東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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Search Results for: 陰陽

「三陰三陽」という考え方 1

2015.11.13

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東洋医学、とりわけ鍼灸医学において重要な「経絡経穴学」。

 

我々鍼灸師が、他の誰よりも詳しくなくてはならない学問分野だと思います。

 


今日はこのうちの「経絡学」に関する内容を少しお話しします。

 

人体の、気が流れるルートとされる「経絡」は、胃から始まって、全身をくまなく一周します。

 

その長い道のりは、特に関わりが深い臓腑別に、12の名前に分けられます。

(肝の臓なら肝経、大腸の腑なら大腸経・・・、といった具合にです。)

 


これを「十二経絡」と言います。

 


このように、始りから終わりまで、場所によって12の名前があるのですが、全てひっくるめると1本に繋がっていて、

それが全身をくまなく巡って一周すると、再び胃から始まって、全身を一周する、考えられています。

 

このように、まるで輪っかの様に、端っこが無いとされるのが経絡です。

「如環之無端」という言葉 参照

 


そして、この十二経絡も、陰と陽に分けられます。

(なんでも陰陽に分けるのが東洋医学です。)

 


それも、ちょっと独特の分け方をされます。

 


それを「三陰三陽学説」といって、他の中国思想や中国哲学にはない、中国医学独特の、『黄帝内経』独自の、分け方なのです。

 


これについて、以前ホントにチラッとしか書いてなかったので、今回はもう少し詳しく書きます。

「心包」って何ですか?(その5) 参照

 

続く

 

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経穴が先か、経絡が先か

2015.11.09

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11.22に東京衛生学園にて経穴解説の話をしますが、今日あたりからそれのイントロを書いていこうと思っています。

 

まず、東洋医学が大事にしているこの”経穴”なるものが、そもそもどうやって発見され、定義づけられていったのか、という根本的な問題を考えてみたいと思います。

 

1971年、中国の湖南省というところで紀元前の偉い人のお墓が発見されました。

 


それを馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)と言います。

 

 


これは紀元前186年、前漢の時代の偉い人の奥さんの墓です。

 


なんとここには、”湿屍”といって、湿った状態のミイラが入っていたことで、世界中を驚かせました。

(う~ん、若干ウソ臭い情報ですけどね。。。)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E7%8E%8B%E5%A0%86%E6%BC%A2%E5%A2%93

↑↑wikipedia「馬王堆漢墓」へのリンク

 

 

・・・まあここに、東洋医学に関する文献も含まれており、この文献が、我々がバイブルにしている『黄帝内経』よりも前の時代のものなのではないかと言われております。

(因みに『陰陽十一脈灸経』『足臂十一脈灸経』という文献です。)

 

ここには、経絡らしきものが描かれているのですが、我々が知っている経絡のように、それぞれが繋がっていません。

 

経穴も描かれておりません。

 

それを見れば、歴史的には、先に経絡が出来て、その後に経穴が定義されていったのかな、と思えます。

 


でも、1991年に、ヨーロッパのアルプス山脈で、今から5200年前の氷の中から発見されたと言われる「アイスマン」の体には、経穴に相当する部位への治療の痕跡らしきものが残っていたりと、

 

まだまだ今後、新事実が発見されるかもしれませんね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3

 

↑↑wikipedia「アイスマン」へのリンク

 

・・・ま、経絡が先か、経穴が先か、興味ない訳じゃないけど、臨床家にとっては、ややどーでもいい問題ですね。(爆)

 

要は病人に対して、使えりゃいい。

 

治りゃいい。

 

 

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半分以下

2015.11.05

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清明院の患者さんは皆さん理解しておられることと思うが、鍼灸治療の本領は、肩凝り腰痛と言うよりも、むしろ現代医学が不得手とするような、

慢性の難治性の内科疾患だったり、アレルギー疾患だったりする。

(さらに…)

「尺膚診」について 12

2015.09.22

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これまでのお話

 


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2                     
「尺膚診」について 3          
「尺膚診」について 4
「尺膚診」について 5   
「尺膚診」について 6
「尺膚診」について 7
「尺膚診」について 8 
「尺膚診」について 9
「尺膚診」について 10
「尺膚診」について 11  
     
  参照

 

では続きいきます!

 

 

◆『傷寒論』における尺膚診の記載?

