東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「散木(さんぼく)」という言葉

2012.04.08

 

 

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

 

本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか?

 

募集内容の詳細はこちら

 

 

 

 

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あまり聞き慣れない、この言葉・・・。

 

意味はというと、『デジタル大辞泉 』によれば

材木として役に立たない木。また転じて、役に立たない人のたとえ。

 「尊氏、直義といふ者あり、―の陋質(ろうしつ)を恥ぢず」〈太平記・一四〉

だそうです。

(なにやらキビシイネ~。)

 

・・・とある、東洋医学に興味を持った若い医師が、漢方医学の大家に入門し、その診療を見学し始め、約1年がたった頃の、冬の日。

 


漢方薬に加えて、鍼灸治療にも興味が出てきたこの医師は、師匠に向かって、

「鍼灸の、いい先生を紹介してくれませんか。」

と聞いたそうです。

 


すると、その師匠は、寒い日なのに急に窓を開け、

「(庭にあった一本の木を指して)アレを見なさい。根元から枝分かれしているだろう。アレを散木という。”散る木”と書く。散木とは、なんでもやる医者だ。

 

しかし、どれ一つモノにならない。鍼灸もいいが、漢方で一通り治せるようになってからやれ!散木になるな!!」

と一喝したそうです。。

 

この医師は、窓から吹く風の冷たさと、師匠の厳しい一喝に、心身ともに引き締まり、思わず閉口したそうです。

 

心に、留めておきたい言葉です。

 

 

 

参考 松田邦夫「医の心」『日本東洋医学雑誌』2011 年 62 巻 2 号 p. 103-112

 

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『徒然草』にお灸の話が!!

2012.03.23

 

 

 


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現代日本において、「驚くほど」、「笑えるほど」、知名度も、正当な認知度も低い東洋医学・・・。

 

名前は知ってるけど、正直よく分からん、なんか怪しい、というぐらいが一般認識じゃないでしょうか。

 


日本の医療の主役である、医師の先生方の中でも、東洋医学に造詣の深い先生方はごくごく一部。

 

日本の医療の現場は医師の既得権が非常に多く、しかも西洋医学のほぼ独壇場(一辺倒)の現場といっていいでしょう。

 

他は何も言えない、言いにくい、というような状況になってしまっております。

 

東洋医学といえば近年、一部の漢方薬のエキス剤が保険適用になったせいもあってか、ほとんど東洋医学について体系的に勉強したことのない先生が、

患者さんから症状だけ聞いて漢方薬を出す、病名だけ見て漢方薬を出す、という事がまかり通っている、嘆かわしい現状です。

 

これじゃあ、東洋医学らしきことをやる施設の数が増えたのは大変喜ばしくても、その内容はというと「・・・」です。

 


鍼灸について考えてみても、患者さんによっては、

「鍼灸なんて、視覚障害者の方か、中国人しかやってないかと思ってた!」

なんていう患者さんもおります。

(・・・まあ最近はそれはさすがに少なくなりましたが。)

 


そして、やり方や考え方も各鍼灸院によってまったくバラバラ、依拠すべきガイドラインなんぞ存在しません。

 


せいぜい、肺には刺すな、衛生面に気を使え、ぐらいなもんです。

 


ほぼ野放し状態です。

 


なんで、こんなことに・・・。(苦笑)

 

とか言って、嘆いてたって始まらないので、この医学に対する正当な認識を、折に触れてこのブログで書いていこうと思っています。(笑)

 

日本への東洋医学の伝来は6世紀ごろ、仏教とともに入ってきた、ということになっております。

 

だから鍼灸も、漢方薬も、中国よりも歴史は浅いにしても、日本で約1500年もの間、脈々と続く伝統医術なのです。

 

その時間の中で、日本流にアレンジを加えられたり、日本特有の考え方も、出てきています。

 

本来なら、そういう部分は全世界に(中国に対しても)誇っていいものであるはずなのに・・・。

 

まあさておき、有名な吉田兼好(兼好法師)が鎌倉時代末期(14世紀前半)に書いた『徒然草』の中にも、

「四十以後の人、身に灸を加へて、三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。」(148段)

