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(一社)北辰会スタンダードコース大阪会場に参加してきました!!

2018.04.17

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15日の日曜は、北辰会の勉強会に参加してきました!!

 

 

午前中は実技訓練。

 

 

今回、脈診を中心に、徹底的な実技訓練です。

 

 

脈診するにも、体の使い方(フォーム)、指の使い方(運指)が大事。

 

 

これがきちんと出来てないと、何年やっても脈診が分かりません。(苦笑)

 

 

午後は鍼灸大仙堂院長、山本克仁先生による「北辰会方式とは」

 

 

北辰会の歴史から内容まで、分かりやすく説明して下さいました。

 

 

極めて重要なのは、

 

「北辰会は現代中医学を用語と理論のベースに置いてはいるが、本来の内経の言う”気一元”の世界観で治療を行っている。」

 

という部分。

 

 

北辰会を、単なる中医学派の一つ、と思っている方、間違っていますよ。(゜レ゜)

 

 

北辰会は気一元論、大極陰陽論という哲学的な世界観に基づく、「鍼灸弁証論治派」であります。

 

 

そして最後は藤本新風副代表による「胃の気の脈診」

 

 

実は来月、同じ内容で私が東京で講義します。

 

 

僕が北辰会にチョイチョイ出入りするようになった約20年前から、

 

「脈診と言えばアキノリ先生(新風先生の本名)。」

 

と言われるほど、昔から熱心に脈診の研究と実践を行ってこられた新風先生。

 

 

初心者用に基本を押さえつつも、なるほどサスガ!と唸る内容が随所に入った講義でした。

 

 

来月の講義内容に、キッチリ反映させようと思います。<m(__)m>

 

 

 

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「原因論」と「目的論」

2018.04.15

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こないだ紹介したアドラーさん。

 

「アドラー」という人物  参照

 

 

ユングさんやフロイトさんとハッキリ異なる点は色々あるようですが、中心的な考え方の一つに「目的論」という考え方があります。

 

「ユング」という人物

「フロイト」という人物   参照

 

 

これは、ユングやフロイトの言う「原因論」と対極をなす考え方なんだそうです。

 

 

「原因論」というのは、ある人の判断や行動は、過去の出来事に起因している、とする考え方です。

 

 

それに対してアドラーさんの言う「目的論」というのは、ある人の判断や行動は、ある目的を充足するために行っている、とする考え方だそうです。

 

 

パッと聞くと、

 

「なんのこっちゃい?」

 

という感じですが、まあ簡単に言うと、今現在の自分の判断や行動が、過去の経験に起因しているとすると、それを突き詰めていくと、過去に同じような経験をした人は、

 

結果的に同じような行動、判断をする、という「決定論」に行きつきますが、それをバシッと否定したのがアドラーさんの「目的論」なんだそうです。

 

「決定論」という言葉   参照

 

 

まあ、一つ例を挙げれば、泣いている子供がいた時に、

 

「原因論」では、どこか痛いのかな?寂しいのかな?と考えます。

 

「目的論」では、注目されたいのかな?要求を通したいのかな?と考えます。

 

 

ある行動は、原因があっての結果なのか(原因論)、目的充足、問題解決のためのものなのか(目的論)、という考え方。

 

 

原因論は過去志向、目的論は未来志向、と言われます。

 

 

・・・まあ、どちらがいい、というものではないのですが、ある人の行動、言動を見たときに、発想の転換というか、違った視点でものを眺めることが出来ますね。

 

 

これは臨床でもたいへん役に立ちます。

 

 

・・・てかまあ、陰陽論って、一つにはこういうことなんだがね。(苦笑)

 

 

 

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七死の脈③ 弾石脈

2018.01.28

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◆弾石脈(だんせきみゃく)

 

 

今日は弾石脈です。

 

 

これも読んで字のごとく、石を弾いたように堅い、しかも速い脈のことです。

 

『脈経』「・・・堅ニシテ促・・・」とあります。)

 

 

なんですが、強く押さえると消えてしまう脈です。

 

 

