お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2019.11.29
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話し
一般発表18連発を聴いた後は、大ホールでの篠原孝市先生と浦山久嗣先生の特別対談「脈診と経絡治療について」。
篠原先生と浦山先生と言えば、この業界での文献研究では長年トップランナーであります。
知らない人はいないと言っていいくらい有名な先生方です。
経絡治療と言えば、六部定位脈診からの母子の補瀉、相克調整。
多くの鍼灸学校では、
「これこそが東洋医学的、伝統的、日本オリジナル鍼灸治療の原点!」
って感じで教わるんじゃないでしょうか。
20歳の頃、僕が通っていた花田学園、日本鍼灸理療専門学校というところも、そんな感じでした。
訳も分からず、とりあえずあの経絡配当を暗記したものです。(苦笑)
今回、用事があったので中座し、半分以上聴きましたが、篠原先生が、そもそも論的に疑問を投げかける、浦山先生がそれに答えるけど、篠原先生は納得しない、
という感じのやり取りが延々と続いていました。。。
あと、福岡の馬場先生の名前がかなり出ていましたが、なら馬場先生も入れてやったらいいのに、と思ったりとかね。
テープ起こしするといううわさもあるようですが、どうなるんでしょうね。。。
まあ脈診に関しては、六部定位脈診だけではもちろんなくて、東洋医学の歴史と同じだけ、研究と実践がありますから、まだまだ僕の知らないこともあるとは思いますが、
今年の12.22(日)、東京衛生学園で行われる(一社)北辰会の年末代表特別講演会において、現時点における私の見解を述べたいと思います。
(お申込みはこちらから!!!)
申し込んでない人はお急ぎあれ!!!
続く
2019.08.19
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
『鍼灸の科学』という本がある。
昭和34年に第一刷。
出版社は医歯薬出版。
この本は「理論編」と「実技編」の二冊セットである。
「理論編」の方を書いたのは当時の東京教育大学(現:筑波大学)の講師、芹沢勝助先生。
(この先生も、そのうち紹介しましょう。)
戦後、GHQによる鍼灸廃止の流れに抗う形で、先日紹介した京大の石川日出鶴丸先生や、この芹沢勝助先生たちが構築した、現代科学理論でもって再構築し、
衛生面や安全性に配慮した鍼灸治療理論と実践の流れが、令和の現在でも随所に続き、業界内で、たいへん大きな影響力を持っています。
もちろん、以前にも少し紹介しましたが、「鍼灸の西洋医学化」の流れは明治の時代からすでにあります。
今日は盲学校へ 参照
この辺についても、このブログ上で、冷静に再検討したいですね。
令和だしね。
〇
そして、この本の「実技編」を書いたのは柳谷素霊先生。
墓マイラー 15 参照
この本が出版された昭和34年(1959年)は、柳谷先生が亡くなられた年です。
亡くなったのがこの年の2.20、出版されたのが3.5ですから、まあ、遺言みたいな本でしょうか。
序文の日付が3.3と、なんと死後の日付になっています。。。
序文を読むと、なんというか、全てわかった上で、妙に低姿勢というか、経験だけでは科学でないと素直に認め、最後の行ですべての業界人に敬意と謝意を表し、
ささやかながらもポジティブさを感じる内容になっている。
なんて言うか、遺言としてカッコいいと思いました。(`・ω・´)ゞ
(苦笑・・・まあ、『理論編』の序文も同じ内容だから、芹沢先生の文章化かもしれないけど。。)
内容は刺鍼法や手技に関してであり、さほど珍しいことは書いていないが、第一章「はりの実技」、第二章「きゅうの実技」ともに、ラストに「補瀉」について書かれている。
(ここに、個人的に含みを感じます。)
補瀉 目次 参照
とりわけ、鍼の補瀉の方には、朝鮮の鍼灸書である『臓珍要編』における”補瀉の程度の問題”と、日本、江戸期の『鍼灸広狭神倶集』の”宗気と補瀉”の考えを引いており、
しかも、これはどこから持ってきた考えなのか定かでないが、補法をするにも瀉法をするにも、ある呪文を唱えながらするものである、ということを紹介している。
この呪文の部分に関して詳細は述べませんが、これは江戸期、岡本一抱の『鍼灸抜萃大成』からの引用であり、男女で補瀉の手法が逆になる、
と述べられています。
岡本一抱という人物 参照
鍼灸師養成施設の教材としても使用されることになっていたこの本に、あえてこの内容を入れ込むところに、少し柳谷先生の本音が垣間見えているような気がします。(゚∀゚)
