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立春!!節分!!

2011.02.05

いや~、ついこないだ、「大寒」の話をしたと思ったら、もう「立春」です。

 


早い早い・・・。

 


コワいコワい・・・。(苦笑)

「大寒」とお餅 参照

 


・・・立春過ぎると、徐々に何となく春めいてきます。

 


そこで、

 

さあこれから新緑の気持ちイイ季節だ!

 

と考えるか、

 

はあー、花粉症の辛い季節だー・・・、

 

と考えるか、ここですでに大きく分かれますね。

 


人生が。

 

 

人生そのものが。(苦笑)

 

ところでこの「立春」、その前日の2月3日が「節分」と言われ、これまた奇妙な風習がありますね。


1.豆まき

2.イワシの頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺し軒下に飾り魔よけ

3.恵方巻きを恵方を向いてまるかぶり



・・・まあ他にもあるようですが、とりあえずこれ、皆さん知ってましたでしょうか。

 

 

1.は僕自身が小さい頃に実家でやっていましたし、2.は往診の高齢の患者さんがやっていて、初めて知りましたし、3.は最近妙にコンビニが流行らせている感じがありますね・・・。(笑)

 


客観的に冷静にみると、奇妙極まりない風習ですよね・・・。(笑)

 


今日はこれについてサクッと調べた内容を、コンパクトに纏めてみました。

 


Wikipediaによれば、もともと、立春、立夏、立秋、立冬(四立)の前日はすべて「節分」と呼んでいたようですが、
現在では立春の前日のみを「節分」と呼ぶようになっているそうです。

 


これは、旧暦では春の始まりの立春は新年の始まりであり、他の節分と比べて特別だったから、ということらしいです。

 

・・・それぞれの意味づけについては、


1.の豆まきについては、もともと一年の始めに無病息災を祈念する風習は、奈良時代に中国から伝わったとも言われるそうで、また古来から日本では豆や米には霊力が宿るとされ、

 

これを鬼に投げつけることで鬼を祓い、福を呼び込み、終わった後は自分の年齢と同じか一つ多くの豆を食べることにより、無病息災となる、と言われているらしいです。

 

 

・・・ここで、

「いやいや、じゃあ80過ぎの人とかどーすんの・・・? 80個も豆食べたら、かえって胃腸に堪えそうなんですけど・・・。」

という疑問がわきますが、ここはなかなか都合がよくて、その場合は、「福茶(ふくちゃ)」といって、年の数の豆にお茶を注いで飲めばよい、
とのことです。(笑)

 


そして2.のイワシの頭と柊の枝については、柊の葉の棘と、イワシの頭の臭いで鬼がいやがって逃げ出すから、とのことです。(笑)

(・・・おいおい、オニ、やたら弱くないか?という気もしますが。)

 


さらにこの1.と2.はセットになっており、2.の風習で逃げ出した鬼に対して、追い打ちで豆をぶつける、という考え方もあるらしいです。

 


鬼としては、新年早々、棘を刺され、くさい臭いを嗅がされ、たまらず逃げたところに、豆をぶつけられる訳です。(笑)

 


・・・オニの気持ちを考えると、極めていたたまれない風習です。

 


そして3.の恵方巻きについては、発祥の地は大阪とも愛知とも言われ、節分の日の夜に、その年の恵方(えほう・・・おめでたい方角)を向いて、

 

太巻きをまるかぶりすると、いい年になる、という風習だそうです。

 


”巻きずし”は、福を巻き込み、切らずに”まるかぶり”するのは、縁を切らない、そして寿司の具は”七福神”にちなんで7種類、とのことです。

 


これの歴史については、関西の商人が広めたという説を知っていましたが、何やら他にも、諸説あるようですね。

 

(Wikiに詳しいです。)

 


・・・ところでこの、「恵方」ってどうやって決まるんでしょうか。

 


「恵方」とは、陰陽道のいう歳徳神(としとくじん)のいる、縁起のいい方向、という意味で、
これはその年の十干(じっかん)で決まるようです。

 


今年(2011年)は辛(しん:かのと)の年なので、恵方は丙(へい)の方角となります。

 

 

今年の恵方はテレビなどでは簡単に16方位で南南東、と言われていましたが、正確に言うと「丙(へい)」の方角、となり、正確には南南東、

 

