東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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東西医学によるSARSバトル

2013.04.23

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今、中国で再び鳥インフルエンザが騒がれ始めています。


2002年11月にも、中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行し、世界中が大騒ぎになったことがありました。


わずか半年ちょっとの間である、2003年7月までに、世界中で8000人以上の感染者と、700人以上の死者を出しました。

新型伝染病の恐ろしさを印象付ける事件でした。

 

参考サイト様「メディカルノート SARS」

 

今回の鳥インフルエンザも、今後どうなっていくか、注視していなくてはいけません。

ところでこのSARSが流行した際、西洋医学では、患者を隔離すること、ステロイドを投与することくらいしか出来ず、ほぼ、なす術ナシだったようです。

だからあれだけパニックになったわけですね。

ここで、実は中医学の医師たちがスゴイ力を発揮したことは、ほとんど知られていません。

当時、広州中医薬大学の鄧鉄涛(とうてっとう)教授は、この危機をみて、

「今こそ中医学の力を発揮するチャンスだ!」

と考え、中医学の考え方で、このSARSと対峙し、「仙方活命飲(せんぽうかつめいいん)」という漢方薬を使って、見事な治療成績を上げたという事実があります。

 

『中医臨床 通巻98号』 参照


当時、広州中医薬大学付属病院に収容された、SARS患者112例のうち、高齢者であり、他の基礎疾患をもった患者7名以外の、105名の患者がすべて回復したそうです。


その後、香港でもSARSが大流行しましたが、広東省から2人の30代の女性中医師が派遣され、大活躍しました。

結果的に、広州と広東省では、SARS患者の死亡率が世界最低水準となったそうです。

このことを機会に、鄧先生は他の数人の先生方と、政府上層部に

「中国には中医という武器庫がある!」

という内容の建白書を提出、これを機に、政府主導で、中医学を見直す動きが活発化しました。


鄧先生は現在、「国医大師」という、日本でいう人間国宝のような称号を中国政府から得ています。

 

(補筆:鄧鉄涛先生は2019年1月10日、104歳で逝去されました。『中医臨床 通巻156号』参照


東洋医学は、常に未知の病との戦いの中で醸成されてきた医学です。


今回の鳥インフルエンザでも、その効果を証明することでしょう。

 

参考 『現代中医学の誕生と変遷』山本勝司

 

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東西医学による日本脳炎バトル

2013.04.22

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「日本脳炎」という病気があります。


東南アジアを中心として、ウイルス感染した蚊(コガタアカイエカ)によって媒介される感染症です。


発病すると、高熱、痙攣、意識障害などを起こし、死亡率は20%、麻痺など、重篤な後遺症が残る可能性がある、とってもコワい病気です。


日本では1960年代後半から、積極的なワクチン接種により、現在は激減し、年間数人程度まで減少していますが、アジア全体ではまだ年間1万人程度が発症しているようです。

 

参考 メディカルノート「日本脳炎」

 

 


この日本脳炎、1954年、中国の石家荘(せっかそう・・・北京の南西に位置する都市)で大流行したことがあります。

 


この時、西洋医学はなすすべがなかったそうです。

そこで大活躍したのが中医学の医師たち。

 

「白虎湯(びゃっことう)」「安宮牛黄丸(あんぐうごおうがん)」などの漢方薬を巧みに使って、見事に日本脳炎を制圧したそうです。

 

しかし1957年、今度は北京で再び日本脳炎が流行りました。

 

この時も西洋医学はなすすべなし。

 

再び中医学の医師たちによって、前回の石家荘の時とは全く違う処方で、大成功を収めました。

 

このように、中医学は自らの価値を”ウデで示した”のです。

 

参考 『現代中医学の誕生と変遷』 

 


このことを受けて、当時中国の建国の父である毛沢東が

「中医薬は偉大な宝庫だ!」

と考えるようになり、中医学の復権、復興に繋がっていくのです。

「毛沢東」という人物(その2) 参照

 


地球環境が時々刻々と変化していくので、ウイルスも、それに感染する人間も、姿を変えていきます。

 

(特にウイルスは、ですね)

 

ですから、今現在有効なワクチンがあるから今後も平気、という考え方は、極めて危うい。

 

今後も、環境、人間がなんぼ変化しても、変化しないもの、永久不変の真理を明らかに認識している医学が、力を発揮し続けるのではないでしょうか。

 

