お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2012.05.17
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
最近、以前から通院されている不妊症の患者さんが妊娠されたり、妊娠初期で、つわりの治療でお見えになっている患者さんがたくさんおられます。
とある、なかなか治らないつわりの患者さん・・・。
こちらの指示もちゃんと聞いてくれるし、キチッと時間通り、決めた頻度で治療に見えておられますが、治療すると楽にはなるものの、
1、2日経つと症状が戻ってしまいます。
非常に苦しそうであり、何とかしてあげたい。
・・・ちょっと専門的になるけど、つわりの中医学的な基本病理メカニズムは、衝脈気逆が関与して起こる、胃失和降が基本です。
「生理と病理の連続性」というものの感じられる症状の最たるもので、妊娠すれば、奇経八脈の任衝2脈が盛んになるワケだから、
気機が上逆傾向になるのは、生理的現象とも考えられる。
なので、患者さんに説明する際には、つわりは正常な人でもある程度は出ることがあるから、最小限度に抑えましょうネ、
という風にお話しさせていただくことが多い。
ただこの「最小限」が、食事が取れない、嘔吐が続いて全身虚脱、栄養不良状態になる、とまでなってくると、うまくない。
当然、胃気の上逆が心神を擾乱すれば不眠や精神不安定も呈してきます。
もともと、肺の病変を持っている人であれば、喘息様の発作や気逆咳なんかが出てくることもあります。
そこで、八綱弁証、臓腑弁証、空間弁証などを弁別、駆使し、胃気を中心とした気機の降逆から、止嘔に努めるワケだが、なかなか止まらないことがある・・・。
で、なぜだろう、なぜだろうと考えていたところ、手の少陽三焦経の左右差が目に付いた。
肝鬱気逆から手少陽の左右差が生じることはあっても、手少陽の左右差が肝鬱気逆を助長する、という観点が希薄だった。
・・・で、左手薬指、手の少陽三焦経上に光る愛の証、結婚指輪を容赦なく外させた。
そしたらすぐ治った。(爆)
指輪、ピアス、ネックレス、具合悪い時は外しましょうネ。(笑)
正常な気の流れを邪魔することがありまっせ。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.05.12
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
最近、婦人科疾患の主訴を持って来院された患者さんを、何人か診させていただきました。
別に、婦人科の症状を主訴としていなくても、他の症状に加えて、婦人科の症状や疾患を抱えておられる方は、非常に多いです。
全女性患者さんの8割がた、と言ってもいいぐらいだと思います。
生理痛、生理不順、おりもの(帶下)の異常、経血量の異常な増減、子宮筋腫、卵巣嚢腫、不妊症、不育症などなど、挙げればキリがないです。
また最近は、婦人科ではガンガン低用量ピルが処方され、数年間に渡って飲んでおられる方も珍しくありません。
薬なしで正常な生理が来るようにと、色々やってみた結果、なかなかうまくいかず、仕方なく、という人から、とてもいいものだと思って、
積極的に使っている、という人まで、様々いらっしゃいますが、本来月経というのは”生理”というぐらい、生理的なものですから、
特別なものはなにも飲まずに、痛みや不順もなく、毎月普通に来るのが、あくまでも正常、健常な状態だと思います。
ピルによって、不順や痛みのない、快適な生理を得たならば、今度はピルなしでもそうなるように、体質改善、生活改善等々、考えてみてはどうでしょうか。
全体の割合がどうなっているのか分かりませんが、この仕事をやっていると、婦人科に全く異常のない人の方が少ないんじゃないだろうか、
と思ってしまうぐらい、多く診ますし聞きます。
一方で、70代以上の高齢者である、往診の患者さん達に月経についてどうだったか伺うと、ほとんどの方が、
「まったく問題なかった。」
「周期なんて、考えたことなかったし、自分のまわりでも、そんな話聞いたことがない。」
「別に悩んだことないし、もう忘れた。」
とかおっしゃる方がほとんどです。(苦笑)
・・・これは、なぜなんでしょうか。
このわずか数十年の間に、女性の体に、何が起こったんでしょうか。
それは、一つには和服から洋服に、畳に正座の暮らしから、フローリングに椅子、ソファーの生活、生理用品の変化、下着の変化、社会的立場の変化等々、
近代に入り、何から何まで変わったことの影響を、肉体が受けた結果、こうなっているのかもしれません。
・・・僕なんかに、それ自体をどうこうできる力はもちろんないですが、これはある種の社会問題ではないかと思っています。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.05.09
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
先日、TV番組、「NHKスペシャル」にて、
「職場を襲う”新型うつ”」
という特集がやっておりました。
この最近話題の「新型うつ」というものについて、ここで具体的な病態だの、現況などをわざわざ書く気はありません。
一般人(患者さん)向けの、そういう、分かりやす~い、噛み~砕いた説明の書いてあるサイトは山ほどあります。
興味のある方はどうぞ検索してみて下さい。
このように、メディア等で話題に上った西洋医学の病気の説明サイトは山ほどあるのに、
「東洋医学のみかた考え方を素人向けに分かりやすく解説したサイト」
というのはほとんどなく、そうウタッテいるサイトを見ても、漢字、専門用語ばっかり、ほぼ意味不明、難解であり、業界関係者しか喜ばなそうなサイトであることが多いです。
(苦笑・・・ウチもそうならないように気を付けないと・・・。もうなってる!?)
