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2023.03.24
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今日は告知です!!
お陰様で、何やらずーっと忙しい日々が継続しており、最近は遠方の患者さんもだいぶ戻って来られまして、4月からの新スタッフも、二名の期待の新人が決まりまして、晴れやかに新年度が迎えられます。
大変、有難いことです。(感謝合掌)
明日、3.25(土)の18時半から19時半、2022年度の私の最後の講義として、医師、医学生のための勉強会「Dr’s Prime Academia」さんにて、再び喋らせて頂きます!!
(後述しますが、私の講義は鍼灸師、鍼灸学生その他の方も、録画版の視聴はOKです!)
内容は、前回までで診察法シリーズを一段落としまして、新シリーズ開講!ということで、東洋医学における解剖生理学と言っていい、『臓腑経絡学』の内容を、まずは導入編として、総論を喋ります。
(まあ、Season2開始ですね☆)
ここから、1年くらいかけて、全臓腑経絡(場合によっては奇経も・・??)、喋ってみようと思います。
思えば、20年以上前に『臓腑経絡学』の前身である小冊子『臓腑経絡学ノート』と出会ってから、20年後に、医師の先生方の前でこれを講義する日が来るとは、人生分からんもんですね。笑
〇
何度も言うように、ドクターズプライムアカデミアでこれまでに講義してきた東洋医学的診察法(体表観察)シリーズは、当然ながら西洋医学の身体診察とは、全く異なる世界です。
東洋医学的診察法の前提にあるのが、「気」「陰陽」「五行」「臓腑経絡」という、西洋医学にはないものだからです。
これが理解できないと、東洋医学を理解、運用することは、何十年経っても不可能でしょう。
東洋医学では、東洋医学独特の生体観、疾病観において、「なにがどう」「どこがどう」おかしくなっているのかを、判断し、それに応じた処置(処方、配穴)を行って、それを評価し、治療を進めていくわけです。
まあ、この講義において私がいつも心掛けているのは、西洋医学的の考え方と、東洋医学的の考え方、この二者にどういう違いがあるか、医師の先生方にそれをよくよく考えて頂くことで、
東西それぞれの医学の良さ、違い、協力すべき点、に思いを馳せて頂ければ、と思っています。
なかなか貴重な機会だと思いますので、全国の医師、医学生の皆様、お申込みはこちらからぜひ!!
※なお、Dr’s Prime Academiaは、医師、医学生限定の勉強会であり、内容もそれにアジャストした内容になっているのですが、私の講義に関しては、
多くの鍼灸師の方や鍼灸学生の方から「視たい!」という要望をこれまでに多数頂いたため、別途こちらから申し込んでいただければ、特別に後日、録画版を視聴できるということになりました。
東洋医学で救われる可能性のある患者さんのため、一生懸命やりますので、皆様ぜひ、御視聴下さい。<m(__)m>
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2022.12.29
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報告が遅くなりましたが、12.15(木)の夜は、順天堂東医研で喋ってきました!!
