東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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ルイボスティーと東洋医学

2017.06.07

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↑↑ダム好きなんだよねー。進撃の巨人的世界観。

 

 

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今日、患者さんに問われました。

 

「ルイボスティー飲んでもいいですか?」

 

と。

 

 

アフリカ原産のマメ科植物、ルイボスの葉を使うルイボスティーは、紅茶の代用品なんだそうで、ネット上にあるいくつかのサイトを見てみると、

 

抗炎症作用があり、不妊、便秘、冷え性、むくみ、ダイエット、美肌などなど、とてもたくさんの効能が謳ってあります。

 

(どれも、健康に敏感なアラサー女子が飛びつきそうなものばかりですな。。。)

 

 

で、ルイボスの葉っぱを乾燥させたものを煎じてお茶にして飲む、という訳だそうです。

 

 

何でもこのお茶はアフリカでは「奇跡のお茶」と呼ばれているんだとか。(゚∀゚)

 

 

・・・こういうのね、たまに聞かれます。

 

 

患者さんに聞かれると、その食品にどういう作用があるかについては、『東方栄養新書』『東方養生新書』『東洋医学で食養生』あたりを中心に、

 

清明院に10冊ほどある食養生の本から探したりするのですが、ルイボスティーについては見つかりませんでした。

 

(まあ”最近話題”っていうくらいで、最近になってから日本のメディアで紹介されたのでしょう。)

 

 

・・・で、うちの蔵書になければ、仕方なくネットの情報から探す訳ですが、僕と同じようなことを考えている人が何人かいました。

 

(因みに、ネットでも無理な場合は最終的にS先生に聞きます。(笑))

 

 

まあたいがい、アフリカなどの暑い国で採れるものというのは、人体の熱を取る作用があるものが多いです。

 

 

結果的に気の巡りが良くなったり、浮腫みがとれることもあるでしょう。

 

 

こう考えると、東洋医学的には実熱型、湿熱型の人には、”過度にならなければ”いいのかもしれません。

 

 

で、反対に陽虚型、虚寒型の人が過度に飲めばよくない、と考えること出来ます。

 

 

ただ、昔から「身土不二」という言葉があるように、上記のように、体に籠った熱が取りたいとか、気血の巡りをよくしたいとか、浮腫みを取りたいとか言うなら、

 

わざわざアフリカ原産のものをとらんでも、毎日ガブガブ飲んでる水分の量減らして、軽い運動して、その辺の八百屋で売ってるキュウリでも食っときゃいんじゃないすかね。(゚∀゚)

 

 

横文字とか、ド派手な広告をありがたがるのは、そろそろヤメにしませんかね。

 

 

 

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胃の気の脈診⑥ 胃の気の働きを直接うかがう脈

2017.05.17

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これまでのお話

 

 

胃の気の脈診① 胃の気の脈診とは

胃の気の脈診② 四時陰陽に従う脈

胃の気の脈診③ 名状をもってするに難しき脈

胃の気の脈診④ 有力無力による脈

胃の気の脈診⑤ 一定の恒常性の有無を診る脈        参照

 

 

 

◆胃の気の働きを直接うかがう脈とは

 

 

このブログにも何度も出てきている永田徳本(1513?-1630?)先生

 

「永田徳本」を含む記事 参照

 

 

この先生の『診脈論』という本の中に、

 

「食前食後で、脈が変わっていないものは胃の気なしとする」

 

と説かれています。

 

 

一般に、食事をすると脈は大きく、やや早くなります。

 

 

こういう変化がないものは良くない、と考えます。

 

(因みに個人的には、食事が入ったのに、かえって硬くなるもの、あるいは細く弱く遅くなるものは、非常に良くない、という印象を持っています。)

 

 

運動や入浴でも同じような現象が起こりますが、食事の方がより顕著であると、蓮風先生は教えておられます。

 

 

清明院でも、昔から往診をやっていますので、重症の患者さんと接する機会は非常に多いのですが、最終段階に入った時なんかに、

 

この方法はよく使わせていただいています。

 

 

吸い飲みで水を一口入れて、脈がどう変化するか。

 

 

これで変化しない、あるいは硬くなると、いよいよかな、と分かります。

 

 

まあともかく、飲食して脈が普通の変化をするのが胃の気のしっかりした状態、変化がない、あるいは逆の変化が起こるのは、

 

胃の気の弱っている証拠、と診ます。

 

 

 

続く

 

 

 

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文化大革命と中医学 2

2017.04.14

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前回のお話

 

文化大革命と中医学  参照

 

 

 

では続きいきます!!