と出て来ます。

「40歳を過ぎるとのぼせ易くなるから、足の三里というツボにお灸をして、のぼせた気をを引き下ろしておくといいよ。」

という話です。

 


鎌倉時代に、すでにこういう考え方が根づいていたということが分かります。

 


・・・やっぱ、大衆の生活、文化に深く根付く、素朴かつ日常的かつ、簡単便利で、なおかつ高度な医学は東洋医学の方ですって。

 

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勉強会&謝恩会

2012.03.21


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昨日は、とある勉強会に参加してきました。


参加者のほとんどが医師を中心とした勉強会だったのですが、やっぱり、彼らから見るとどうしても東洋医学はサブ的な位置づけであり、

基本的にはまだ「研究対象」って感じで、慢性疾患整形外科疾患にそこそこ強いのが東洋医学だから、

困った時には使ってみよう、みたいな論調が相変わらず目立ちました。

(・・・まあ、医学部における東洋医学教育はほぼ皆無、東洋医学外来を持っている病院もごく一部、当然ちゃあ当然なんですがネ。)

我々、東洋医学を専門にやっているものから見ると、近年話題の、

「代替、補完医療としての東洋医学」

だとか、

「西洋と東洋を合わせた、第3の統合医療」

という響き自体に、疑問を持ちます。

コレって、何となく「音(オト)的に」響きがいいだけで、”代替、補完”というと、要は”脇役”ということで、これまで変わらんじゃん、

と思うし、”統合”と言われても、統合するのが医師(西洋医学)ならば、別に同じ事じゃないの??と思ってしまいます。

ホントは抜本的制度改革による両医学の独立、両立、平等化、で、患者さんの選択の自由でいいと思うんですが、なかなかその動きにいきませんね・・・。(苦笑)

日本て、アンフェアが好きなのか嫌いなのかよく分からん・・・。

行政には、根本治療も応急処置も出来ないのか。

薬が売れて、経済が回れば、それでいいのか。

まあ、それ以外のトピックスでも、漢方薬の副作用の原因物質を化学的に追究してみたりとか、文献学的に古典に出てくる単語の意味を深く調べてみたりと、

確かに膨大な学問と労力は必要とするだろうけど、臨床的にどうだこうだ、という話が少なかったのが印象的でした。

かつて問題になった小柴胡湯の副作用問題や、甘草含有製剤による偽アルドステロン症の問題なんていうのも、

結局は病名漢方、症状漢方からいつまでたっても脱却しないから起こる問題で、原因物質を突き止めることよりも、

考え方を改めるところから始めるべきのように思えてなりません。

また、ドクターから見て、近年鍼灸業界に対する関心が高まってはきているが、みんなやり方がバラバラで、医師としても、

どうやって勉強したらいいか、誰の話を聞いたらいいのか分からない、という話を聞き、

「あー、それは確かにそうだろうなー。(苦笑)」

と思ってしまいました。

まさにそれが、日本の鍼灸学校、鍼灸教育そのものの問題点でもあろうかと思います。

・・・しかし、総じて、徐々にではありますが、ドクターの間で「鍼灸や漢方」というものが広まりつつある、という雰囲気は感じました。

今後、まだまだいい方向に動いていくことと思いますので、今後の動きに期待したいな、という感じです。

そして終了後は、新宿で行われた、東洋鍼灸専門学校の謝恩会に出席してきました。

僕は去年、初めて学校教員として講義させていただいたので、こういう場に呼ばれたのは初めてでしたが、卒業生の方や、

普段なかなかお会いできない色々な先生方から貴重な話を聞くことが出来、大変有意義な時間でした。

この業界の歴史や現状についても、まだまだ全然モノを知らないナー・・・、と痛感しました。

僕の世界、見識は、まだ全然狭い。

もっともっと見聞を広め、精進せねば・・・。

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「眼の病気」と鍼灸

2012.03.17


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最近、ほぼ同じ内容の問合せが、違う人から続きました。

「緑内障は、鍼で治りますか??」

「白内障は、鍼で治りますか??」

「疲労性網膜剥離なんですけど・・・」

「眼科で治らないって言われたんですけど・・・」

等々、いわゆる「眼科疾患」で悩まれている患者さんからの問い合わせ(というかSOS)です。

このように、同じ内容の問い合わせが、違う人からバラバラと来た時、その分野についてもう一度勉強し直す、いいチャンスです。

いつも言うように、「西洋医学的病名」のついた眼科疾患といえども、”程度””症状の出方”も千差万別、人それぞれ、バランバランです。

ですので、清明院としては、電話の段階で無責任に「治りますよ!」とか、「治りません!」とか、そういう返答は出来かねますし、しないことにしております。

ただ、僕自身が今までに扱った経験のある病名の場合で、うまくいったケースもある場合は、よくなる可能性があるから、一度診察に来られてはどうでしょうかと、

 