この日は
前半「弁証問診ー男性生理ー」
後半「男性疾患で注意すべき東洋医学的身体所見」
というテーマで、いつも通り講義と実技デモをやってきました。
前回の10月は、実技動画が手ブレや音声不良にて、オンラインの視聴者からするともう一つ見にくい仕上がりだったので、今回は事前に学生さん達と大学で練習をしてから本番に臨みました。
(ああいうの、部活っぽくて素晴らしい☆)
よく最近のYoutuberなんかが使っている、スマホをセットすることが出来るジンバルという手振れ補正の機器を部費で購入して下さり、あっという間に使いこなす姿が、20歳も下の子たちなのに、非常に頼もしかったです。
(もう僕もオッサンですね。。)
この男性生理、調べると実はなかなかの社会問題であり、今はそこまで表面化していませんが、注目しておられる先生はすでにしており、今後非常にクローズアップされてくる可能性があると思います。
・・・で、そこに対して、また東洋医学が力を発揮するだろうと思います。
中国ではすでに『中医男科学』としてゴツイ本に纏まっています。
(残念ながら、日本語訳はまだないようです。誰か訳して~~)
西洋医学では、婦人科に関しては「ギネコロジー」とか「ギネ」なんて呼ばれ、藤原紀香さんが主演の『ギネ』なんていうドラマもあったくらいで、
注目度も高いですが、男性科の「アンドロロジー」に関しては、聞いたことある人すら少ないのではないでしょうか。
(因みに泌尿器科はウロロジー☆)
現代でも、泌尿器科の先生方が「男性外来」とか、「男性不妊外来」という形でポツポツとやっている感じが現状ではないでしょうか。
この分野は、医学生からすると、生理学でも解剖学でも、泌尿器科学でも、そこまでフィーチャーされる部分ではなく、今回の話は珍しかったのではないでしょうか。
しかし、陰陽を重んじる(というか基礎に置く)のが東洋医学ですから、婦人科を語って、男性科を語らないわけにはいきませんので、今回あえて入れました。
まずまず、インパクトがあったのではないかと思います。
実技デモも、いいモデルの方が2名出てこられ、気分よく行うことが出来、大変良かったです。
次回は年明けになりますが、また楽しめる内容を考えようと思います。
因みに今回で、何気に順天堂東医研は4周年を迎えました!
日本の西洋医学の旗振り役として、幕末から180年の歴史を持つ「現存する最古の西洋医学塾」である順天堂に、初めて正式に発足した東洋医学研究会、実に素晴らしいことです。
さあ、どこまでいけるか。
〇
2022.07.07
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7.9(土)の夜18時から、ドクターズプライムさんの企画で、
「東洋医学へのいざない 診察編②-舌診―」
という内容でオンライン講義致します!
(因みに無料です。)
お申込みはこちらから!!
(見逃し配信はありますが、オンデマンドではなく、後日決まった日時に再配信、という形になるそうです。)
前回までは「医師の勉強会」というタイトルの講座だったのですが、今回からは「Dr’s Prime Academia」という、カッチョイイ横文字の講座名に変わったそうです。
これにより、これまでは一回一回申し込みする必要があったのが、アカウントを作成すれば毎回ログインして視聴することできるようになったようです。
〇
西洋医学では、舌癌の有無などを中心に、口内炎や歯周病など、口腔内の病変を察知し、あるいはそれを通じて全身性の疾患を疑う目的でなされる、口腔内の視診の一環としての舌診。
それに対して東洋医学では、舌の観察を通じて、なんと「全身の状態」を把握します。
しかもここでいう「全身の状態」というのは、
「八綱弁証レベルにおける陰陽の偏差(とりわけ寒熱を中心に)、また、全身における気血津液の偏在状況、流動状況、五臓六腑の病理状況、病邪の判別、また、それを通じて生命力(胃の気)の盛衰など」
という意味です。笑
まあ要は東洋医学における舌診というのは、舌を診ただけで、全身の生理状況、病理状況その他を、一括して診んが為になされるものであります。
先日書いたように、脈診もそうでしたね。
今回はそんな深遠な「東洋医学的舌診の世界」のエッセンスを、医師の先生方向けに、極力要約して噛み砕いてお伝えしようと思います。
内容は東洋医学ビギナーの医師の先生方にアジャストします。
(今回からは、リアルタイム参加は医師、医学生の方のみで、それ以外の方は後日アーカイブ配信、という形に、今のところはするようです。)
お楽しみに!!!
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2022.01.28
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1.26(水)の夜は、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴してきました!!
今回も岡本一抱(1655-1716)の『万病回春病因指南』を題材に、「諸気」というテーマでの講義でした。
今回印象的だったのは、男女の違いに関するお話し。
女性特有、男性特有の病気はともかく、あらゆる病気において、性差があるものは多いですね。
この性差の問題を、東洋医学ではどう考えるか、という部分に関して、万病回春以外の文献も参考にしつつ、男女の陰陽の問題として
「陽道:散、陰道:閉」
と端的に解説して下さいました。
なかなか含蓄のある内容だったと思います。
また終盤では、虚実や脈状の考え方に関して、これまた重要な内容のお話がありましたね。
沈と伏の違い、滑と濇の違い、などなど。
まあ、弁証にしても診察にしても、「〇〇=〇〇!!」と、通り一遍で杓子定規な考え方を持ったら、すでにして間違いの始まり、ということなんでしょう。
しかも今回は、会長である蓮風先生から、臨床と古典に関するミニ講義もありました!