 

 

まず、「文化大革命」というものがどういうものかについて、ある程度知らないといけませんね。

 

 

文化大革命というのは、中国で1966年から1976年まで続いた、社会的騒乱です。

 

参考 コトバンク「文化大革命」

 

 

この騒乱は、1976年に、毛沢東の死とともに収束しました。

 

 

まあ、この騒乱の表向きの名目は、

 

「封建的文化、資本主義文化を批判し、新しく社会主義文化を創生しよう!!という政治・社会・思想・文化の改革運動」

 

ということなんですが、実際は、毛沢東が1958年から1961年に行った

 

「大躍進政策」

 

という超強引な政策(英米に勝つための農業、鉄鋼業の大増産改革)に大失敗して失脚し、それでも再び権力に返り咲くために、政敵を倒すために大衆を扇動して起こした、

 

中国共産党内の権力闘争が、この騒乱の本質と言われます。

 

 

この時、

 

「四旧(旧思想・旧文化・旧風俗・旧習慣)」

 

を破壊する!といって、医学に関しては

 

「中西医結合(中医学と西洋医学の結合)」

 

が中国の新しい国家的医学に位置づけられ、それまでの、自国の伝統を残し、伝え、世界に、という意味の「中医学」は、古い文化の残渣 として、排斥されました。

 

 

可哀想なことに、この時代にベテランの中医師の先生たち(老中医)は「妖怪変化」とみなされて、労働改造を強いられたそうです。

 

(ムチャクチャ言いますね。。。)

 

 

具体的には、田舎に追いやられて豚の世話係にさせられたりとか、キツイ農業に従事させられたりとか、医療とは全然関係ない強制労働を強いられたようです。

 

(それどころじゃない、ここに書けないようなケースもあるとかないとか。。。)

 

 

毛沢東も、最初は中医学を奨励する立場であったのに、自分が権力の座から失脚しちまったら、そんなん関係ないんかい!!って感じがします。

 

 

 

続く

 

 

 

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「ヨガ教室行ってもいいですか?」

2017.04.10

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最近多い、ヨガ教室に通っている、あるいは通っていいですか?と仰る患者さん。

 

 

ピラティスもしかりですな。

 

 

若い女性に多い。

 

 

ヨガ教室に行ったら〇〇が治ったんです、とか、〇〇が悪化したんです、とか、我々の臨床では非常によくある話です。

 

 

現代人は、毎日長時間、PCの前で座っている仕事が多いです。

 

 

 

そうすると、からだがなまって、気血が欝滞し、色々な症状が出て来ます。

 

 

腰痛、肩こり、頭痛、眼精疲労、冷え性、浮腫み、生理痛、ヒドイものになると精神疾患や腫瘍などなど。。。

 

 

これを解決する健全な方法が「運動」です。

 

 

そこで、美しい芸能人やモデルもやってる、スタイリッシュな「YOGA教室」という選択肢に、若い女性が殺到する、という、実に分かりやすい構図です。

 

 

ところが、何でもそうですが、「体にいいこと」というのは、やり方を間違えると、両刃の剣となります。

 

 

「YOGA」を始めてから何かが悪化した、という人は、僕らの日常の臨床の中で、意外といます。

 

 

・・・ということは、「YOGAやピラティスの”正しい”運用」というのが大事、ということですね。

 

 

では、正しい「YOGA」とは一体何なのか。

 

 

「YOGA」に関しては、私は門外漢ですが、鍼灸医学のプロの端くれとして、ここらで分かる範囲でまとめておき、考えてみたいと思います。

 

 

そして何気ないこの問題から、少々深い部分にも入ってみたいと思います。

 

 

 

 