ご提案させていただく場合もあります。

この辺の話は、過去記事 

 

〇〇って治りますか? 参照

眼科疾患に関しては、『中医眼科学』という書物や分野が存在するほど、古くから今日まで盛んに研究されてきた分野です。

中国には、鍼と漢方薬のみによる、眼科専門病院もあるようです。

(社)北辰会にも、眼科学について専門的に深く研究されている先生もいらっしゃいます。

・・・まー本来はこうやって、各科の疾患ごとに、東洋医学的な治療を徹底的にやる施設があってもいいと思いますが、

日本ではそうもいかず、我々、いわば「在野の」鍼灸院や漢方相談薬局で、個別に対応するしかないのが現状です。

しかしそれでも、眼科も含めたあらゆる疾患に対する、東洋医学的アプローチでの有効例、著効例があることは事実だし、積極的に取り組むべきだと思っています。

西洋医学で解決しない眼科疾患でお困りの方は、まずは一度診せに来られてはどうでしょうか。

ゆっくりお話を伺い、かつお体(全身)を診た上で、心身両面含めた全身のバランスを診て、鍼に対する反応の善し悪しもみた上で、清明院に出来うる処置をし、

 

予後を推定させていただきます。

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気合いと根性とTPP

2012.03.15

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気合いと根性・・・。

何をするにも、これが大事だと思います。

仕事も勉強も、プライベートも。

こういう考え方をすること自体、古いんでしょうか。

また精神論かよ、でしょうか。(笑)

いや、こんなん、精神論どうのこうの以前にキホンでしょ、と「僕は」思います。(笑)

ところで最近、TPP(Trans-Pacific Partnership・・・環太平洋経済連携協定)の問題が盛んに話題になっています。

これは、

太平洋周辺の国々の間で、ヒト、モノ、サービス、カネの移動をほぼ完全に自由にしようという国際協定で、

シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアが参加国で、

他にカナダ、メキシコ、中国、韓国も参加を検討しており、TPPが最終的に太平洋を囲む主要国間の自由経済圏に発展する可能性がある。

ちなみに日本はまだ曖昧な立場であり、国内の農業や医療に与える影響から、世論の反対意見が多い。

・・・だそうです。

(なんかこういうの書くと、急にカタイネ(笑))

僕も詳しくは正直よく分かんないけど、農業にのみ矮小化した報道とか、色々言われてるけど、今聞いてる情報から考えると、総合的にみて、

 

とてもじゃないけど僕は反対ですねえ・・・。

まぁこの辺は、読者のみなさんの方がよっぽど詳しいだろうから、逆に僕が教えて欲しいぐらいですがネ・・・。

僕も最初、このニュースを見て、自分が医療をやっているという自負心から、

「ナニ!?日本の医療に多大な影響!??」

な~んて思いましたが、この部分について、我々のような鍼灸医療業界にとっては、さしあたってほとんど関係ない、といったところでしょうね。(苦笑)

もし報道されているように、海外の富裕層が日本人よりも優先的に日本の最新医療を自費で受けるようになり、国民皆保険も崩壊し、アメリカの民間の保険会社や製薬会社が大量に参入してきて、

 

高額な保険料をとり、お金持ちは色々な医療を自由に受けれるけど、低所得者は受けられない、なんていう、マイケルムーアの映画『SICKO』みたいな、

 

ウソみたいな話も、僕ら鍼灸師のような、もともと不平等な制度の中でやっている立場から見れば、もし民間の保険会社が、鍼灸治療もカバーしてくれるんであれば、

他の医療と条件的にフェアになるという点では、ちょっとイイ話にすら思えます。(苦笑)

