東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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立春前のカゼ

2014.01.28

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24節気では大寒を過ぎ、一週間以上経ちました。

こうなるともう、大寒と言うよりは、”立春前”という感じ。

日差しに、風に、確実に春木の気が入っております。

春は、五行では「木(もく)」。

木は、人体では「肝の臓」と「胆の腑」。

邪気では「風(ふう)」。

「五行」って何ですか?(その8)
「胆」って何ですか?(その12)
「肝」って何ですか?(その13)
「風」「火」について         参照

ここらあたりが、ざわついてきますネ、この時期は。

・・・まあ、かと言って、木にばっかり注目してても治せないんですが。

こういう時期的な問題と、その患者さんそれぞれの素因とを考慮して進めないと、この時期のカゼはうまく治せない。

インフルエンザも来てますね。


ヤル気満々☆

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奇経八脈の謎②

2013.12.08

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前回のお話・・・

 


奇経八脈の謎
 参照

 

今日はまた一つ、楽しい話。(笑)

 

何だったか思い出せないが、何かの本かサイトで読んだ、

 

「葉先生の医案(カルテ)をみると、奇経八脈はもちろん枢軸であるが、そのもっとも重要な機能は、

肝の臓を調整することである。肝の臓は女性の先天であり、陰性なので、凝結し鬱滞しやすい、

すると気が滞って、血もまた滞る。」

(秦天一)

というような言葉。

 

(『臨証指南医案』だったかな・・・?(苦笑) ちょっと文章が正確じゃないかもしれないけど。。)

 


北辰会方式では、あらゆる病の治療において、非常に注目される「肝の臓」。


「肝」って何ですか?(その13) 参照

 

何故なら、この「肝の臓」こそは、現代人に非常に多い、「七情の過不足」からのあらゆる病の形成に、深く関わる、と考えているからです。


本ブログ 
「七情」まとめ 
スタッフブログ 
内因(まとめ)
 参照

 

七情の過不足に、肝の臓が大きく関わり、その肝の臓を調整するのに、奇経八脈が関わる。。。

 


で、その奇経八脈を調整するのには・・・。

 

鍼灸では・・・。

 

22日、お楽しみに!!(笑)

 

けっきょく、宣伝になってしまった。。。(゚∀゚)

 

 

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「憋気(へっき)」という病

2013.10.20

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こないだ、とある先輩から、「憋気(へっき)」という病の存在を教わりました。

「憋気(へっき)」というのはまあ、東洋医学的な病名みたいなもんです。

しかし、実は東洋医学をけっこう勉強している人でも、あまり聞きなれないこの病・・・。

日本語版の中医学書に、あまり出てないんですね。これ。

そこで、中国の詳しい本で調べてみると、現代人に意外と多い病のことを示しているようです。

『中医症状鑑別診断学 第2版』によると、「憋気(へっき)」とは、

◆胸の中が塞がったように通じず、鬱してのびやかでない。呼吸がしにくいものを指す。

とあり、似たような症状の「胸悶(きょうもん)」よりももっと重篤なものを指すようです。

原因となる臓腑の異常としては

1.肝の臓

2.心の臓

3.脾の臓と腎の臓

4.痰飲の邪気

が関与するものがあり、心、脾、腎が関与するのものでは、正気の弱りが関与する場合が多く、これらの3臓の働きは密接にかかわるので、

重層的に病んでいるケースも多いそうです。

 

要は正気の弱りが関わってくるようなものは治しにくい、ということです。

 

呼吸がしにくいのに、肺の病ではない、というのもポイントでしょう。

因みに肝、心、脾、腎、痰飲については、このブログでも触れています。

「心」って何ですか?(その7)
「肝」って何ですか?(その13)
「脾」って何ですか?(その9)
「腎」って何ですか?(その11)
「怪病多痰(かいびょうたたん)」という言葉
「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について            参照


また、『雑病源流犀燭(ざつびょうげんりゅうさいしょく)』という本に、「胸は、肝の分」という記載があり、これも興味深いです。

・・・まっ、たまには、こういう話も。(笑)

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とある湿疹の患者さん

2013.09.08

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8月から見えている、とある湿疹の患者さん。

(さらに…)

