東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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七死の脈① 雀涿脈

2018.01.26

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北辰会では、以前少し語ったように、脈診については「胃の気の脈診」と名付けて、胃の気の盛衰を診ています。

 

 

ここでいう「胃の気」というのは「生命力」そのもののことです。

 

 

生命力が盛んであるか、衰えているかは、脈に如実に映し出される、それを明確に感知できるようになれば良い、という立場です。

 

 

どんな治療であれ、治療後に胃の気が回復したことを確認できれば、それはうまくいっている、と判断することが出来ます。

 

(ただ、いくら良性の変化でも、もちろん一過性ではダメですが。)

 

 

・・・ところで、脈の中には、「ヤバい脈」というものが存在します。

 

 

診た瞬間、「ん、これは良くない!」と判断できる脈です。

 

 

こういう脈を見つけたときは、手を出さない方が無難ですが、手を出しても変化が見られないときは、すぐさま自分よりもウデのいい先輩なり、

 

信頼できる専門病院なりに送るべきです。

 

 

そういう脈のことを「怪脈」とか、「七死の脈」と言います。

 

 

これについては、江戸中期、山延年(やまのべみのる:名前の読み方について諸説あり)の著書『脈法手引草』の中に書かれています。

 

 

『脈法手引草』は、昭和38年に、医道の日本社より、岡部素道先生によって校閲版が出版されています。

 

(岡部先生、サスガいい仕事してくれてますね~~)

 

 

そしてこの中にある「七死の脈」については、蓮風先生も『胃の気の脈診』の中で解説しておられます。

 

 

一つ目は「雀涿脈(じゃくたくみゃく)」

 

 

これは簡単に言うと、やや沈んだ不整脈の、速くて堅い脈です。

 

 

橈骨動脈の拍動部を少し押さえないと触れず、しかも堅い、速い、不整である、この条件が揃うと、「ヤバい!」となります。

 

 

「雀啄(じゃくたく)」というのは、刺鍼の際の補瀉の技術でも使われるいい方なんですが、読んで字のごとく、「雀が啄(ついば)むように」といいうことで、

 

自然界の雀の嘴の動きを見てると分かるように、速く鋭く、チョンチョンと指に触れる脈、という意味です。

 

「雀啄」を含む記事 参照

 

 

この脈を診たら、あと4、5日は持つけど、脾胃が動いていない脈なので、終いには亡くなってしまう、と書かれてます。

 

 

これに相当する脈は、末期がんの患者さんなどで、亡くなられる寸前に何度か診たことがありますが、現代では、病院に入院している患者さんで診ることが多く、

 

その場合は点滴が入っていることが多く、まるで”ふやけた”ように、強制的に血脈が緩まされていて輪郭がぼやけている面があるため、

 

「堅さ」についてはさほど感じない、という印象が、個人的にはあります。

 

 

 

続く

 

 

 

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今年は脈診の年か?

2018.01.25

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来年度の北辰会のカリキュラムスケジュールが発表されました。

 

 

今年は私の担当科目に「胃の気の脈診」が当たっています。

 

 

北辰会の脈診法である「胃の気の脈診」については、以前このブログでも簡単に紹介しました。

 

胃の気の脈診⑧ 衝和と弦急の脈   参照

 

 

しかもこのテーマは毎年、学生さん用に少しレベルを落として、東洋鍼灸専門学校では喋っています。

 

 

北辰会で喋るのは5年ぶりくらいですかね。

 

 

しかも今年は偶然にも、四国医療専門学校で三月に喋る内容も「胃の気の脈診」です。

 

来春、四国で喋ります!! 参照

 

 

まあ鍼の神からの、

 

「今年は脈診をやれい!」

 

という啓示でしょう。

 

 

謹んで、慎んで、やらせていただきます。<m(__)m>

 

 

山延年『脈法手引草』にある「七死の脈」の話を書こうと思ったら、全然違う文章になってしまった。。。

 

 

まあこれはこれで、また書きます。(笑)

 

 

 

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「紅汗」について考えてみましょう。15

2018.01.21

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このシリーズ、ちょっと空きましたが、せっかくなんで、『金匱要略』、現代中医学の内容くらいはカバーしましょうかね。(笑)

 

「紅汗」について考えてみましょう。目次

 

 

◆小建中湯と衄

 

 

『金匱要略』「血痺虚勞病脉證并治第六」にこうあります。

 

 

「虚勞裏急.悸..腹中痛.夢失精.四肢痠疼.手足煩熱.咽乾口燥.小建中湯主之.」

 