日本の医療行政(国民皆保険制度)の中で、鍼灸はほぼカヤの外です。

保険で鍼灸にかかろうと思ったら、医師の同意書が必要であり、しかも鍼灸が保険適用になる疾患は、わずか6つ、その内訳のほとんどが、

「首・肩・腰の慢性疾患」

です。(苦笑)

WHO(世界保健機構)は、実に幅広い疾患に対して、鍼の効果を認めているにも関わらず・・・。

しかも、もし保険でやったとしても治療費は超低額(総額で1500円以下)、国民の東洋医学、鍼灸医学に対する認識の低さ、需要と供給とのバランスから考えて、

 

とても鍼灸師が生活するに足りるレベルではありません。

この辺の話は、かなり前にこのブログで書きました。

カテゴリ 鍼灸と保険 参照

・・・という訳なので、みんなウデを磨いて、色々なものを治せるようになり、自費診療でヒーコラ言いながら、患者さんになんとか選んでいただく、という、

清明院の外来診療のようなカタチをとらざるをえないんですが、これをやるのにも、けっこうな

「気合いと根性」

が必要だと思います。

(あとは、もちろんこの医学が好きになれるかどうかネ。)

・・・まあ、ガラにもなく政治の問題なんかに触れてみたけど、要は気合と根性が大事だということです。(爆)

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「不妊症」について

2012.03.07

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最近、非常に多いです。

 

 

「不妊症」を訴えておみえになる患者さん・・・。

 

おそらく、今後も増え続けるでしょう。

近年では、「不妊専門鍼灸院」や、「小児、女性専門鍼灸院」なる治療院も、大変増えてきました。

 

そういう治療院の患者さんの多くは不妊症や、その他女性特有の疾患です。

 

私の知り合いにも、そのようにうたって開業しておられる先生が何人かおります。

 

不妊に悩む多くの女性を、高い専門性を持ってサポートする機関が増えることは、非常にいいことだと思います。

 

 

ところで、東洋医学では、昨今話題のこの「不妊症」というものを、どのように考えるんでしょうか。

 

ちなみに東洋医学的な病名は”孕(はら)まず”と書いて「不孕(ふよう)」と言います。

不妊症(不孕)の弁証のパターンなどの細かい専門的な話は、ネット上に掃いて捨てるほど氾濫していますので、ここでは詳しくは述べません。

(いずれ述べることがあるかもしれませんが、今は時間がない、あしからず・・・。<m(__)m>)

 

・・・一口に不妊症と言っても、東洋医学では色々な病態があります。

東洋医学というのは、鍼や漢方薬を使って、人体に流れる「気」を上手に動かし、精神面も含めた全身のバランス調整をし、

健康な体を手に入れよう、そして究極的には、病気にならない、あるいはなりにくい体になろう、というのが眼目です。

不妊症の治療といえども、東洋医学の場合は西洋医学のように、子宮や卵巣のホルモン等々の治療をするのではなく、結局は全身のアンバランスの調整、全身治療なのです。

ですから、清明院で不妊症の治療をしている患者さんが、治療をしていく過程で、肩こりが治ったとか、冷え症が治ったとか、

花粉症が治ったとか、そういう嬉しい「副産物」「副効果」が生まれてくれることがよくあります。

全身状態が向上するワケですネ。

 

全身調整をするからこその、「副作用」ではなく「副効果」、これも、西洋医学と東洋医学を比較した場合の、東洋医学の重要なアドバンテージだと思います。

 

まあ逆に言えば、そうなってくれないとなかなか難しいと思います。

また、不妊症の患者さんというのは、最初はどうしても妊娠したい、なんとしても妊娠したいという思いと、年齢からくる焦りや、周囲からのプレッシャーなどからか、

非常にキツイ、険しい顔つきだったり、なんだか投げやりな、あきらめ調子な、フテ腐れたようなお顔をされている患者さんが多いのですが、

体が楽になっていくとともに、気持ちに余裕が出るのか、徐々に柔和な顔つきに変わり、笑顔が増えてくることが多いように思います。

そうしていくうちに、自然と妊娠することが多いように思います。

 

まあ、その患者さんが置かれている状況によっては、非常に難しいケースもありますが、今後もこの病と、僕なりに真摯に向き合っていこうと思います。

 

