)の余り」という言葉があり、何らかの原因で、頭部に部分的に血が巡らなくなったことで、円形脱毛が起こる、と考えます。

単純に、頭部で気や血が停滞しているだけなら、その停滞だけとればすぐに髪が生えてくることもあります。

しかしこの症例の場合は、なかなかそう単純なものではない、ということは、初診の問診でよく分かりました。円形脱毛以外にも悪い部分がたくさんあったのです。

ですので、

「他にも色々な症状があるので、まずはとりやすい症状からとっていって、徐々に体調を整えていきながら、様子を見てみたらいかがですか?」

とお伝えしての、治療開始となりました。

「肝胆湿熱(かんたんしつねつ)>腎陰虚(じんいんきょ)」と証を立て、治療すると、皮膚の状態や関節痛など、この方がお持ちの症状が徐々に軽減していきました。

それとともに、精神的に安定し、笑顔が増えてきたのが印象的です。

この方が書いておられるように、あれやこれやと日替わりで様々な症状を訴えるのは、精神的に不安定な状態を示すことがあります。

要は不安から抜け出せない状態にあることが多い、ということです。

しかしこれも最近では、随分訴え方が変化してきた、という印象です。以前ほど訴え方も激しくないし、何より表情、顔つきが全然違います。

また現在、治療を開始して半年以上たちますが、正直、脱毛に関しては、あまり変化しておりません。

この事実に対し、鍼で進行を食い止めているのだ、と、こちらの都合のいいように考えてもいいのかもしれません。

しかし重要なのは、この方が述べてくれたように、「確かに体調がよくなった」と実感されたこと、「きっと良くなる」と考えられるようになったことです。

「希望を持たせて、不安顔を笑顔に変える」これは非常に重要なことであると考えております。

今後も、脱毛症の治癒を目指して、治療を継続させていただきたいと思っております。

 
 

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「春」と「木」と「風」と「肝」

2011.02.08

立春を過ぎれば、

「暑さ寒さも彼岸まで」

なんて言葉が、患者さんとの会話の中に混ざるようになってきて、ぼつぼつ春到来の予感でございます。

立春!!
三寒四温
ちょっとした養生法 参照

 

今日はえらく寒いし、夜には関東でも雪が降るなんて言ってるけど、昨日やおとといなんかは、意外と寒くなかったですよね。

 


また、昨日はけっこう風が吹いていましたが、その風の冷たさ、吹き方が真冬のそれとは随分違ってきたなあ、ということに、敏感な人は気付いたことでしょう。



春→夏→秋→冬→・・・
という季節の循環は、昔からある程度一定であります。

 


東洋哲学では、この「四季」の循環に応じて、人体にどういう影響が起こるかを、非常に理論的に考察しています。

 


なぜならこれは日本人、中国人が農耕民族であったからではないか、というのは、多くの学者さんが指摘するところです。

 


・・・という話を、このブログでも何度か書いています。

雨はなぜ降る?
「東洋医学」と「数学」
「清明」について    参照

 


・・・農耕民族にとって、その年の気候の変化をなるべく正確にうかがい知る、予測する、ということは、その年の収穫の多い少ないを決定づける事項であるため、

 

まさに死活問題であったワケです。

 


まーそれはともかく、1年のうちで「春」という時期は、五行で言うと「木(もく)」に分類され、自然界は樹木が青々と、伸び伸びと繁茂し、

 

また新芽が芽吹く時期でもあります。

 

 


人体も同じように、伸び伸びと繁茂するように気が伸び伸びと動いてくれればなにも問題は起こらないんですが、そうもいかない人にとっては「肝の臓」の働きが必要以上に高ぶりやすく、

 

肝の臓の不調を起こしたり、木の性質を持つ邪気である「風邪(ふうじゃ)」という邪気に侵されやすい時期となる、と考えます。(苦笑)

カテゴリ 「五行」
小麦アレルギー
「花粉症」について(その2) 参照

 


・・・ですのでもともと運動不足や仕事のストレスから「肝の臓」の働きが昂っていることが多い現代人は、この時期、

「肝の臓の働き高ぶり過ぎ病」

とか、

「風邪(ふうじゃ)に侵された病」

になってしまうことが多いのです。


(長くなっちゃいそうなんで今日はこの辺にしときます・・・。)

 

 


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「ホンイキの」寒さ対策

2011.01.12

いや~しかし、毎日毎日、なかなかの寒さが続いておりますナー。

(昨日、少々カタイ話だったんで、今日はサラッと軽~く行きましょう。(笑))

・・・という訳でここ最近、清明院にもカゼひきさんが多く来院されております。

今さらながら、知らない人のために一応言っておきますが、カゼに鍼はよく効くんですよ。

今さらながらネ。(苦笑)

