東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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順天堂東医研に参加してきました!!

2023.01.28

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1.19(木)の夜は、第48回の順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師はいつもお世話になっている長瀬眞彦先生

 

 

テーマは

 

「水も滴る?」

 

ということで、「津液(水分)の異常」にフォーカスした内容でした。

 

 

 

「津液の異常」を東洋医学的に簡単に言えば、

 

1.津液の流動の停滞

 

2.津液の絶対量の不足

 

の二つに大別できます。

 

 

津液は、手足末梢まで、体の隅々までを潤す作用(滋潤作用)を持っているわけですが、これがうまく発揮できないと、乾燥したり、熱を持ったりする訳です。

 

 

また、津液が体のどこかで停滞すれば、浮腫みになります。

 

 

不足してる部分や過剰な部分が生まれて、いわゆる「ムラ」が生じることもあります。

 

 

この症状で困っておられる患者さんも、非常に多いです。

 

 

乾燥や浮腫みというのは、あらゆる病の原因になり得ますし、あらゆる病を治りにくくさせる要因になり得るでしょう。

 

 

そういうものに、東洋医学(鍼灸・漢方)が効果を発揮します。

 

 

清明院でも、たとえそれが主訴じゃなくても、乾燥や浮腫みを体質的に持っている患者さんを、診ない日はありません。

 

 

私の少ない経験からも、鍼灸を始めてから浮腫みが取れた、乾燥している皮膚に潤いが出た、と患者さんが仰るようになった、なんていう症例は数知れずあります。

 

 

今回は、長瀬先生の症例も参照しつつ、「五苓散」の煎じ薬と、「麦門冬湯」のエキス剤、両方の試飲会もやりました。

 

 

学生さんも非常に勉強になったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

・・・さて、ここで告知ですが、次回の2.12(日)は、毎年恒例の特別公開シンポジウム「睡眠の生理と改善策」であります!!

 

 

詳しくはまた別記事で紹介しようと思いますが、どなたでも参加可能ですので、是非、上記のリンクからお申し込みください!!

 

 

一般の方は2000円、医療系学生(鍼灸学生含む)は無料となります!!

 

(今回はオンデマンド配信もあります!!)

 

 

また、同日2.12(日)の昼間は、「医歯薬学生のための順天堂大学東洋医学セミナー」を行います!!

 

 

こちらは医歯薬学生限定のセミナーとなりまして、午前中は脈診などの東洋医学的診察法の実技指導なので、対面でのご参加、午後は「コロナ後遺症」の大学対抗の症例検討会なので、

 

オンラインでも参加できる、という企画になっております。

 

(参加費は無料!!お申し込みは上記のリンクから!!)

 

 

次々と色々なイベントが行われて、コロナで疲弊した日本も、徐々にではありますが、活気づいてきておりますね。(^^)

 

 

 

 

 

 

 

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12.20(火)Dr’s Prime Academiaで喋ります。

2022.12.16

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今日は告知です!!

 

 

 

来週、12.20(火)の15時半から16時半、医師、医学生のための勉強会「Dr’s Prime Academia」さんにて、再び喋らせて頂きます!!

 

(後述しますが、私の講義は鍼灸師、鍼灸学生その他の方も、録画版の視聴はOKです!)

 

 

内容は、東洋医学における「爪甲診・井穴診」のお話を致します。

 

 

指先をちょっと診るだけで、どれほどのことが分かるのか、それをお伝えできれば、と思います。

 

 

 

 

これまでにやってきた「脈診」「舌診」「腹診」「背候診」「経穴診」「顔面気色診」「眼診」同様、東洋医学の「井穴診・爪甲診」は、当然ながら西洋医学の身体診察とは、全く異なる世界です。

 

 

 

東洋医学の診察法は「四診」と呼ばれます。

 

 

「四診」「四」の内訳は「望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)・切診(せっしん)」です。(『難経』61難 参照)

 

 

よく学生さんに言うのですが、これは必ず

 

「望(ぼう)→聞(ぶん)→問(もん)→切(せつ)」

 

の順番で覚えてね、と教えています。

 

(実際『難経』にもこの順番で出てきます。)

 

 

患者さんを東洋医学の目で診る時に、

 

 

まずは少し引いた位置から「望診」で、望み診る、つまり、術者が主体性と目的意識をもって、大きく全体像を把握します。

 

 

次に「聞診」で、その患者さんが発する音が聞こえる、臭いが分かるくらいの位置まで近づきます。

 

