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10月30日、二十四節気では、「霜降」に入っている。
これは「立冬」の前ともいえる。
「霜降」というぐらいで、自然界の気機はモロに下向きであるように感じることが多い。
自然界、大宇宙自体の気機の動きを考えて、それを利用するように補瀉する方が簡単。
カテゴリ「補瀉」 参照
日常、「気逆」という病理に遭遇することが多いが、色々と鑑みて、上焦に配穴する場合、下焦に配穴する場合、中焦に配穴する場合がある。
今時期は、下焦に配穴した方が安定的な効果が得られるような印象を持った。
ただそれは「気逆」の場合であり、「気鬱」の場合は、上焦への配穴の方がシャープであるという印象をもつ。
同じ「気」の病理であっても、気逆、気鬱、気滞、気虚、気陥、みんな違う。
カテゴリ「気」 参照
また、三因制宜で、どこにどのような鍼をするのが良いか、みんな違う。
この辺、キチッと弁えないと。
◆参考文献
『気血弁証論治学』神野英明
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2017.09.25
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来年頭の話になりますが、(一社)北辰会関東支部の冬季研修会「順雪会」での、藤本蓮風先生の講演テーマが決まりました!!
タイトルはなんと「患者さんの導き方」!!
・・・うーん、なかなか深いタイトルじゃないでしょうか。
普段、藤本漢祥院を研修に行っていて、当然ながら色々な学びがあるのですが、その中でも大きなものの一つがこれです。
患者さんというのは、時に間違った行動をとることがあります。
また、そもそも病気になったこと自体が、その患者さんが何か間違った行動をとった結果だったりします。
場合によっては医療者はそれを上手に気づかせ、「良い方向に」導いていかないといけません。
病人でなく病気を診て、ただ弁証して、鍼灸で補瀉をする、これだけでも患者さんの体に「良い変化」は起こりますが、不十分です。
場合によっては患者さんの内面にまで踏み込んで、上手に導かないといけない場合があります。
またそれが、上手いんだよね、蓮風先生は。( ゚Д゚)
・・・ちょっとこれはー、蓮風先生にしか話せない内容になると思います。
また諸々、詳しく決まってきたら告知します☆
必聴の講義になると思います。
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2017.08.29
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27日の日曜日は、大阪の森之宮医療専門学校でおこなれた、北辰会夏季研修会に行ってきました!!
今回、私は藤本新風先生の刺鍼クラスに参加してきました!!
グループはベテランの先生方と、3人でワイワイやらせていただきました。
(もちろん新風先生にご指導いただきつつ、です。)
ベテランの先生の刺鍼術というのは、みんな基本は共有していても、
「自分なりの気の動かし方」
というのを感覚的に知っていますので、同じ太さ長さの鍼を持っても、皆さんそれぞれに微妙に個性が違いますが、周りで同じベテランの鍼灸師がみている状況で、
ベテランの鍼灸師に鍼をする機会は少ないので、どうしても臨床とは勝手が違い、力みます。(笑)
そうすると、普段やっているような、いい鍼、効く鍼が出来にくくなる。(苦笑)
でもこれが意外と重要で、
「そういう、自分にとって不利な状況下であっても」
また、
「たとえ自分の診立てや考えと違う経穴への鍼でも」
キチッとした鍼が打てる、これが技術力、精神力じゃないでしょうか。
僕はそういうことについては、ずいぶん前から考えています。
そもそも、自分のことをスゴイと思ってくれていて、鍼が絶対に効くと思ってくれている人に鍼をするのなんて、正直簡単です。
自分のことをナメていて、鍼なんて効かないとか思っている人に、ガッツリ効かす、やっぱこれでしょう。(゚∀゚)
また今回感じたのは、基礎練習の重要性。
北辰会では近年、
「型物通し」
「こよりづくり」
などといった、昔からある鍼灸師用の指の訓練を、刺鍼練習に積極的に取り入れています。
これもおろそかにしたらいけないですね。(苦笑)
そもそも、僕は患者さんをやるのはナンボでも好きだけど、木とかティッシュとか爪楊枝相手に、チマチマ基礎練習するのが性に合わない方なので、
たまに何回か練習して、イイ感じに出来るようになると、もうほったらかしにしてしまいます。。。(^_^;)
これをもっと、毎日ねちっこくやり続けることで、これまでできなかった補瀉が出来るようになるんだと思います。
うーん、精進精進、頑張りまーす。(*‘∀‘)
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2017.08.25
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8.20の日曜日は、北里大学で行われた、鍼灸学校教員対象の古典講座に参加してきました!!