柳谷先生は、昭和13年から、戦時中の約5年の休刊期を挟んで、死の約2年前の昭和31年まで、今でも刊行されている業界誌『医道の日本』の巻頭言の執筆をしています。
特に戦後になってから、GHQのクソ強引な要請を受けて、法律上、教育制度上「現代化」という名の「西洋医学化」を強いられてのことですが、
「鍼灸の科学化」というテーマで、柳谷先生は何度も巻頭言を書いているが、これを読んでみると、いわゆる当時の「科学派」と言われる人達を、
暗に揶揄したような雰囲気の内容が多く、柳谷先生にしてはやや歯切れが悪いようにも読めます。
戦前、大いに鍼灸医道の理想を語っていた時と比べると、戦後の古典的鍼灸への心無い批判に対する、忸怩たる思いがあったんでしょうかね。。。
柳谷先生は、このテーマで最後に書いた昭和29年5月の「鍼灸の科学は臨床の場から」という記事において、
「臨床を離れて、鍼灸の本質的な科学の形成は考えられないと思う。」
と述べ、
「鍼灸術は元来、天然所応、自然律の必然的所産であり、臨床から産声をあげたものである。」
と述べ、最後の行では
「屡々臨床の場において遭遇する、非科学的な現実の究明もまた必要事であるばかりでなく、ここに鍼灸の本質的なものがあるように考えられるのである。」
と言い切っている。
・・・まあ要するに、どいつもこいつも科学科学というが、その対象をどうするか、という問題がまずあるし、また、今の科学で分からなかったら非科学、
という立場は、かえって科学的じゃなくね? 鍼灸は、臨床は、そんなもんじゃなくね?? というアツい主張に聞こえます。
・・・しかし、この問題に関しては、批判したり、嘆いたり、見出しを語るに留まり、ではどうするか、鍼灸の臨床の本質を科学化するには具体的にどうしたらいいか、
その方法論は?というところについては、残念ながら語れなかった、提示できなかった、というところではないでしょうか。
この問題に関する巻頭言を拾い読みすると、鍼灸による生体実験の問題や、統計の導入の問題、科学化の背景にあるべき哲学の問題などに関して、
今でも語られるような諸問題点の根本的な部分をほとんど網羅して、実に鋭く指摘している。
これを最後に、「鍼灸の科学化」に関してはほぼ語ることなく、最期を迎えたかと思いきや、人生最後の本のタイトルが『鍼灸の科学』だったとは。。。
そして、柳谷先生の死後、1960年代に入って、北朝鮮のボンハン学説が話題になり、1970年代に入って、日中国交正常化、鍼麻酔、漢方ブームから、
1980年代の中医学導入期、1990年代の国際化、国内での各流派間の論争期、2000年代の規制緩和からの鍼灸学校の乱立激増、大学化、そして現代・・・と、
社会における鍼灸の位置づけは常に変化しています。
変化していますけど、どうなんでしょうね。
鍼灸臨床の本質は、結局は数千年前と変わっていないような。。。(^^;)
語り出すとキリがないけど、この本は、日本近代鍼灸史の貴重な資料でもありますので、芹沢勝助先生の『理論編』と合わせて、おススメです!!
2019.08.17
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
昨日今日と、お盆明け、イイ感じの緊張感で治療に入らせていただきました。
臨床はホントに待ったナシ。
でもそれが最高。
やっている人にしか分からんね。
色々な名案が、浮かんでは消える。
暑邪傷気と腎着、上焦で痰化しているのは何でか、補瀉の迎隨の考え方・・・、などなど。
この時期は水と気のバランスと位置、寒熱も含めてよく考えないと。
見えるもんも見えない。
楽勝ムードの症例で、足元すくわれる。
あらゆるリスクを考えて進めないと。
気が抜けない。
・・・けども、ありがたい。
2019.07.03
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こないだ書いていた、
シリーズにも通ずるが・・・、
1.初診の時に、一生懸命考えて、自分なりに診たてた。
2.病因病理と証を熟考して、一穴に補瀉した。
で、結果的に、うまくいかない場合がある。
で、反省して、再考する。
その結果、
1.病因病理と証が間違っていた
2.やはり合っているので、そのまま同じ処置をして様子を見る
となる。
そして、それでもうまくいかない場合がある。
でも患者さんは信頼して、継続して治療に来て下さるという場合がある。
で、さらに熟考する。
1.合っていたかに思えた病因病理と証が、再点検の結果、間違っていた。
「再分析」 参照
2.やはり間違っていないので、補法なり瀉法なりの程度を強める。
・・・で、2.を実践した結果、やっとこさ上手くいく、というパターンがある。
この2.の場合、
1.置鍼時間を長くする
2.鍼の番手を太くする
3.同じ経穴でも、処置をお灸に変える