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不気味な地震・・・。

2013.04.13

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今朝、兵庫県、淡路島で地震があったようです。

(さらに…)

花粉症考(鼻水篇)

2013.03.23

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花粉症に関して、これまで色々書いてきた。

カテゴリ 花粉症と東洋医学 参照

 

今日は、花粉症の主要な症状である、「鼻水」「鼻づまり」について、どのように対策をとるべきか、考えてみたいと思います。

東洋医学では、鼻水は「鼻流涕(びりゅうてい)」、鼻詰まりは「鼻塞(びそく)」と呼んで、それぞれ細かく分類し、治療法を考えています。


「鼻」という部位は、東洋医学的にみると、「肺の臓」の入り口であります。

「肺」って何ですか?(その12) 参照

 

つまり、「肺の臓」に異常があれば、当然それが「鼻」の症状として反映される場合があります。

 

 

つまり花粉症における「鼻」の症状を改善するのには、「肺の臓」を安定させることが肝要、ということです。

 

しかしこの「肺の臓」のいじくり方を間違えると、治るどころか、悪化します。

 

 

肺は東洋医学では「嬌臓(きょうぞう)」といわれるように、華奢な女性のように、ナヨナヨして敏感な臓です。

 

ここは非常に診断、治療に慎重を要する部分でありまして、花粉症なら何でもかんでも「小青竜湯」なんてのは、個人的には全然賛成できません。

 


最近、久々にテレビ見てたら、「花粉症に小青竜湯」って、CMでもやってるではないですか!

 

ビックリ~。。。

 


「眠くならない花粉症薬」だってさ・・・。(@_@;)

 

アレじゃあみんなカン違いしちゃうね。。

 


間違っても、花粉症で小青竜湯飲んだけど効かなかった、だから東洋医学はダメ、とか言わないでくださいね。

こういうのはホント、東洋医学、漢方薬に対するミスリードだと思っていて、大反対です。

 

(もちろん、病態によっては効くことがあるし、それで助かっている人がいるという事実は否定しませんが)

私の知り合いの漢方専門の臨床家なんかは、花粉症でも2、30種類の漢方薬を、その人の症状、体質に合わせて自在に加減して使い分けるそうです。

 


・・・当然ですよね。

 


鍼もそうです。

 


ツボのパターン、打ち方、置鍼時間、ぜーんぶ違います。

 


・・・まあともかく、鼻の話に戻りますが、花粉症の人が強く鼻をすする、あるいは強く鼻をかむ、これをよく見かけますが、これ、実は養生法として絶対よくないと思います。

 

鼻を強くすすること、かむこと、それ自体が、「鼻」という部分における気の停滞を強め、症状を悪化させる面があるのです。

 


ですから、もし症状が出てしまったら、すぐに鼻にティッシュをしっかりと詰めて、垂れて来ないようにし、ティッシュが濡れたら交換、これの繰り返しがいいと思います。

 


両鼻にティシュを詰めた姿はみっともないし、口呼吸にもなりますから、当然上からマスクで抑えましょう。

 


・・・で、「表裏寒熱虚実」はどうか、「臓腑経絡」はどうかと、しっかり東洋医学的に診立てられる先生に、鍼してもらうなり、漢方を処方してもらって、

 

症状を抑えつつ、キッチリ養生しましょう。

 

 


そうすりゃ、ほとんどのものは気にならないレベルまで良くなるでしょう。

 


花粉症なんてもんは。

 

悪いのは花粉じゃなくて、患者さんの身体状況。

 

しっかり調えればいいだけの話です。

 

一つ一つ冷静に、確実に。

 

 

 

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東洋医学への正しい理解

2013.03.17

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この10年で、東洋医学に対する期待、関心は、高まっただろうか。

現場でこの10年以上やってきた者の印象としては、高まったように思う。

患者さんも、同業者も、昔は冷たかった。

鍼灸といえば、慰安的なマッサージの延長で、せいぜい肩こりか、さほど深刻でない腰痛、膝痛ぐらいにしか効かない、という認識が一般的で、

 

医学、医療であることを真面目な顔をして主張すると、嘲笑されるような向きがあった。

 

また、鍼灸と言ったら、

「飯が食えてるだけでスゴイ。」

みたいな、”食うのがやっと”の職業であるなんてことも、よく言われた。


それが今では、アレルギーや自己免疫疾患、癌や糖尿病、婦人科疾患など、現代の西洋医学が苦手とするような様々な疾患に対して、有効である可能性がある医学だ、

 