この勉強会は12回目で、僕はこれまであまり縁がなかったのですが、去年から縁あって参加しています。
講座全体は1日半かけて行われるのですが、土曜日の診療を休むわけにはいかないので、日曜日のみ参加させていただきました。
朝一は内経医学会会長である宮川浩也先生の講義
「補瀉について」
です。
鍼灸治療の重要な要素である「補瀉」については以前このブログで書きました。
補瀉 目次 参照
今回の宮川先生のお話では、特に補法の意味について重点的に解説されておりました。
「何かを注入するとかじゃなくて、充実するのを待つという意識」
が重要、というお話を、漢字の意味から説いておられて、流石でした。
2限目はいつもお世話になっている大浦慈観先生による
「熊野信仰と鍼灸古流派の関わり」
のお話。
大浦先生は、相変わらずの圧倒的知識量です。
僕もいつか行きたい熊野古道。
(恐らく近いうちに行くでしょうね (゜レ゜))
熊野信仰と鍼灸に関係があったなんて、不勉強な私は、正直知りませんでした。(笑)
昔の流儀書に書いてある鍼の方法というのは、えげつないものもあり、なかなか現代では出来ないけれども、面白いですね。
ああやってどんどん、明治期に途切れてしまった日本伝統鍼灸の不明瞭な部分を翻刻、解説してほしいものです。
あとは、墓マイラーの私としては徐福の墓に興味津々でした。(゚∀゚)
午後は小林健二先生の古典のデータベース化のお話。
小林先生はいつもながら、恐ろしい仕事量です。
これからの日本における東洋医学の古典研究を考えたら、ホントに重要な仕事であり、頭が下がります。<m(__)m>
例えるなら「ひとり大学の研究室」って感じでしょうか。
本来なら国費とマンパワーを大いに使ってやるべきものだと思います。
続いて真柳誠先生による講義
「甲乙経について」
です。
『甲乙経』は鍼灸医学にとって超重要古典です。
甲乙経の内容に立ち入る前に、あれだけ膨大な知識があるというのも凄いんですが、まあ自分たちがいつも聖典視している『黄帝内経』や、
その周辺の重要古典が、実はどういういきさつで今に伝わっているのかを知る、ということは重要です。
ラストは京大の林克先生による
「陰陽五行説について」
の講義。
林先生は非常に聞き取りやすい声で、サクサクと解説して下さり、楽しく聞けました。
・・・まあ、僕のパートは臨床だと思っているので、こういう文献学のお話っていうのは普段あまり触れることはないんですが、年に一回くらい、
こういう話を聞くと、非常に刺激になりますね。
意外と嫌いじゃないです。(笑)
ただ僕の雰囲気自体が、妙に場違いな感じがして、それがじゃっかんキツいんですけどね。(苦笑)
まあ、来年も行こうかな。
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2017.08.05
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清明院の治療は、徹頭徹尾、東洋医学。
「鍼灸で気を動かし、その患者さんの治る力を最大化する」
のが目的。
これをこの8年間、何度も何度も書いています。
主張しています。
でもこれ、一般論から言ったら、「トンデモ」です。(笑)
分かってます。
分かって、主張してます。
普通のことだけ言って、やって、普通の人生、そんなんつまらん。(゚∀゚)
「気」の存在なんて、あるのかないのか分からない、不確かなもの、と言われてしまったら、一体何をそんなに、大真面目にやってんの?って話ですね。
僕は、東洋医学の言う「気」というものについては、鍼を持った20年近く前から、毎日毎日患者さんをやってやって、頭を打つ日々の中で、
自身の実体験として、徐々に「実感」「自得」した、という感じです。
現代で、臨床家が「気」の存在を堂々と主張出来る根拠があるとしたら、そこしかないんじゃないかな。
可視化、つまり数値化も映像化も不可能ですからねえ。
しいて言うなら、清明院の治療で確かに効果があったと言う患者さんたちの存在が唯一の可視化かな。
自身の経験、先哲の経験、仲間の経験、実際の患者さんたち、その全てを照らし合わせて、間違いないと確信的に考えるに至ると。
「気」なんて、字面だけで考えたら、ウソ臭さハンパない。( ゚Д゚)
それについては、以前書きました。
東洋医学は宗教か。 目次 参照
ところでこういう、一般的でない主張、したらダメなんでしょうかね・・・?
息苦しいんだよ、言いたいこと言えないのなんざ。
〇
鍼灸で、正気を補うことを「補法」、邪気を散らすことを「瀉法」と言います。
これも、以前書きました。
補瀉 目次 参照
清明院は、これを大真面目に、ひたすらやる日々です。(笑)
〇
一般論では、鍼灸で色々な病気や症状に対応できることは知られていませんが、中国では数千年前からやっております。
日本でも少なくとも1500年くらいはやっております。
WHO(世界保健機構)でも、日本政府よりも全然、鍼灸には多くの適応症があることを認めています。
中国韓国台湾では、医療は西洋医学と東洋医学が両輪の輪だそうです。
欧米でも、伝統医学はどんどん広まってきているとか。
・・・一般論て、何なの?