などなど、色々なケースが考えられる。
単純に強い刺激に変えればいいかというと、そうでもない。
最適刺激の、迅速な選択力が問われる。
こういった最適刺激が迅速に選択できないがために、脱落するケースは、非常にもったいない。
工夫次第で治せたのに、ってやつだ。
日々創意工夫、精進しかない。
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2019.06.15
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話し
刺激量の問題 ③ 参照
◆置鍼か単刺か。 つづき
前回お話ししたように、北辰会方式はキホン一本鍼。
刺激は少なく、効果は大きく、一本一本の意義を明確に、説明を丁寧に、慰安でなく、徹底した治療のための鍼を、ということあたりを追求していった結果として、
私がたどり着いたのは、北辰会方式でした。
・・・でもこの一本にも、また色々ある。
単純に証の虚実に合わせて、随証的に補か瀉か、という問題以外にも、置鍼するのか、単刺なのか、速刺速抜なのか、手技を加えるのか、などなど。
補瀉 参照
刺激量の問題 ②で述べたように、刺さないで触れるのみとか、翳すのみ、というパターンもある。
北辰会方式では基本的には江戸期の杉山流で言われるような手技だったり、中医学で言われるような複雑で芸術的な補瀉手技を加えず、四診の結果、
よーく吟味して一穴を選んだ後、そこに目的の刺入深度まで独特の刺鍼法(撓入鍼法)で刺鍼したら、あとはほとんど、置鍼するのみです。
これは、術者間でのバラつきを出来るだけなくし、医療としての定量化を図る、という狙いがあります。
手技に拘っていくと、当然ながらよりエレガントなテクニックの追求合戦になっていき、手先の器用な人とそうでない人の間で、大きく治療効果の分かれる治療方式になってしまいますよね。
それでは結果的に使い手の範囲が狭まります。
みんなで共有する治療方式としては、結果的に価値の低いものになってしまいます。
他にも、このことの背景には、老子の言う「無為自然」的に、気を動かす治療上、あまり作為的に手技を加えない方が、かえって患者さんの「治る力」は大きく動く、
という蓮風先生の御考えもあるようです。
「無為自然」を含む記事 参照
いずれにせよ、結果的に置鍼が基本です。
でも、置鍼にも置鍼時間があるし、置鍼せずに「単刺」という手法を用いる場合もある。
また長くなってしまった。。。(^^;)
続く
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2019.06.12
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話し
刺激量の問題 ① 参照
◆置鍼か単刺か。
前回、小児や乳幼児の場合の対応の話をしました。
ここから本題。(=゚ω゚)ノ
清明院では小児や乳幼児に関してはいわゆる毫鍼(ごうしん:刺入する鍼)は使わないことがほとんどです。
打鍼や古代鍼といった特殊な鍼を、経穴に触れる、あるいは翳すのみで施術(補瀉)します。
補瀉 参照
大体小学校の高学年以上になってきたら、もちろん本人に説明してみて、
「じゃあやってみる」
という了解を取った上で、毫鍼に切り替えるようにしています。
ここで注意しておきたいのは、こっちとしては施術のバリエーションを拡げたいので、毫鍼を使える状態を作りたいのですが、大人だったら毫鍼の方が絶対に効く、というワケではないです。
あくまでも、常に「その患者さんにとっての」最適刺激を模索します。
例えばこっちのやり方が、太い鍼をブスブスと何本も刺すやり方だからといって、誰にも彼にもそのやり方でやってたら、
「鍼嫌い」
「鍼怖い」
「鍼がトラウマ」
の人を量産してしまいますし、かといって、刺したんだか刺してないんだか分からないような、極めてマイルドなやり方を全員にやって、それで効かなかったら、
「鍼って、何してるんだか分かんないし、しかも効かないよね」
という風評を量産するだけです。
だから、業界内部も諸説紛々であり、一般国民から見た社会的信用度も極めて低いと言わざるを得ない、現代日本の鍼灸師は、常に最適刺激を模索することと、
治療に関するエレガントな説明を重視することが要求されます。
また長くなってもうた。。。
続く
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2019.05.17
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
昨夜は、順天堂大学医学部、東洋医学研究会にて喋ってきました!!