「膀胱の腑」が興味深い

2013.07.28

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相変わらず難病のオーダーが多い清明院なんですが、こないだ、興味深い症例を経験しました。

 

まあ、あまり詳しくは言えませんが、小便に関する症状、お悩みであります。

 


以前書いたように、東洋医学では、小便というのは、直接たまるところは「膀胱の腑」です。

「膀胱」って何ですか?(その5) 参照

 


この「膀胱」という、一見東洋医学的にはなんてことない臓腑が、なかなか重い意味を持っているなあと、最近非常に感じています。

 

三焦の腑、小腸の腑、腎の臓、脾の臓、肺の臓、肝の臓などと複雑に連携を図り、「水の代謝」「衛気の動き」に大活躍しています。

 

これが最近、非常に興味深くてねえ。。。

 

勉強し直しております。

 

まあ、完全に独り言です。

 

ふっふっふ。(笑)

 

 

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「膝痛」について喋ってきました!!

2013.07.10

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今日は東洋鍼灸専門学校で、「膝痛」について喋ってきました!!

鍼灸師であれば、誰もが必ず相談されるであろう、「膝痛」。。。

老人の変形した膝、スポーツマンの使いすぎた膝、十代の成長期に痛みの出るもの。。。

臨床の現場では、実に色々なものがあります。

これもまれに、骨の悪性腫瘍や細菌性の炎症があるもの、骨折があるものなど、注意が必要なものがあります。

東洋医学では、主に肝の臓腎の臓などの臓腑の弱りや、何らかの邪気が膝の部分の経絡経筋の気血の流れを阻害したもの、と考えて治療します。

膝と肝の臓の関係については、以前副院長がスタッフブログに書いていました。

膝と肝の臓(その4) 参照

まあ、膝だから肝の臓が悪いとか、腰だから腎の臓が悪いとか、そういう短絡的思考はしませんが、実際にこれらの臓が関与することが多いのも事実です。

体の部位によって、特定の臓腑が関与しやすいというのは、面白いですね。

じゃあお腹は?胸は?顔は?首は?足の裏や手のひらは??

・・・と、疑問が次から次に湧いてきますな☆(笑)

僕のような浅学菲才がそう思うぐらいですから、歴代の医師たちはみんな、そういう問題について考えています。

で、答えや見解を出しています。

こうやって、徐々に学術を深める。

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気圧が下がると気血はどうなる!?

2013.07.06

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毎日ムシムシしております。


こりゃムシできませんな。(爆)

・・・というわけで、今日は気圧が下がった場合、人体の気血はどのように変化するのか、考えてみたいと思います。

これ、実は結論から言うと、人によって違いますので、一概に言えません。(笑)

本来は、一人一人について、個別に考えないといけません。


でもそれを言ってはおしまいのなので(苦笑)、ちょっと考えてみたいと思います。



そのそも、気圧とは何か。


これは、気体の圧力のことです。

 

(笑・・・そのままですが。)


大気(空気)というのは、気圧の高いところから低いところに移動します。


この、移動する時の、気体の圧力を「気圧」というわけですな。


気圧の高低差が大きいほど、大気は激しく動きます。


で、低いところには、大気が集まってきますので、上昇気流が生まれます。


で、上昇気流によって水蒸気も上空に上がって、雲ができて、曇り空になってジメジメし、その雲が徐々にぶ厚くなって、

水滴がデカくなってくると、場合によっては雨が降ると。


人体の場合は、気圧が低ければ、上昇気流によって空気中の酸素量が減るため、副交感神経が優位になり、場合によっては体がだるくなったり、

 

やる気がなくなったり、喘息発作が誘発されたりする、と言われております。


東洋医学的には、緊張がゆるみ、気血の動きが緩慢になり、停滞する、といった感じでしょうか。


もうちょっと言うと、「肝の臓」の疏泄作用や、「脾の臓」の運化作用あたりに影響を及ぼし、ここらがもともと弱い人にとっては、

何らかの症状惹起につながるよ、というほどの理解でよいと思います。

「肝」って何ですか?(その13)
「脾」って何ですか?(その9)   参照


まーそもそも「気圧」の発見をしたのは、1640年代~1650年代のヨーロッパだそうですから、東洋医学にはその概念自体、

もともと存在しやしません。

また、自然界では普通、気圧の変化に伴って、気温、気湿など、さまざまな要因が複合的に変化しますし、そういった自然環境の変化”のみ”を受けて生きているわけでもありませんので、