 

簡単に訳しますと、

 

 

「正気の弱りが中心の病で、動悸、鼻血、腹痛、夢精、四肢のだるさや痛み、手足のほてり、口やのどの渇きがあるものは、小建中湯がいいよ。」

 

 

となります。

 

 

ここで、「小建中湯」という薬は、「麦飯」ってどうでしょう?? 7でチラッと紹介しましたが、有名な「桂枝湯」の中の芍薬という生薬の量を倍にし(桂枝芍薬湯)

 

そこにさらに膠飴(こうい:水あめのこと)を加えたものです。

 

 

僕も飲んだことがありますが、非常にスッキリと甘くておいしい漢方薬です。(笑)

 

 

ここで説かれているのはそもそも虚労の病ですから、体力を回復させる必要があります。

 

 

しかし、ここで面白いのは、正気の弱りが本質だとしても、腹痛のような冷えっぽい症状と、鼻血や火照りなどの熱っぽい症状が混在していて、

 

それを同時に調整するのに小建中湯を使うところです。

 

 

だいぶ昔に書きましたが、脾胃は上下や陰陽のバランサーとしての機能があります。

 

脾・胃 参照

 

 

「建中」というくらいで中焦の気を建てることで、バランサー機能を発揮する。

 

 

鍼でも非常に色々なやり方で治すことが出来ます。

 

 

生理と病理が分かると、大変楽しい世界です。

 

 

 

続く

 

 

 

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「『難経』に罪はない」を読んで

2018.01.11

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先日の鍼灸医学史研究会の後の懇親会で、尊敬している某先生と「五行」『易』の話になった。

 

鍼灸医学史研究発表会に行ってきました!!   参照

 

 

で、すぐに過去の論文を送っていただき、読ませていただいた。

 

 

10年前(2008年)の『季刊内経』の別刷で、内容は

 

「『難経』に罪はない」

 

というもの。

 

 

これは、当時の内経医学会の会長であった島田隆司先生への反対論文、という感じのもの。

 

(反対論文と言っても、この論文を書いた先生と、島田先生は普通に仲良いようですよ。仲いいけど、意見が違えば論文で主張し合う、いいことです。)

 

 

島田先生の『難経』へのご見解に対して、同意できる部分と出来ない部分を分けて、特に同意できない部分に関して、その理由を論じています。

 

 

非常に分かりやすく、陰陽五行の歴史、『難経』の内容をまとめてくれております。

 

 

今から15年くらい前、難経を1難から81難まですべて通読しましたが、その時に感じた一番の感想は、

 

「難経と言えば”五行”というイメージがあったけど、何これ、思いっきり”陰陽”の本じゃん!」

 

というところです。

 

 

私のその感想を、思い出させてくれました。

 

 

そして、陰陽調和を説くのに、なぜあそこまで五行論を縦横に用いるのか、『難経』が成立した歴史的背景から推測、考察しておられます。

 

 

 

 

今年は、香川で、東京で、「胃の気の脈診」について講義します。

 

 

久々に『難経』の話を大いに盛り込んでいこうと思います。

 

 

 

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「紅汗」について考えてみましょう。5

2017.12.04

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前回のお話

 

「紅汗」について考えてみましょう。  参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆『宋本傷寒論』の「辨陽明病脉證并治第八.」の条文

 

 

ここに、

 

「陽明病.口燥但欲漱水.不欲嚥者.此必衄.」

 

と、出てきます。

 

 

簡単に訳しますと、

 

「陽明病にかかって、口が乾燥するけど、すすぐだけで飲みたがらないものは、鼻血が出るはずだ。」

 

と言っています。

 

 

「陽明病」というのは、カゼがちょっと深く入ってしまったやつのことを指し、

 

「胃家実是也(いかじつこれなり)」

 

という言葉で言い表されます。

 

 

陽明病というのは、胃腸の実証病変を言う、というほどの意味です。

 

 

そして陽明病というのは、浅い位置から深い位置まで、熱が籠ったような病変が非常に多いのが特徴です。

 

 

胃腸の実熱を、深さに応じて上手に治療するのが、陽明病の治療の眼目でしょう。

 

 

この条文の場合は、口が乾くけど飲みたがらないということは、熱が胃の腑に籠ったわけではなくて、もっと上の部位の、陽明胃経の経絡上に籠ったことを示唆しています。

 

 

・・・で、内熱によって血脈が内から破けて、出血すると。

 

 

だからこれは「陽明病の変証」であり、熱が籠っている部位を特定し、綺麗に清熱しないといけません。

 

 

「太陽病」の時のように、単純に治る兆しとは考えない方がいいでしょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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「紅汗」について考えてみましょう。

2017.11.25

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以前、「鼻血」についてチョコっと書きました。

 

鼻血の色々   参照

 

 

カゼの治りかけの時に、ドロッとした鼻血が出てスッキリしたとか、経験ある方も多いんじゃないでしょうか?