ちなみにこのことは、以前に何度もこのブログで書いております。

カゼひきの患者さんに、カゼをひいた前後の状況をよくよく聞いてみると、寒さ対策が甘いことが非常に多く見受けられます。

まずはここをキッチリおさえておいていただくことが、どう考えても重要です。

「ホンイキで」「オオマジで」寒さ対策をすることをお勧めします。(笑)

・・・近年、自然界の気象変動は激しいです。

異常気象、異常気象と、言われるようになって久しいです。

しかし、大自然の気象の問題を、我々一般人の力で変えてしまうことはなかなか出来ません。

だから自分たちの側で「過ごし方そのものを」工夫するしかないんです。

・・・まず、風邪をひいた人、ひいてなかなか治らない、という人の話を聞くと、圧倒的に多いのが「足腰の冷え対策の甘さ」です。

 

(特に女性)

やはり、おしゃれにスカート履きたくても、ここは我慢してズボンでいくべきです。

下着も、ババシャツ、腹巻き、タイツ等々、頑丈かつ完璧にガードするべきです。

男性の場合も、腹巻きや、ズボン下をはいてでも防寒するべきです。

カゼで寝込んじゃったら、おしゃれも仕事も出会いもへったくれもないんですから。

室内の仕事で暖房が効いてて暑いからヤダ、という方は、通勤の間にキッチリ防寒出来るような工夫をするべきです。

(ダウンコートなどの超強力なアウターとかネ。)

・・・東洋医学の言う冷え(寒邪)というのは「下(下焦)」から入る、と言われます。

冬場のカゼを予防するにあたって、下半身の冷え対策は基本中の基本なのです。

・・・次に多いのが、飲食の不摂生です。

年末から、忘年会、新年会と、暴飲暴食をする機会はみんな普段より多かったはずです。

この間「七草粥」の話題で書いたように、それを修正し、胃腸を休ませなければいけない時期に入っているにもかかわらず、

刺激物や脂っこい物の過食をやめない、その結果、胃腸が弱り、冷えに抵抗する力が弱り、カゼをひく、というパターンです。

なぜ七草粥を食べるのか 参照

・・・またこれ以外にも、過度の精神的なストレスや睡眠不足、または間違った養生法なんかが、

カゼをひく、あるいはこじらす原因になっていることが少なくありません。

・・・結局、カゼなんてもの自体は、日頃の養生と、もしひいてしまったとしても、適切な対処さえすれば、どうってことないものがほとんどです。

なぜ、カゼは「かかる」ではなしに「ひく」と表現するのか、考えてみたら分かります。(苦笑) 

カゼは昔からの認識として、自分で「ひく」んです。

そして適切に対処しないから「こじれる」んです。(苦笑)

 

参考「日経電子版 ことばオンライン」


自分の体質を正しく認識し、その上で万全に対策し、もしひいてしまっても、鍼と養生をしてすぐに回復し、ぜひ快適な冬をお過ごしください。

 

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カゼのパターン

2010.12.02

最近多いですねえ、カゼひきさん。


清明院にも、

「咳が止まらないんですけど・・・。」

とか、

「熱っぽいんですけど・・・。」

とか、

「ノドがイガイガするんですけど・・・。」

とか、

「ゾクゾク寒気がするんですけど・・・。」

などなど、一口にカゼといっても、あらゆる症状を訴える患者さんがお見えになっております。


・・・まあ、ここ最近、急に寒くなったし、乾燥もしてるし、無理もないとは思いますが、何でこのように、カゼというのは、

ひく人によって色んな症状に分かれるんでしょうか。


・・・これは、その人が元々持っている「弱い部分」や、その人の置かれている環境が、大いに関係するからです。

これにより、同じように気候が寒くなったとしても、人によって様々に症状が分かれるのです。


東洋医学では、カゼをひく前の、もともとのその患者さんの体質素因
、つまり、もともと五臓六腑のどこに問題があったのかを、

問診で得た情報から、あらかじめ明らかにしておきます。


その上で、今回の風邪の症状がなぜ起こったか、今現在の問題の中心はどこかを、論理的に考え、治療をする訳です。

東洋医学的なカゼのパターンは、ひき始めのものも、こじれたものも、非常に多くのパターンがあります。

巷ではよく、

”カゼのひき始めには葛根湯”

だとか、

”くしゃみ3回、小青竜湯”

などという、デフォルメした宣伝文句を目にすることがありますが、本来の東洋医学では、そういう短絡的な結び付け方は致しません。

一人一人に合わせた治療、東洋医学的な的確な診立てを考えていかないと、カゼ一つでもなかなかよくならないんです。

 

 


・・・いずれにしても、しっかりと養生して、カゼをひかないような生活、送りましょう!!

 

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急激な温度差と湿度差

2010.09.25

3日前はカンカン照りで、鬼のように暑かったです。

 


しかしおとといはドシャ降りの雨で突然寒かったです。


(前日との気温差10℃以上!!)