まず、「YOGA」の意味と歴史から。

 

 

「YOGA」というのは、サンスクリット語で「繋ぐ」とか、「繋がり」、「統治する」という意味だそうです。

 

 

山下博司『ヨーガの思想』講談社選書メチエ によれば、もともとの語源は「ユジュ」(牛や馬と車をつなぐ軛(くびき))が語源で、

 

色々な解釈があるようですが、「絶対者との結合」「自己との結合」というような意味を持っているそうです。

 

 

歴史的には、約5000年以上前の古代インド(インダス文明)に発した伝統的な宗教的行法と言われますが、これも専門的にはなかなか難しい問題を含むようで、

 

正確に確定するのは困難なようです。

 

 

佐保田鶴治『ヨーガの宗教理念』によれば、本来の「YOGA」は古代インドの諸宗教(バラモン教、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教など)と密接に結びついており、

 

輪廻転生(生まれ変わり)の世界から、悟りの世界へ解脱することを目的として行われるものだそうです。

 

 

岩波の『仏教辞典 第二版』によれば、仏教でも、ヨガは基本的修行法として尊重されてきたようです。

 

 

現代で世界的に流行している、身体的ポーズ(アーサナ)を強調した、いわゆるフィットネスとしてのヨガは、本来の意味からすると非常に部分的であり、

 

本来の意味とはかけ離れていると思います。

 

(もちろん良い悪いは別として、です。当然ながら、いい面はあります。)

 

 

長くなりそうなんで、続く☆

 

 

 

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2016年度後期講義終了!!

2017.03.02

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昨日で、東洋鍼灸専門学校での、3年生後期講義が終了しました!

 

 

ふいー。(゜レ゜)

 

 

いつもながら、言いたい放題、やりたい放題ですので、もう来年度は呼ばれないんじゃないかと思っていたんですが(苦笑)、どうにか呼ばれるようですので、

 

2017年度も一生懸命やらせていただきたいと思います☆

 

 

さて今回も、最後は二コマ使って公開臨床ノーカット版、やらせていただきました!!

 

 

学生さんの中から、実際のモデルを使って、私が実際に問診を取り、体表観察をし、証と想定できる病因病理を説明し、治療し、養生指導まで行うという、

 

まあ僕にとっては毎日やっていることなんですが、学生さんからすればなかなか見る機会のないものを、全編詳細な解説付きでお見せしています。

 

 

自分で言うのもなんですが、このありがたみは、学生さんには現時点ではなかなか分かっていただけないだろうと思いますが、あとになって効いてくるんじゃないかと、

 

信じています。。。(苦笑)

 

 

ところで今回も、昼の症例も夜の症例も、非常に面白かったです。

 

 

昼の学生さんは女性で消化器症状、夜の学生さんは男性で運動器の症状。

 

 

学生さんが素直に色々と問診に応えてくれたので、非常にやりやすかったですね。

 

 

面白いことに、症状は全然違うんだけど、偶然証が同じっていうね。

 

(笑・・・ただ、病理は違いますよ。)

 

 

はー、しかし面白かった。

 

 

・・・やっぱ臨床だナー。(゚∀゚)

 

 

 

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不動明王マイラー 13 雨降山大山寺

2017.01.31

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これまでのお話

 

不動明王マイラー 1

不動明王マイラー 2

不動明王マイラー 3

不動明王マイラー 4

不動明王マイラー 5 

不動明王マイラー 6

不動明王マイラー 7 

不動明王マイラー 8

不動明王マイラー 9

不動明王マイラー 10 番外編

不動明王マイラー 11

不動明王マイラー 12        参照

 

 

 

◆関東三大不動の別説、雨降山大山寺へ。

 

 

ここまで、不動明王マイラーとして、都内の五色不動、関東三大不動にお参りしてきました。

 

(実は上記の他にも、色々と参っていますが、いちいち書ききれない。。。(笑))

 

 

関東三大不動というと、一般的には成田山新勝寺、高幡山金剛寺、玉嶹山總願寺という三つを指すそうですが、これには別説があって、

 

雨降山大山寺を加える説と、高貴山常楽院を加える説があるんだそうです。

 

(なんでだ!!( ゚Д゚) ややこしー)

 

 

まあこの経緯は、色々とあるようです。

 

 

ともかく、僕的には、一般的な三大不動の中では高幡不動が一番迫力がありましたが、こうなると別説の二つも行ってみたくなります。

 

 

・・・で、早速行ってみました!!!