 

 

今日はもう少し専門的に、この「鼻血」という現象について考えてみましょう。

 

 

鼻血のことは東洋医学では「衄(じく)」「鼻衄(びじく)」と言います。

 

 

有名な『傷寒論』に、「衄」という記載が21カ所、散見されます。

 

『傷寒論(しょうかんろん)』という本 参照

 

 

『宋本傷寒論』の弁脉法のところに、

 

「趺陽脉浮.浮則爲虚.浮虚相搏.故令氣籌.言胃氣虚竭也.脉滑則爲噦.此爲醫咎.責虚取實.守空迫血.脉浮.鼻中燥者.必衄也.」

 

と出てきます。

 

 

これを簡単に訳すと、

 

『足背動脈の拍動が浮いてたら虚だよ。胃の気が弱ると気が上逆して嚥下困難が起こるよ。もし脈が滑でしゃっくりが出るのは医者の誤治によるものだよ。

 

虚を実として治療しちゃったからだよ。また、脈が浮いてて鼻の中が乾いていたら、鼻血が出るよ。』

 

 

という条文です。

 

 

まあここでは、足背動脈の拍動の状況を調べるという、珍しい脈の診方を提示してくれているところと、この場合の鼻血はちょっと良くないやつのことですね。

 

 

鼻の中が乾く理由は色々ありますが、正気の虚によって乾くとすれば津液の虚ですね。

 

 

理由は腎虚や脾虚など、色々考えられると思います。

 

 

とりわけ脾が弱っていると、鼻血に結び付きやすい。

 

「脾」って何ですか?(その9)  参照

 

 

 

続く。

 

 

 

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そろそろ忘年会シーズン到来☆

2017.11.11

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11月に入りますと、もう忘年会シーズンです。

 

 

清明院では、12月はバタバタするので、11月のうちに大きい忘年会は済ませてしまいます。

 

 

二十四節気でも立冬を過ぎ、四時陰陽の微石の脈を頭に置きながら治療にあたっています。

 

胃の気の脈診② 四時陰陽に従う脈 参照

 

 

古代人は面白いとこ診てますねえ。

 

 

冬は収斂、収蔵の季節。

 

 

この時期の睡眠不足+暴飲暴食(特に酒)は、ヤバい場合があります。

 

 

それは冬に出なくても、春にとびかかってきます。

 

 

よくよく気をつけましょう。

 

(半分以上自戒。(苦笑))

 

 

 

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最近の症例 ⑤ 慢性扁桃炎、咳

2017.10.21

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こないだ、何となく書き始めたシリーズ。

 

最近の症例 ① 抗がん剤治療後に発症した諸症状

最近の症例 ② 男児のネフローゼ

最近の症例 ③ 生まれつきのアトピー

最近の症例 ④ 好酸球性肺炎     参照

 

 

せっかくなんで、もう少し紹介しましょう。

 

 

患者 30代 男性

 

主訴 慢性扁桃炎による痰、咳、咽喉の異物感

 

随伴症状 咽喉の渇き、めまい

 

現病歴 清明院初診の3年前より発症。病院、漢方、鍼灸と、色々試したが良くならない。

 

(何か治療をすると、症状少し落ち着くが、完全には改善しない状況。ピーク時を比較すれば症状の強さは半分以下の状況)

 

既往歴 突発性難聴 慢性鼻炎

 

弁証 肺胃不和 湿痰 

 

配穴 明らかにしない

 

経過 初診後、咳、痰が改善。

 

遠方であり、多忙でもあることから、漢方の先生の力を借りる。

 

(処方名は明らかにしない)

 

現在、経過良好。ほとんど崩れなくなっている。

 

 

他の治療院の鍼灸や漢方でダメでも、清明院のやり方考え方でならうまくいく症例、というのがある。

 

 

 

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「麦飯」ってどうでしょう?? 7

2017.07.09

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これまでのお話

 

「麦飯」ってどうでしょう??