さて、前腕の皮膚の状態を詳細に伺う診察法である、この”尺膚診”というものに関して、超有名な古典である、

『史記』『黄帝内経』、そして『難経』における記載を紹介してきました。

 

今日は東洋医学を学ぶものにとってのもう一つの聖典、『傷寒論』における尺膚診の記載を紹介したいと思います。

『傷寒論』については 『傷寒論(しょうかんろん)』という本 参照

 


この傷寒論の最初に”傷寒卒病論集”という、序文のような文章があります。

 


ここに、

・・・觀今之醫、不念思求経旨、以演其所知、各承家技、終始順舊、省疾問病、務在口給、相対斯須、

便處湯薬、按寸不及尺、・・・(中略)・・・、所謂窺管而已。

という文章が出てまいります。

 

これを簡単に意訳しますと、

最近の医者をみてると、古典を学んで、そこから原理原則を自分で新たに発見して、自分の学術をレベルアップさせようとは少しも思はず、

それぞれ、自分の流派の技術を受け継いで、優れたものとし、始めから終わりまで、古いしきたりに従うだけであり、

病人を診察するにも、顔色を窺い、巧みに口を使って丸め込むことに身を入れて、診療にかける時間はいとも簡単に済ませ、

いい加減に薬を与えている。

脈診も、手首の脈を見るのが関の山で、尺膚は診ない。

こんなんじゃあ、細い管から天を臨むようなもんだ。

 

・・・という風に、『傷寒論』の著者である張仲景は嘆じて、当時の医療界を憂いています。

ここで言う”尺”をどう訳すかについては、

”尺膚(前腕の皮膚の状態)”

という説と、

”尺位の脈(手首の動脈の一部分)”

という説と、諸説紛々なんだそうですが、個人的には尺膚であってほしいですね。(笑)

 


『黄帝内経霊枢』邪気蔵府病形篇(4)に書いてあるように、脈診情報と尺膚診情報は太鼓とバチのような関係ですのでね。(笑)

 

尺膚診情報と脈診情報、この二つが一致するのをもって順と考える。

 


尺膚診で相対的に陰をうかがい、脈診で相対的に陽をうかがう。

 


で、これら二つよりも顔面診はさらに相対的に陽をうかがう、と。

 


このように、各診察法は並列ではなく、それぞれに診ているポイントがあり、それらの陰陽のグラデーションまで考え併せて、弁証に資する情報と位置付けるのですな。

 

だから、各診察法の位置づけが明確であるほど、正確な診断を下すことが可能になる。

 

シャープな治療が可能になる。

 

位置づけがあいまいな人がやっている鍼よりも、大きく気を動かすことが出来る。

 

続く

 

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「尺膚診」について 8

2015.09.18

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これまでのお話

 


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2                     
「尺膚診」について 3          
「尺膚診」について 4
「尺膚診」について 5   
「尺膚診」について 6
「尺膚診」について 7   
参照

 

では続きいきます!

 

◆『黄帝内経』に繰り返し出てくる、皮膚観察の重要性

 


東洋医学には、「表をもって裏を知る」という考え方があります。

 

表面をよく観察することで、中の状態をうかがう。

 

これは『管子』の地數篇なんかにも出て来ますし、『黄帝内経素問』の5篇目、”陰陽応象大論”にも明記してありますし、

『黄帝内経 霊枢』
の中の75篇目、”刺節真邪篇”なんかにも、例え話を用いて示してあります。

(管子について、まだ書いていなかったようなので、後ほど書きましょう。てっきり書いたと思っていた。。。(*’ω’*))

「表を以て裏を知る」 参照

 


・・・まあ、この考え方からすれば、皮膚表面の異常をうかがえば、身体の中の状態が分かる、ということになるわけです。

 

そして、その具体例は、黄帝内経の中の諸篇にもチョイチョイ記載してあります。

 

例えば素問の23篇目、”宣明五気篇(せんめいごきへん)”と、霊枢の78篇目、”九鍼論(きゅうしんろん)”なんかには、

五臓の主(つかさど)る所として、心は脈、肺は皮、肝は筋、脾は肉、腎は骨、これを五主という。

と述べてあり、ここでは肺の臓と皮膚の関与を明記しています。

「肺」って何ですか?(その12) 
「衛気」って何ですか? その9  参照

 

因みにこの宣明五気篇というタイトルは、

”五臓の気について明らかにする篇”

という意味なんだそうです。 

(そのまんまだねー)

 


九鍼論の意味は、

”九鍼について論じる篇”

という意味です。

(こっちもそのまんまー)

 

もちろん、皮膚の状態から、肺の臓「以外の」臓腑の状態をうかがうことも可能なんですが、肺の臓と皮膚とが密接にかかわる、

ということについて、どういう意味なのか理解しておくことは、非常に重要なことだと思います。

 

続く

 

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「尺膚診」について 6

2015.09.14

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これまでのお話

 


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2                     
「尺膚診」について 3          
「尺膚診」について 4

「尺膚診」について 5       参照

 

では続きいきます!