(因みに、匂いを”聞く”という言い方は、お香の世界にも「聞香(もんこう)」として残っていますね。これも、感じ取る側の主体性、目的意識が重視された言い方です。)

 

 

次に「問診」で、いよいよ会話ができる距離まで近づきます。

 

 

最後に「切診」で、ピタッと密着するように、手が触れられる位置まで近づく、という流れです。

 

(※切診の”切”はピタッと密着するという意味)

 

 

パッと「望診」しただけで患者さんのことが全て分かってしまえば、それはまさに神業だけど、普通の医者ではなかなかそうはいかないから、「四診」でもって、

 

医師の五感をフル活用して診察、診断しましょうね、というのが、現代にまで連なる、東洋医学的診察法のキホンです。

 

 

 

今回お話しする「井穴診・爪甲診」は、その四診の中の「切診」「望診」の一つです。

 

 

東洋医学では、患者さんの指先にある「井穴」という経穴の周辺を触診したり、爪の状態を丁寧に望診することによって、十二経絡や五臓六腑や気血津液その他、

 

東洋医学独特の生体観において、「なにがどう」「どこがどう」おかしくなっているのかを、判断していくわけです。

 

 

数千年の伝統を持つ東洋医学では、そこから得られた所見をもとに、患者さん1人1人の病態を慎重に考え、鍼灸を配穴したり、漢方を処方したりするのです。

 

 

また、この「井穴診・爪甲診」というものは、近代日本では鍼灸家によって重視されてきた考え方と言えます。

 

 

昭和初期、宇和川義瑞先生の『不問診断学』や、柳谷素霊先生の『簡明不問診察法』、平成に入っては藤本蓮風先生の『体表観察学』に纏まっています。

 

 

 

我々、現代を生きる鍼灸師、東洋医学を実践する者は、先輩方が守ってきたこの伝統を継承し、発展させていかなくてはなりません。

 

 

まあ、この講義において私がいつも心掛けているのは、西洋医学的な診察(身体診察)と、東洋医学的な診察(体表観察)、この二者にどういう違いがあるか、

 

医師の先生方にそれをよくよく考えて頂くことで、東西の医学の良さ、違い、協力すべき点、に思いを馳せて頂ければ、と思っています。

 

 

 

なかなか貴重な機会だと思いますので、全国の医師、医学生の皆様、お申込みはこちらからぜひ!!

 

 

※なお、Dr’s Prime Academiaは、医師、医学生限定の勉強会であり、内容もそれにアジャストした内容になっているのですが、私の講義に関しては、

 

多くの鍼灸師の方や鍼灸学生の方から「視たい!」という要望をこれまでに多数頂いたため、別途こちらから申し込んでいただければ、特別に後日、録画版を視聴できるということになりました。

 

 

東洋医学で救われる可能性のある患者さんのため、一生懸命やりますので、皆様ぜひ、御視聴下さい。<m(__)m>

 

 

 

 

 

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11.26(土)Dr’s Prime Academiaで喋ります。

2022.11.24

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今日は告知です!!

 

 

 

今週末、11.26(土)の18時半から19時半、医師、医学生のための勉強会「Dr’s Prime Academia」にて、再び喋らせて頂きます!!

 

(後述しますが、私の講義は鍼灸師、鍼灸学生その他の方も、録画版の視聴はOKだそうです!)

 

 

内容は、東洋医学における「顔面診・眼診」のお話を致します。

 

 

 

 

これまでにやってきた「脈診」「舌診」「腹診」「背候診」「経穴診」同様、東洋医学の「顔面診・眼診」は、当然ながら西洋医学の診察とは全く異なる世界です。

 

 

 

東洋医学の診察法は「四診」と言われます。

 

 

「四診」「四」の内訳は「望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)・切診(せっしん)」です。(『難経』61難 参照)

 

 

よく学生さんに言うのですが、これは必ず

 

「望(ぼう)→聞(ぶん)→問(もん)→切(せつ)」

 

の順番で覚えてね、と教えています。

 

(実際『難経』にもこの順番で出てきます。)

 

 

患者さんを東洋医学の目で診る時に、

 

 

まずは引いた位置から「望診」で、望み診る、つまり、大きく全体像を把握します。

 

 

次に「聞診」で、その患者さんが発する音が聞こえる、臭いが分かるくらいの位置まで近づきます。

 

 

次に「問診」で、いよいよ会話ができる距離まで近づきます。

 

