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これまでのお話
小半夏加茯苓湯と船酔い
小半夏加茯苓湯と船酔い 2
小半夏加茯苓湯と船酔い 3
小半夏加茯苓湯と船酔い 4
小半夏加茯苓湯と船酔い 5 参照
では続きいきます!!
前回はちょっと話がそれて、キノコと漢方薬の話になりましたが(苦笑)、小半夏加茯苓湯の話に戻ろうと思います。
小半夏加茯苓湯というのが、もともとどういう薬であったかについては、
に書いた通りですが、現代では妊婦さんの悪阻(つわり)によく使われている、というお話をしました。
悪阻については、私もスタッフも、以前書いています。
スタッフブログ ”悪阻”を含む記事 参照
まあ、何度も何度もこのブログ上で言っているから、説教臭く、また言いたくないんだけども、こういう、病名や特定の症状イコールこの漢方、
という漢方薬の使い方は、まったく間違っています。
間違っても、このブログを読んで、
「あー、悪阻がきつかったら、あるいは船酔いがあったら、小半夏加茯苓湯という漢方薬を飲めばいいんだー。」
なんて思わないでくださいね。
漢方薬とは、東洋医学とは、そういうもんじゃない。
それを強く強く、強調しておきたいと思います。
悪阻や船酔いの東洋医学的なメカニズムは、確かに、ある程度は似通っている部分もありますが、いざ本気で治療するとなれば、その人その人の体質や病理によって微妙に加減しないと、なかなか効果が出ません。
しかしその中で、小半夏加茯苓湯という、みぞおち周辺の余分な水を動かしながら、精神的にも安定させやすい薬は、「比較的」無難な処方と言えるのでしょう。
だから出回っている、ということなんですね。
小半夏加茯苓湯と船酔い 7 に続く
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2015.03.07
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これまでのお話
小半夏加茯苓湯と船酔い
小半夏加茯苓湯と船酔い 2
小半夏加茯苓湯と船酔い 3
小半夏加茯苓湯と船酔い 4 参照
では続きいきます!!
前回は生薬の説明をしました。
茯苓は幻のキノコでしたね。
今日はついでと言っては何ですが、キノコもので有名な生薬をもう一つ紹介します。
◆”猪苓(ちょれい)”という生薬
これは、サルノコシカケ科、チョレイマイタケの菌核を乾燥したものです。
別名「猪屎(ちょし)」というぐらいで、イノシシの大便のような、イヤ~な見た目をしております。(苦笑)
性味は淡、甘、平で、帰経は腎、膀胱で、効果は余分な水分を飛ばすこと(利水滲湿)です。
結果的に解熱したり、口渇を止めたり、利尿作用を出したりします。
茯苓と同じようにキノコ軍団なのですが、茯苓との違いとして、猪苓は茯苓よりも水分を飛ばす力は強いが、心の臓、脾の臓にはあまり効かないので、
鎮静作用が発現しにくいという特徴があります。
しかし、これをあまり不用意に使うと、津液を損傷し、腎の臓のダメージになる、だから気を付けて使え、と言われております。
(『本草衍義』や、易水学派の創始者である張元素(12世紀)がそのように述べております。)
◆キノコと薬
ところで、漢方薬に使われるキノコ生薬としては茯苓と猪苓が有名なんですが、他にも霊芝(れいし)や冬虫夏草(とうちゅうかそう)など、
キノコは、薬としてみた場合、独特な働きを持つものが多いようです。
まあ、抗腫瘍作用だとか、制癌作用なんてのが、わりかしセンセーショナルに扱われやすいですね。
(これはちょっと問題だと思いますがネ。。。)
キノコというのは菌類です。
かの南方熊楠も熱心に研究したという菌類、というのは、自然界では実はけっこう特殊な存在なんだそうです。
参考wiki【菌類】↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8C%E9%A1%9E
【キノコ】↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B3
〇
僕の出身は群馬です。
小さい頃、身の回りのオジサンには山菜取り、キノコ狩りを趣味にしている人が何人かおりまして、毒キノコの怖さをよく聞かされていました。
毒と薬は表裏一体なわけですね。
医者が、毒にも薬にもならないようなことはやったらイカンですな。(笑)
小半夏加茯苓湯と船酔い 6 に続く
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2015.03.01
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これまでのお話
小半夏加茯苓湯と船酔い
小半夏加茯苓湯と船酔い 2
小半夏加茯苓湯と船酔い 3 参照
では続きいきます!!