どっかのオッサンの、意図的な主義主張なんじゃないの?
何で右に倣えしなきゃいかんの??
息苦しいんだよ、マジで。
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2017.03.29
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昨日は新月でした。
以前も書いていますが、こういう時の「迂闊な」瀉法は注意です。
月齢と補瀉 参照
もちろん、瀉法自体がダメ、という意味ではないです。
こないだ藤本漢祥院研修の時に、何人かの先生と、ふとカレンダーに目が行き、
「あー、今週は新月か。気を付けないとですね。」
というやり取りをしたところです。
普段はこういうやり取りをすることは少ないですが、何気なくこういうやり取りをした時には、気を付けなくてはなりません。
何か大きな意味があることが少なくありません。
・・・で、今週見えた患者さんと、臨床中に「ん?」と思った末の選穴、補瀉を振り返るに、実に恐ろしい気持ちになりますね。
補瀉 目次 参照
月齢、大事です。
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2017.03.24
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これまでのお話
「伝統」とは何か。 3 参照
では続きいきます。
◆「易」の三義
「気」とともに、我々の医学のもとになっている「陰陽」という哲学。
これが一体どういうものなのか、ということについては、『黄帝内経』の中には詳述されていません。
『黄帝内経』は、陰陽についてある程度理解していることを前提に書かれているような雰囲気があります。
その「陰陽」について詳しく書かれている大古典が『易経(えききょう)』という書物です。
北辰会も以前からそうですし、近年では他の様々な流派の先生方も、この『易経』を非常に重視するようになってきました。
鍼灸師が、『易経』に関する内容を書いた本も、いくつか出て来はじめました。
いいことです。
でもこれ、なかなか難しいんです。
あんまり東洋医学の基本的なことが分かっていないうちに、興味本位で噛り付くと、普通に歯が折れます。(゚∀゚)
また、ある程度基本が分かった段階で、『易経』に関する色々な説明を受けても、
「うんうん、なるほど分かった。・・・で?それをどうやって臨床に使ったらいいの??」
と、なりやすく、そこで脱落しやすいお勉強の一つでもあります。(苦笑)
こういった、「根本哲学」なんてモノは、結局、実際には役に立たない!とか言っちゃう人がいるのも分からないではないくらい、
なかなか取っ付きにくい学問だと思います。
僕もこれまで、『易経』、「易学」、「医易学」については、このブログ上でもあまり触れてきませんでした。
(易に関してはエキスパートを何人か知っているので、理解が曖昧な状態で何か書くのが、怒られそうで怖くてね。。。)
でも「補瀉」とか「三陰三陽」の時みたいに、そのうち、気が向いたらバーッと書こうと思っていますので、少々お待ちを。(笑)
・・・前置きが長くなったけど、「易」には三義と呼ばれるものがあります。
これは、「易」という言葉が持つ、三つの意味、というほどの意味です。
長くなりそうなんで、続く。(*‘∀‘)
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2017.03.04
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最近、鍼灸医学の研究会である東方会の『鍼灸医学』(谷口書店)を読み直しています。
中でも、前会長であった小野太朗先生(故人)が生前書かれた論考を、重点的に読んでいます。
タイトルは『鍼灸と哲学』。
(ド直球のタイトルですね。( ゚Д゚)人柄がしのばれます。)
去年、年末に東京衛生学園で「総合と総体」を講義させていただき、先日の順雪会では蓮風先生の講義を聴き、
久々に「哲学」づいております。(笑)
2017(一社)北辰会一泊研修会「順雪会」に参加してきました!! 参照
実は、北辰会と東方会には古いご縁がありまして、北辰会の藤本蓮風先生と、東方会の小野太朗先生は同い年なのです。
お二人とも20代からの知り合いで、お二人ともお父様が有名な鍼灸師という、似た境遇で、若い時はバチバチやってたそうです。(*‘∀‘)
去年、そんな話をチラチラと蓮風先生から聞きましたが、印象的だったのは、
「太朗君とは、”今、自分たちがどうこう”じゃなくて、50年後、100年後の鍼灸界のために何ができるのかを考えて、
20代の頃、しょっちゅう話をしとった。」
という発言。
これはけっこうシビレました。
そういうノリ、今の鍼灸界の20代にあるでしょうか。(苦笑)
自分自身の私利私欲、功名心、虚栄心が溢れ返っていないだろうか。
(・・・と、偉そうに言えるほどの人間ではないけどネ、俺も。(^^;))
まあともかく、私が現在非常勤講師をやらせていただいている、東洋鍼灸専門学校の創立者である柳谷素霊先生のお弟子さんであり、
江戸時代に夢分流打鍼術を世に広めた御薗意斎の孫である本郷正豊の『鍼灸重宝記』を戦後に現代語訳された、小野文恵先生の長男さんである、