 


そして昨日は風が強く、メチャクチャ寒かったです。

 


そしてそして今日は、昨日の夜中からの雨で、朝非常に寒く、しかし昼ごろにはウソのように晴れて、今度はムシ暑かったです・・・。

 

 


・・・一体何なんだ!?この天気の感じ!?

 

 


患者さんの中にはサスガに風邪をひいてしまわれる方も何人かいました。

 

 


この3日間のような、

「急激な温度差や湿度差」

というものが、人間の体に与える影響は絶大です。

 

 


こういう時、人体には「東洋医学的に」どのような現象が起こっているんでしょうか?

 

 


まず「気温差」ですが、これは

1.急激に下がるパターンと、

2.急激に上がるパターン

の2つしかないですよね?

 

1.の場合は、「寒邪(かんじゃ)」という邪気に入られやすくなります。

2.の場合はその逆で、「熱邪(ねつじゃ)」という邪気に入られやすくなります。

カテゴリ 「邪気について」 参照

 

 

次に湿度ですが、こちらも基本的には、

A.急激にむしてくるパターンと、

B.急激に乾燥してくるパターン

の2つしかないですよね?

 


これも、A.の場合は「湿邪(しつじゃ)」という邪気に侵されやすくなります。


B.の場合は「燥邪(そうじゃ)」という邪気に侵されやすくなります。

 


・・・まあここまでは、単純明快ですよね?

 


しかし実際は、これらがいくつか複合的に起こったり、もともとのその患者さんの体の状況によって、症状の出方や程度が大きく異なりますので、

 

治療する上では的確に分析せねばなりません。

 

 


こういった自然界の急激な変動、というのは、よく人間の「治る力」を阻害します。

 

 


「養生(ようじょう)」の迅速さ、的確さが要求される場面であります。

 

 

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「脾」って何ですか?(その6)

2010.07.01

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これまでのお話・・・

 

「脾」って何ですか?(その1)
「脾」って何ですか?(その2)
「脾」って何ですか?(その3)
「脾」って何ですか?(その4)
「脾」って何ですか?(その5)

 

 

続きいきます!!

 

☆脾と口とくちびる

 


脾の働きは口の機能と関係が深いです。

 

(「喋り」という意味よりも、この場合は唇も含めた、口腔粘膜全般の機能、と考えて下さい。)

 


例えば卑近な例を挙げれば「口角炎」や「口内炎」、これらは経験したことがある人も多いんじゃないでしょうか。

 


僕も普段患者さんに聞かれることがあります。

「口内炎や口角炎がよく出来るんだけど、どうして??」

僕は大体、

「胃腸の働きが弱っているからだよ。」

と答えます。

 


・・・これは実は、

「それはねー、内外の複雑な原因があいまって、五臓六腑の中の、消化機能をつかさどる”脾”という臓が機能低下をきたした結果、流注の面、

 

生理機能の面から関わりの深い口唇に異常が出たんだよ。」

という難し~い言い方の回答を(笑)、省略して簡潔に述べている訳です。

 


こんなことを実際の患者さんに言ってたら、途中で寝られちゃいます。(笑)

 


ここでもし西洋医学の医師であれば、

「それはビタミンの不足です。」

な~んて言って、ビタミン剤を処方するかもしれませんよね。

 


ここにも、東西の視点の違いが見て取れます。

 


要するにビタミンを吸収する人間側の消化機能を問題視するか、摂取ビタミンの絶対量を強引に増やすことによって強制的に治そうとするか、という違いです。

 


どちらが人体に優しいか、また、長い目で見た場合に、どちらが問題が起こらなそうか、普通に考えりゃ誰だって分かります。

 


僕なんかはそもそもこんな飽食の時代に、「ビタミンの絶対的な不足」という状況なんて、果たして起こるんかしらー?と思っちゃいます。

 


もし仮にそれが起こってたとしたって、それ以外に過剰なものがあってそれが消化管粘膜に負担をかけてる場合、それを控えるだけで済む場合もありうると思います。

 


・・・ま、いいけど。(苦笑)

 


またこの他にも、「味覚」にも脾の働きが関与します。

 


風邪をひいて鼻がつまって味が分からなくなる、という経験は、誰もがしたことがあると思いますが、あれなんかは脾の弱りが関わってることが多いです。

 


脾は、口腔内を津液(生理的な水分)で潤し、舌や歯など、口腔内に存在する重要なものが十分に機能を発揮できるようにサポートする役目も持っているのです。

 


つまり、脾がしっかりしていると、口の中や口周辺は適度に潤い、その機能を十分に果たすことが出来るんです。

 


以前、舌には心の臓が深く関わる、というお話をしましたが、人間のあらゆる機能というのは、このように様々な臓腑がうまく協調することによって初めて成り立っている、と東洋医学では考えます。

 


これらの「どこがどう」アンバランスを起こしたかを見抜き、治療するのが東洋医学的な治療なんです。

 

 


次回に続く

 

 

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