というより32方位で南”微”東、つまり16方位で言う南南東より7.5°南寄りが、正確な恵方なんだそうです。

だから多くの人は、間違えて少し(7.5°)東を向いて”まるかぶり”してしまっている恐れがあります。

 


やるからには、気を付けたいものです。(苦笑)

・・・僕は意外とこういう細かい話もキライじゃないです。

 

 


十干、十二支についても、そのうちこのブログで解説してみたいものです。

 


まあこのように、日常のちょっとした風習から、思わぬ東洋的な学問にぶち当たることはよくあります。

 


北辰会の橋本浩一先生が研究されている内経気象学にも、こうやって

日常の風習~暦(こよみ)~その年の運気~気象学~人体との関わり、

という流れで入っていくのも、意外と面白いかもしれませんネ。

 

 

◆参考・引用サイト

 

ライフスタイルニュース 

Wikipedia「節分」 

Wikipedia「柊鰯」 

Wikipedia「恵方巻」 

Wikipedia「歳徳神」 

暮らしの歳時記 

ジャパノート 

 

 

 

 


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「胃」って何ですか?(その9)

2010.08.06

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これまでのお話・・・


「胃」って何ですか?

「胃」って何ですか?(その2)
「胃」って何ですか?(その3)
「胃」って何ですか?(その4)
「胃」って何ですか?(その5)
「胃」って何ですか?(その6)
「胃」って何ですか?(その7)
「胃」って何ですか?(その8)

 

☆胃が関わる範囲

 


さて今日はいよいよ、東洋医学的な「胃の腑」を病むと、実際にどういうことが体に起こるか、という問題です。

 


でも、これを細かく解説したら、難しくなるし、教科書みたいになっちゃうから、しません。概要を述べます。

 


・・・一般的には、西洋医学的な「胃の病気」と言うと、胃炎とか、胃潰瘍とか、胃癌とか、要は「胃〇〇」という病名が多いと思います。

 


これらは基本的に内臓の一部である胃(stomach)の形態的な異常、腹部の消化器症状が主な診断ポイントです。

 


しかし東洋医学では違います。

 

 

「全然」違います。(笑)

 

「胃の腑」が関わる範囲は「胃」そのものや腹部の症状だけではありません。

 


ちなみにこれは「胃の腑」以外の他の臓腑でも、全て同じことが言えます。

 


いつも言うように、東洋医学では、ある臓腑、ある部分、というのは、「あくまでも全体の中の一部にすぎない」という観点をどこまでも外さないため、

 

常に全体を意識しながら診察診断していきます。

 


そして、一見まったく関係ない部分(例えば手足や顔)の異常でも、常に五臓六腑と関連付けて考えるのです。


その「五臓六腑」それぞれと「一見関係ない離れた部分」とを結びつけるモノこそが「経絡(けいらく)」と呼ばれるものなのです。

「経絡(けいらく)」って何ですか? 参照

 

・・・まあ、あまり難しい言い方は嫌いなので、簡単に言いたいと思いますが、この「経絡」というものを介して、「胃の腑」が関わる体の各部分というのは、非常に広範囲にわたります。

 


まず顔面(特に目、鼻、口、歯)から始まり、のど(首の前面)、胸(乳房、心の臓も含む)、お腹、背中、陰部、股関節、膝、足首・・・と、ほぼ全身各所に関わります。

 


特徴は、全身なんだけど特に「前側」の異常に大きく関わる、ということです。

 


なので当然、上記の各部分の病には「胃の腑」の異常から起こるものが多々あり、「胃の腑」を調えることによって治っていくものがある、ということです。

 

だから例えば西洋医学的な目や鼻の病気、のどや乳房の病気の中には、「胃の腑」に着眼して治療することにより治すことが出来るものがある、

 

という発想になる訳です。

 


・・・これが、発想だけで終わったらつまんないけど、実際にそうなるから、スゴイ訳です。

 


分かっていただきたいのは、例えば花粉症で鼻がつまって目が痒い、なんて時に、足に1本、「胃の腑」を調整する鍼を打ったら、症状が劇的によくなって、その先生から、

「あんたは胃が悪い!」

なんて言われたとして、この場面て、患者さんとしては意味分からんと思うけど、そこにはこういう理論がちゃんとあるんだよ、ということです。

 

 


次回に続く

 

 