ここまでで、和歌山の加太の船の上で、油谷真空先生から何気なく渡された「小半夏加茯苓湯」にインスピレーションを得て、ツラツラと書いてきました。(笑)
今日は「小半夏加茯苓湯」を構成する3つの生薬(半夏・生姜・茯苓)に関して、解説しておこうと思います。
サトイモ科、カラスビシャクの根茎であり、医歯薬出版株式会社の『中医臨床のための中薬学』によれば性は温、味は辛、帰経は脾胃、とのことですが、
まあ簡単に言うと、脾の臓、胃の腑、肺の臓あたりに作用し、温め、余分な水分を飛ばしてくれる生薬です。
これは生で食べると軽い毒性がありまして、かつて蓮風先生が若い頃に生で試しに食べてみたら、ノドがカラカラになった感じがして、
呼吸するのもきつく、エライ目にあったという話をされておりました。(笑)
(因みに生で使う場合は外用薬として使い、皮膚の化膿に効果があるようです。)
そして、その半夏の毒性を消してくれるのが生姜なのです。
◆生姜(しょうきょう)
家庭に良くある、ショウガ科ショウガの根茎。
皆さんよくご存じの、しょうが焼きの生姜であります。
性は微温、味は辛、帰経は肺、脾、胃、とのことで、半夏とほぼ同じなんですが、半夏は水分を飛ばす作用が強く、生姜は胃を温める作用が相対的に強い、と見ていいと思います。
つまり半夏と生姜のコンビネーションで余分な水を飛ばしながら胃を温める、ということでしょう。
田畑隆一郎先生の『傷寒論の謎 二味の薬徴』では、半夏と生姜のコンビネーションについて
「嘔、嘔吐を治す主薬にして、停水、宿飲を除き嘔、嘔吐、喘欬、噦(えつ:しゃっくり)、噫(い:げっぷ)を治す」
とまとめて下さっています。
◆茯苓(ぶくりょう)
これはサルノコシカケ科マツホドの菌核を輪切りにしたもの。
主に松の根に寄生する茯苓は、利水作用に優れた生薬として知られています。
性は平、味は甘淡、帰経は心・脾・胃・肺・腎とあり、簡単に言うと、心の臓、脾の臓、胃の腑、肺の臓、腎の臓に作用して、停滞した水を動かし、
結果的に利尿作用だったり、鎮静作用を発揮する生薬です。
これは、分かりやすく言えば松の木の根っこに生えるキノコです。
キノコなんですが、地表に顔を出しているわけではなく、地下に生えているジメッとしたやつで、見つけにくいことから、
”幻のキノコ”
とも言われるそうです。(笑)
この幻のキノコが、みぞおちのところの深い部分に入り込んで停滞してしまった、余分な水分を動かすのです。
地面に埋まっているキノコ(菌類)が、人体の深い部分の水を動かす。
面白いですね~。(*‘∀‘)
そしてこの3つの生薬はどれも植物の”根っこ”、あるいは”根っこに寄生するもの”です。
陰陽で言うと、明らかに”陰の場”である地面の下にある”根っこ”と、そこにくっつくキノコを使って、深い部分に支えた水を動かし、結果的に全体としての気を下げる・・・。
古代中国人、面白い発想しますねー☆
小半夏加茯苓湯と船酔い 5 に続く
◆参考文献
神戸中医学研究会編著『中医臨床のための中薬学』医歯薬出版株式会社
田畑隆一郎『傷寒論の謎 二味の薬徴』源草社
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2015.02.28
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これまでのお話
では続きいきます!