蓮風先生の解釈では、大きな石を手に乗せて、それを金槌でガツンと叩いたときに、手に感じる衝撃のような脈だそうです。

 

 

この脈は、腎と肺の終絶の脈と考えられています。

 

 

『脈経』「腎膀胱部」『素問』平人気象論(18)には、腎の病脈として出てきます。

 

 

特に冬場にこの脈、あるいはこれに近い脈が出ると、「腎がかなり病んでいる、場合によってはヤバい!」と判断できます。

 

(比較的、冬場に強い痛みを訴えている老人に、たまにいらっしゃると思います。)

 

 

これが出ていても、治療で緩み、力が出て来るようなものは大丈夫ですが、緩まず、力が出ず、あるいは一過性にしかいい変化を見せないものはマズいです。

 

 

ここでは詳細は省きますが、これは、胃の気の脈診② 四時陰陽に従う脈にも書いたように、季節と臓腑の関係にも繋がってきます。

 

 

僕の経験上では、肺結核で亡くなった患者さんを診ていたことがありますが、その患者さんが亡くなる寸前に打っていた脈が、ちょうどこのような脈でした。

 

 

 

続く

 

 

 

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「紅汗」について考えてみましょう。15

2018.01.21

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このシリーズ、ちょっと空きましたが、せっかくなんで、『金匱要略』、現代中医学の内容くらいはカバーしましょうかね。(笑)

 

「紅汗」について考えてみましょう。目次

 

 

◆小建中湯と衄

 

 

『金匱要略』「血痺虚勞病脉證并治第六」にこうあります。

 

 

「虚勞裏急.悸..腹中痛.夢失精.四肢痠疼.手足煩熱.咽乾口燥.小建中湯主之.」

 

 

簡単に訳しますと、

 

 

「正気の弱りが中心の病で、動悸、鼻血、腹痛、夢精、四肢のだるさや痛み、手足のほてり、口やのどの渇きがあるものは、小建中湯がいいよ。」

 

 

となります。

 

 

ここで、「小建中湯」という薬は、「麦飯」ってどうでしょう?? 7でチラッと紹介しましたが、有名な「桂枝湯」の中の芍薬という生薬の量を倍にし(桂枝芍薬湯)

 

そこにさらに膠飴(こうい:水あめのこと)を加えたものです。

 

 

僕も飲んだことがありますが、非常にスッキリと甘くておいしい漢方薬です。(笑)

 

 

ここで説かれているのはそもそも虚労の病ですから、体力を回復させる必要があります。

 

 

しかし、ここで面白いのは、正気の弱りが本質だとしても、腹痛のような冷えっぽい症状と、鼻血や火照りなどの熱っぽい症状が混在していて、

 

それを同時に調整するのに小建中湯を使うところです。

 

 

だいぶ昔に書きましたが、脾胃は上下や陰陽のバランサーとしての機能があります。

 

脾・胃 参照

 

 

「建中」というくらいで中焦の気を建てることで、バランサー機能を発揮する。

 

 

鍼でも非常に色々なやり方で治すことが出来ます。

 

 

生理と病理が分かると、大変楽しい世界です。

 

 

 

続く

 

 

 

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菅原壮著『断易入門』を読んで

2018.01.12

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先日お邪魔してきた、鍼灸医学史研究会

 

鍼灸医学史研究発表会に行ってきました!!   参照

 

 

そこで、「断易と五行」のお話をなさった、精神科医の蒲生裕司先生

 

 

正直、断易の論理に関して、全くのド素人である私には、断易の占例の解説の話は全くのチンプンカンプンでした。(笑)

 

 

しかし、蒲生先生の仰る

 

「断易は非常に論理的だ。」

 

という言葉が妙に気になりました。

 

 

そこで講義終了後、

 

「何か断易の論理に関するおススメの基礎的な本はありますか?」

 

と問うと

 

「まずは菅原壮先生の『断易入門』が良いのでは?」

 

とおススメいただきました。

 

 

で、早速取り寄せ、昨日読了しました。

 