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小麦アレルギー

2010.03.12

昨日、珍しく親戚からメールが入りました。

何でも、身内が「小麦アレルギー」になった(判明した)とのこと。

・・・以前から、その親戚は何となくアレルギー体質っぽい印象はあり、注意するようにと伝えてあったんですが、

「はやっ!」

と思いました。


もちろん即座に、

「鍼するべき!」

とメールしましたが、今ホントに多いですね、アレルギー。


これはねー、花粉症についての時も書いたけども、内的、外的のありとあらゆる要因が複雑に絡んでいるんでしょう。


今回のケースで考えれば、どうやら小麦が外的要因、ということはおぼろげに分かりますが、内的要因について、となると現代医学的には不明な点が多いようです。

・・・そうなると根本治療(アレルギー反応自体を全く起こさないようにする)は不可能、というか不明、となり、治療は小麦と、小麦の入った食品を摂取しないことと、

もし湿疹等の症状が出てしまった場合は軟膏等で対症療法的に抑えよう、それしかない、となる訳です。

この、患者さんにとっては大変厳しい場面で、東洋医学がパワーを発揮します。

同じ小麦アレルギーでも、よくよく観察していくと、必ずその患者さん独特の「特徴」が出てきます。


まず、最近発症したということであれば、「春先」に初発、ということが分かります。

その時点で、こないだ花粉症の時に述べたように、「肝の臓」「胆の腑」「木気(風邪)の関与」の関与を疑います。

また、食餌性(しょくじせい)のアレルギーというのは、花粉などと違って、食べるものに対する反応ですから、

「肝」以外にも「脾の臓」や「胃の腑」の関与もありうるかもしれません。

そして、湿疹が出た、ということになれば、それがじゅくじゅくしたものか、カサカサしたものか、赤みはどうか、熱は持っていたか、出た場所はどこか、

などを詳しく聞いて、調べていくことにより、徐々に「体の内面」「どこがどう」おかしくなっているか、という問題が明らかになってきます。

コレを整えていくことによって、結果的に「小麦」という食品に「普通に」、「人並みに」対応できる状態に持っていければいい訳です。

「エエ!?小麦アレルギーって、肝臓や胃が悪いんですか!?」

と思った方が、もしいたらいけませんので、これは何度も何度も繰り返し、しつこくしつこく述べていますが、東洋医学の言う内臓学と、西洋医学の言う内臓学には違いがあり、

 

当然、東洋医学の言う「肝の臓」と、西洋医学の言う「肝臓=Liver」は違います。


五臓六腑ってなんですか? 参照

・・・まあ要するに、人間は物質代謝が基本な訳で、「動く」と「寝る」のバランスが重要であるのと同じように、「食べる」と「出す」のバランス、

つまり、「同化」と「異化」のバランスがキチッと取れていれば、大概の病気は治っていくんだと思います。

現代病と言われる「アレルギー疾患」、今後も注視していきたいと思います。

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三寒四温

2010.03.04

いや~、せっかく暖かくなってきたと思ったら、先週末ぐらいからまた寒くなっちゃいましたネ・・。

 


ところで昔から、この時期のことを「三寒四温」と呼んでいます。

 


これは、朝鮮半島や中国北東部でも同じような現象があるらしく、3日寒い日が続き、その後4日は暖かい日が続く、
という、7日間周期の独特な現象なんだそうです。

 


これが大体お彼岸(春分の日)ぐらいまで続くので、「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉もあります。

・・・ところで我々東洋医学を実践する者にとっては、この時期はやっかいです。

 


なぜなら、人間の体には、暖かい日には皮膚がゆるんで、汗や水蒸気を発散して体にこもった余分な熱を発散し、寒い日には皮膚を緊張させて、

 

熱(陽気)を漏らさないようにするという、いわば

 

「自ら陰陽バランスを調節する」

 

霊妙で重要な働きがあるのですが、これがあまりにも頻繁に、交互に行われると、この働きがついていけず、病になることがあります。

 

 


しかも、春先という時期は気が上にのぼせ易い時期でもあります。

 

これについてもそのうち解説しようと思いますが、この時期によく問題になる「花粉症」なんていう病気は、その典型例です。

 


要は、寒いなら寒いまま、暑いなら暑いまま、であれば、体の調節機能も余裕で対応できるけれども、
これがあまりにも「頻繁で極端」だと、

 

ついていけなくなる人が出てくる、ということです。

 