西洋医学のベースはサイエンスである、一方、東洋医学にもサイエンスはあるけども、それ以前に伝統がある!という、我々が改めて認識するべき、根本的な部分を指摘して下さいました。
先生がいつも仰ることではありますが、やはりこの指摘は重いと思います。
アーカイブ配信で何度も繰り返して聴けるこの講義、2000円は安すぎます!!
会員の方は勿論、これを機に入会の方はぜひ!!
2021.12.24
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12.22(水)の夜は、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴してきました!!
12.22からの二週間は、二十四節気では「冬至」ですね。
1年で最も昼が短いと、よく言われます。
1年で最も、自然界の陽気が弱く、相対的に陰気が強いともいえる時期。
そのバックボーンから、色々なことを想定しながら治療にあたるべき時期ですね。
・・・二十四節気・七十二候はどれも大事で興味深いけど、やはり特に重要で、陰陽の動きを大きく感じるのは二至二分四立の八節でしょうな。
今回のテーマは「口舌」です。
最近で、「口舌の病」に関するホットな話題といえば、コロナ後遺症の「味覚障害」ですかね。
私も最近、コロナ後遺症の味覚障害に関しては、数例ですが治療にあたらせて頂きましたが、私が診ている限りにおいてはそこまで深刻なものは少ないようで、
普通に治療すれば順調に回復するものが多いようです。
・・・これからオミクロン株の第6波がどうなるか。
すでに市中感染が報告されていますので、クリスマスと年末年始の人流増加によって、またPCR陽性者数が増加することは目に見えていますね。苦笑
これも、どこまで重症化するのか、感染力はどうか、後遺症はどうか、まだまだ不明ですね。
まあ我々としては、粛々と感染対策+東洋医学的な冷静な対応、に尽きます。
あとは「口舌の病」と言えば口内炎や舌炎、舌痛症などが、日常的によく診る訴えではないでしょうかね。
(あと清明院ではけっこう多い、”口腔扁平苔癬”とかね。)
今回印象的だったのは、新風先生から、
『黄帝内経霊枢』脈度萹(17)の「心氣通于舌.心和則舌能知五味矣.」、
口問篇(28)の「人之自齧舌者.何氣使然.此厥逆走上.脉氣輩至也.少陰氣至.則齧舌.少陽氣至.則齧頬.陽明氣至.則齧脣矣.視主病者.則補之.」、
五閲五使篇(37)の「口脣者脾之官也.舌者心之官也.」
あたりを引用して、舌と心の関わり、口内炎の発生メカを説明しておられたことです。
よく中医学で、「舌は心に開竅する」といって、舌のことを耳や鼻と同じ「竅(きょう、つまり穴)」として語ることがあるのですが、普通に考えて、
「舌って穴じゃねえじゃん。。。(^^;)」
と思うでしょう。
しかし、岡本一抱(1655-1716)は『万病回春病因指南』のなかで、
「舌は穴じゃないけど、皮膚と同じように湊理(そうり)があって、そこに飲食物が入って、五味を感じるんだよ」
と、説明しています。
(うーん、なんかじゃっかん苦しいような。。。( ;∀;))
また、ずいぶん前にFBに書いたけど、この「開竅」するところに関しては、『黄帝内経素問』金匱真言論(4)では、
「南方赤色.入通於心.開竅於耳.藏精於心.故病在五藏.」
と書かれているということも見逃せません。
(因みに金匱真言論で腎が開竅するのは二陰です。)
で、陰陽応象大論(5)においては、よく言われる
肝:目
心:舌
脾:口
肺:鼻
腎:耳
という話が出てきます。
「心は耳、腎は二陰」という説があったということは、踏まえておく必要があると思いますし、こういう諸概念については、あまり機械的に用いない方が良いということも重要ですね。
また今回は、あらゆる医家の配穴論についても触れて下さり、個人的には最近よく使っている「陽陵泉」をフィーチャーしてくれたのが嬉しかったですね。
まあこのように、基本から臨床まで、縦横無尽に聴くことが出来る古典ライブ。
会員の方は勿論、これを機に入会の方はぜひ!!