(案外サクッと読めました)

 

 

正直、断易の専門用語を覚えるところからですから、これは本気でやろうと思ったら相当時間がかかるなあ、というのが感想です。

 

 

でもこの本は、加藤大岳先生が言う周易(正当周易)に対して、『卜筮正宗(ぼくぜいせいそう)』を基本とした断易(五行易)を正当五行易としつつ、

 

易学全般を俯瞰的に説明しつつ、断易の用語説明もしてくれている本なのだそうで、ど素人の私にも、非常に読みやすかったです。

 

 

加藤大岳、九鬼盛隆、根本通明、公田連太郎、諸口悦久などの、僕のような素人でも聞いたことのあるようなビッグネームの名前がボンボン出てきます。

 

 

北辰会では、鍼灸師が易学をやっていく時に、易占の部分ではなく、大極陰陽論という易の哲学の部分に大注目していますので、なかなか手の出ない易占の本は、私にとってはなかなか刺激的でした。

 

 

でも、正直これを身に付けることに、膨大な時間と労力は割けないなあ、と思ってしまいました。

 

(当たり前ですが、まともに占えるようになるまで、数年はかかりますねこれは。)

 

 

ですので、そこは信頼のおける易占家を見つけ、頼ろうと思います☆

 

 

また今年の目標が一つ増えました。(゚∀゚)

 

(出来れば断易、周易、梅花心易の易者、全て知り合いたい。)

 

 

まあでも、この本からは、昭和の易学の、けっこうな勢い、活気を感じました。

 

 

現代日本における易占、易学の分野も、もっともっと学術的に盛り上がって欲しいですね。

 

 

 

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「『難経』に罪はない」を読んで

2018.01.11

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先日の鍼灸医学史研究会の後の懇親会で、尊敬している某先生と「五行」『易』の話になった。

 

鍼灸医学史研究発表会に行ってきました!!   参照

 

 

で、すぐに過去の論文を送っていただき、読ませていただいた。

 

 

10年前(2008年)の『季刊内経』の別刷で、内容は

 

「『難経』に罪はない」

 

というもの。

 

 

これは、当時の内経医学会の会長であった島田隆司先生への反対論文、という感じのもの。

 

(反対論文と言っても、この論文を書いた先生と、島田先生は普通に仲良いようですよ。仲いいけど、意見が違えば論文で主張し合う、いいことです。)

 

 

島田先生の『難経』へのご見解に対して、同意できる部分と出来ない部分を分けて、特に同意できない部分に関して、その理由を論じています。

 

 

非常に分かりやすく、陰陽五行の歴史、『難経』の内容をまとめてくれております。

 

 

今から15年くらい前、難経を1難から81難まですべて通読しましたが、その時に感じた一番の感想は、

 

「難経と言えば”五行”というイメージがあったけど、何これ、思いっきり”陰陽”の本じゃん!」

 

というところです。

 

 

私のその感想を、思い出させてくれました。

 

 

そして、陰陽調和を説くのに、なぜあそこまで五行論を縦横に用いるのか、『難経』が成立した歴史的背景から推測、考察しておられます。

 

 

 

 

今年は、香川で、東京で、「胃の気の脈診」について講義します。

 

 

久々に『難経』の話を大いに盛り込んでいこうと思います。

 

 

 

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「紅汗」について考えてみましょう。4

2017.12.03

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◆『宋本傷寒論』「辨太陽病脉證并治中第六.」の続き

 

 

こんな条文もあります。

 

「太陽病中風.以火劫發汗.邪風被火熱.血氣流溢.失其常度.兩陽相熏灼.其身發黄.陽盛則欲.陰虚小便難.陰陽倶虚竭.身體則枯燥.但頭汗出.劑頸而還.腹滿微喘.口乾咽爛.或不大便.久則讝語.甚者至噦.手足躁擾.捻衣摸床.小便利者.其人可治.」

 

少々難しい条文ですが、簡単に訳しますと、

 