これの治療を考える上では、発散できずにこもってしまった「熱」にとらわれたり、発散しすぎて冷えてしまった「寒」にとらわれ過ぎると、


治療した翌日の気候いかんによっては、症状を悪化させることがあります。

 


そこで、こういう不安定な時期は、あまり極端な治療はあえてせずに、治療した翌日が暑くても寒くても、患者さんが上手に、スムーズに対応できるような治療を考えなくてはなりません。


(もちろん患者さん一人ひとりに合わせて個別にね。)

 


ここら辺が、この時期のあらゆる病変に対する治療の、難しくもあり、面白いところでもあります。

 


・・・ところで、全然話変わるけど、もう終わっちゃったけど、「ひな祭り」ってなんでしょうかね?

 

 


次回はそのお話。

 

 

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緊急情報!

2009.11.28

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今日は清明院から緊急のお知らせです。

 

先日、政府の行政刷新会議の事業仕分け作業で、医療用漢方製剤を健康保険から外すという案が、なぜかほとんど何の議論もないまま出されました。

 

私の所属する(社)日本東洋医学会および、(社)北辰会では、これに対して断固反対の意向を表明し、署名活動を開始しました。

 

以下、(社)日本東洋医学会からの呼びかけ文を載せておきます。↓

 

(以下本文)

 

この議論は長年、自民党政権時代に政府ならびに財務省が再三提案しては消えた案件ですが、今回の仕分け作業の中で、他の課題と一緒くたになって提出されました。

 

過去には平成5年、6年に(社)日本東洋医学会が署名活動を行い、それぞれ、2週間で24万名、3ヶ月で148万名の皆様から署名を頂戴しております。

 

しかしながら今回は平成5年、6年にあった保険給付はずしと異なり、診療報酬の問題等大きな問題の中で埋もれたまま、仕分け作業班の意見が通ってしまう可能性もあります。

 

仕分け作業が終わるのが11月下旬、審議に持ち込まれる12月上旬には政刷新会議仕分け結果の審議が行われ、そこで決定されると他の案件とともに、漢方の保険給付がはずされる危険性が大です。
 

 

漢方は現在、医療の現場で医師の7割以上が用いて、がん患者さん、更年期障害などの女性疾患、花粉症などのアレルギー疾患、腰痛、膝関節症などの疼痛管理などに、医療の現場で医師が使うことによって、大きな効果を挙げており、医療として欠かせない薬です。

 

また、全国の医学部・医科大学でも医学教育の中に漢方教育が取り入れられ、日本東洋医学会で専門医教育も行われ、専門家育成も進んでいます。

 

今回の行政刷新会議の判断は国民不在のものであり、断固として阻止すべきと考えます。

 

 

            平成21年11月20日
            社団法人日本東洋医学会会長 寺澤捷年
            日本臨床漢方医会理事長 石川友章
            NPO健康医療開発機構理事長 武藤徹一郎
            医療志民の会共同事務局長 木戸寛孝

 

 

本趣旨にご賛同いただけます皆様からのご署名をお願い致します。
メールアドレスをご記入の上、連絡の可否の欄を可にしていただいた方には、漢方関連のニュースをお知らせ致します。

 

(以上)

 

・・・とあります。

 

僕個人としても、鍼灸と漢方は同じ「東洋医学」という一家の家族みたいなものと考えているので、署名しようと思います。

 

患者さんにもご賛同いただける方には是非協力していただきたいと思います。m(__)m(以下に電子署名サイトURL↓)

http://kampo.umin.jp/contents02.html

 

医療費削減しないといけないのは分かるし、他の案件も山積みで忙しいのも分かるけど、自分たちが一生懸命仕事でやってることを、

 

こう勝手に話進められちゃったら、そりゃカドたっちゃいますよ、誰だって。

 

数字とか合理性もいいけど、「医療」っていうのは「患者さん」という弱者のためのものなんだから、現実の患者さんの声をまずはよく聞かないとねぇ。

 

・・・ただ、この件で僕が思うのは、漢方薬も鍼灸も、キチッとした東洋医学的な診断に基づいて処方するから、医療として初めて成立する(効果が期待できる)んであって、

訳も分からずに「カゼに葛根湯」とか、「くしゃみ3回小青竜湯」みたいな使い方をしているDrがいるから、こういう案が出てしまう面がある、

 

ということも考えなくてはいけないと思います。(鍼灸の場合もしかり)