 

最後に「切診」で、ピタッと密着するように、手が触れられる位置まで近づく、という流れです。

 

(※切診の”切”はピタッと密着するという意味)

 

 

「望診」しただけで患者さんのことが全て分かってしまえば、それは神業だけど、普通の医者ではなかなかそうはいかないから、「四診」でもって、医師の五感をフル活用して診察、診断しましょうね、というのが、現代にまで連なる、東洋医学的診察法のキホンです。

 

 

 

今回お話しする「顔面診・眼診」は、その四診の中の「望診」の一つです。

 

 

 

しかも、望診の代表的な診察法である「舌診」が舌や舌苔の「色」を中心に診るのに対して、北辰会では「顔面”気色”診」と呼んで、「気色(きしょく)」を中心に診る診察法である、と強調しています。

 

 

「気色」という用語は色々な古典に出てくるのですが、この「気色」というものについて、蓮風先生は「色なき色」というレトリックを使って説明しておられます。

 

(因みに”気色”の診方については中国清代、汪広庵『望診遵経』に記載。『体表観察学』P32)

 

 

なかなか難しいですが、まあ要は、少し薄暗くした時にかえって浮かび上がったり、沈んだように見えて、目立って見える色のことを言います。

 

 

 

東洋医学では、患者さんの顔面の気色を丁寧に望診することによって、十二経絡や五臓六腑や気血津液その他、東洋医学独特の生体観において、

 

「なにがどう」「どこがどう」おかしくなっているのかを、判断していくわけです。

 

 

数千年の伝統を持つ東洋医学では、そこから得られた所見をもとに、患者さん1人1人の病態を考え、鍼灸を配穴し、漢方を処方するのです。

 

 

また、この「顔面気色診・眼診」というものは、日中を問わず、観相学、人相見の先生方によって重視されてきた考え方と言えます。

 

 

観相学も非常に奥の深い学問だと思いますので、講義の中では、軽く触れます。

 

 

 

まあ、私がいつも心掛けているのは、西洋医学的な診察(身体診察)と、東洋医学的な診察(体表観察)、この二者にどういう違いがあるか、医師の先生方にそれをよくよく考えて頂くことで、東西の医学の良さ、違い、協力すべき点、に思いを馳せて頂ければ、と思っています。

 

 

なかなか貴重な機会だと思いますので、全国の医師、医学生の皆様、お申込みはこちらからぜひ!!

 

 

※なお、Dr’s Prime Academiaは、医師、医学生限定の勉強会であり、内容もそれにアジャストした内容になっているのですが、私の講義に関しては、

 

多くの鍼灸師の方や鍼灸学生の方から「視たい!」という要望をこれまでに多数頂いたため、別途こちらから申し込んでいただければ、特別に後日、録画版を視聴できるということになりました。

 

 

東洋医学で救われる可能性のある患者さんのため、一生懸命やりますので、皆様ぜひ、御視聴下さい。<m(__)m>

 

 

 

 

 

 

 

 

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10.22(土)Dr’s Prime Academiaで喋ります。

2022.10.15

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来週末、10.22(土)の18時半から、医師、医学生のための勉強会「Dr’s Prime Academia」にて、再び喋らせて頂きます!!

 

(後述しますが、私の講義は鍼灸師、鍼灸学生その他の方も、録画版の視聴はOKだそうです!)

 

 

内容は東洋医学における「経穴診」のお話を中心に、「経穴診の実際」の実技動画もお見せします。

 

 

 

 

これまでにやってきた「脈診」「舌診」「腹診」「背候診」同様、東洋医学の「経穴診」は、当然ながら西洋医学の診察とは全く異なる世界です。

 

 

「経穴」は、世間一般ではよく”ツボ”と呼称され、有名な”足三里(あしさんり)””百会(ひゃくえ)”などなど、一般の方でも知っている経穴もあったりします。

 

 

現状の学校教育では、2008年に日本、中国、韓国の有識者ででコンセンサスを得て、WHOが定め、統一された全身の361穴が、全身の正当な経穴(正穴)と言われています。

 

WHO/WPRO標準経穴部位 日本語公式版 参照

 

 

 

その中で、臨床上特に重要な経穴を「要穴」と呼び、経穴の教科書には必ず「要穴表」という表に纏められているのですが、実はこの「要穴」のほとんどは手足、それも肘から先、膝から先に集中しているのです。

 

 