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板藍根茶

2012.02.26

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患者さんから、最近、妙に院長室から香ばしい臭いが漂ってくるといわれました。(苦笑)

それもそのはず、最近ワタクシ、「板藍根茶(ばんらんこんちゃ)」というお茶をよく飲んでおります。(笑)

一般の方はあまり、聞き慣れないであろうこのお茶・・・。

実は中国では、「インフルエンザ予防のお茶」として、非常に有名なのです。

こんなことを僕が言うと、

「おいおいどうした竹下、How toモノじゃんかよ!!」

と言われそうですが、いやいや、そういうことが言いたいんじゃない。

単純に、

 

「わりかしウマイヨ!」

 

ということが伝えたいだけなのです。(笑)


このお茶の主成分である「板藍根」というのは、インフルエンザなどの外感熱病の際の頭痛、ノド痛、高熱、顔面紅潮などに使われる漢方薬である、

「普済消毒飲(ふさいしょうどくいん)」という漢方薬に含まれる、黄芩、黄連、連翹とともに「気分の熱をとる」主成分であります。

 

参考論文


アブラナ科の植物、菘藍(ショウバン・ホソバタイセイ)の根っこの部分を使うそうです。

中国では、一般庶民が、インフルエンザが流行る時期になると、このお茶を飲んだり、板藍根の入ったノド飴をなめたり、

 

板藍根を煎じた液体でうがいをしたりと、非常にポピュラーな予防法なのだそうです。

中国では、どこの家庭にも常備してあるぐらいなんだそうです。

ただしコレ、熱をとる力がけっこう強いので、余分な熱がカラダに籠っているタイプの人はいいだろうけど、もともと体を温める力の弱いタイプの冷え症の人があまり飲んだら、

かえってよくないこともあるので、ちゃんと東洋医学的な診断の出来る先生に診てもらってから、継続して飲むかどうかは慎重に考えましょうね。


なんでも、すぐ単純に飛びつくのはダメですぞ!

 

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脆く儚い

2012.02.19


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とある映画のワンシーンの、ワンフレーズが、印象に残っている。

(さらに…)

最近の症例(突発性難聴)

2012.02.15

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たまには症例を紹介しないとネ。

仕事してないんじゃないかと思われたらかなわん。(笑)

症状 左突発性難聴 50代 女性 

初診 H24.1月

ある日突然、左の耳が籠ったような感じがし、音が聞こえにくくなる。

仕事で無理はしていたが、今に始まったことではない。

耳鼻科にて、「突発性難聴」と診断され、ステロイド内服薬を処方されるも、ほぼ無効。

このまま聴力が戻らないのでは、と慌てていた時、古くからの友人の紹介で清明院に来院。

実はそのご友人の娘さんも、かつて突発性難聴を患い、清明院で完治した患者さんである。

以来、ご一家ほぼ全員で来院されている。(笑)

詳しい問診の後、治療はお腹の経穴に一本。

初診の治療直後、左耳の聞こえがよくなっていてビックリ仰天。

3診目にはほぼ正常に復した。

現在、健康管理、再発予防で治療継続中。

突発性難聴は、当然モノによるが、発症してしまったらとにかく早めに手を打てば、症状を改善させやすく、完治することも珍しくない疾患だという印象。

耳鼻科ではステロイドしか選択肢がなく、コレが効かなかった場合、なす術がなく、泣き寝入りになってしまっている患者さんは少なくない。

もちろん病名だけ聞いて、全てが治せるなんて言わないが、早期の鍼灸治療を選択肢に入れてはどうだろうか。

ちなみにステロイドが無効、あるいは効果薄で、そのまま聴力が戻らず、片耳のみの聴力に頼るようになって何年か経ってしまった患者さんも、

これまで何人か診ているが、完治とはいかないまでも、改善例は多くある。

・・・ちなみに、この方も娘さんをご紹介いただいた。(笑)

こうして全国、全世界に着々と広がる、鍼ネットワーク。


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憂う時もある

2012.02.14


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いつも言うように、この症状にはこのツボ、この症状にはこの漢方、この病名にはこのツボ、この病名にはこの漢方、

という短絡的な思考は明らかに間違っています。

(さらに…)

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