前回までは、「小半夏加茯苓湯」の元になった「小半夏湯」について、簡単に紹介しました。
本日はいよいよ本題である「小半夏加茯苓湯」についてです。
これも、「小半夏湯」と同じく、『金匱要略』の中に出てきます。
一つ目は「痰飲欬嗽病脉証治」という章の中であり、小半夏湯の”支飲”という病の、言わば親戚のような関係である、”水気”という病証を治療するパターンの一つです。
急に嘔吐して、しかもみぞおちが詰まった感じがして、横隔膜の部分(東洋医学の言う”膈”)に余分な水分が停滞し、めまいと動悸を伴うものに使いなさい、と出てきます。
因みに東洋医学の言う”膈”と、西洋医学の言う”横隔膜”の違いはこちら↓↓
〇
そしてもう一箇所、『金匱要略』の同じ部分の後半に出てきます。
ここでは、まず喉が渇き、それによってたくさん飲み、みぞおちに水が痞え、後で吐くものに使いなさい、という指示で出てきます。
こういう人のことを金匱要略では
「飲家(いんか)・・・常に余分な水分を持っている病人」
と呼んでおります。
このように、みぞおちや横隔膜周辺あたりに水が痞えたものに、「小半夏加茯苓湯」は使える、という考え方のようです。
次回、さらに深く、半夏、生姜、茯苓という3つの構成生薬について、考えてみたいと思います。
小半夏加茯苓湯と船酔い 4 に続く
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2015.02.27
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前回のお話
小半夏加茯苓湯と船酔い 参照
では、続きいきます!
前回、「小半夏加茯苓湯」は、漢の時代の、東洋医学を代表する古典の一つである『金匱要略』に記載されている方剤で、現代では妊娠悪阻(つわり)に応用されているお薬である、というお話をしました。
では今日は、この方剤の元になった「小半夏湯」という薬について、ちょっと専門的に考えてみたいと思います。
「小半夏湯」が『金匱要略』に登場するのは「痰飲欬嗽病脉証治」という章の”支飲”という病証の項に出てくるのが一点目で、ここでは、
嘔吐しても、まだノドの渇き感が出ず、嘔吐が止まらないものを治療する薬として紹介されております。
(嘔吐してもまだ余分な水分が出し切れておらず、みぞおちに支(つか)えている、という判断です。)
次は、「黄疸病脉証治」という章の”黄疸の治法”が紹介されているところに出て来るのが二点目なんですが、ここでは、黄疸そのものの治療というよりも、
黄疸の治療をミスして、結果的に脾胃が冷えてしまって、しゃっくりが止まらなくなった時に使うように、という形で紹介されております。
最後は、「嘔吐穢下痢病脉証治」という章の”嘔吐の治療法”が紹介されているところに出てきます。
ここでは、単に中焦(脾胃)に水分が停滞している場合の嘔吐の治療に用いるように、との指示で出てきます。
このように、「小半夏湯」は総じて
嘔吐や、脾の臓、胃の腑の異常、中焦の水分の停滞
に、用いられております。
これは、この方剤の中の構成生薬である”半夏”に、水分の停滞を取り除く効果があること、また”生姜”には、胃を温め、結果的に気を下げて吐き気を止める効果があることから、
上記のような症状に使われるのですね。
ではこれ(小半夏湯)に”茯苓”を加えた「小半夏加茯苓湯」はというと・・・?
小半夏加茯苓湯と船酔い 3 に続く。
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2015.02.26
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先日の和歌山、加太港への遠征タイ釣り・・・。
大爆釣!! 参照
実はこの日の前日に関西入りし、迂闊にも、新風先生と遅くまでお酒を飲んでしまいました。。。
(しかも、何故か僕だけがけっこう呑んでいたような気がします。しかも最初からずっと日本酒で。)
翌朝は、早朝に起きて港まで行ったわけですが、港に着いた時点で、すでに若干気持ち悪かったです。。。
(船酔いする前に二日酔い!!)