さらに、手首、足首の周囲には「原穴」「八脈交会八穴」と言われる、要穴の中でも特に重要な”超”重要経穴が存在し、これらの反応を診て、鍼灸をすることで、我々は日々治療にあたっています。

 

 

これらの経穴の状態を診ない日はないし、これらの経穴に鍼灸しない日はありません。

 

 

東洋医学では、患者さんの手足の重要な経穴を丁寧に触診することによって、十二経絡や五臓六腑や気血津液その他、東洋医学独特の生体観において、

 

「なにがどう」「どこがどう」おかしくなっているのかを、判断していくわけです。

 

 

数千年の伝統を持つ東洋医学では、そこから得られた所見をもとに、患者さん1人1人の病態を考え、鍼灸を配穴し、漢方を処方するのです。

 

 

また、これまでに何度も書いていますが、この「経穴診」というものは、とりわけ日本において非常に重用され、発展してきた診察法です。

 

「経穴診」を含む記事 参照

 

 

西洋医学的な診察(身体診察)と、東洋医学的な診察(体表観察)、この二者にどういう違いがあるか。

 

 

また、東洋医学の経穴診と言っても、そのやり方、考え方には色々なバリエーションがあります。

 

 

今回は、我々北辰会がベースに置いている、江戸期から伝わる「経穴診」の考え方を中心に説明し、動画で実際の様子をお見せしたいと思います。

 

 

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9.24(土)Dr’s Prime Academiaで喋ってきます。

2022.09.22

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(後述しますが、私の講義は鍼灸師、鍼灸学生その他の方の、録画版の視聴はOKです!)

 

 

内容は東洋医学における「背候診」の話を中心に、「背候診~背部への刺鍼」の実技動画もお見せします。

 

 

 

 

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また、これまでに何度も書いていますが、この「背候診」というものは、とりわけ日本において非常に重用され、発展してきた診察法です。

 

「背候診」を含む記事 参照

 

 

西洋医学的な背部診察と、東洋医学的な「背候診」の違い、その二者にどういう違いがあるか。

 

 

また、東洋医学の背候診と言っても、そのやり方、考え方には色々なバリエーションがあります。

 

 

今回は、そういった話を中心に、我々北辰会がベースに置いている、江戸期から伝わる「背候診」の考え方を中心に説明し、ついでに背部への刺鍼の様子も、動画でお見せしたいと思います。

 

 

しかも今回は、これまでに講義してきた内容も、13時からガンガン再配信されます!

 

(なんと5コマ中4コマが東洋医学!!素晴らしい!!)

 

 

再配信も含めて、是非すべて御視聴下さい☆

 

 

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なお、Dr’s Prime Academiaは、医師、医学生限定の勉強会であり、内容もそれにアジャストした内容になっているのですが、私の講義に関しては、

 

多くの鍼灸師の方や鍼灸学生の方から「視たい!」という要望をこれまでに多数頂いたため、別途こちらから申し込んでいただければ、

 

特別に後日、録画版を視聴できるということになりました。

 

 

東洋医学で救われる可能性のある患者さんのため、一生懸命やりますので、皆様ぜひ、御視聴下さい。<m(__)m>

 

 

 

 

 

 

 

 

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Dr’s Prime Academiaで喋ってきました。

2022.09.06

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ここんとこ、何かとバタバタし過ぎていて、報告ブログが遅くなりましたが、8.27(土)、医師、医学生のための勉強会「Dr’s Prime Academia」にて喋らせて頂きました!!

 

 

この、ゴリゴリの西洋医学の第一線の先生方が講師陣をされている、医師、医学生を対象にした勉強会で、恐らく唯一の鍼灸師である、小生が喋らせて頂いているのは、とある医師の先生との御縁から実現しました。

 

 

最初はいつも通り、

 

「よーし、東洋医学の理解者を、1人でも増やすぞー (゚Д゚)ノ」

 

と、意気込んでいたんですが、他の先生方の講義がどうかは分かりませんが、前回(舌診)も前々回(脈診)も、さほど申込者は多くなく、リアルタイム参加は20~30名程度だったので、

 

「むうー、やっぱ、東洋医学の注目度ってこんなもんなんかな~~(*´Д`)」

 

とか、

 

「ま、俺ごとき無名が喋っても、所詮こんなもんだよねww(・ω・)」

 

とか、自虐的に考えていたんですが、今回は何故か、事前申し込みで100名越え、オンデマンドも合わせると137名が視聴して下さったとのことで、何故か軽く跳ねました。笑

 

 

今回のテーマは腹診だったので、腹診そのものの注目度が高いのか、こないだの病院総合診療医学会が良かったのか、何がどうなって、こうなったのかは分かりませんが(苦笑)、

 

いずれにしても、1人でも多くの医師、医学生に方に、まずは話を聴いて頂き、良かったと思って頂けたなら賛同して頂く、あるいは批評、批判して頂く、

 

ということが非常に尊く、大事なことだと思いますので、これは私にとって嬉しいことであります。

 

 

次回、9月は24日(土)の18:30~、内容は「背候診」で行います!!