 

気圧の変化だけをもって、画一的に何かを語るのは難しいでしょう。

 

しかしながら、こういったことを考える、というのも重要です。

 

 

◆参考サイト

 

Wikipedia 「気圧」

科学の歩みところどころ「第一回 大気圧の発見からボイルの法則へ」

 

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脳卒中と鍼灸 その7

2013.07.02

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これまでのお話・・・


脳卒中と鍼灸 その1
脳卒中と鍼灸 その2
脳卒中と鍼灸 その3
脳卒中と鍼灸 その4
脳卒中と鍼灸 その5
脳卒中と鍼灸 その6

 

では、続きいきます!

 

 

◆半身不随の続き

 


東洋医学においては、

「右がやられると左に症状が出る」

という臨床事実は、2500年前の『黄帝内経霊枢』の中の経筋篇(13)の中で、

”維筋相交(いきんそうこう)”

という言葉を使って、既に認識されています。


「維筋相交」というのは、「経筋」というものには左右交差しているものがあり、左を病んだ影響が右に出るのはそのためだ、という考え方です。

ちなみに経筋については 「肝」って何ですか?(その5) 参照。

 

『黄帝内経霊枢』経筋篇(13)の中では、交差するのは胆の腑に関する経筋や、奇経八脈の中の「蹻脈」などに限定されていますが、

実際はもっともっと色々な経絡経筋が、いわゆる”交差現象”を示し、上下左右前後を複雑に連携、連絡していると考えられます。


ちなみに「奇経八脈」については
こちら


・・・まあこのように、半身不随についても、東洋医学ではこうやって、脳神経ではなく、あくまでも臓腑経絡理論で説明します。

で、問題なのは、その経絡経筋に起こった気血の不通が、起こった段階で早期に改善できずに、慢性化してしまうと、なかなか「再び通じさせる」ことが困難である、

 

ということであり、ここは西洋医学と共通しています。

 

これはなぜかと考えてみると、人間というのは生きてる限り、バランスを取ろうとする力が働いていますので、片側の経絡経筋に重大な気血の不通が起こったら、

 

”不通が起こっているなりに”全身のバランスを取ろうとします。

 

最低でも生命は守ろうとします。

 


ですので、様々な悪条件が重なり、脳卒中(東洋医学では”中風”)が起こってしまっても、人間はすぐさまそれを回復させ、全力で持ちなおそうとします。

 


半身不随というのは、それを体が一生懸命やった結果、最終的に、左右のどちらかの半身が麻痺した状態でも、生命だけは保つところまでは持ち直せたけど、

 

そこで落ち着いてしまった、という姿なのです。

 

だから中風が起こっても、すぐさま「治る力」がしっかりと働き、麻痺が残らない人もいます。

 


あるいは、半身麻痺どころか、完全寝たきり状態や、言葉も喋れなかったり、知能まで障害されてしまう場合もあります。

 

 

もちろん、亡くなってしまう人もいます。

 


その結果というのは、その患者さんが中風を起こした時に持っていた、「治る力」がどこまで働くか、に依存します。

 

ですので、この病は、急性期にここ(治る力)を最大限高めるような処置をして、後遺症を最小限にとどめることが大事なのです。

 


詳細は専門的になり過ぎるので述べませんが、東洋医学でも、さまざまな処置法があります。

 


実際に後遺症として症状が固定的になってしまったら、そう簡単に元通りになるものではありませんが、あきらめる必要はなく、リハビリテーションの手助けとしても、鍼灸は大変有効です。

 


清明院の往診事業部の患者さんには、そういう患者さんも多くおられます。

 


・・・いずれにせよ、東洋医学でも西洋医学でも、脳卒中(中風)が起こった時には、

 

1.まずは早期の正しい処置が極めて重要

 

で、

 

2.仮に後遺症が残ってしまっても、まだまだやりようはある

 

ということではないか、と思います。

 

 

脳卒中に関しては言い出せばまだまだあるんですが、一先ず終わり。

 

 

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脳卒中と鍼灸 その5

2013.06.11

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これまでのお話・・・


脳卒中と鍼灸 その1
脳卒中と鍼灸 その2
脳卒中と鍼灸 その3
脳卒中と鍼灸 その4

 

ではでは、続きいきます!