この時点で内心、
「あーこれ、ヤバいなー・・・。」
と思いながらの釣り開始、となりましたが、幸い海が荒れなかったので、眠いこともあって、しばらくは大丈夫でしたが、だんだんタイが釣れ出して、
目が覚めてくると、時間的にも、体内の陽気が盛んに動き出してきて、悪心が強まるのです。
(苦笑・・・この経験、分かる人には分かるでしょう。)
そしてついに嘔吐。。。
(まったく荒れてない海で。)
これは船酔いではなく、二日酔いです。(笑)
それだけに、一回吐いたら、やたらスッキリしました。
(本格的な船酔いの場合は、一回吐いてもそれほどスッキリせず、また吐きたくなります。そして吐いているうちに、徐々に立っているのもしんどくなってきます。(笑))
すると、隣に座っていた油谷真空先生が
「これ飲んでみたら?」
と、胸ポケットから
「小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)」
を取り出しました。
これは、このブログでも何度か紹介している、東洋医学の超有名な古典である、『金匱要略』という書物に記載されている漢方薬であり、
現代ではよく”悪阻(つわり)”に応用される薬です。
『金匱要略(きんきようりゃく)』という書物
「張仲景(ちょうちゅうけい)」という人物 参照
これは半夏(はんげ)と生姜(しょうきょう)という生薬からなる
「小半夏湯(しょうはんげとう)」
という薬に、茯苓(ぶくりょう)という生薬を加えたものでして、小半夏湯というのは、ちょっと難しくなりますが、
『金匱要略』の中の痰飲欬嗽病脉証治という章の中の”支飲”に関する項に出てくる薬でして、いわゆる
「嘔家(おうか)・・・もともと嘔吐しやすい人」
に対する薬なのであります。
小半夏加茯苓湯と船酔い 2 に続く。
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2015.02.20
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今日、とある人の紹介で、
「東洋医学(鍼灸・漢方)を世に大々的にプロデュースしたい人達」
に、お会いしてきました!!
まあ、このブログに何度も何度も書いているように、東洋医学、鍼灸医学に対する、世間一般の認識は、ほぼほぼ間違っています。
「東洋医学って、迷信みたいなもんでしょ?」
「鍼灸って、肩こり腰痛だけでしょ?」
「漢方薬って、即効性ないですよね?」
などなど、世間の認識の、おかしいことおかしいこと。(苦笑)
嘆かわしい嘆かわしい。
なぜ、こうなってしまったのかについては、これまで色々とこのブログにも書いてきたとおりなんですが、最近ではポツポツと、東洋医学というものの
”良さ”
に本気で気付き、これを大々的に世にプロデュースしていこう、という志を持った人たちが出始めているようです。
彼らは社会的、業界的に力のある医師や政治家、社会に与える影響の大きい大手メディアなんかを味方につけて、あの手この手で東洋医学の有用性を世に訴えていきたいようです。
その目的は金儲けではなく、
「国民のため」
「患者のため」
なんだそうです。
〇
・・・素晴らしいじゃないですか。
いいと思いますよ。
我々、東洋医学をやっている鍼灸院の院長や、漢方薬局の店長が、いくらブログ等々で東洋医学の有用性を訴えても、正直言って
「草の根運動感」
がハンパじゃないです。(爆)
彼らのような仕事に、それ専門で時間と労力とお金を割ける人達が、今後もどんどん増えていって欲しいと思います。
僕も何かできることがあれば、ぜひ協力しますよ、とお伝えしました。
ただ僕は、あくまでも在野の臨床家。
一生、一鍼師で生きると決めています。
死ぬ瞬間まで、あの症例は、こう考えて、あそこに鍼した方がもっと効くかもしれない、とか言ってたいです。(笑)
それだけに、業界とか力関係とか、難しいことはよく分からんのだけども、彼らが世に伝えたい、東洋医学の良さというのは、まさに我々の日々の臨床の中にこそある筈。
であるからして、我々が協力できることはある筈です。
誰が何と言おうと、東洋医学はいいものです。
だからキチッと、国民の認識の間違いはこちらから修正して、的確な内容を国民に周知徹底してもらい、今よりももっともっと、東洋医学が国民の健康に寄与するべきだと思っています。
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2015.02.18
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今日は学校で、「月経異常」について喋ってきました!!