まあー、なんででしょうね、コレねえ・・・。
東洋医学は西洋医学と比べて、相対的に注目すらされていない、されたとしても、まったく本質的でない部分、という悲しい現実がありますなあ・・・。
まあ、それはそれとして、今日もこのブログの過去記事に、
「統合失調症は東洋医学で完治しますか?」
という質問コメントをいただきました。
僕としてのごく簡単な返答は、返信コメントに書かせていただいた通りです。
患者さんとしては、病院でつけられた病名が、東洋医学で、鍼で治るのか、ということに関心が行くのは当然です。
だって、病院の指導通りの服薬や処置で、治ってないことがあるワケですから。
・・・でも、東洋医学サイドでは、一から東洋医学的に診断し直しになります。
そして徹頭徹尾、東洋医学の考え方に基づいて治療していった結果、西洋医学的な所見、症状が改善することがあるワケです。
精神科疾患が改善するのも理論上は当然です。
東洋医学は「心身一如」ですから。
中国、日本において、この数千年、特に変わったことはやっていません。
針金を体に刺すだけです。(笑)
草木をちょっと加工して飲むだけです。(笑)
いつか書いたように、蓮風先生の言葉通り、変わる必要がないぐらい、完成度の高い医学なんじゃないでしょうか。
意味のある未進化 参照
これを、エビデンスやデータがないからって、「イワシの頭も・・・」と同じものだ、と断ずるのは、いささか乱暴じゃないかな、経験的知識に対する冒涜じゃないかな、
と、たまに思いつつ、ま、仕方ないかな、とも思いつつ、日々やっています。(苦笑)
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.04.15
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
前回のお話・・・
では続きいきます!!
東洋医学をやる者にとって、「気」や「陰陽」や「五行」という知識、理解は必要不可欠なワケですが、特に我々鍼灸師にとっては、
この「経絡」、そして「経穴」というものに対する深い理解が求められます。
これは、僕らの独壇場(のハズ)です。
同じ東洋医学でも、気功の先生方よりも、漢方薬の先生方よりも、他の色々な東洋医学者よりも、詳しくなくちゃおかしい部分です。
僕ら鍼灸師は、まさにこの経絡、経穴というものを鍼灸で上手に操作することによって、あらゆる病に対応しているんですから。
〇
・・・前回述べたように、この「経絡」というものは、まさに人体における「気の通り道」です。
そしてそれには、メインのルートとサブのルートがあります。
(幹線道路とバイパスみたいなもんか)
ザックリいうと、メインルートが12通りあって、これは絶えず輪っかのように循環しており、サブルートが8通りあります。
細かく言えば、この12通りのメインルートの中には、1本のルートにつきそれぞれ4パターンの細かい流れがあり、実際は4×12=48パターンの極めて複雑なパターンで、全身を縦横無尽に巡っています。
それでも、それだけでは不十分で、それをさらに8つの特殊な通り道(バイパス的なもの)で補強、補完している、と、東洋医学では考えております。
この、メインルートのことを「正経十二経(せいけいじゅうにけい)」と呼び、サブルートのことを「奇経八脈(きけいはちみゃく)」と呼びます。
この、サブルートである「奇経八脈」が、来週日曜日、代々木で行われる(社)北辰会関東支部、代表特別講演にて私がお話させていただく内容です。
このテーマは、個人的に好きなところで、このブログにも何回か出てきています。
過去記事 「奇経八脈」やります!! 参照
「経絡」って何ですか?(その3) に続く
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.04.10
東洋医学をやる者なら、知らない者はいないし、通らない者はいないであろう、古典中の古典に、『傷寒論』という書物があります。
僕もまだまだ全然ですが、こないだも、とある勉強会に参加し、これを長いこと読んでおります。
何度も何度も読んで、解釈し、発見を得ながら、忘れては覚え、一生かけて読むような本だと思っています。
この書が著された年代は後漢末期の時代、書いた人物は張仲景という人物です。
張仲景については、以前このブログで紹介しました。