 

 

まずは雨降山大山寺!!

 

 

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・・・ここは素晴らしいところでした。

 

 

高幡不動を超えました。(笑)

 

 

しかもラッキーなことに、正月から節分までは御本尊の不動明王を御開帳しているらしく、目の前で拝むことが出来ました。

 

 

ここのお不動さんは、珍しいことに鉄でできており、「鉄(くろがね)不動」というイカツイ名前が付いております。

 

 

この山は、明治時代の廃仏毀釈運動の際、明治政府の役人たちが来て破壊しようとしたところ、次々と作業員が謎の死を遂げたり、

 

病気になったりしたことがあったそうで、当時は檀家さんを中心に、

 

「不動明王さんがお怒りになっているー!!」

 

と大騒ぎになって、どうにか再建されたという逸話を持つお寺なんだそうです。

 

 

確かに目の前で見たら、独特の圧迫感が凄かったです。

 

(まあでも、悪い感じはしませんでしたが。)

 

 

ここには、伊勢原の駅からバス+ケーブルカーで山を登らないと行けません。

 

 

なかなかの秘境です。

 

 

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仏仏仏仏仏・・・・。

 

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そして、ケーブルカーの一番上には、阿夫利(あぶり)神社という神社の下社があります。

↓↓

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↑↑確信犯的な売店の「ルーメソ」。

 

 

そこからさらに1時間くらい登山道を上がると、阿夫利神社の本社があるそうなんですが、時間がなくて、今回はそこまでは行けませんでした。

 

(次回は行ってやるー(=゚ω゚)ノ)

 

 

もともとは阿夫利神社と大山寺は山頂にあって神仏習合、一体だったそうなんですが、廃仏毀釈でバラバラになったという経緯があるそうです。

 

(うーん、ムチャクチャやりますね、明治政府は。。。(~_~;))

 

 

 

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間違った養生法(水分多飲+ホットヨガ)

2017.01.21

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随分前に、けっこうしつこく書いてたんだけど、

 

「なんか、キリがねえや(‘Д’)」

 

と思って止めた経験のある、養生法に関する話題。

 

 

まあ、ネットを中心とした情報化社会である昨今、実にキャッチーな

 

「〇〇すれば健康美人!」

 

「〇〇で美ボディーゲット!」

 

などなど、メディアの美辞麗句の毒牙にかかって、深刻な病になっている患者さんを、清明院ではよく診ます。

 

 

よくあるのが、

 

「日頃から水分をガンガンとって、休日はホットヨガで大汗をかく。」

 

という健康法のようなものを一生懸命続けている患者さん。

 

 

しかもこれ、20代後半から30代の女性で、管理職などのハードワーカーの方に多かったりします。

 

 

これは非常に危なっかしいです。

 

(全否定はしませんが。)

 

 

東洋医学的には、水分を必要以上にたくさん取ることによって、脾にも腎にも無用な負担がかかります。

 

(もちろん膀胱にも三焦にも胃にも小腸にも大腸にも、場合によっては肝胆にも心肺にも、無用な負担がかかります。)

 

 

そして、捌ききれない水分は、余った水となり、体内に停滞し、「湿痰(しったん)」という病理産物になります。

 

 

・・・で、ホットヨガに行くとこの「湿痰」が排出されて、それとともに他の毒も出る、という、まるでマッチポンプのような健康法なんですが(苦笑)、

 

それでスッキリしてめでたしめでたしかと言うと、そうでもない人が多い。

 

 

人間は水道管じゃないし、水は排水管洗浄剤じゃない。(苦笑)

 

 

日頃のハードワークで、飲み会も多い、睡眠不足も多い、ストレスも多い、運動不足、そういう生活習慣によって、主に脾腎による、

 