 

 

◆『黄帝内経霊枢』論疾診尺篇(74)における尺膚診の記載

 


黄帝内経には、それ以外にもまだ尺膚診に関する記載があります。

 

霊枢の中の”論疾診尺篇(ろんしつしんしゃくへん)”というところにも、尺膚診の記載があります。

 


まあここが一番、尺膚診について集中的に述べている篇、と言っていいでしょう。

 


まさにタイトル通り、疾病と尺(前腕部分の皮膚の状態)との関わりを論じた篇です。

 


黄帝内経の中の、尺膚診についての記載は、ここにしか書かれてないと思ってない人もいるぐらいです。(笑)

 


ここに、

 

黄帝が岐伯(医師)に問いました。

「色を望診したり、脈診せずに、尺膚診だけで診断し、外から内を知るにはどうすればいいの?」

岐伯が答えて、

「その尺の緩急小大滑渋と肉の堅脆を細かく見極めれば、診断できますよ。」

 

と、いきなり冒頭に出てきて、そこからさらに、

 

尺の膚が滑で、光沢があるのは風です。

尺の肉が弱は、解㑊の病です。

 

尺の膚が滑で油のようにつややかなものは風なり。

 

 尺の膚が渋は、血虚の風痺病です。

 

 尺の膚が粗く、魚の干物の鱗のようなものは溢飮(水の停滞)の病です。

 

 尺の膚の熱が甚しく、脈が盛大で落ち着きがないのは温病です。

尺の膚が寒、其の脈が小なものは下痢で気虚です。

 

 尺の膚が燃えるような熱で、先に発熱して後に冷えるのは往来寒熱です。

 

 尺の膚が先に冷えていて、しばらくして熱感を感じるのも往来寒熱です。

 

肘の所のみ熱があるのは腰より上に熱がある。

 

手の所のみ熱があるのは腰より下に熱がある。

 

肘の前(内側)のみ熱があるのは胸の前に熱がある。

 

 肘の後(外側)のみ熱があるのは肩背に熱がある。

 

 前腕の内側のみ熱があるのは腰腹に熱がある。

 

 肘頭より下の三から四寸に熱があるのは、腸中に虫がある。

 

 掌中に熱があるのは腹中に熱がある。

掌中に冷えがあるのは腹中に冷えがある。

 

 母子球に青い毛細血管が有るのは胃中に冷えがある。

 

 尺が燃えるように熱く、人迎(頚動脈の拍動)が大は、多量の出血。

 

 尺が堅で大、脈が甚しく小さいものは、気虚であり、これに煩悶が加われば死ぬ場合がある。

 

と続きます。

(なげえー(@_@))

 

・・・まあ要は、前腕の皮膚を見るだけで、これだけ色々なことが分かるわけです。

 


古代人の大いなる知恵だと思います。

 

なお、この篇で括目するべきは、前腕の皮膚の異常(特に寒熱)と、体幹部の異常を対応させて診ているところです。

 

前腕で全身を診る、という時に、深さ(深浅)だけでなく、高さ(高低)も意識している、というのがポイントであります。

 

深さも陰陽、高さも陰陽であります。

 



続く

 

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「尺膚診」について 4

2015.09.12

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これまでのお話


「尺膚診(しゃくふしん)」について 
「尺膚診」について 2   
「尺膚診」について 3
         参照

 

では続きいきます!

 

 

◆『黄帝内経素問』通評虚実論(28)における尺膚診の記載

 

『黄帝内経』という書物の説明は前回しましたので、繰り返しません。

 

素問の28番目の篇である”通評虚実論(つうひょうきょじつろん)”の中に、尺膚診に関する記載が出てきます。

 

因みにこの”通評虚実論”の意味ですが、我々が治療する際に、非常に重視している”虚実”という考え方について、

時間、五臓、経絡、気血、脈、治療など、非常に広範囲に論じた篇です。


因みに虚実については

「虚実」って何ですか?
虚実の深さ          参照

 

ここに、

経、絡、ともに実というのは、寸脈は急で尺は緩なり

とか、

絡気が不足し、経気が有余なものは、脈が熱で尺が寒なり

とか、

経気が不足し、絡気が満は、尺が熱で満、脈が寒で渋なり

とか、

尺の虚は歩行に力が無い

とか、ここでも主に脈診情報とセットで、病態把握の方法として尺膚診が紹介されております。

(ここでいう”尺”というのが、前腕の皮膚の状態のことです。)

ここで、『史記 倉公伝』といい、『黄帝内経素問』の平人気象論といい、通評虚実論といい、

なぜ、尺膚(前腕部分の皮膚の状態)と、脈診情報(橈骨動脈の拍動の状況)を診ることで、

病態把握が出来るのか、という疑問が頭に浮かびます。

 