過去記事 「張仲景(ちょうちゅうけい)」という人物 参照
この本は、やれ伝染病の治療を論じた本だとか、やれ腸チフスの治療を論じた本だとか、色々な言われ方があるのですが、東洋医学的にいうと、
「寒邪(かんじゃ)に傷(やぶ)られてから、最終的に生命に関わるレベルまでの間に起こる、一連の病理変化の、詳細な様子とその治療法」
が書かれた本です。
「寒邪」については過去記事 「寒燥」について 参照
”傷(やぶ)られる”という表現は東洋医学独特の言い回しですが、要するに”侵入、侵襲される”というような意味です。
寒邪(冷えの邪気)に侵入、浸蝕されて、徐々に正気が弱って、最終的には死んでしまう、その一連の流れを、詳細に詳細に、説いた本です。
ここに書かれた多彩な病理変化の描写と解釈から、東洋医学固有の人体観、生命観が十二分に透けて見え、この本を、決して西洋医学のいう伝染病や腸チフスなどの、
特定の疾病「のみ」の治療方法を述べた本としたり、単なるカゼのステージ分類の本、と落とし込むのはもったいないと、個人的には思っています。
そしてこの本における各病態に対する処置は、湯液(いわゆる漢方薬)によるものが中心です。
鍼とお灸も出て来ますが、どちらかといえば完全に脇役です。
学生の頃、とある先生から、
「『傷寒論』は漢方薬の本だから、鍼灸師が読んでもあんまり役に立たないよ。」
と、聞いたことがあります。
その当時は僕も、へー、そんなもんかなあ・・・、と思って聞いていましたが、今ではその先生の考えは間違いだと思っています。
先ほども言うように、『傷寒論』が漢方薬の本、なんていう、浅すぎる解釈はイカンと思います。
『傷寒論』が、漢方薬を扱う先生方にとっての基本であることは確かですが、我々鍼灸師だって、『傷寒論』の内容をもし知らなかったら、
恐くて外感病の治療なんてできません。
なぜなら、『傷寒論』の内容を知らないと、患者さんの症候も、ある治療をした後の変化も、それが何を意味するか、考えようがないからです。
『傷寒論』には、人が病んでから死に至るまでの各レベルにおける詳細な様子が書かれているため、拡大解釈をすれば、どんな病にも応用が出来るし、
各レベルでの治療法を考えることが出来、予後の予測をすることが出来るのです。
だからこの本は鍼灸師にとっても、必須の書なんです。
『傷寒論』については、まだまだ書きたいことが山ほどありますので、折に触れて、あまり専門的で難しくならないように紹介していこうと思っています。
〇
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.03.21
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
昨日は、とある勉強会に参加してきました。
参加者のほとんどが医師を中心とした勉強会だったのですが、やっぱり、彼らから見るとどうしても東洋医学はサブ的な位置づけであり、
基本的にはまだ「研究対象」って感じで、慢性疾患や整形外科疾患にそこそこ強いのが東洋医学だから、
困った時には使ってみよう、みたいな論調が相変わらず目立ちました。
(・・・まあ、医学部における東洋医学教育はほぼ皆無、東洋医学外来を持っている病院もごく一部、当然ちゃあ当然なんですがネ。)
我々、東洋医学を専門にやっているものから見ると、近年話題の、
「代替、補完医療としての東洋医学」
だとか、
「西洋と東洋を合わせた、第3の統合医療」
という響き自体に、疑問を持ちます。
コレって、何となく「音(オト)的に」響きがいいだけで、”代替、補完”というと、要は”脇役”ということで、これまで変わらんじゃん、
と思うし、”統合”と言われても、統合するのが医師(西洋医学)ならば、別に同じ事じゃないの??と思ってしまいます。
ホントは抜本的制度改革による両医学の独立、両立、平等化、で、患者さんの選択の自由でいいと思うんですが、なかなかその動きにいきませんね・・・。(苦笑)
日本て、アンフェアが好きなのか嫌いなのかよく分からん・・・。
行政には、根本治療も応急処置も出来ないのか。
薬が売れて、経済が回れば、それでいいのか。
まあ、それ以外のトピックスでも、漢方薬の副作用の原因物質を化学的に追究してみたりとか、文献学的に古典に出てくる単語の意味を深く調べてみたりと、