清明院でも非常に多い、「月経」に関する相談。
月経の異常を抱えていれば、当然不妊症や不育症といった、妊娠に関するトラブルとも繋がってきます。
月経異常に関しては、有名なものは
月経困難症(いわゆる生理痛)と月経前緊張症(PMS)
というやつです。
患者さんの多くは、10代の頃に、これらの症状を自覚すると、当然のように薬局に行って、痛み止めを買い求め、飲むようになります。
それで何とかなってしまうと、そのまま、10年、20年経ってしまうケースが、よくあります。
この風潮に関する指摘は、以前書きました。
また、”痛み”というものがいかなるものかについても、以前書きました。
女性にとって、正常な月経、妊娠、出産というのは、その方の人生設計、幸福に大きく関わります。
ぜひとも、早い段階で(遅かったとしても)東洋医学に巡り合い、根本治療をすることで、素晴らしい人生を全うしてもらいたいと思います。
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2015.02.01
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これまでのお話
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 2
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 3
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 4
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 5
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 6
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 7
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 8
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 9 参照
では続きいきます!
ややあっちこっちに話がそれた感じがありますが、ここらで、このシリーズもいったん終わりましょう。
◆脳の鍼灸治療はどうやる??
ここまで、西洋医学、東洋医学における「脳」と「心の臓」のお話をツラツラとしてきました。
では実際に、東洋医学では脳の病気をどのようにとらえ、治療しているのでしょう。
1998年に出版された、
『中医脳病学』中国医薬科技出版
という本があります。
ここには、中医学における脳に対する考え方が総論で述べられ、脳病の各種の症状、治療法が各論で述べられています。
因みに治療法では、主に漢方薬が記載され、鍼灸での治療はほとんど書かれていませんが、ここはまあ、処方名を鍼灸での治療に読み替えて、そこから鍼灸での治療を考えることが出来ます。
因みに脳の異常として代表的な「脳卒中」については、以前少しだけ書きました。
脳卒中と鍼灸 その7 参照
まあ東洋医学では、脳の異常で起こった様々な症状に対しても、ほかの病と同じように、その病の表裏寒熱虚実の傾き、五臓六腑のアンバランスの程度、
気血津液の状況、正気と邪気の状況、邪気の種類などに注意を払って、総合的に陰陽バランスを調整していく、というのが常套手段です。
別に脳の病気だからと言って、なにか魔法の杖や、特別な方法論がある訳ではありません。
ただ、その患者さんに起こっている現象が「脳の異常」によるものなのかどうかの判断と、そのメカニズムに対する理解は重要だと思います。
それを明確にした上で、治療を進め、治療の可否を厳密に判断せねばなりません。
それをするのに、道教の考え方は参考になる面があります。
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2015.01.16
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前回のお話
では続きいきます。
前回言うように、東洋医学は、気の医学。
鍼や灸や薬(湯液)や、推拿などの手技療法や気功などといった、様々な方法で、
”人体を巡る「気」を動かし、人体の「陰陽」の不調和(あらゆるアンバランス)を調え、結果的に、もともと持っている治る力を最大限引き出し、あらゆる病を治す”
という医学です。
東洋医学が動かす(変化させる)対象とするのは、あくまでも「気」なのであり、西洋医学のように、臓器や神経や血管や、血液中の成分の各種の異常といった「形」を相手にするものでは、初めからない。
東洋医学的な各種の方法で、「気」を正しく動かした結果、上記のような「形」に劇的な、あるいは微かな変化が起こるということは実際にあるが、
最初から「形」を変化させる目的ではないことに注意が必要だ。
つまり、「気」が正しく動き、結果的に症状も改善したが、「形」には何ら変化が起こっていない、というケースもあるのだ。
我々にとって、治療の可否の効果判定は、「気」の動きの状態を示すあらゆる所見、つまり
脈や舌や腹壁の状況や背部の状況、顔面の色など
の状況から、総合的に判断する。
レントゲン所見やMRI所見、血液検査の結果は二の次となる。
(もちろん参考にはするが。)
西洋整形外科学の言う、脊柱管狭窄症という病気で、鍼治療を開始したら痛みなく歩けるようになったものの、MRI所見ではなんの変化もない、
というケースには、何度も遭遇したことがある。
続く
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!