という認識が、少しづつではあるが、高まってきたように思う。

 

この1カ月の、清明院の新患さんの主訴を見ていても、そう思う。

 

肝機能障害、肝炎、躁鬱病、アトピー性皮膚炎、花粉症、不妊症、月経異常、癌などなど、単純な肩こりや疲労を訴えて見える人は、むしろ少ないぐらい。


東洋医学がこうやって注目され始めたことの背景には、もちろん否定する訳では無いが、明治以来、威信を保ってきた西洋医学への不信感や、

 

実際問題としての西洋医学の「頭打ち」感があることは否めないのではないだろうか。


親や肉親が、がんと診断され、化学療法や外科手術をやった結果、全くいい場面がなく、死んでいった。

難治性のアレルギー疾患で、薬で一生抑えるしかない、と冷たく言われた、など、西洋医学に対するマイナスの印象を患者さんや周りから聞くことはよくあります。

ただ、西洋医学がダメだから東洋医学に頼る、というマイナスからの流れではなく、西洋医学はこういうところが良くて、東洋医学はこういうところがいい、

 

という、双方の特長を正しく理解した患者さんが増える、という流れの方がいいと思います。

今後は、そういう流れが今よりも増えてくるでしょう。

サービスが向上する一番の近道は、消費者が賢くなることではないでしょうか。


医師に言われるがまま、されるがまま、という患者さんは、今後は減ってくるでしょう。

そこで、東洋医学がいかなるものか、正しく理解し、表現、体現できる先生しか生き残れないようになったらいいのではないかと思います。

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20代前半が大事

2013.03.16

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ここのところ立て続けに、20代の女性の初診患者さんが続いた。

(さらに…)

黄砂やらPM2.5やら・・・

2013.03.09

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すっかり暖かくなり、「春」って感じがしますね~♪

 


今年は花粉の飛散量が、前年の比じゃないぐらい多いらしく、しかも花粉に混じって黄砂やら、PM2.5という謎の物質やらが飛んでいるらしいです。


なんでも、今日は国から、外出を控えるように、という呼びかけもあったんだとか。

この国もいよいよ外出もままならない国になってきましたか。。。

清明院の患者さんでも、落ち着いていた花粉症が久々に出た!と仰る方が何人かいらっしゃいました。

・・・ま、黄砂だろうが、PM2.5だろうが、こっちはやるこた同じです。(笑)


飛んでる物質をコントロールすることはできないんだから、粘膜が空気中の物質に暴露されないように最大限ガードしてもらって、

あとは粘膜の過敏さを抑えるように、患者さんのカラダ側を持っていければOKです。


目や鼻やのどの粘膜がどうして過敏になるか。


これには色々な原因がありますので、対処法は人によって全然違ってきます。


腰から足を温めた方がいい人、

運動して汗をかいた方がいい人、

刺激物や脂っこい物を控えた方がいい人、

睡眠をとらなくてはならない人、

呼吸の仕方を考えた方がいい人などなど、

人によって違います。

ただ、テレビでよくやっている、手洗い、うがい、マスクという方法は、ベタだけれども、症状を抑えるという意味ではなかなかいいようです。

花粉症の多くは、症状そのものが、全身状態、アンバランス、臓腑の機能失調を悪化させ、よけいに症状を悪化させる要因になる場合もあるのです。

 

冷静に、確実に対処すれば、鍼灸、東洋医学の考え方で、かなり症状が楽になります。


来年に備えた、予防も出来ます。

ぜひ、花粉症の第一選択肢に鍼を。

間違っても、ネット通販で、花粉症にはコレ!みたいな漢方薬を乱用するのは、やめましょうね。

 

冷静に、確実に。

 

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アンフェア?