水分の出納調整機能が極端に減退しているところに持ってきて、「デトックス」とか称して過剰に水分を取り、しかも暑い部屋で一定時間体操させて、

 

無理やり発汗させることで、必要な津液(有用な水分)を失い、疲労を助長する。

 

 

このメカニズムによって、耳鳴り、突発性難聴、ニキビや皮膚炎、生理痛や生理不順などなど、起こりうる病、症状は数知れずです。

 

(もちろん、水分の調整機能が十分な人は大丈夫ですが。)

 

 

各人がよくよく考えて、自分の体は自分で守らないと。

 

 

流行っているからとか、テレビや雑誌で取り上げられてるからとかじゃなくて、「自分自身の体質と生活習慣にあった養生法」というのを真剣に考えないと、

 

10年後、20年後を考えたとき、大きなマイナスになる可能性があるということを、よく考えた方が良いと思います。

 

 

 

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総合と総体 16

2016.12.27

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3

総合と総体 4

総合と総体 5

総合と総体 6 

総合と総体 7

総合と総体 8

総合と総体 9

総合と総体 10

総合と総体 11

総合と総体 12

総合と総体 13

総合と総体 14

総合と総体 15  参照

 

 

 

◆松田博公先生の指摘

 

 

先日の『あはきワールド』に、松田博公先生がWFASの感想を書いておられました。

 

(あはきワールド、鍼灸師の皆さん購読しましょうね。良い情報満載です。)

 

 

WFASについては、私も参加しましたし、このブログにも書きました。

 

WFAS、行ってきました!! 参照

 

 

その中で、今回のテーマとも関わる、重要な指摘がありました。

 

 

以下に引用します。

 

・・・彼ら(昭和初期の古典的鍼灸復興運動の鍼灸師たち)は技術だけでなく、古今の医学書および哲学や宗教の追究にも余念がなかった。

 

経絡治療運動のリーダーだった柳谷素霊は、西田幾多郎の『善の研究』やトマス・カーライルの『英雄崇拝論』を読み、大学に進んで4年間、宗教学を学んだ。

 

澤瀉久敬の『医学概論』は、東洋医学の生命観や自然治癒力観を根拠づけるものとして広く受け入れられ、これを通して、

 

フランスのアンリ・ベルクソンの「時間の持続」や「生命の飛躍」の哲学に親しむ鍼灸師も少なくなかった。

 

鍼灸師は、単に技術的な効果だけで患者のこころをつかむのではない。

 

技術的な効果と人格の二つでつかむのであり、技術と人格は洞察において一つになるのである。

 

その洞察を養う鍼灸修業の場を作り出さなければ、日本鍼灸に未来はない。 ・・・

 

(引用終わり)

 

 

という一文がありました。

 

柳谷素霊という人物

西田幾多郎という人物

ベルクソンの名言

ベルクソンという人              参照

 

 

ここで松田先生の言う「洞察」とは何か。

 

 

技術も大事、人格も大事。

 

 

それはよく分かる。

 

 

ではそれを統合する「洞察」ってのは、いったい何でしょうね。

 

 

『大辞林』三省堂によれば、「洞察」とは

 

鋭い観察力で物事を見通すこと。見抜くこと。 「結果を-する」

 

とあります。

 

 

なるほど、ここまで語ってきた「直観的認識」と近いものがあると思います。

 

総合と総体 9   参照

 

 

では、それを養う鍼灸修行の場とは、どういったものが望ましいのか。

 

 

生活レベルから24時間、師匠にべったりとくっつく、徒弟制度の修行の場なのか、それとも。。。

 

 

悩ましいところですね。

 

 

僕個人的には、自分自身、その人自身の、「真剣な」臨床現場の中にしか、それはないと思っています。

 

 

ここでは当然「真剣な」がポイントで、ただ漫然とやってたって、何十年やってもダメでしょうけども。

 

 

 

続く

 

 

 

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総合と総体 7

2016.12.15

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3

総合と総体 4

総合と総体 5

総合と総体 6   参照

 

 

続く

 

 

 

◆気一元論とは。

 

 

前回、「原子論」をごく簡単に紹介しました。

 

 