2021.09.02
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8.26(木)の夜は、第32回、順天堂東医研で喋ってきました!!
今回のテーマは
「中医学総論 -2021-」
「臓腑経絡学総論 -2021-」
の二本立てです!!
わざわざ「2021」と打ってあるのには理由があり、これは実は、まだ発足する前段階の2019年の1月と2月に、順天堂東医研で対面で講義した内容になります。
この二つの内容は、東洋医学の医者が、一生大事にするべき、基本中の基本であると、私は考えています。
コロナ禍によって、2020年からオンライン講義になってしまったんですが、オンライン講義のいいところは、全国から気軽に参加できることもそうなんですが、
動画を録画しておけば、半永久的に何度でも視聴できることです。
(しかも昔の8mmビデオのように、画像や音声の劣化はないし、スライドも、会場での講義を撮影したものよりも、全然綺麗。)
・・・何度も言うようですが、東洋医学のキホンは、この数千年変わっていません。笑
気とは何か、陰陽とは、五行とは、気血とは、五臓六腑とは、十二経絡とは、弁証とは・・・。
ですので、永久不変の基礎にあたる部分に関する講義は、しっかりとした分かり易いものを作って録画しておけば、半永久的に使える筈です。
ということで、今回二年半ぶりに、内容をリビルドして、最新情報も盛り込んだものに変え、永久保存版として、講義しました。
今回も北は北海道から南は九州まで、全国の医学生が参加され、質問もたくさん出て、非常に嬉しかったですね。
受講した1年生の感想がまた素晴らしく、軽く感動しましたので、一部紹介します。
〇
「私は今年漢方を勉強し始めたばかりで、主に日本漢方を勉強していましたが、気血等の根本的な概念すらあまり理解していませんでした。
どのように勉強を進めるかも全くわからず途方に暮れていましたが、今回の講義で中医学の視点から東洋医学の概観を見ることができ、日本漢方に対する理解もより深まったように思います。
なんとなくではありますが、これからどのように東洋医学を勉強していけばいいかを掴めた気がします。
非常に体系的で理解しやすく、参加してよかったと思った講義でした。」
まだ大学1年生でこれは、ホントに素晴らしい。
圧倒的学習意欲と理解力・・・。(゜o゜)
僕が彼と同年代の20歳ぐらいの頃といえば、勉強するにも、臨床するにも毎日なかなかうまくいかず、苦心惨憺する中で、これから東洋医学を一生学んでいく上では、
現代中国がまとめてくれた中医学というものを、あえて「批判的に」基礎に置きつつ、西洋医学で言う解剖生理学にあたる臓腑経絡学を基礎に置けば、
漢方も鍼灸も、流派や学派を超えて、一元的に
「要するに何をやっているのか」
を理解することが出来るし、西洋医学の先生方にも、根本哲学の違いから、自分たちがやっていることを平易に説明できると思った、という、
けっこう、たどり着くまでに苦労して得た見解を、何となくでも、スッと分かってしまう優秀さに、普通にビビりました。(笑)
順天堂東医研、これからますます楽しみです。
〇
2020.01.04
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!
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皆様、明けましておめでとうございます!!!
清明院、本日から元気に診療再開しております!!!
