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2020.01.11
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ドライヤーやファンヒーターから出てくる熱風や、クーラーから出てくる冷風は、外邪たりうるか。
答えは「たりうる」。
(と思っています。)
しかしそれはあくまでも、外邪として感受すれば、の話だ。
こういった空調機器、冷暖房すべてが人体に害になる訳では無い。
むしろ益になることが多いから、これだけ普及している訳で。
今の時期、風呂上りに脱衣所が寒いところで、濡れ髪のままにしていたら、その方が外邪としての寒邪、寒湿邪を受ける。
ドライヤーでしっかりと乾かすこと、湯冷めしないように気を付けることで、外邪としての侵襲をかなり回避できる。
この場合は、ドライヤーの熱風は「生理的陽気」を扶助する役割を果たす。
また、ドライヤーを当てたら悪化した、イコール風熱邪を感受した、と即断するのも違う。
体表面(経絡経筋、皮毛レベル)の急激な温度変化から、気(主に衛気)の停滞を起こした、というケースもある。
もともと上熱下寒傾向のある人であれば、ドライヤーを使うと逆上せると仰る人もいる。
何でも
「どういう体質素因の人に」
「どういう刺激(条件)が加わり」
「結果的に何が起こったのか」
をしっかりと聴取し、考えうる可能性を絞り込み、なおかつ現時点での体表情報と合わせて、動かぬ証拠をつかまえた上で、臨機応変に考えるのが、弁証論治の世界。
杓子定規的にやったら、必ず間違う。
2020.01.09
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北辰会方式では、その基本の一つである「体表観察学」の中に「原穴診」というものを置いて重視しており、全身に360以上ある経穴の中でも、
この「原穴」について特別視して、とりわけ重要視している。
・・・なぜ、重要視するのか。
もちろん根拠は『黄帝内経』『難経』などの代表古典にもあり、日本では「杉山流」の書にもあるが、やはり一番は、臨床経験からだ。
現実の臨床で確かに効くし、病体において有意な変化を見せるから、診断にも治療にも使っている。
いくら大古典に書いてあったって、現代の臨床で実際に使えないなら、臨床家としては価値薄だ。
北辰会方式の鍼灸治療において、原穴は、重大な診察点であり治療点として、使わない日はない。
・・・ところで、手少陰心経の原穴に「神門」という経穴がある。
この年末年始も、ずいぶん世話になった。
北辰会ではこの「神門」の代用として、すぐ近くにある「霊道」という経穴を使うことがある、と説明している。
これもまあ、実際によく反応が出ているからだ。
そんな訳で「霊道」にも、ずいぶんお世話になっている。
・・・さてこの二穴、どう違うのか。
「神門」は、言わずと知れた兪土原穴。
興味深いことに、別名を「中都」という。
(by『甲乙経』)
「中都」という正式名を持つ経穴は、別に下腿にあり、これは足厥陰肝経の郄穴だ。
さてここで、「中都」の”中”は、中焦を示唆するか、という問題もある。
(小田規矩之助『経穴名辞攷』では”大都”に対して”中都”、”都”は天子のいるところ、という解釈を述べている。)
しかし、中華思想の中国人が「中」の字を使う時は特別だろう。
話は飛ぶけど、「中極」が膀胱の募穴であり、「気原」という別名を持っていることも興味深い。
これについても、いつか語ろう。
ちなみに李東垣は、胃の気が下がって停滞して五臓の気が乱れ、しかも気(停滞?)が心にある時には神門穴が使える、と言っている。
↑↑これ、出典分からなかったんですが、お世話になっている「鍼道 一の会」の永松先生が教えて下さいました。
東垣十書 脾胃論二・三 巻三 三項
胃気下溜五臓氣皆亂。其為病互相出見論
・・・(中略)・・・
岐伯曰、氣在于心者、取之手少陰心主之輸[神門 大陵]
・・・まあ、詳細は省きますが、要は何らかの原因で、結果的に上下の気のアンバランスが起こり、上焦(心)に濁気がある時に、神門や大陵が使えるよ、
という李東垣の指摘です。(゚∀゚)
ここでは”原穴で上下の気の調整が出来る”というのがポイントかと思います。
臨床的に、「あるある、確かに!!」って感じです。
そして、「霊道」は要穴表では経金穴。
臨床上は、心の病態に脾胃、腎(下焦)が絡んでいる時に神門が使える(というか神門に反応が出ている)という印象。
これはストレートに、兪土原穴の魅力だよなあ、と思いながら、いつも使っている。
霊道の場合は、心肺、あるいは心小腸、という病理パターン>腎虚、血虚、って感じの時に出てくる印象。
(魄気、衛気の異常も含めて)
これは通里に近いせいもあるだろう。
霊道から神門までがわずか2寸、経穴の間隔が5分ずつで表現されていることにも注意を払いたい。
因みに手少陰心経の郄穴たる陰郄に出ているようなものは、慢性雑病ではほとんど診ない、というのが僕の印象。
これを散らさないとならないような時って、実型の眞心痛、厥心痛の時とかなんじゃないか・・・??