これは、この世界は、分割不可能な「原子」から成っている、という考え方でした。

 

 

それに対して、古代中国の自然哲学の認識論は「気一元論」と言います。

 

 

これは、この世界は分割不可能な「気」から成っている、という考え方。

 

 

ここで、

 

「おいおい、それじゃ単に”原子”を”気”と言い換えただけじゃないか!」

 

と思ってしまう人もいるでしょうけど、「気一元論」の言う「気」というのは、人間の精神や記憶、情動の働き(神気)や、空間そのものも「気」から成っている、とされ、まさにすべてを一元的に説きます。

 

 

精神と物質をキチッと分ける、デカルト(1596-1650)の心身二元論とは相いれません。

 

デカルトという人物 3   参照

 

 

しかも「気」を、形体に先立つものとして考え、有形の物体よりも、むしろ無形に主眼を置いているという点でも、原子論とは違うと思います。

 

 

因みに、デモクリトス(BC460-370)の原子論では、原子(アトム)が存在し運動する場として、空虚(ケノン)という空間の存在を唱えています。

 

 

気一元論的には、アトムもケノンもぜーんぶ「気」と考える、ということです。

 

 

ここも、原子論との違い。

 

 

全て「一つ」。

 

 

だから「一元論」です。

 

 

 

続く

 

 

 

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総合と総体 6

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3

総合と総体 4

総合と総体 5   参照

 

 

 

◆「原子論(アトミズム)」とは。

 

 

西洋医学では、人体は数兆の細胞の集まりと説きます。

 

(これ、昔はよく60兆と言ったんだけど、最近では37兆説が有力らしいですね。ま、どーでもいいけど。笑)

 

 

この考え方をベースに、ある意味美しい「機械論的人体観」が形成されていきます。

 

 

その根本にある考え方は「原子論(アトミズム)」です。

 

 

これはどういう意味かと言うと、『百科事典マイペディア』によれば

 

物質は究極・最小・不可分の原子(ギリシア語でアトモン)から成るとし,その離合集散によって物質の性質と運動とを説明する説。

 

だそうです。

 

 

この考え方は、もともと紀元前の古代ギリシャにあった考え方なんだそうです。

 

 

この時代にすでにデモクリトス(BC460年頃-370年頃)なんて人は、「機械論的世界観」だの「唯物論的世界観」なんてのを提唱しているようです。

 

 

でもまあ、この当時は、近代化学技術もないし、電子顕微鏡もないし、ということで、そういう主張は机上の空論のようになって、近代まではある意味で眠っていたようですね。

 

 

それが近代になり、17世紀にボイル( 1627-1691)が元素を発見し、18世紀には気体を構成する様々な元素(窒素や酸素など)が発見されました。

 

 

19世紀にはさらにナトリウム、カリウムが発見されます。

 

 

このようにして、徐々に徐々に様々な分野で、もちろん医学医療の分野も含めて、機械論的な近代科学が形成されていきました。

 

 

自然に対するこの見方は、やがてウイルスや細菌の発見、外科手術の進歩にも繋がっていきます。

 

 

このような目線、見方で人間を見つめ、細部に渡って分析し、それを総合した結果として、膨大な理論体系をなし、大いに結果を出しているのが西洋医学です。

 

 

今や西洋医学は、世界中で医学の主役です。

 

 

しかしその一方で、西洋医学で解決しない病人は増えるばかりです。

 

 

こないだもニュースで見ましたが、精神疾患にかかりながら労働している人の人口が、この数年で何倍にも増えているようです。

 

 

清明院の患者さんにも多いこと。

 

 

アレルギー、精神疾患、癌、糖尿病、心疾患・・・、素晴らしく美しい西洋医学をもってしても、治らない、あるいは効果に満足しない患者さんは増えるばかりです。

 

 

因みに上記の疾患も、清明院の患者さんには多いです。

 

 

別にそれが全て西洋医学のせいなんて、全然思ってないんですが、これは何故なんでしょうかね。

 

 

自然環境が悪い?

 

 

社会環境が悪い?

 

 

持続可能な環境、社会、医療って何??

 

 

 

続く

 

 

 

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