これについて、日本、江戸期の医家である多紀元簡(たきげんかん 1754?-1810)は、手首の脈で経気(けいき
)が診れるのは、手首の脈動は前腕の皮膚と比較すると相対的に「陰」だからで、

 

前腕の皮膚は相対的に「陽」なので、絡気(らくき)が診れるのではないか、と、経絡を経と絡に分けて、深さの観点から陰陽に分けて考察しています。

 

これも一つの考え方でしょう。

 

続く

 

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精神疾患の患者さん

2015.08.01

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今日、とある精神疾患の患者さんを初診で治療させていただきました。

(さらに…)

「四逆散」というお薬 9

2015.06.16

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これまでのお話

 


「四逆散」というお薬

「四逆散」というお薬 2  
「四逆散」というお薬 3

「四逆散」というお薬 4
「四逆散」というお薬 5
「四逆散」というお薬 6
「四逆散」というお薬 7
「四逆散」というお薬 8        参照

 

では続きいきます!

 

さて、本日はまた違う先生の見解を考えてみましょう。

 

本日はちょっと古い時代に戻って、宇津木昆台(1779-1848)先生です。

 


江戸後期を生きた、カミソリのようにキレる、素晴らしい頭脳を持った先生、という印象なんですが、長くなりそうなんで、この先生については、あとでちゃんと紹介します。

 


 

ともかく、宇津木先生の著書『古訓医伝』には、

「四逆散は、大柴胡湯の証の虚しているものである。」

と述べられており、その意味として、

「大柴胡湯は少陽病の実証で胃の気も実のもの、四逆散は少陽病の実証で、胃中に力が無くて、水邪が”胃の外”にあるもの。」

と述べ、

「そう考えれば当たらずとも遠からずだよん。」

と述べ、それをもとにさらに深く考えると、

「”左の”横腹、胸や脇に緊張が現れ、胃中は力が無い。気血水が滞って結胸のような感じで、場合によっては陰嚢や、腰の方にまで緊張が及び、縮こまってしまうものだ。」

と述べ、「左の腹」を強調し、四逆散が気血水の滞りであることを強調し、乾姜や附子などで陽気を補うことは不要である場合の処方だと強調しています。そして、

「これは血の滞りがメインであって、その周りに水がくっついたものである。」

と、これまた意味深いことを仰っております。

(・・・まあ、この言い方で、この処方における枳実の効果を説明しています。)

 


また、この先生の「左右」に対する考え方も、興味深いところです。

 


「四逆散」というお薬 8 で紹介した藤平先生は、四逆散の場合のお腹には

”左右差はない”

と強調していましたので、全く違う見解ですね。

 


竹下個人的には、陽気が伸びないんだから左に出てるはずだ、とか、四逆散だから左右差はないはず、とか、あまりそういう決めつけた診方、考え方に拘って人体を診るのは、

 

以前からですが、良くないんじゃないかな、と思っています。

 


こういうのは、鍼灸の場合特にあるんです。

 

右の経穴に出てるはず、左の経穴に出てるはず、ってやつね。

 

臨床上は、こういう「先入観」が非常に邪魔になる場合があるんです。

 

 

こういうのは、あくまでも結果から、帰納法的に推論するべきであって、演繹的に考えすぎるのはよくないと思いますね。

「演繹(えんえき)」と「帰納(きのう)」 参照

 


まあちょっとこれは、もちろんしっかりと基本を押さえた上での話にはなるけど。

 


この場合には左に出てる筈、とか、そういう考え方の根拠は陰陽論なんだけど、陰陽論だからこそ、やはり機械的に運用するべきではない。


「四逆散」というお薬 10  に続く

 

 

 

 

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4月(一社)北辰会スタンダードコース東京会場

2015.04.27

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昨日、4.27の日曜日は、お茶の水女子大学で行われた、(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

清明院スタッフもほとんど参加していたようなので、講義の詳細についてはそちらを確認してください。

勉強会参加しました! 参照

この日は私用により午後からの参加となりましたが、午後一は後藤りゅう先生による

「舌診」

でした。

舌診については、何度もこのブログに書いています。

舌の即時的変化
舌の即時的変化 2 参照

非常に臨床で頼りになる診察法です。

そして最後は私の講義

「気の思想・陰陽論基礎」

でした。

受講生の多くにとって、ちょっと難しい内容だったかもしれないが、まあまあ、アンケートの結果を待とうと思います。

今回、最後までテンションを下げずに喋れてよかったと思います。(笑)

そして終わった後は酒。。。

中国トークで盛り上がりました。(笑)

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