年末年始は、あり得ないほど寝ました。
(あまりにも寝すぎて、家族にも、友人にもドン引きされましたけど。。。)
12.28の夜から1.2の夜までの6日間、生命体としての不思議を感じるほどの時間、百時間に迫る勢いで寝ました。(笑)
あれはもう「仮死状態」と言っても過言ではないでしょう。
友人からも家族からも、
「これで本当に仕事してるの??」
「これじゃ社会で通用しないでしょ!」
「普通こんなに寝れねえよ!どっかおかしいんじゃねえの??」
とか言われながら過ごしましたが、私は小学生の頃からこうです。(゚∀゚)
むしろ、本気出せばもっと寝れます☆
年末年始のあいだ中、寝てるか、飲んでるか、食ってるか、この三択しかなかったです。
・・・まあしかし、これが最高の贅沢。
膝を曲げるからこそ、高く跳べるのです。(゚∀゚)(゚∀゚)
休息は活動と同等に重要です。
陰陽論です。
しかも今回は、年末年始のブログ更新も初めて意図的にサボってみました。(*^^*)
ここ数年は忙し過ぎて、練った記事が書けないこと、まったく内容のない記事を垂れ流し的に書くことが、正直イヤでしたが、このブログを書き始めた頃、最初に掲げた
「毎日更新し続ける」
という自分ルールを守るため、男に二言はねえと、雨の日も風の日も、意地でも更新し続けましたが、曲がりなりにも10年書いたんで、今後は更新頻度を落としても、
多少は内容のある記事を中心に書いていこうと思います。(゚∀゚)
(10年間、毎日ブログを更新した人はそうそういないでしょう。)
正月に友人たちとも話していましたが、僕らもそろそろ不惑の40歳、肉体的にも精神的にも、無理は出来ないことはもちろんないんだけど、あえてしましぇん☆
・・・さーて、やりますよ今年も!!!
気合い入れていくんで、宜しくお願い致します!!!<m(__)m><m(__)m>
2019.12.16
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こないだ、とある学生さんから、
「東洋医学の心の臓と肺の臓が蓮で描かれるのには、何か意味があるんですか?」
と問われた。
いい感性だなあ、と思うとともに、色々考えるきっかけになった。
で、自分の中である程度まとまったので、ここに書いておく。
・・・そもそも、私が20代の頃、教育というものに興味を持った理由の一つは、こういう刺激を欲したからだ。
自分にない感性なり、自分にない発想なりに触れて、結果的に自分自身の見聞を広めたい。
自身の東洋医学理解を深めたい。
まあつまり、教育というものを陰陽論的に考えれば、教えているようで実は教わっている、という世界を志向したからだ。
この医学では、「肺の臓」は八葉蓮華、「心の臓」は蓮の蕾という姿で描かれる。
ここに、なぜあえて「蓮」を持ってきたのか。
当然、古代中国人的には、それなりの意味があることでしょう。
続く
2019.11.04
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前回のお話し
前回述べたように、東洋医学の言う五臓六腑の一つである、小腸の腑、大腸の腑には、「左旋」「十六曲」という形態的特徴が付されている。
(『霊枢』腸胃(31)です。)
カテゴリ 五臓六腑
もちろん、実際に人体を解剖してみれば、小腸は左旋も16曲もしていない訳ですが、現代西洋医学的な現実的、写実的解剖学ではなく、
気一元論、太極陰陽五行論を前提とした、観念論的、機能的解剖学の”より完璧な”構築に腐心した古代中国、あるいは東アジアの医者たちとしては、
ここにどんな意味を込めたのか。
・・・昔から感じるけど、こういう問題に興味を抱き、気にするかどうかっちゅーのも、感性、センスという意味で、この医学を実践、ないし研究していく者にとっては重要かもしれない。
まず「左旋」からだけど、左旋ときたらまず思い浮かぶのが河図洛書の洛書だ。
河図洛書に関して、詳しい説明はここではしない(てか素人なんで出来ない(-_-;))けど、洛書では陰の動きは四隅における左回旋(2→4→8→6)であらわされる。
(アルテミシア『臓腑経絡学』p13)
つまり小腸の腑、大腸の腑における廻腸の「左回り=左旋」という形態的特徴の意味は、「陰の動き(収斂、収蔵、ある意味で成熟)」を表現しているのではないか、と、個人的には愚考している。
つまり形態的に「左旋」であらわされる「陰の場」である小腸大腸において、飲食物(水穀)は収斂、収蔵されていき、ある意味で「人体にとっては使い物にならない」二便が成熟していくわけだ。
(しかも左旋しながら上から下に動くわけだしね。(^^♪)
因みに、五藏六府の中で、奇恒之腑も含めて、回旋、螺旋のイメージであらわされるのは小腸の腑、大腸の腑のみだ。