小野太朗先生に興味が湧きました。
(太朗先生の妹さんである博子先生とも、チョイチョイ学校で顔を合わせますしね。)
補瀉 40 参照
そんなワケで、前置きが長くなっちゃったんで、これから何回かに分けて、小野太朗先生の若かりし頃の論考を、
僕自身のイマイマの考えも絡めて、紹介したいと思います。
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2017.02.26
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清明院には、毎日、いわゆる「精神科疾患」の患者さんがお見えになります。
うつ病、統合失調症、パニック障害、摂食障害などなど。。。
病名はともかく、皆さん西洋医学の治療のみでは、なかなかコントロールしきれないと仰います。
こういった疾患をお持ちの患者さんが不安定になりやすい、なんてよく言われる時期の一つが「春先」です。
季節の変化の影響を、体が受けます。
・・・で、体の変化の影響を、精神が受けると。
分かりやすい話です。
東洋医学では、春先は、夏にかけて、自然界の陽気が徐々に盛んになる。
これに連動して、人体内の陽気も盛んになる。
気血が上に外に向かい始める。
ここで、もともと気血が上に偏っている人や、外(皮膚や粘膜)にこもっている人は、状態が悪化しやすい、というワケです。
また、春先は五臓の中の肝の臓や胆の腑の気が盛んになりやすい。
・・・ということは、肝や胆がもともと機能亢進しているような人は、状態が悪化しやすい。
いわゆる精神病の患者さんというのは、気血が上に偏っており、肝胆が亢進している人が少なくない。
こういう人は悪化しやすい。
でも半面、これまで元気のなかった患者さんが、妙に元気になったりする場合もあります。
「季節の変化」による「体の生理的変化」が、その患者さん固有の「病理」に与えた影響、それらを冷静に斟酌して補瀉しないと、間違えます。
決めてかかってはだめだし、慎重に、冷静に進めないといけません。
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2017.02.24
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これまでのお話
長くなってきましたが、ここらでいったん締めましょう。
◆我々が動かしているのは、本当に衛気か?
伝統的な東洋医学の理論に基づき、精密に四診合参して弁証論治を行う、北辰会方式の枠組みの中に、
「手を翳して」
行う体表観察(東洋医学的診察術)のことを
「衛気診」
と位置付けて採り入れ、その観察結果に基づいて、
「鍼を翳して」
補瀉(※)を行い、東洋医学的に
「治る力を最大化する」
治療を行う、という診察術、治療術は今後、北辰会を超えて、鍼灸界のメジャーになるか。
(※)補瀉については 補瀉 目次 参照
・・・正直、微妙かも。(苦笑)
でもまあ、キチッと理解、習得し、方法論の一つとして持っておくと、臨床レベルで武器になることは間違いないと思います。
あと、もっと位置付けを明確にするなら、実際に
「どういう場合に」
衛気診と、衛気に対する治療を選択するべきか、という問題において、単純に
「小児などの敏感、過敏な患者」
という以外の、明確な診断学的な位置付けも必要ですね。
・・・ということで、まだまだ解決するべき問題は多くあると思います。
〇
ところで、我々が動かしているのは、本当に衛気なんでしょうか?
実際にやってみると、時になぜ、あそこまで大きな変化が起こるのか、という問題については、
にいくつか仮説を挙げましたが、それ以外には何か考えられないか。
一つには、
「人体内外の世界の境界」
なんですよね、衛気の層は。
北辰会方式では、
「枢(すう、とぼそ)(※)」
つまり腹部や奇経、少陽枢機、少陰枢機を巧みに動かすことによって、一本の鍼で気を大きく動かす、という理論、手法をよく使います。
(もちろん、中途半端に配穴のみ真似すれば非常に危険です。)
(※)「枢」については 「三陰三陽」という考え方 8 参照
この考え方からすれば、衛気の層というのは、内外の気の境界線であり、一種の「枢」とも考えられます。
空気も飲食物も、人体の「外」、気一元論からすれば、外界にある「気」です。
人間は外界にある「気」を体内(ここでは外界に対して”内界”とでも言いましょう。)に採り込むことでしか生命を維持できません。
その、外界の外気と、内界の内気のバランスの調整を行うのが衛気の操作なのかもしれない、と考えると、色々と面白いことが妄想できます。(笑)
・・・まあ、僕ごとき青二才が、ここであまり迷言妄説を吐いても仕方ないので、この妄想は今後、臨床しながら、古典にも照らし合わせつつ、よーく検討していきたいと思います。
気が向いたら続く
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
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順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
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