 

 

今回は、脳卒中に伴う急性期、慢性期の数々の症状を、東洋医学ではどう考えるのか、というお話です。

 

◆卒倒して意識不明、意識混濁

 


これは、重症の脳卒中で起こる症状です。

東洋医学的には、正常な精神活動に大きく関わる臓腑、つまり肝の臓、心の臓、あるいは脳、こういったところを、急激に痰や風などの、

何らかの邪気が襲い、まともに機能しなくなった時、意識不明になったり、意識が混濁したりする、と考えます。


「肝」って何ですか?(その13)
「心」って何ですか?(その7)  参照

 

これは、発症した時の迅速で的確な処置が肝要で、倒れた時点できっちり戻せないと、その後も慢性的に意識不明、あるいは意識混濁状態になってしまいかねない、大変コワい症状です。

 

◆言語障害

 


これについては、正常な発語に関わる臓腑、つまり肺の臓や、発声に直接関わる機構である「声帯」を養う経絡経筋が大きく障害された時に、発症します。


本人にとっては、伝えたいことがうまく伝えられないという、大変つらい症状ですね。

 

◆めまい

 


これは、軽度から重度の脳卒中で起こりますが、主に上焦における気血の左右のバランスを大きく崩すと、平衡感覚が狂って、発症します。

また、何らかの原因で、上焦における気血が不足した場合にも、発症します。

一口にめまいといっても、ぐるぐると目が回るようなものから、左右にぐらぐらと揺さぶられるような感覚のもの、あるいは立ち上がった時にフラッとしたり、

 

グウーッと沈み込むような感覚がして、立っていられなくなるようなものなど、色々な種類のものがあり、それぞれ、関係する臓腑、邪気の種類など、病態が違います。

具体的には、肝の臓、胆の腑、風邪、湿痰、こういったものが関わることが多いです。

「胆」って何ですか?(その12)
カテゴリ 邪気(発病因子)   参照

 

・・・長くなったので、次回は続き、とても重要な「半身不随」からいきます。

 

 

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再び「頭痛」について喋ってきました!!

2013.06.06

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昨日は、東洋鍼灸専門学校にて、再び「頭痛」について喋ってきました!!

今回、初めて同じテーマで2回に渡って講義しています。

なんで「頭痛」に時間をかけるのかというと、「頭痛」という症状が大事であることもあるけど、それよりも、使用している教科書である

『東洋医学臨床論 はりきゅう編』

の、「頭痛」の項に、

「外感病と内傷病」

であったり、

「東洋医学における”痛み”とは何か」

であったり、

「腎の異常」や「肝の異常」、「気血生成のメカニズム」、「痰飲や瘀血などの病理産物」

などなど、非常に重要な内容(テーマ)を多くはらんでいるからです。

こういう基本的なことが頭に入ってないと、あらゆる症状を訴えて患者さんが見えた時に、それが東洋医学的にどういう意味を持つのか、

どういう経過で治っていくのか、どういう治療方法が考えられるか、さっぱり分かりません。

脈だけ診て、受け売りの稚拙な技術で、ヤレ腎虚だのヤレ肝虚だのとノタマッテも、その「腎」って何なのか、「肝」って何なのか、「虚」とはどういう状態なのか、

 

で、それが今現在のこの症状とどう結びつくのか、こういうことがクリアに分かってないと、患者さんに東洋医学的な治療を提供することは不可能です。

当然、結果も出ません。

たまにいい結果が出たとしても、それは単なるマグレです。

医学にはなりません。

・・・おー、ちょっとヤル気が出てきたぞ。

学校教育。(笑)

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