(そのうち語りたいけど、この東洋医学的人体の”回旋・螺旋”の問題がまた、色々あって楽しい。(*‘∀‘))
カテゴリ 奇恒之腑 参照
・・・ではもう一つの特徴、「十六曲」はどうか。
五臓六腑では他にも、肝の七葉、肺の八葉、心系の四、三焦の三、脾・胃や心・心包や肝・胆や腎のニコイチなど、数字に拘って特徴づけられたような表現が散見される。
因みに、Wikipediaによると16の正の約数は1、2、4、8、16の5つだそうだ。
そして約数を「5つ」持つ数の中では「最小が16」であり、16の次は81だそうだ。
(もうこの、”最小”とか、”次が81”とか出てきただけで、ヨダレが。。。(笑))
また、約数の和と元の数との積が完全数になる3番目の超完全数であるそうで、1つ前は4、次は64だとか。
(これも、4とか64とか出てくるともう。。(゚∀゚))
数字、数術に詳しい読者の方、16そのものの数学的、数術的意味に関しては、まだまだ色々あると思うんで、ぜひ教えてください。<m(__)m>
・・・ともかく、「16」みたいに、易(河図)の言う生数(せいすう:1~5まで)と成数(じょうすう:6~10まで)を超えた二桁の数字が出てきたときは、
『黄帝内経素問 三部九候論(20)』に「天地之至數.始於一.終於九焉.」とあるように、そこに含まれる生数や成数の組み合わせで意味を考えて妄想したりしますが、
今のところ、小腸大腸の場合の「16」に内包されている意味は4✕4じゃないかな、と思っています。(私見)
「4(四)」は古代中国においては、代表的には地(陰)における東西南北の空間や、四時陰陽(四季)を示し、空間的広がりや、時間の循環を意味します。
(青土社『中国神秘数字』参照)
また、易(河図)の生数では「4」は「金」を意味します。
「五行」のはたらき 4 参照
脾の臓と胃の腑の協調共同作業(胃の受納腐熟、脾の運化昇清のコンビネーション)での結果としての未消化物を、正常な脾胃の働きを土台にしながら、
心腎の陽気の扶助、肝肺の疏泄昇発宣発粛降の扶助によって、滞りなく、完璧に近い形で精濁泌別、糟粕の伝導が行われるためには、空間的に十分な広がり(四方)と、
十分な時間的な有余(四時)を必要とし、最終的には魄門(肛門)からの排泄(死と再生)が待っていますので、この流れは陰の場(左旋)において行われないと。
小腸の腑、大腸の腑における「左旋」「16曲」は、あんな、ある意味で稚拙な蔵象図の中に、上記のような深い意味をサラッと込めているモノなのではないかと、今のところ愚考しています。
(読者の方で、これに関して他の御見解がある方、ぜひご教示ください。)
鍼灸臨床で、便秘や下痢を治療するときに、合谷や後渓や上廉や下廉を当たり前に使うことがありますが、上記のようなことを考えながらやると、
診どころや意識に変化が出てくる筈です。
澤田健による
「リウマチは小腸の熱だ。」
という発言の意味や、北辰会が後渓を使ってあらゆる病を治している現実なんかもね。
・・・ま、どうであれ、結果的に、腸の健常な左旋力、消化吸収に必要不可欠な空間と時間を調整するのではないかと思っています。
今のところ、そう考えています。(゚∀゚)
(因みに今回と前回の話はまったくの私見ですので、悪しからず☆)
2019.10.27
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中医学では、体を流動する生理的な水分のことを「津液(しんえき)」と言います。
日本漢方の言い方では「気・血・水」の「水」ですね。
(中医学の言う”津液”と、日本漢方の言う”水”は違う!という厳しい意見が聞こえてきそうですが、ここではザックリとこのように分けさせて下さい。(^^;))
この津液が、飲食物から吸収され、形成され、全身を巡るのには、比較的複雑な生理システムが関与しています。
まず、飲食物が「胃の腑」に入って、「脾の臓」の力で消化吸収され、余ったものは「小腸の腑」に送られ、さらに余ったものは「大腸の腑」に送られ、
それでも最終的に余った老廃物は、主に大便や小便や汗として体外に排出されます。
人体の恒常性維持に使えるもののうち、生理的な水分のことを「津液」と呼び、これは体表の露出している粘膜や、その他全身各所に、適度な潤いを与えます。
よく東洋医学では「五行色体表」といって、あらゆる要素を五分割した表があり、そこでは五液(涙、汗、涎、涕、唾)という表現が出てきますが、これらはぜーんぶ、津液(特に液)です。
この中で、臓腑経絡学において、「小腸の腑」では飲食物から津液のうち「液」をとり出し、「大腸の腑」では津液のうち「津」をとり出す、と教わりました。
・・・ところでこれ、何ででしょ??