「太陽中風証(カゼの初期で、風寒邪のうち、風邪が勝っている病態)に対して、灸や火鍼などの火法をもって無理やり発汗させると、かえって風邪が盛んになり、

 

気血の流れが乱れ、黄疸が出る場合がある。熱邪が盛んになると鼻血が出て、陰液不足になれば排尿困難になる。

 

陰陽どちらも虚弱になったら、皮膚は乾燥して、首から上の頭にのみ汗が出て、腹部が張って、軽い呼吸困難が起こり、口の乾燥と喉の糜爛、

 

便秘などが見られ、これが長引けばうわ言、ひどいものではしゃっくり、手足をせわしなく動かして衣服や布団をつまむ動作を見せたりする。

 

この時にもし尿が通じれば、まだ治療可能である。」

 

・・・という感じです。

 

 

黄疸、頭汗については、以前少し書きました。

 

「胆」って何ですか?(その10)

頭から汗が出る人 まとめ      参照

 

 

この場合は、間違った治療によってかえって風邪や熱邪が盛んになってしまった病態ついて論じてあり、熱邪が盛んになると、熱の逃げ場が無くなって鼻血が出る、

 

というメカニズムです。

 

 

これは良くないやつですね。

 

 

尿が通じれば可能性あり、という記載も面白い。

 

 

東洋医学では基本として、カゼをひいたら、風熱邪風寒邪か考えます。

 

 

で、風寒邪だ!となったら、今度は風邪寒邪、どっちのウエイトがきついか考えます。

 

 

で、寒邪がきつければ(太陽傷寒)温め、発散(発汗)する治療を基本に考えますが、風邪がきつい場合(太陽中風)、ヘタに温める治療をやって無理やり汗をかかせるようなことをやると、

 

上記のようなとんでもないことになったりします。

 

 

厳に気を付けるべきところです。

 

 

 

続く

 

 

 

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そろそろ忘年会シーズン到来☆

2017.11.11

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11月に入りますと、もう忘年会シーズンです。

 

 

清明院では、12月はバタバタするので、11月のうちに大きい忘年会は済ませてしまいます。

 

 

二十四節気でも立冬を過ぎ、四時陰陽の微石の脈を頭に置きながら治療にあたっています。

 

胃の気の脈診② 四時陰陽に従う脈 参照

 

 

古代人は面白いとこ診てますねえ。

 

 

冬は収斂、収蔵の季節。

 

 

この時期の睡眠不足+暴飲暴食(特に酒)は、ヤバい場合があります。

 

 

それは冬に出なくても、春にとびかかってきます。

 

 

よくよく気をつけましょう。

 

(半分以上自戒。(苦笑))

 

 

 

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「翳す」意味 ⑤

2017.09.29

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これまでのお話

 

「翳す」意味 ①

「翳す」意味 ②

「翳す」意味 ③

「翳す」意味 ④   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆「翳」の漢字の起原

 

 

ここまで、藤堂明保、諸橋徹次、白川静という、日本漢字学の有名選手たちの見解を紹介してきました。

 

 

今日は加藤常賢先生『漢字の起原』です。

 

 

ここには「殹(エイ)」の起原として、地名か族名であるが、ハッキリしない、とあります。

 

 

そして、さらに分解して

 

「医」については「矢を蔵する器のこと」

 

とあり、

 

「殳(しゅ)」については「ホコ(木+殳)をもって人を撃つ意」

 

とあります。

 

 

さらに

 

「羽(ウ)」「鳥の羽であり、覆うという意味」

 

とあります。

 

 

そして

 

「翳」について、「兵を蔽う所以なり」

 

という、韋昭(三国時代の儒学者)の注を紹介しています。

 

 

・・・まあここまでの字義解釈と合わせて、鍼灸臨床家としての個人的な推測も含めてまとめれば、まず「翳」には字義としては、

 

「武器を使って兵隊を守る」

 

「隠す、蔽う」

 

「呪術的行為」

 

というような意味があるのでしょう。

 

 

そして、「翳(エイ)」「影(エイ)」で代用できることから考えると、

 

「かざす、おおうことによって影ができる。」

 