「麦飯」ってどうでしょう?? 2

「麦飯」ってどうでしょう?? 3 

「麦飯」ってどうでしょう?? 4

「麦飯」ってどうでしょう?? 5   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆もち米、東洋医学的にはどうか。

 

 

これまで書いてきたように、もち米のことを東洋医学では「糯米(だべい)」と呼びます。

 

 

糯米は、古くは単に「稲(イネ)」と呼ばれ、春秋戦国時代には、かの孔子が食養生に薦めたことで有名なようです。

 

「孔子」を含む記事 参照

 

 

そして、糯米の根とぎ汁、ぬか、発芽した糯米にもそれぞれ薬効があると考えられており、重視されてきました。

 

 

ただ、前回述べたように、糯米は粘りが強く、消化に負荷がかかるため、小児や老人等、消化機能の低下した人には常食はあまりお勧めできません。

 

 

常食すると動悸、皮膚炎、眠気、酒とともに摂ると酔いが抜けにくくなるなどと、僕の好きな李時珍先生『本草綱目』に書いてあります。

 

「李時珍」を含む記事 参照

 

(上記の症状への解釈はまあ、熱化する、脾胃をいためる、というほどでいいんじゃないでしょうか。)

 

性味は温で甘、苦、臓腑では脾肺を養うといわれ、効能としては補中益気、温中止痢、止消渇、止汗とあります。

 

カテゴリ「脾胃」 参照

カテゴリ「肺大腸」 参照

 

(肺を養うのが意外な気がしますが、経絡や東洋医学的な肺の生理を知っていると、なるほど、と分かります。)

 

 

脾虚による慢性の下利や脱肛、軽い貧血なんかには、お粥にして摂るといいようです。

 

(ただし、陰虚内熱型にはダメですよ☆)

 

 

温性であるため、内熱や陰虚のきつい人が食べてしまうと、状態を悪化させる恐れがありますね。

 

 

現代の研究では白濁尿の原因であるフィラリア象皮病の原因であるマレー糸状虫(いずれも寄生虫の一種)に効くとか。

 

 

ちなみに、有名な漢方薬である「小建中湯」に含まれる重要な生薬である「膠飴(こうい)」、つまり水あめの原料は糯米粉(あるいは粳米粉や小麦粉)であり、

 

糯米から作った膠飴が一番いい、といわれているようです。

 

(温性、粘り気の観点で、他をリードしているのでしょう。)

 

 

桂枝湯の中の芍薬を倍にしたら桂枝加芍薬湯、それに膠飴(水あめ)を加えたら小建中湯、という、『傷寒論』を勉強していると良く出てくる言い回しがありますが、

 

膠飴は中焦と肺を温め潤しつつ、症状を緩和し、一部の毒を解毒してくれるわけですね。

 

 

 

続く

 

 

 

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「麦飯」ってどうでしょう?? 5

2017.07.07

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これまでのお話

 

「麦飯」ってどうでしょう??

「麦飯」ってどうでしょう?? 2

「麦飯」ってどうでしょう?? 3 

「麦飯」ってどうでしょう?? 4   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆白米、東洋医学的にはどうか。

 

 

今日は白米の東洋医学のお話。

 

 

かなり前にチョロッと書きましたが、東洋医学では白米(うるち米)のことは粳米(こうべい)といい、もち米のことは糯米(だべい)といいます。

 

「大寒」とお餅 参照

 

 

もうあの記事から6年半も経っていることにひきましたが(苦笑)、今回はもう少し詳しく述べてみましょう。

 

 

粳米性は平、五味は甘、苦であり、脾胃を養う、と言われます。

 

カテゴリ 「脾胃」 参照

 

 

効能としては補中益氣、健脾和胃、徐煩渇、止痢、と言われます。

 

(要は胃腸、消化吸収機能をシャンとさせて、上下のアンバランスを調えるわけですな。)

 

 

しかし、当然ながら、粳米ばかりでは偏りますから、色々な食材を足しましょう、と、よく言われます。

 

 

家庭療法として面白いのが、鼻血が出た際に、米のとぎ汁を少し飲む(同時にゴマ油か大根の汁を点鼻する)とか、

 

乾煎りした米を煎じて飲み、夏バテや食欲不振や乳幼児の嘔吐に使ったり、お粥に蓮子を入れて不眠に使ったりと、

 

幅広い応用法があるようです。(゜o゜)

 

 

ただいずれにしても、お米のみ、という偏った摂り方は止めましょう、と言われます。

 

(まあ、別にそんなんしねーよ、って感じですがネ。(*‘∀‘))

 

 

次回はもち米(糯米)について考えてみましょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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