確かに膨大な学問と労力は必要とするだろうけど、臨床的にどうだこうだ、という話が少なかったのが印象的でした。
かつて問題になった小柴胡湯の副作用問題や、甘草含有製剤による偽アルドステロン症の問題なんていうのも、
結局は病名漢方、症状漢方からいつまでたっても脱却しないから起こる問題で、原因物質を突き止めることよりも、
考え方を改めるところから始めるべきのように思えてなりません。
また、ドクターから見て、近年鍼灸業界に対する関心が高まってはきているが、みんなやり方がバラバラで、医師としても、
どうやって勉強したらいいか、誰の話を聞いたらいいのか分からない、という話を聞き、
「あー、それは確かにそうだろうなー。(苦笑)」
と思ってしまいました。
まさにそれが、日本の鍼灸学校、鍼灸教育そのものの問題点でもあろうかと思います。
・・・しかし、総じて、徐々にではありますが、ドクターの間で「鍼灸や漢方」というものが広まりつつある、という雰囲気は感じました。
今後、まだまだいい方向に動いていくことと思いますので、今後の動きに期待したいな、という感じです。
そして終了後は、新宿で行われた、東洋鍼灸専門学校の謝恩会に出席してきました。
僕は去年、初めて学校教員として講義させていただいたので、こういう場に呼ばれたのは初めてでしたが、卒業生の方や、
普段なかなかお会いできない色々な先生方から貴重な話を聞くことが出来、大変有意義な時間でした。
この業界の歴史や現状についても、まだまだ全然モノを知らないナー・・・、と痛感しました。
僕の世界、見識は、まだ全然狭い。
もっともっと見聞を広め、精進せねば・・・。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.03.17
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
最近、ほぼ同じ内容の問合せが、違う人から続きました。
「緑内障は、鍼で治りますか??」
「白内障は、鍼で治りますか??」
「疲労性網膜剥離なんですけど・・・」
「眼科で治らないって言われたんですけど・・・」
等々、いわゆる「眼科疾患」で悩まれている患者さんからの問い合わせ(というかSOS)です。
このように、同じ内容の問い合わせが、違う人からバラバラと来た時、その分野についてもう一度勉強し直す、いいチャンスです。
いつも言うように、「西洋医学的病名」のついた眼科疾患といえども、”程度”も”症状の出方”も千差万別、人それぞれ、バランバランです。
ですので、清明院としては、電話の段階で無責任に「治りますよ!」とか、「治りません!」とか、そういう返答は出来かねますし、しないことにしております。
ただ、僕自身が今までに扱った経験のある病名の場合で、うまくいったケースもある場合は、よくなる可能性があるから、一度診察に来られてはどうでしょうかと、
ご提案させていただく場合もあります。
この辺の話は、過去記事
〇〇って治りますか? 参照
眼科疾患に関しては、『中医眼科学』という書物や分野が存在するほど、古くから今日まで盛んに研究されてきた分野です。
中国には、鍼と漢方薬のみによる、眼科専門病院もあるようです。
(社)北辰会にも、眼科学について専門的に深く研究されている先生もいらっしゃいます。
・・・まー本来はこうやって、各科の疾患ごとに、東洋医学的な治療を徹底的にやる施設があってもいいと思いますが、
日本ではそうもいかず、我々、いわば「在野の」鍼灸院や漢方相談薬局で、個別に対応するしかないのが現状です。
しかしそれでも、眼科も含めたあらゆる疾患に対する、東洋医学的アプローチでの有効例、著効例があることは事実だし、積極的に取り組むべきだと思っています。
西洋医学で解決しない眼科疾患でお困りの方は、まずは一度診せに来られてはどうでしょうか。
ゆっくりお話を伺い、かつお体(全身)を診た上で、心身両面含めた全身のバランスを診て、鍼に対する反応の善し悪しもみた上で、清明院に出来うる処置をし、
予後を推定させていただきます。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.03.15
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