 

(視聴者減ってたりして ww)

 

 

 

また近くなりましたら告知しますので、皆様ぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、第13回古典ライブを視聴しました。

2022.08.09

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8.7(日)の朝に行われた、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴しました!!

 

 

今回も藤本新風代表と、奥村裕一学術部長という最強コンビによる、岡本一抱(1655-1716)『万病回春病因指南』を題材に、「泄瀉(せっしゃ)・痢疾(りしつ)」というテーマでの講義でした。

 

 

 

 

誰でもが経験したことがあるであろう、「下痢」

 

 

東洋医学では大きく(細かく?)「痢疾」と「泄瀉」と呼んで、意味を分けています。

 

 

これは場合によって、半分生理、半分病理だったりします。

 

 

実に色々な状況で、この現象が現れます。

 

 

まあ多いのは、「物理的に冷えた時」「冷たいものを飲食し過ぎた時」「飲酒した翌日」「生理前」「生理前半」などなど。。。

 

 

生理現象として起こっているものを、無理に止めたらだめですし、病理現象として起こっているものについては、速やかに止めて、養生をキチッとしないと、ろくなことになりません。

 

 

尿や発汗の状況とのバランスを考えることも必須です。

 

 

これの判断のポイントは、下痢の状況(そのもの状況、前後の状況)と、脈診所見ではないでしょうか。

 

 

今回はその一つ一つの脈状に関して、相当丁寧に、一覧表にして説明して下さました。

 

 

なお、本ライブ配信は北辰会会員限定企画です。

 

 

 

これを機に入会の方はこちらからぜひ!!

 

 

 

 

 

 

 

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7.9(土)18時から「Dr’s Prime Academia」で喋ります!

2022.07.07

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7.9(土)の夜18時から、ドクターズプライムさんの企画で、

 

「東洋医学へのいざない 診察編②-舌診―」

 

という内容でオンライン講義致します!

 

(因みに無料です。)

 

 

お申込みはこちらから!!

 

(見逃し配信はありますが、オンデマンドではなく、後日決まった日時に再配信、という形になるそうです。)

 

 

前回までは「医師の勉強会」というタイトルの講座だったのですが、今回からは「Dr’s Prime Academia」という、カッチョイイ横文字の講座名に変わったそうです。

 

 

これにより、これまでは一回一回申し込みする必要があったのが、アカウントを作成すれば毎回ログインして視聴することできるようになったようです。

 

 

 

 

西洋医学では、舌癌の有無などを中心に、口内炎や歯周病など、口腔内の病変を察知し、あるいはそれを通じて全身性の疾患を疑う目的でなされる、口腔内の視診の一環としての舌診。

 

 

それに対して東洋医学では、舌の観察を通じて、なんと「全身の状態」を把握します。

 

 

しかもここでいう「全身の状態」というのは、

 

「八綱弁証レベルにおける陰陽の偏差(とりわけ寒熱を中心に)、また、全身における気血津液の偏在状況、流動状況、五臓六腑の病理状況、病邪の判別、また、それを通じて生命力(胃の気)の盛衰など」

 

という意味です。笑

 

 

まあ要は東洋医学における舌診というのは、舌を診ただけで、全身の生理状況、病理状況その他を、一括して診んが為になされるものであります。

 

 

先日書いたように、脈診もそうでしたね。

 

 

今回はそんな深遠な「東洋医学的舌診の世界」のエッセンスを、医師の先生方向けに、極力要約して噛み砕いてお伝えしようと思います。

 

 

内容は東洋医学ビギナーの医師の先生方にアジャストします。

 

(今回からは、リアルタイム参加は医師、医学生の方のみで、それ以外の方は後日アーカイブ配信、という形に、今のところはするようです。)

 

 

 

お楽しみに!!!