東洋医学やってる人、パッと答えられますか??
水分(津液)は、陰陽で分ければ「気」、つまり「陽」に対して、「陰分」とか「陰液」言われますが、その津液をさらに陰陽に分けると、液は陰、津は陽です。
(流動性と粘性の強弱、存在する位置、機能的なベクトルなどから、このように分けています。)
これにはまあ、色々な説明の仕方が出来ると思うのですが、平たく言えば、小腸の腑の段階ではまだ完全に飲食物は消化され切っておらず、
大腸の腑よりも相対的に清濁が判然としない状況ですので、ある意味ザックリと荒っぽく、大まかに水液をとる必要があります。
従って結果的に流動性の低い、相対的に濁った(粘った)水液である「液」をも、とり出します。
そして大腸の腑では、小腸の腑と比較すれば消化物はかなり便に近い状態になっていますので、精濁の分化は小腸の腑の時よりも相当ハッキリとしており、
大腸の腑では仕上げとして、より完璧に、清濁をキッチリと分ける必要があります。
従って、流動性の高い、相対的に澄んだ水液である「津」をも、残さずとり出す、ということになるのではないかと思います。
ここで注意しないといけないのはあくまでも相対的に、という理解ですね。
四角四面に、小腸=液、大腸=津、と硬直的に考えてしまうと、臨床的には失敗のもとだったりします。
また、「小腸の腑」は「心の臓」と表裏関係であり、五行では「火(君火)」の性質があてられていますが、心の非常に強い陽気の働きを助けとして、
ある意味で胃から送られてきた未消化物を”火にかけながら”、”荒っぽく”、精と濁とを分けるのに対し、「大腸の腑」は「肺の臓」と表裏関係であり、
五行では「金」の性質があてられており、大腸では肺金の「従革」「粛殺」の気の助けを借りて、ある意味”几帳面に”、”精緻に”飲食物は大便へと”変化”させる、
という、五行の性質を通じた解釈もあり得ると思っています。
この「東洋医学的消化活動」の更なる詳細はここでは述べませんが、この流れにさらに、肝の臓や腎の臓、三焦の腑などなど、あらゆる臓腑が協調して参画して、
バランスが崩れないようにシステムで仕事をしてくれています。
五藏六府の表裏関係の中で個人的に面白いのは肺大腸、心小腸、心包三焦なんですが、他の肝胆、腎膀胱、脾胃と違い、”隣接”という位置関係をとらずに、
上焦(心肺)と中下焦(小腸大腸)で表裏関係を成しています。
(心包三焦はまたもう一歩特殊で、膜同士、とか、内外、と言っていいと思いますが)
肺は華蓋で八葉蓮華、蓮の花が”逆さになった”形で描かれ、心は蓮華の蕾のような姿で、これも”逆さになった”姿で描かれます。
そして、小腸は左旋で16曲、大腸の最初の部分である廻腸も左旋で16曲、という風に描かれます。
ところで、小腸大腸のこの「左旋」「16曲」、これは何でですか??
続く。
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