(しかし、これをやるとしたら実に怖いね。そうかな、と思っても、陽池にいってしまいそう。。。(苦笑))
あの手関節付近の手少陰陰経の要穴4穴並びに対する、現時点での僕なりの簡単な印象。
2019.07.31
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東洋鍼灸専門学校、本日で一学期終了です!!
今年度から大浦慈観先生が新校長となり、新体制での幕開けでしたが、まあ、我々非常勤講師には特に影響なく。。。
いつも通りの進行をさせて頂きました。<m(__)m>
今日は刺鍼の実技をやりましたが、この5年くらいで一番呑み込みの早いクラスだったかもしれません。
北辰会の刺鍼は撓入鍼法という、特殊な刺鍼術です。
衛気を非常に重視した刺鍼法ですね。
理屈が分かり、練習し、上手にやると、非常に微細な気の操作が出来るようになります。
自分の診断学の上達とパラレルになってくるところも、この刺鍼術の凄いところだと思いますね。
日本が世界に誇る偉大なる鍼醫、杉山和一(1610-1694)の編み出した管鍼法に慣れ親しんだ学生の皆さんには違和感が強かったかもしれませんが、
今年度の学生さんはサクサクと呑み込み、
「え、別に簡単ですけど・・・?」
みたいな感じでやる姿には、頼もしさを感じましたね。(^^)
さて、清明院ですが、学校の夏休み期間中は、水曜日は普段通りの診療時間となります!!
いつも通り、教育は忘れて、朝から晩まで鍼三昧でやりますので、遠慮なくいらしてください!!(゚∀゚)
2019.06.09
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蒸し暑い日が続き、増えてきました、クーラー病。
こないだ、近所のファミレスに行ったら、クーラーがキツイキツイ。。。
こないだ、近所の百貨店に行ったら、またしてもキツイキツイ。。。
あんな所にいたら、人一倍元気な私でも病気になるわ!!( ゚Д゚)
清明院の患者さんは何かしら重い病気を持っている人ばかり。
あれじゃあ、全員病気になるわ!!
外は蒸し暑く、汗をジトジトかいて、皮膚表面が「ふやけ」る。
衛気の流れは悪くなる。
そこに持ってきて、クーラーで一気に冷やされる。
カゼだけでなく、一気に内臓病が悪化したり、関節の痛みが急激に起こったりする人もいます。
クーラーは人体に悪影響なだけでなく、地球環境にも悪い。
東京のコンクリートジャングルでは、確かにナシではいられないけど、最小限にしてくれないもんかねえ。。。
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2019.01.18
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世の中、インフル狂騒曲ですな。
テレビでもインフルインフル・・・。
ラジオでもインフルインフル・・・。
ネットでもインフルインフル・・・。
そしてお決まりの「予防接種って、意味あるんですか?」っていう、毎年恒例の質問も乱れ飛ぶ。(苦笑)
僕は今年の正月、狭い個室居酒屋で、おそらくインフルに罹患済みであったろう友人二人(飲んでいる時はじゃっかんカゼ気味で、二人とも翌日高熱で寝込んだ)と、
近い距離で長時間飲んでいましたが、まったく罹患しませんでした。(゚∀゚)
患者さんでも、
「インフルエンザなので、2、3日寝て、動けるようになったら治療に行きます。」
というキャンセルの電話をくれる人もいれば、
「インフルエンザなんですけど、診てもらえますか?」
という人もいます。(笑)
東洋医学で、鍼灸でやってくれと言われれば、僕はやります。
インフルエンザでも、あまりにも毒性が強いようなものであれば東洋医学的には「疫癘の邪気」という扱いになるんでしょうけども、毎年巷で流行する、
タミフルやリレンザやイナビルやゾフルーザやラピアクタが効いて、2、3日で回復するようなものであれば、通常の感冒と同じように、『傷寒論』『温病学』の考え方で対応し、
うまくいったケースはこれまでにも数多く経験しています。
基本的な六経弁証、衛気営血弁証、三焦弁証が大事ですね。
ただ、通常の風寒や風熱と比較すると、やはり邪気の勢いが強いのは強いようで、数脈が緩まない、あるいは緩んでもすぐに戻るものは要注意だと思います。
「感染症に鍼灸は効かない!」と、頭ごなしに言われますが、本来は西洋医学とも積極的に協力できるところだと思うんですがね。。。
まあもちろん、こういうものを扱えるだけの学術がないのに触ったら、危険でしかないのは言うまでもないですが。
『傷寒論』『温病学』を読んでおり、六経弁証、衛気営血弁証、三焦弁証について理解し、これを鍼灸で臨床応用出来る鍼灸師が、日本にどれくらいいるかを考えたら、
仕方ないことかもしれませんね。
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2018.08.24
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これまでのお話
「肺胃不和」という証 3 参照
◆「宣発・粛降」の根拠は??