 

 

 

 

 

 

 

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ドクターズプライムで喋ってきました。

2022.06.23

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4月に二回ほどお邪魔して、東洋医学、鍼灸医学について語らせて頂いたドクターズプライム

 

(過去記事   参照)

 

 

・・・で、その時に聴講された臨床医の先生方から、なかなかの御好評を頂いたということで、今回からは北辰会は勿論、順天堂東医研でも、東洋鍼灸専門学校でも長年にわたって講義してきた

 

「東洋医学的診察法(体表観察)」

 

について、これからシリーズで講義していくことになりました。

 

 

まず最初は「脈診」からです。

 

 

多くの医師にとって、「脈診(Pulse diagnosis)」といえば、バイタルサイン(生命兆候)確認の一環として、いわゆる”心血管系”の異常を念頭に、

 

脈拍数(頻脈・徐脈)

律動性(不整脈)

血管壁の硬さ(血圧)

 

などを、聴診による心音や浮腫の状況、その他の心電図所見などとも組み合わせて診て、診断するための情報としてなされるものでしょう。

 

 

しかし、東洋医学ではなんと、脈診部位(橈骨動脈搏動部)で全身の状況を診る、というのです。

 

 

それも、西洋医学とは根本哲学、人体観を異にする「全身の状況」を、です。

 

 

このブログにこれまで何度も書いてきたように、東洋医学では、「気血津液」の通り道としての「経絡」があり、その正常な循環を保障する「五藏六府」があります。

 

 

【カテゴリ】

 

 

 

厳密にいえば、気とエネルギーは違うし、血と血液は違うし、津液とリンパ液、組織液は違うし、経絡と神経や血管系は違うし、五臓六腑と内臓は違います。

 

 

東洋医学では、全身各所の細かな機能や形態の異常を診ているのではなく、全身の機能のバランスの乱れを、こうした諸概念に置き換えて診ているのです。

 

 

今回はその辺を分かり易く説明したつもりでしたが、どの程度伝わったかはアンケートの結果を待ちたいと思います。(^^)

 

 

 

一人でも多くの医師が、東洋医学に興味を持って下さり、理解を示してくれることを祈りつつ、より質の高い講義が出来るように精進します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、ライブ配信を視聴しました。

2022.05.17

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5.15の日曜日は、朝から(一社)北辰会ライブ配信を視聴していました!

 

(休日に、布団から視聴できる嬉しさ。)

 

 

今回は本部の山本克仁先生と支部の坂井祐太先生による「体表観察実技解説」ということで、北辰会が日頃行っている体表観察実技指導に関して、

 

・よく出る質問

 

・よくやっている指導

 

を、各講師から事前に聞き取りし、それを紹介しながら、実技習得のポイントを解説するという、初級~中級の受講者にとってはありがたい講座だったと思います。

 

 

脈診にしても舌診にしても、その他の診察法にしても、受講者が直面する問題というのは、いつも大体共通しています。

 

 

・・・となると、指導する側としてはいつも同じような内容を指導していることになりますので、これを講師と受講者の双方で共有し、実技指導の時間をより有意義なものにしよう、という試みです。

 

 

いつも言うことなんですが、北辰会の各診察法はどれも学・術ともにまとまっており、学習しやすいものだと思いますが、月に一回勉強会に来て、

 

たった数時間教わっただけでは、流石にマスターレベルまで出来るようになるのは厳しいと思います。

 

 

月に一度の実技指導の場はあくまでも復習や課題の発見の現場にするべきであり、上達への鍵は、日々の臨床を、如何に問題意識をもって、

 

毎症例自分の中でフィードバックしながら行うことが出来るか、という、自助努力がどれだけ出来るか、にかかっていると思います。

 

 

また、各体表観察術の学・術に関しては、それぞれについて詳述した書籍が出ていますので、それを事前にしっかりと読んでくるということも、非常に重要な基本だと思います。

 

 

しっかりとした学術を得ようと思ったら、まずは自助努力、予習復習、これが基本ですよね。

 

 

一方で、今回の内容を聴いていて、体表観察の技術を正確に言葉で伝えることの難しさも感じました。

 

 

視聴していた初学者の中には、かえって混乱した人もいたのではないかと、危惧する部分もあります。苦笑

 

 

まあ北辰会は、日々こうやって自分たちの臨床を高めつつ、より良い教え方についても苦心しつつ、40年以上やっているわけです。

 

 

今後もこの「自助努力」を続けるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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