気合いと根性・・・。
何をするにも、これが大事だと思います。
仕事も勉強も、プライベートも。
こういう考え方をすること自体、古いんでしょうか。
また精神論かよ、でしょうか。(笑)
いや、こんなん、精神論どうのこうの以前にキホンでしょ、と「僕は」思います。(笑)
〇
ところで最近、TPP(Trans-Pacific Partnership・・・環太平洋経済連携協定)の問題が盛んに話題になっています。
これは、
太平洋周辺の国々の間で、ヒト、モノ、サービス、カネの移動をほぼ完全に自由にしようという国際協定で、
シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアが参加国で、
他にカナダ、メキシコ、中国、韓国も参加を検討しており、TPPが最終的に太平洋を囲む主要国間の自由経済圏に発展する可能性がある。
ちなみに日本はまだ曖昧な立場であり、国内の農業や医療に与える影響から、世論の反対意見が多い。
・・・だそうです。
(なんかこういうの書くと、急にカタイネ(笑))
僕も詳しくは正直よく分かんないけど、農業にのみ矮小化した報道とか、色々言われてるけど、今聞いてる情報から考えると、総合的にみて、
とてもじゃないけど僕は反対ですねえ・・・。
まぁこの辺は、読者のみなさんの方がよっぽど詳しいだろうから、逆に僕が教えて欲しいぐらいですがネ・・・。
僕も最初、このニュースを見て、自分が医療をやっているという自負心から、
「ナニ!?日本の医療に多大な影響!??」
な~んて思いましたが、この部分について、我々のような鍼灸医療業界にとっては、さしあたってほとんど関係ない、といったところでしょうね。(苦笑)
もし報道されているように、海外の富裕層が日本人よりも優先的に日本の最新医療を自費で受けるようになり、国民皆保険も崩壊し、アメリカの民間の保険会社や製薬会社が大量に参入してきて、
高額な保険料をとり、お金持ちは色々な医療を自由に受けれるけど、低所得者は受けられない、なんていう、マイケルムーアの映画『SICKO』みたいな、
ウソみたいな話も、僕ら鍼灸師のような、もともと不平等な制度の中でやっている立場から見れば、もし民間の保険会社が、鍼灸治療もカバーしてくれるんであれば、
他の医療と条件的にフェアになるという点では、ちょっとイイ話にすら思えます。(苦笑)
〇
日本の医療行政(国民皆保険制度)の中で、鍼灸はほぼカヤの外です。
保険で鍼灸にかかろうと思ったら、医師の同意書が必要であり、しかも鍼灸が保険適用になる疾患は、わずか6つ、その内訳のほとんどが、
「首・肩・腰の慢性疾患」
です。(苦笑)
WHO(世界保健機構)は、実に幅広い疾患に対して、鍼の効果を認めているにも関わらず・・・。
しかも、もし保険でやったとしても治療費は超低額(総額で1500円以下)、国民の東洋医学、鍼灸医学に対する認識の低さ、需要と供給とのバランスから考えて、
とても鍼灸師が生活するに足りるレベルではありません。
この辺の話は、かなり前にこのブログで書きました。
・・・という訳なので、みんなウデを磨いて、色々なものを治せるようになり、自費診療でヒーコラ言いながら、患者さんになんとか選んでいただく、という、
清明院の外来診療のようなカタチをとらざるをえないんですが、これをやるのにも、けっこうな
「気合いと根性」
が必要だと思います。
(あとは、もちろんこの医学が好きになれるかどうかネ。)
・・・まあ、ガラにもなく政治の問題なんかに触れてみたけど、要は気合と根性が大事だということです。(爆)
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院に皆様のお力を!<m(__)m>
2012.03.07
最近、非常に多いです。
「不妊症」を訴えておみえになる患者さん・・・。
おそらく、今後も増え続けるでしょう。
近年では、「不妊専門鍼灸院」や、「小児、女性専門鍼灸院」なる治療院も、大変増えてきました。
そういう治療院の患者さんの多くは不妊症や、その他女性特有の疾患です。
私の知り合いにも、そのようにうたって開業しておられる先生が何人かおります。
不妊に悩む多くの女性を、高い専門性を持ってサポートする機関が増えることは、非常にいいことだと思います。
〇