今から約8年前、このブログ上で、東洋医学の言う、固有の意味としての「肺の臓」とかいかなるものか、という内容を、一般人や学生さんに向けて、
極力専門用語を使わないようにと配慮しながら、12回に渡って書きました。
今読むと、内容の稚拙さに赤面しますが、それも歴史の真実、あえて残します。(笑)
ここで重要なのものの一つとして、東洋医学の言う「肺の臓」というのは
1.気を全身に巡らせる働き
2.気を下げ、降ろす働き
を持っている、というお話をしました。
中医学の成書を読むと、1.の働きを「宣発(せんぱつ)」、2.の働きを「粛降(しゅくこう)」と書いてあります。
今日は、ここから少し突っ込んで、
「肺の臓には宣発・粛降作用がある・・・ほうほう、で、その根拠は??」
という話をします。
別に『黄帝内経』などの古典の中に「宣発・粛降」という言葉がある訳ではないようです。
(まあ『素問』五運行大論(67)に”宣発”という熟語は出てきますが、これは肺の作用のことを言っている訳ではないです。)
中医学の成書では、歴代の諸種の古典を総合して、肺の臓の生理作用を示す言葉として「宣発・粛降」という見出しをつけている、ということでしょう。
で、まず宣発については、
1.気化によって体内の脱気を排出する
2.水穀の精微を全身に巡らせる
3.衛気を巡らせることで汗を排出する
という3つの作用のことを言っています。
これは、『黄帝内経霊枢』決気篇(30)にみえる、
「上焦開發.宣五穀味.熏膚充身澤毛.若霧露之漑.是謂氣.」
という文章から持ってきているのかな、と連想させます。
決気篇での内容は、「気」という概念をさらに細分化して「精・気・津・液・血・脈」の6つに分けた場合、それぞれの定義ってどうなの??
っていう文脈の中での、「気」の話をしている部分に出てくる話なんですが、「肺の臓」の「気」への関わり(肺主気)を考えると、ここに書かれている「気」の働きを、
もっとも直接的にバックアップしているのが「肺の臓」である、というふうに理解した、ということでいいと思います。
続いて「粛降」ですが、単に「降」ではなく「粛清(しゅくせい)」の「粛」を入れて「粛降」と名付けているのはポイントかな、と思っています。
(粛清、怖いですねー)
続く
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2018.06.26
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24日の日曜日は、高田馬場で行われた、北辰会の勉強会に参加してきました!!