4月の発足後、記念すべき一発目です☆
今回のテーマは、臓腑経絡学「肺」でした。
かつてこのブログでも、「肺の臓」に関しては、10年近く前に書きました。
『黄帝内経』『難経』『傷寒論』等の東洋医学のバイブルを見れば一目瞭然で分かるように、経絡学無き臓腑学はなく、臓腑学無き経絡学もないです。
臓腑と経絡は一心同体、幹と枝葉の関係。
臓腑経絡学は、東洋医学の基本中の基本。
その延長線上に、経穴学も補瀉もある。
補瀉 参照
西洋医学で言えば、解剖生理学にあたる部分です。
臓腑経絡学なくして、東洋医学的な病理学も治療学もあり得ません。
東洋医学では、一切の病を臓腑経絡学でもって分析し、理解します。
東西両医学の哲学の違いなど、これまでの復習を入れつつ、手太陰肺経の取穴や刺鍼までやっていたら、19時に始まった講義は、あっという間に23時に。。。(笑)
今回は東邦医大の学生さんも二名見えていました。
順天堂の東洋医学研究会はこうやって、他大学の仲間たちとも、どんどん繋がっていって、医大生がみんなでワイワイ東洋医学を学ぶことの出来る場になれば、と思います。
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2019.03.25
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話し
ここまで、『黄帝内経霊枢』九鍼十二原(1)に出てくる補瀉法のうち、補法に関して、先日のセミナーで藤本新風先生が強調しておられたやり方に関して書いてきました。
しかし、補法だけへの理解ではアンバランスです。
今日はこの部分に書かれている瀉法についても書いておきます。
しかもしかも、誤解を恐れず言うと、現代日本の鍼灸院での外来臨床では、運動不足で飽食の時代、デスクワーク中心の頭脳労働、ストレス社会、
結果的に癌、脳卒中、心臓病、糖尿病など、あらゆる邪気(病理産物)をため込んだ、実証(邪気のカタマリ)の患者さんが、基本的には多いように思います。
(苦笑・・・もちろん決めつけはダメですが)
ですので、瀉法に対する理解、適切な運用は非常に重要です。
瀉法の場合は素早く刺入してゆっくりと抜く、「速刺徐抜」です。
(因みに補法はその逆ね。「徐刺速抜」です。)
しかも鍼孔は閉じず、邪気を漏らせと書いてあります。
ここに、抜鍼の時に「排陽得鍼(陽を排して鍼を得べし)」という表現が出てきます。
これには色んな解釈があるようなのですが、要するにきれいに邪気を散らすためには、皮膚表面の気を停滞させないことです。
瀉法の場合、グッと一気に刺鍼して、ジワーッと抜く、しかも皮膚表面に気を停滞させずに、きれいに邪気が散るように持っていく、これが大事です。
ただ、邪気であれ正気であれ、どちらも所詮は「気」です。
補瀉の対象は「気」。
ここには「言実与虚.若有若無.(虚と実を言わば、有るが如く無きが如し)」と書いてあります。
補瀉とは、相対的なものであるということです。
新風先生も、先日の講義の中で石坂宗哲(1770-1841)の補瀉観である「虚法、実法」を紹介していましたが、ここらへんが補瀉の妙だと思います。
まずは型を覚え、しかる後に、それを臨機応変、変幻自在に運用できる世界を志向する。
型が大事、基礎が大事、でもそれにとらわれないことが大事。
それまた陰陽論。
おもしれ-話になってきたけど、おわり。(゚∀゚)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2019.03.24
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話し
「去如絃絶(去ること絃の絶ゆるが如く)」という表現が出てくる『黄帝内経霊枢』の九鍼十二原(1)ですが、ここには補瀉のことが書かれてあり、
このやり方は「補法」を行う場合の抜鍼法であることは述べました。
シリーズ「補瀉」で紹介したように、補瀉のやり方と言ったら、『黄帝内経』の中にも、その後の各種の古典にも、無数に出てくるのですが、
九鍼十二原は、霊枢のド頭に出てくる、大変重要な篇です。
こういう、昔の中国古典というのは、一番最初に一番重要なことが書いてあることが少なくないです。
この部分をもうちょっと詳しく言うと、右手(刺す方の手)で「去如絃絶」の後は、左手で鍼の穴を押さえましょう、そうすれば気が留まって、
経穴が充実するよ、出血もしないよ、と書いてあります。
一つの重要な手法です。
ついでなんで、この部分に書かれている「瀉法」のやり方についても書いておきましょう。
続く
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2019.03.22
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
前回のお話し
さて、北辰会が大変重視する『黄帝内経霊枢』の一編目、「九鍼十二原(1)」ですが、実は2006年に蓮風先生自身が解説して下さった講義が、
テープ起こしされて冊子になっています。
これが収載されているのは、
『臨床と古典(1)~臨床実践から読み解く古典~』
というタイトルで、北辰会の会内自費出版として2010年に出ましたが、現在は絶版なのかな。。。
内容は素晴らしいので、欲しい人は何とかして入手しましょう。(笑)
・・・で、「絃絶」の話に戻りますが、蓮風先生は
「張っていた絃がぷつっと切れるように抜鍼する」
と説明しています。
東洋学術出版社の『現代語訳 黄帝内経霊枢』では、松木(現:浦山)きか先生の文章で、
「矢が弦から放たれたかのように」
と説明しています。
どちらも似ていますが、少しニュアンスが違いますな。(ΦωΦ)
九鍼十二原のこの部分は、「補瀉」の重要性を述べ、特に「補法」について論じている部分です。
補瀉については、かつて簡単に書きました。
補瀉 目次 参照
・・・なぜ、このような抜き方をしなければならないのか。
続く
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!