という意味を持ち、これを「翳す鍼の実践者」として拡大解釈すれば

 

「空間と生体との間に陰陽の境界を設定し直すことで、結果的に生体を守る」

 

という意味があるんじゃないかと愚考しています。

 

 

ゆえに「翳す鍼」というのは、臨床上、独特の大きな気の動き生む場合があるのではないか、と「妄想」します。(笑)

 

 

ゆえに

 

「翳す鍼は衛気を動かしている」

 

というこれまでの説明は、少し言葉足らずというか、「翳す」意味を矮小化してしまっているのかもしれません。

 

 

 

続く

 

 

 

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北里大学教員勉強会に行ってきました!!

2017.08.25

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8.20の日曜日は、北里大学で行われた、鍼灸学校教員対象の古典講座に参加してきました!!

 

 

この勉強会は12回目で、僕はこれまであまり縁がなかったのですが、去年から縁あって参加しています。

 

北里大学教員勉強会感想 まとめ  参照

 

 

講座全体は1日半かけて行われるのですが、土曜日の診療を休むわけにはいかないので、日曜日のみ参加させていただきました。

 

 

朝一は内経医学会会長である宮川浩也先生の講義

 

「補瀉について」

 

です。

 

鍼灸治療の重要な要素である「補瀉」については以前このブログで書きました。

 

補瀉 目次 参照

 

 

今回の宮川先生のお話では、特に補法の意味について重点的に解説されておりました。

 

 

「何かを注入するとかじゃなくて、充実するのを待つという意識」

 

が重要、というお話を、漢字の意味から説いておられて、流石でした。

 

 

2限目はいつもお世話になっている大浦慈観先生による

 

「熊野信仰と鍼灸古流派の関わり」

 

のお話。

 

 

大浦先生は、相変わらずの圧倒的知識量です。

 

 

僕もいつか行きたい熊野古道。

 

(恐らく近いうちに行くでしょうね (゜レ゜))

 

 

熊野信仰と鍼灸に関係があったなんて、不勉強な私は、正直知りませんでした。(笑)

 

 

昔の流儀書に書いてある鍼の方法というのは、えげつないものもあり、なかなか現代では出来ないけれども、面白いですね。

 

 

ああやってどんどん、明治期に途切れてしまった日本伝統鍼灸の不明瞭な部分を翻刻、解説してほしいものです。

 

 

あとは、墓マイラーの私としては徐福の墓に興味津々でした。(゚∀゚)

 

 

午後は小林健二先生の古典のデータベース化のお話。

 

 

小林先生はいつもながら、恐ろしい仕事量です。

 

 

これからの日本における東洋医学の古典研究を考えたら、ホントに重要な仕事であり、頭が下がります。<m(__)m>

 

 

例えるなら「ひとり大学の研究室」って感じでしょうか。

 

 

本来なら国費とマンパワーを大いに使ってやるべきものだと思います。

 

 

続いて真柳誠先生による講義

 

「甲乙経について」

 

です。

 

 

『甲乙経』は鍼灸医学にとって超重要古典です。

 

 

甲乙経の内容に立ち入る前に、あれだけ膨大な知識があるというのも凄いんですが、まあ自分たちがいつも聖典視している『黄帝内経』や、

 

その周辺の重要古典が、実はどういういきさつで今に伝わっているのかを知る、ということは重要です。

 

 

ラストは京大林克先生による

 

「陰陽五行説について」

 

の講義。

 

 

林先生は非常に聞き取りやすい声で、サクサクと解説して下さり、楽しく聞けました。

 

 

・・・まあ、僕のパートは臨床だと思っているので、こういう文献学のお話っていうのは普段あまり触れることはないんですが、年に一回くらい、

 

こういう話を聞くと、非常に刺激になりますね。

 

 

意外と嫌いじゃないです。(笑)

 

 

ただ僕の雰囲気自体が、妙に場違いな感じがして、それがじゃっかんキツいんですけどね。(苦笑)

 

 

まあ、来年も行こうかな。

 

 

 

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