今回は午後からの参加。
午後ぶっ通しで、実技を指導させていただきました。
東京で行われるスタンダードコースは、聴講生班、初級班、中級班、という感じで分かれるのですが、僕は毎回、中級班を指導させていただいています。
中級と言っても、まだまだ基礎が押さえきれていない先生もいれば、基礎力はあり、開業して毎日バリバリ鍼灸臨床をやっている先生まで、レベルの差は様々です。
でもまあ、総じて皆さんヤル気があって良かったですね。
今回、指導していて面白かったのは、
「押手の指導」
というもの。
刺鍼は、右利きであれば普通は右手で鍼を刺し、左手は指で経穴の状態を的確にとらえた後、鍼を迎え入れるように刺鍼部位にピタッと構えます。
その左手のことを「押手(おしで)」と言いますが、この押手が実に重要です。
北辰会方式の特徴的な刺鍼術のことを
「撓入(とうにゅう)鍼法」
といい、代表的な押手の作り方が4つあるのですが、新風先生は最近、『黄帝内経霊枢』の「小鍼解篇(3)」にある「守気(しゅき)」という言葉を使って、
皮膚表面の刺鍼部位の衛気を乱さないような、なおかつ全身に波及するような、押手の作り方を中級段階から意識するように教えています。
(『小鍼解篇』、読んでくださいよ~~)
これは初心者にはなかなか難しい話ですが、中級以上になって、微細な刺鍼感覚が少しづつ分かるようになってくると、非常に重要であることに気づくんじゃないでしょうか。
これは臨床的な話で、経穴に応じて微妙に変えないとしょうがない部分です。
教えながらちょっとテンション上がりました。(笑)
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2018.04.13
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最近、小児、乳幼児の発熱疾患を何例か診ました。
小児は陽体。
どんどん成長していくため、陽気偏盛の体です。
形が後からついてくる。
大声を出し、動き回り、非常に活発。
飲食物、空気、外界のエネルギーをガンガン吸収し、それをガンガン燃やし、ガンガン縦横に空間的に拡大していきます。
ただその一方で、『中医小児科学』で言われるように「幼脾稚腎嫩肺」といって、五臓の中でも相対的に陰の性質を持つ脾肺腎が弱い、とも言えます。
故にお腹壊しやすい、生殖能力ない、カゼひきやすい、持久力ない、となります。
だから、形態(陰)は成人と比較すれば非常に脆弱な訳ですね。
(その分しなやか、とも言えますが。)
・・・ということで、陽が強くて陰が弱い、だから内外傷問わず、熱邪による疾患の時は注意が必要です。
(特に急性外感熱病。)
何かカゼっぽいナーと思ったら、一気に高熱が出る、出たらなかなか下がらない、酷ければひきつけや意識障害を起こす、これ、ご両親は非常に狼狽します。
東洋医学でも、入院施設でもあれば、一晩付きっ切りで看病も出来るのですが、現代ではそれは無理。
40度を超え、解熱剤やむなし、となってしまう場合があります。
(僕のウデでは、ですけど。)
適切なタイミングで、衛気営血弁証、三焦弁証に従って、適切な位置から、適切な清熱法で泄熱、清熱することの難しさ。
適切なドーゼ、術式にも注意を払わないといけません。
精進します。
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2017.09.29
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これまでのお話
「翳す」意味 ④ 参照
では続きいきます!!
◆「翳」の漢字の起原
ここまで、藤堂明保、諸橋徹次、白川静という、日本漢字学の有名選手たちの見解を紹介してきました。
今日は加藤常賢先生『漢字の起原』です。
ここには「殹(エイ)」の起原として、地名か族名であるが、ハッキリしない、とあります。
そして、さらに分解して
「医」については「矢を蔵する器のこと」
とあり、
「殳(しゅ)」については「ホコ(木+殳)をもって人を撃つ意」
とあります。
さらに
「羽(ウ)」は「鳥の羽であり、覆うという意味」
とあります。
そして
「翳」について、「兵を蔽う所以なり」
という、韋昭(三国時代の儒学者)の注を紹介しています。
・・・まあここまでの字義解釈と合わせて、鍼灸臨床家としての個人的な推測も含めてまとめれば、まず「翳」には字義としては、
「武器を使って兵隊を守る」
「隠す、蔽う」
「呪術的行為」
というような意味があるのでしょう。
そして、「翳(エイ)」が「影(エイ)」で代用できることから考えると、
「かざす、おおうことによって影ができる。」
という意味を持ち、これを「翳す鍼の実践者」として拡大解釈すれば
「空間と生体との間に陰陽の境界を設定し直すことで、結果的に生体を守る」
という意味があるんじゃないかと愚考しています。
ゆえに「翳す鍼」というのは、臨床上、独特の大きな気の動き生む場合があるのではないか、と「妄想」します。(笑)
ゆえに
「翳す鍼は衛気を動かしている」
というこれまでの説明は、少し言葉足らずというか、「翳す」意味を矮小化してしまっているのかもしれません。
続く
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2017.09.12
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では続きいきます!!
◆「翳」の字解き 続き
今日は諸橋徹次の『広漢和辞典』からいきます!!
(藤堂明保と重複するものは省きます。)
1.覆い(君主の車の羽の日よけ)
→『説文解字』に、「翳は華蓋なり」と記載アリ!!
2.かざす
3.さえぎる
4.退ける、遠ざける、押し込める
5.滅ぼす
6.かすむ
7.倒れる
8.鳥の名(鳳凰の類)
とのことです。
妄想家の僕としては、
1.の華蓋→肺の臓(肺気、肺魄、衛気、皮毛)
と連想したくなるし、
8.の鳳凰と衛気(浮気)
を結びつけたくなります。(笑)
また、「滅ぼす」「倒れる」など、強いマイナスの意味もあるんですね。
これもまた興味深い。(゚∀゚)
続く
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!