 

僕レベルでも、患者さんから、

 

「病院で漢方薬もらったけど全然効かなかった」

 

という残念な言葉を耳にすることは実際しばしばあります。

 

 

詳しく聞くと、専門でない僕から見ても、どう見てもメチャメチャな処方がされていることも珍しくありません。

 

いくら漢方、鍼灸が広まってよかった、といっても、「効かない」「意味ない」という評判が広まっていいはずありません。

 

こういう現実を踏まえた時、今やらなくてはいけないのは、東洋医学の現場の医療の、教育制度、資格制度も含めた、現実的な構造そのものの改革じゃないのかな、と僕は思います。

 

例えば、漢方薬を処方できるのは認定専門医のみにするとかね。(薬局もしかり)

 

 

コンビニや薬局の店頭で売っていいのは、濃度をかなり抑えた「漢方サプリ」的なもののみにするとかね。

 

(まあエキス剤ってそういうことなのかもしれないが、そうであればそれに保険が使えるのはおかしい、ともなる。)

 

 

漢方薬はあくまでも「薬」であり、サプリメントや栄養ドリンクとは目的からして違います。

 

 

「薬」の目的は病気の治療であり、日々の健康維持や、疲労回復、栄養補助は補足的な意味であって、薬の本質ではないのです。

 

お隣の韓国や中国では、もうとっくに東洋医学と西洋医学の二本立て医療が実現しているというのに…。

 

ちなみに余談ですが、今や欧米では東洋医学振興の動きが高まっていますし、韓国では若い女性が結婚したい職業のNO1は韓医師(鍼灸、漢方を扱う医師)なんだそうです。(苦笑)

 

・・・なんか遅れてないですか??

 

 

日本の医療って。

 

 

どうして?やっぱまたお金と利権の話?と思う方も多いんじゃないでしょうか。(苦笑)

 

 

基本的には明治の初期の制度をそのまま踏襲していますし、我々鍼灸マッサージ師に関する法律(あはき師法)は、戦後間もない昭和22年から基本的には変わっていません。。。

 

(社)北辰会代表理事、藤本蓮風先生の言葉ですが、

「医療とは、正しく患者に働きかける意志と行動である。」

という、いい言葉があります。

 

(アルテミシア『臓腑経絡学』「総合と総体」参照)

 

 

日本の医療も、客観的に見てそう思える医療であってほしいんですがね・・・。

 

 

・・・皆さんは、いかが思われますでしょうか?

 

 

 

 

患者さんへ推薦本『鍼一本で病気がよくなる』ほか

2009.11.21

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今日は、東洋医学のことがもっと詳しく知りたい!という人のために、いくつか一般人向けのいい本を紹介しようと思います。

◆その1


まずは新刊図書です!

 

私の鍼の師匠である、(一社)北辰会代表理事、藤本蓮風先生の最新著作です。

『鍼一本で病気がよくなる』PHP出版

これは、鍼灸臨床経験45年、のべ65万人の患者を治療した、藤本蓮風先生による著書で、

「鍼でなぜ難病をも治療することが出来るのか」

というテーマで、一般人のために分かりやすく解説した本です。

 

◆その2



続いて・・・

 

『鍼の力』―知って得する東洋医学の知恵

こちらも蓮風先生による、「朝日カルチャー」での一般の方々に対する講演記録をまとめたもので、東洋医学全般について基礎から分かりやすく解説されています。

 


◆その3

『アレルギーは鍼で治す!』


こちらも、藤本先生による著作です。

一般の方に向けて、アトピー、花粉症等、現代に多いアレルギー疾患に対して、鍼でどう対応出来るかについて分かりやすく書かれた本です。


◆その4



『徹底図解 東洋医学のしくみ』


こちらは、僕が教員養成科時代にお世話になった、東京衛生学園付属、中医学研究部部長の兵頭明先生が著された本で、大変見やすい図が多く、

 

一般の方にも分かりやすく東洋医学を解説されてます。

 

上記の4つの本は、もちろん全国の書店でお求めいただけますが、ネットからも購入することが出来ます。

本のタイトルをクリックして、Amazonから注文すればすぐに購入することが出来ます。

この4冊を読めば、東洋医学とはいかなるものか、簡単に、楽しく正しく、理解することが出来ると思います。


興味のある方は是非どうぞ!!

自信を持っておススメします!

 

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