2013.02.28

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とある患者さんから、電話で相談されたことがある。

「先生、また例の症状が出ちゃった~。。。」

以前、その患者さんのその症状を治したことがある。

しかし、今回は、状況的に、すぐ診せに来れない。

場合によっては、命にもかかわる、危険な症状。

しかも、その患者さんの生活状況が、非常にハードであることを知っている。

無理に来させて、戻したとしても、また再発する恐れもある。

様子を見ている暇はない。

診てあげたかったけど、

「すぐに近くの病院に行って下さい。」

と伝えた。

処置を受け、事なきを得たようだが、患者さんは、東洋医学で、鍼で、治して欲しかったことだろうと思う。

でも患者さんのことを思えば、正しい判断だったと思っている。

ホントは、鍼灸と漢方、食養生(薬膳)を徹底してやれる、東洋医学の救急病院や、入院施設があればいいのに。


アンフェアだ。

 

まあもちろん、救急で外科的な処置が必要な場合は西洋医学しかないけど、それでもその場に東洋医学の医師がいてもいいと思う。

西洋医学の素晴らしさも良く分かるからこそ、そう思う。

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「胆」って何ですか?(その10)

2013.02.16

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これまでのお話・・・


「肝」って何ですか?(その13)

「胆(たん)」って何ですか??(その1) 
「胆」って何ですか?(その2)        
「胆」って何ですか?(その3)

「胆」って何ですか?(その4)
「胆」って何ですか?(その5)
「胆」って何ですか?(その6)
「胆」って何ですか?(その7)
「胆」って何ですか?(その8)
「胆」って何ですか?(その9)

 

 

では、続きいきます!!

 

 

◆「胆の腑」と「胆汁」と「黄疸」

 

 

このテーマは面白いので、もう少し書き足しておきましょう。

 

「黄疸(おうだん)」という症状があります。

僕も、短い臨床経験の中で、重篤なものから、比較的軽度なものまで、何度か診させていただいたことがあります。


西洋医学的には、

「ビリルビン(胆汁色素)が血液中に過剰に増加して、白眼や皮膚、体液が黄色く染まった状態」

と定義され、正常な新生児でも一過性に出ることがありますが、病的なものでは肝臓、胆嚢、膵臓の病変などで出ることがあり、

内臓にガン等の重篤な病変がある場合もあるので、注意を要する、といった説明がなされています。

 


・・・まっ、ビリルビンちゅーのは、胆汁が黄色いののもとになる色素のことで、これが、何らかの原因で全身に漏れ出しちゃって、

過剰になると、色んなところが黄色く染まっちゃうよ、っちゅー話です。

 

で、これ、東洋医学ではどうなんでしょうか。

 

そもそも”黄疸”という言葉自体、もとは東洋医学の言葉であり、当然、約2500年前、『黄帝内経(こうていだいけい)』の中にすでに出てきています。

 

そのあと、後漢の時代の『金匱要略(きんきようりゃく)』という本に至っては、”黄疸”のためにわざわざ一章さいて、細かく分類し、治療法を指摘してくれています。

 


その後もずーっと研究は続き、様々な書籍で触れられており、今日でも、東洋医学ではこの黄疸というものを分類し、治療しています。

 


まあ簡単に言うと、東洋医学の言う”黄疸”は、「肝の臓」「胆の腑」「脾の臓」「胃の腑」あたりの病変(とりわけ、胆汁の外溢)ととらえ、

 

邪気としては主に「湿熱」の存在が考えられています。


「肝」って何ですか?(その13)
「脾」って何ですか?(その9)
「胃」って何ですか?(その10)
「湿熱」について         

燎原書店『症状による中医診断と治療 上巻』 参照

 


そして、黄色い色そのものが明るいか暗いか、黄疸以外にどんな症状、所見が出ているかによって「陰黄」「陽黄」といって、黄疸自体を陰陽に分けています。

 

サスガ東洋医学は、何でも陰陽に分けて考えますね。(笑)

 


・・・とまあ、このようにしてみると、東洋医学サイドから見ても、「胆汁」の巡りがうまくいかなくなった場合、「黄疸」という病変がある、

という認識は持っていていいと思いますが、それ以上に「黄疸イコール胆の腑」ではなく、他の臓腑や、邪気の存在も意識して、

黄疸そのものの陰陽も考えて治療することが大事なのです。

 

だから、”黄疸だから〇〇湯(漢方薬)!”という発想は間違っており、場合によっては大変危険なのです。

 

もしこういう、重篤な症状を呈している状態で、鍼灸なり、漢方なり、東洋医学にかかろうと思ったら、キチッと勉強されて、

そういうことを分かっておられる先生にかかられることを強くおススメします。

 

 

なんか話が逸れたけど、続く。

 

 

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体質改善まではちょっと。。。

2013.02.09

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