ところで、東洋医学では、昨今話題のこの「不妊症」というものを、どのように考えるんでしょうか。
ちなみに東洋医学的な病名は”孕(はら)まず”と書いて「不孕(ふよう)」と言います。
不妊症(不孕)の弁証のパターンなどの細かい専門的な話は、ネット上に掃いて捨てるほど氾濫していますので、ここでは詳しくは述べません。
(いずれ述べることがあるかもしれませんが、今は時間がない、あしからず・・・。<m(__)m>)
・・・一口に不妊症と言っても、東洋医学では色々な病態があります。
東洋医学というのは、鍼や漢方薬を使って、人体に流れる「気」を上手に動かし、精神面も含めた全身のバランス調整をし、
健康な体を手に入れよう、そして究極的には、病気にならない、あるいはなりにくい体になろう、というのが眼目です。
不妊症の治療といえども、東洋医学の場合は西洋医学のように、子宮や卵巣のホルモン等々の治療をするのではなく、結局は全身のアンバランスの調整、全身治療なのです。
ですから、清明院で不妊症の治療をしている患者さんが、治療をしていく過程で、肩こりが治ったとか、冷え症が治ったとか、
花粉症が治ったとか、そういう嬉しい「副産物」「副効果」が生まれてくれることがよくあります。
全身状態が向上するワケですネ。
全身調整をするからこその、「副作用」ではなく「副効果」、これも、西洋医学と東洋医学を比較した場合の、東洋医学の重要なアドバンテージだと思います。
まあ逆に言えば、そうなってくれないとなかなか難しいと思います。
また、不妊症の患者さんというのは、最初はどうしても妊娠したい、なんとしても妊娠したいという思いと、年齢からくる焦りや、周囲からのプレッシャーなどからか、
非常にキツイ、険しい顔つきだったり、なんだか投げやりな、あきらめ調子な、フテ腐れたようなお顔をされている患者さんが多いのですが、
体が楽になっていくとともに、気持ちに余裕が出るのか、徐々に柔和な顔つきに変わり、笑顔が増えてくることが多いように思います。
そうしていくうちに、自然と妊娠することが多いように思います。
まあ、その患者さんが置かれている状況によっては、非常に難しいケースもありますが、今後もこの病と、僕なりに真摯に向き合っていこうと思います。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.02.26
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
患者さんから、最近、妙に院長室から香ばしい臭いが漂ってくるといわれました。(苦笑)
それもそのはず、最近ワタクシ、「板藍根茶(ばんらんこんちゃ)」というお茶をよく飲んでおります。(笑)
一般の方はあまり、聞き慣れないであろうこのお茶・・・。
実は中国では、「インフルエンザ予防のお茶」として、非常に有名なのです。
こんなことを僕が言うと、
「おいおいどうした竹下、How toモノじゃんかよ!!」
と言われそうですが、いやいや、そういうことが言いたいんじゃない。
単純に、
「わりかしウマイヨ!」
ということが伝えたいだけなのです。(笑)
このお茶の主成分である「板藍根」というのは、インフルエンザなどの外感熱病の際の頭痛、ノド痛、高熱、顔面紅潮などに使われる漢方薬である、
「普済消毒飲(ふさいしょうどくいん)」という漢方薬に含まれる、黄芩、黄連、連翹とともに「気分の熱をとる」主成分であります。
アブラナ科の植物、菘藍(ショウバン・ホソバタイセイ)の根っこの部分を使うそうです。
中国では、一般庶民が、インフルエンザが流行る時期になると、このお茶を飲んだり、板藍根の入ったノド飴をなめたり、
板藍根を煎じた液体でうがいをしたりと、非常にポピュラーな予防法なのだそうです。
中国では、どこの家庭にも常備してあるぐらいなんだそうです。
ただしコレ、熱をとる力がけっこう強いので、余分な熱がカラダに籠っているタイプの人はいいだろうけど、もともと体を温める力の弱いタイプの冷え症の人があまり飲んだら、
かえってよくないこともあるので、ちゃんと東洋医学的な診断の出来る先生に診てもらってから、継続して飲むかどうかは慎重に考えましょうね。
なんでも、すぐ単純に飛びつくのはダメですぞ!
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!